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〔試合評〕ぞくぞくする田中が帰ってきた! 完全復活の121球。田中将大のソフトバンク戦通算投手成績掲載──2012年6月29日(金)○楽天イーグルス6-0ソフトバンク

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○楽天イーグルス6-0福岡ソフトバンクホークス


■ハイライト映像


先攻・ソフトバンクのスタメン・・・1番・明石(一)、2番・本多(ニ)、3番・松田(三)、4番・ペーニャ(指)、5番・内川(左)、6番・長谷川(右)、7番・柳田(中)、8番・今宮(遊)、9番・細川(捕)、先発・山田(左投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(ニ)、3番・松井稼(遊)、4番・フェルナンデス(一)、5番・中島(左)、6番・高須(三)、7番・枡田(指)、8番・牧田(右)、9番・岡島(捕)、先発・田中(右投)


エース・田中、完全復活を感じさせる今季初完封の121球!

ぞくぞくするような田中が、ようやく戻ってきた。

やはり、8回表だ。直前の7回裏、味方打線がスコア0-0の均衡を破って敵失で1点を先制していた。重要所のイニングだったが、田中はこの試合、初めて得点圏に走者を背負い、最大のピンチを迎える。

先頭の長谷川に3-0から3-2まで戻すも四球で歩かせ、続く柳田は討ち取ったバウンドゴロも、この回から守備固めでセカンドに入っていた“職人”藤田がまさかのファンブル、さらに今宮には3-2から三遊間をしぶとく抜かれて1死満塁。バッターボックスに向かうのは代打・小久保。

田中のスイッチがバチッと入る。

身体じゅうから見えないオーラが立ち上る。

普段は神の子マー君が「投神」に変わる瞬間である。

思わずのけぞるように驚いてしまったのは、1-2と追い込んでから小久保を空振り三振に討ち取った外いっぱいの149キロ速球ではなく、縦のスライダーだ。直前の今宮に追い込んでから何度か見きわめられていた縦のスライダーのキレが、小久保の打席時、より一層鋭く落差大きくなっていたのだ。小久保はこの球を初球、3球目で空振りした。追い込まれても小久保の脳裏にはこの変化球の存在が強く焼き付いている。そのため、最後は完全な振り遅れの空振り三振となったのだろう。

なおも2死満塁、打席は明石。ここは一転、力で押す投球でねじ伏せていく。

初球152キロ速球が原点=アウトローにビシィッと決まると、その後もこの日最速154キロを2度計測する速球主体の配球。追い込んでから明石に2度ファウルでくらいつかれるも、最後も151キロ速球。

岡島のミットはアウトコースを要求していたが、それより中に入る甘い球になった。明石はその絶好球を心地よく振り抜いたかにみえたが、球威が勝った。飛球は余裕を残しながら前進してくるレフト鉄平のグラブに収まり、3アウト。飛球の行方を見届けた田中はマウンド上で身体を一回転させてガッツポーズ!

8回表の攻防が完全な分岐点となった。直後の裏、ここまで楽天打線を3安打に抑えてきたソフトバンク先発・左腕の山田の好投が遂に“陥落”する。1死後、楽天打線は5連打の猛攻。松井稼(遊安)─フェルナンデス(中安)──鉄平(中ニ/打点1)──高須(左安/打点2)──枡田(左越三/打点1)の長短打辛めて4点をあげると、さらに相手ワイルドピッチで1得点。この回一挙に5点をあげて試合を決めた。

楽天打線が1イニングに5本の安打を集めたのは4/25オリックス戦の6回、6/11DeNA戦の3回に続く今季3度目となったが、1イニングに5連打は今季初の快挙である。1イニングに5得点は6/11DeNA戦の3回に続いて今季最多タイのビッグイニングとなった。(なお、ビッグイニングにしては珍しくこの回「残塁ゼロ」)

田中は9回もマウンドに上がり、スコアボードに最後のゼロを入れる。121球で今季初の完封勝利。相手打線を“零封”勝利は今季8度目。エースの圧巻の名投で、リーグ戦再開後の3カード、これで初戦3連勝となっている。

これでチーム成績は66試合32勝31敗3分の3位は変わらず。ゲーム差は1位・ロッテと5.5、2位・日本ハムと3.0、4位・ソフトバンクと2.0、5位・西武と2.5、6位・オリックスと6.5となっている。なお、各種成績は下記のように推移している。


◎ソフトバンク戦・・・9試合5勝4敗
◎6月月間成績・・・20試合9勝10敗1分
◎直近10試合成績・・・10試合6勝3敗1分
◎Kスタ試合成績・・・30試合13勝15敗2分

◎ナイトゲーム成績・・・43試合22勝20敗1分
◎カードの初戦・・・26試合13勝11敗2分
◎先制した試合・・・34試合24勝9敗1分
◎相手先発左投手試合・・・29試合11勝17敗1分



ソフトバンクキラーは健在の田中将大

この試合、田中は史上327人目となる1000投球回を達成した。田中のプロ初登板は07年3/29のソフトバンク戦。このときは1回2/3で6失点というほろ苦デビューも、プロ4試合目の同年4/18ソフトバンク戦では杉内と投げ合い9回2失点でプロ初勝利を挙げている。この試合前データで田中はソフトバンク戦に25試合登板、うち24試合で先発し、20試合でクオリティスタートをマーク(QS率83.3%)、13勝3敗1セーブの防御率2.19を残していた。

シーズン別のソフトバンク戦防御率をみても、1年目の2007年こそ4.53だったが、2008年は2.03、2009年からは1点台に突入し1.85、2010年は1.01、沢村賞受賞した2011年は37イニングを投げてソフトバンクに奪われた失点は僅か1で防御率0.24となっている。


■楽天・田中将大 ソフトバンク戦 通算投手成績
※2012年6/29試合前データ
20120629DATA1.jpg

20120629DATA7.jpg
HANREI.jpg


牧田と、鉄平と、高須と、枡田と・・・

この試合8安打を記録した楽天打線。銀次の1回中安、中島の4回三安、牧田の7回投安、松井稼の8回遊安、フェルナンデスの8回中安、鉄平の8回中ニ、高須の8回左安、枡田の8回左越三の8本だ。

中でも牧田、鉄平、高須、枡田が印象に残った。6月月間打率.143と打撃に悩める牧田の投安は7回1死2塁で生まれた。2-2からの内角球。完全などん詰まりのボテボテゴロがサード方向に転がる。しかし、牧田の懸命な1塁全力疾走がこれを処理した山田のタイムリーエラーとなる悪送球を誘う。送球が逸れて球がテンテンとしている間、2塁から高須がホームに帰り、スコア0-0の均衡を破る貴重な1点、終わってみれば決勝点が楽天に入ったのだった。

8回1死3,1塁でみせた鉄平の一撃も見事だった。2-1からのバッティングカウント。捕手の構えは外角なものの逆球で真中高めに抜けた変化球を完璧に捉えて、バックスクリーン右の右中間スタンドにワンバウンドで飛び込んでいくタイムリーとなるエンタイトルツーベースに。これで楽天のリードは2点となり、ベンチの指揮官の目尻も思わず下がる貴重な1本となった。

(ちなみに、今季楽天のエンタイトルニ塁打は、4/1ロッテ戦・嶋の右ニ、6/13ヤクルト戦・岩村の右ニに続く3本目。全てKスタ)

今季はなかなか得点圏打席で好結果が出ない高須にも走者2人を呼び込むタイムリーが生まれたのも朗報であるし、枡田の左翼フェンスぎりぎりとなる三塁打も大きかった。枡田の長打率は.565となり、もちろんチームトップの数字である。


■楽天・田中将大 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cut=カット、Cur=カーブ
vs右打者53球=St21、Sl19、Sh8、Fo4、Cut1
vs左打者68球=St29、Sl19、Sh11、Fo7、Cur2
20120629DATA4.jpg

「今日のピッチングで復活したと、もう確信しています」

9回、打者32人に121球(1人当たり3.78、1イニング当たり13.44)、被安打は散発の5(全て単打)、奪三振6、与四球1、失点0、自責点0。

星野監督も認めた「去年のような将大」がそこにいた。「(田中に球数を)投げさせたいんですが、追い込まれてはいけないという気持ちがあるんですよね」。実況の上野晃がソフトバンク打線の心の内を代弁する。

対戦32打席のうち、勝負を2球以内で終わらせた打席は10(31%)、3球以内は14(44%)、4球以内は実に22(69%)。逆に球数を多く投げさせたといえる6球以上は6(19%)も、そのうち4打席は終盤8回9回に集中しており、ソフトバンク打線はまさに上野晃アナの実況どおりの心模様となっていたようだ。


■楽天・田中将大 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120629DATA3.jpg


■ソフトバンク・山田大樹 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者78球=St42、Sl11、Cur1、Ch24
vs左打者51球=St24、Sl21、Cur5、Ch1
20120629DATA6.jpg

7回1/3、打者32人に129球、被安打6、奪三振3、与四球3、与死球1、失点4、自責点3。

敗戦投手にはなったが、山田の好投も光った。中でもストライクゾーンを両サイド・高低めいっぱい利用した配球が印象的だった。

■ソフトバンク・山田大樹 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120629DATA5.jpg



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