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〔試合評〕万事休すの9回、土壇場で草野の全力疾走で同点。延長戦ドローに──2012年6月25日(日)△楽天イーグルス4-4千葉ロッテ

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△楽天イーグルス4-4千葉ロッテマリーンズ
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■ハイライト映像


先攻・ロッテのスタメン・・・1番・岡田(中)、2番・根元(遊)、3番・今江(三)、4番・サブロー(指)、5番・角中(左)、6番・大松(一)、7番・里崎(捕)、8番・鈴木(ニ)、9番・荻野貴(右)、先発・吉見(左)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(ニ)、3番・松井稼(遊)、4番・フェルナンデス(一)、5番・中島(指)、6番・高須(三)、7番・定岡(左)、8番・牧田(右)、9番・小山桂(捕)、先発・釜田(右投)。


ロッテ3連戦、スイープならず

末恐ろしい若気の至り。交流戦を制した原巨人をも呑みこんだサンデー釜田で、開幕カードのお返しをするはずだった。だが、試合展開は劣勢の後手後手に。楽天は追いつくのが精いっぱい。9回表に1点を勝ち越された楽天は、その裏の回、土壇場で追い付き、スコア4-4で今季4試合目の延長戦に突入。11回まで戦うも3時間31分の激闘は、ドローに終わった。

試合後、指揮官は悔しさを滲ませていたが、個人的な印象としては負けなくてよかったなというもの。もちろん、開幕カードの借りを返す今季2度目の3連戦3連勝とし借金完済、その勢いのまま、週明け火曜日からの東京ドームでの2位・日本ハム3連戦に臨みたいという気持ちは判る。しかし、この試合、安打数は楽天が6本に対し、ロッテは13本。塁打数では楽天が7に対し、ロッテが15。与四死球、失策、盗塁を含めた獲塁数では楽天が10に対し、ロッテが18と、いずれも水を空けられるかたちとなっており、ここは価値ある引分けだったととらえたい。

1回表は堂々の立ち上がりをみせた釜田だった。“サンデーレジェント”は今日も約束されているのでは?という内容だった。1番・岡田を球威で圧倒した感のイージーな遊ゴロに討ち取ると、好調の2番・根元には緩急で攻め自身の打撃を許さない中飛、3番・今江にはファウルを打たせて追い込むと、高めの速球で空振りを誘い、三振。三者凡退のスタートだった。

しかし、2回だった。先頭の4番・サブローに2-0とボール先行。どうにか2-2の並行カウントまで持ち直すものの、結局、そこから制球が定まらずに歩かせてしまう。バッターボックスに迎えたのは釜田と同郷の角中。このままの勢いで規定打席に到達すれば打率ランキングで初登場1位に顔を出すという好調の5番打者である。

0-2とあっさり追い込むことに成功するものの、3球目、気の抜けたようなフォークがストライクゾーンに入ってしまった。打たれた瞬間、左翼線をきれていくのでは?と思われた飛球が、ライン際いっぱいに入るフェンス到達ニ塁打に。長躯した1塁走者に本塁を踏まれ、先制失点を許してしまう。その後、大松の右飛で積極的な走塁(右翼が牧田だというのに!)をみせ三進していた角中は、その後、里崎の高いバウンドの投ゴの間に本塁に帰ってきている。(楽0-2ロ)

釜田は3回にも角中にやられるかたちとなった。2死からだった。今江の当たりが三遊間奥深くへの内野安打となり、続くサブローには投球が縮こまってしまったのか、ストレートの四球。2死2,1塁で角中。初球、カーブが高めに抜けたところを振り抜かれ、ふわっとしたフライヒットが右前に着弾。これが適時打となって1点を失った。(楽0-3ロ)

ロッテ先発・左腕の吉見の前に3回まで3イニング三者凡退に抑えられていた楽天打線だったが、ようやく4回に反撃を開始。先頭の聖澤がセカンド左、ニ遊間を破っていく中前安打で戦端を切り開くと、すさかず足でニ塁を陥れ(今季28個目の盗塁)、銀次の進塁打で三進すると、キャプテンの適時打でホームに帰ってきた。(楽1-3ロ)

6回には先頭の小山桂が安打出塁、続く聖澤が犠打失敗したものの、松井稼がストレートの四球で歩く。2死2,1塁、この回「慎重になりすぎた」という吉見の守りに入った所を、4番・フェルナンデスの勝負強さが打ち砕いた。3-0から低めの球をおっつけてバット一閃。飛球は右翼ラインを襲い、走者2人をホームに迎え入れる同点打のタイムリーニ塁打となる。(楽3-3ロ)

釜田は7回にサブローにこの試合3度目の四球で歩かせて2死2,1塁、打席には因縁の角中を迎えた所で、マウンドを片山に譲り御役御免。この場面は片山が外のスライダーで角中のバットに空を切らせて三振で抑えた。

スコアボードが再び動いたのは9回だった。表のロッテがイニングまたぎのラズナーを攻める。先頭の岡田が一ニ塁間を破って出塁すると、その後2死3塁でサブロー。この試合、満足にバットを振らせてもらえなかった鬱憤をここで晴らすかたちになったのか、ラズナーの角度のついた低め速球を得意の右打ちで一ニ塁間を破り、ロッテが勝ち越しに成功。(楽3-4ロ)

直後の裏、今度は楽天も食い下がる。先頭のフェルナンデスがおっつけ初球打ちの右前安打で出塁、続く中村が送って1死2塁、今季初打席を迎えた代打・草野(先日ガルシアがぎっくり腰で抹消され、代わりに1軍昇格してきていた)の当たりは完全に詰まったボテボテのゴロも、草野の1塁全力疾走が遊撃・根元に焦りを生み、1塁送球が逸れ、これがタイムリーエラーに。楽天は土壇場で追いつくことに成功する。(楽4-4ロ)

延長戦に突入した両軍は、10、11回の2イニング、楽天は青山、ロッテは中郷がそれぞれ抑えて、3時間31分で引分けに終わっている。

これでチーム成績は62試合29勝30敗4分。ソフトバンクが敗れたため単独3位。ゲーム差は1位・ロッテと6.0、2位・日本ハムと5.0、4位・ソフトバンクと0.5、5位・西武と1.0、6位・オリックスと6.0となっている。なお、各種成績は下記のように推移している。

◎ロッテ戦・・・8試合3勝4敗1分
◎6月月間成績・・・16試合6勝9敗1分
◎直近10試合成績・・・10試合4勝5敗1分

◎Kスタ試合成績・・・29試合12勝15敗2分
◎デーゲーム成績・・・23試合10勝11敗2分
◎先制された試合・・・31試合8勝21敗2分
◎相手先発左投手・・・26試合9勝16敗1分


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初球攻撃と3-0攻撃

負けなかったこの試合のMVPは、全力疾走をみせた草野の走塁。これに尽きるものの、4番にすわったフェルナンデスのバッティングも価値あるものだった。郡山では得点圏で3度打席がまわり、いずれも初球打ちで凡退していたものの、Kスタに戻ってからの昨日と今日は、さすがに得点圏打率の高い勝負強い打撃をみせてくれた。

それにしても、3-0から打っていったことには少々驚かされたが、低めの変化球をうまくおっつけて右翼線に運んだ一撃は、この人の魅力を伝えるには充分すぎるほどの一撃だった。


■楽天イーグルス 2012年 3-0からのヒッティング


今季の楽天。3-0から打っていって打席結果が出たのは、どのくらいあるのか?と思って、調べてみた。ここまでこの試合入れて6打席。そのうち4打席がフェルナンデスで、3本ヒットを放っている。

9回、先頭打者としてまわってきた4打席目では、この試合3度目の初球攻撃をみせて、同点のチャンスメイクをお膳立てする安打出塁に成功している。フェルナンデスの初球打ちがヒットになったのは、実に久しぶりとなった。


■フェルナンデス 2012年 初球打ち打席結果
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■楽天・釜田佳直 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者56球=St36、Sl16、Sh1、Fo1、Cur2
vs左打者54球=St31、Sl8、Sh1、Fo4、Cur8、Ch2
20120624DATA13.jpg


投球時に体の開きが早くなる点を修正できず制球が乱れた

6回2/3、打者31人に110球(1人当たり3.55、1イニング当たり16.50)、被安打8、奪三振2、与四球3、失点3、自責点3。

報道によると「投球時に体の開きが早くなる点を修正できず制球が乱れた」という。ボール率でみると、ここまでの登板で目立って多いわけではなく、いつもどおりの数字だったのが確認できる。私は、体の開きが早くなってしまった弊害が空振り率に出たのでは?と思っている。


■釜田 登板日別 ボール率 空振り率
5/20阪神戦・・・《ボール率》35.6%、《空振り率》5.5%
5/27ヤクルト戦・・・《ボール率》42.4%、《空振り率》7.1%
6/3広島戦・・・《ボール率》35.3%、《空振り率》12.9%
6/10DeNA戦・・・《ボール率》36.5%、《空振り率》9.5%
6/17巨人戦・・・《ボール率》34.9%、《空振り率》6.2%
6/24ロッテ戦・・・《ボール率》36.4%、《空振り率》0.9%


この試合110球を投げて、奪った空振りは僅か1球。1回に今江を空振り三振に討ち取った148キロ高めの速球1球だけだ。釜田が好投する時は、変化球、特にスライダーの状態が良好のときが多い。外のスライダーで右打者から空振りを奪うことができるのだ。今日はそれがなかった。おそらく体の開きが早くなってしまったことで、ロッテの打者が球種をみきわめるのが容易になった、そう言えるかもしれない。序盤、変化球の精度も悪かったのも、その悪影響のためだろう。下記のように、ストライク率は4回まで60%を切る低さだった。

体の開きがはやくなってしまったのも、6/10DeNA戦で126球、9/17巨人戦で129球。ここ2試合連続で130球近い球数を投げてきたことの疲労による影響なのかもしれない。そのように勘繰ってしまうのは早計だろうか。


■釜田 変化球のストライク率 イニング別の推移
1回・・・50.0% (4-2)
2回・・・50.0% (14-7)
3回・・・54.2% (24-13)
4回・・・59.3% (27-16)
5回・・・66.7% (33-22)
6回・・・64.9% (37-24)
7回・・・65.1% (43-28)


■楽天・釜田佳直 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120624DATA12.jpg


■ロッテ・吉見祐治 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Fo=フォーク、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者57球=St17、Sl22、Fo2、Cur3、Ch13
vs左打者17球=St4、Sl10、Fo1、Cur2
20120624DATA15.jpg

やっぱり打てない左投手

吉見の成績は、5回2/3、打者22人に74球、被安打4、奪三振4、与四球1、失点3、自責点3。

楽天は6回にホセの勝負強い同点二塁打で吉見をマウンドから引きずりおろすことに成功したものの、決して攻略したわけではない。この試合の吉見との対戦打率は21打数4安打の.190。

特定の誰かが打てないのをことさらクローズアップするつもりはないのだが、高須の左投手打率が遂に.179になってしまった点が気がかりだ(67打数12安打)。直近30打席で僅か2安打、かなり心配である。


■ロッテ・吉見祐治 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
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◎◎◎関連記事◎◎◎
サンデー釜田の登板試合
〔試合評〕海を越える新旧背番号21の躍動。チームの危機を救うメモリアル勝利──2012年6月17日(日)○楽天イーグルス2-1巨人
〔試合評〕サンデー釜田好投も・・・救援陣5失点で投壊──2012年6月10日(日)●楽天イーグルス2-6横浜DeNA
〔試合評〕田中越えの新人王宣言。2勝目の楽天・釜田が今後好投するために必要なものとは?!──2012年6月3日(日)○楽天イーグルス3-1広島カープ

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トレード。

昨日は試合後に星野監督が怒っていたのが印象的でした。負け試合を拾った形だったので意外な感じがしましたが、ローテーション的には勝っておきたい組み合わせでしたし、3連勝をやり返すという強い思いがあったんだと思いました。次の日ハム戦に向けて気合を入れるというのもあったかもしれませんね。

そして内村選手の電撃トレードの報はびっくりしました。これからの楽天を背負う選手の一人として見ていましたし、育成から上がってきたところとか応援したくなる選手の一人だっただけに寂しい思いもあります。新天地は渡辺選手のいるDeNAですね。横浜でも頑張ってほしいと思います。このところ守備代走要員に甘んじていましたが、出場機会が増えるといいですね。

Re: トレード。

へてきちさん

こんにちは。コメント有難うございます。

> 昨日は試合後に星野監督が怒っていたのが印象的でした。負け試合を拾った形だったので意外な感じがしましたが、ローテーション的には勝っておきたい組み合わせでしたし、3連勝をやり返すという強い思いがあったんだと思いました。次の日ハム戦に向けて気合を入れるというのもあったかもしれませんね。

指揮官はやり返したい、3連勝したいという相当強い意志があったのでしょうね。6回にホセの同点二塁打で追いついた後、代打で中村を送った場面、2塁走者のホセに、しっかりリードしろや!というようなことを言ったのでしょう、激しい口調とジェスチャーで指示していた光景を思い出しました。

> そして内村選手の電撃トレードの報はびっくりしました。これからの楽天を背負う選手の一人として見ていましたし、育成から上がってきたところとか応援したくなる選手の一人だっただけに寂しい思いもあります。新天地は渡辺選手のいるDeNAですね。横浜でも頑張ってほしいと思います。このところ守備代走要員に甘んじていましたが、出場機会が増えるといいですね。

いやはや・・・寝耳に水とはこのことで。フィールド内を軽快に駆け回る内村のプレーを間近で見れないのが残念です。魔法の足にあの広大な守備範囲。きっと横浜DeNAでも活躍してくれることと信じています。

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