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〔試合評〕これは看過できない、楽天・星野監督以下首脳陣の重大なる不作為──2012年6月14日(木)●楽天イーグルス1-3ヤクルト

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●楽天イーグルス1-3東京ヤクルトスワローズ


■ハイライト映像




先攻・ヤクルトのスタメン・・・1番・ミレッジ(中)、2番・森岡(ニ)、3番・川端(遊)、4番・畠山(一)、5番・バレンティン(右)、6番・宮本(三)、7番・藤本(遊)、8番・相川(捕)、9番・松井淳(左)、先発・赤川(左投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(ニ)、3番・高須(三)、4番・フェルナンデス(一)、5番・ガルシア(指)、6番・中島(左)、7番・松井稼(遊)、8番・牧田(右)、9番・小山桂(捕)、先発・ヒメネス(右投)。


赤川ワールドにどっぷり浸かってしまったイヌワシ打線

「打てそうで打てないような感じがします」。

試合前、解説の松本匡史さんがヤクルト先発・赤川の印象を牧田に訊いた時、返ってきた言葉がこれだったという。ヤクルト4回戦はまさにそんな印象の赤川ワールド独擅場になってしまった。

下記に掲載した赤川の球種別投球詳細表のとおり、速球の平均球速は136.2km/h。スライダーは123.4km/h。シンカーは132.1km/h。ストレートは速くない。遅い球もなく緩急で打者のタイミングをはずしてくるタイプでもない。空振りが取れる絶対的な変化球を所持しているわけでもない。一見、凡庸な投手にみえがちだが、バッターボックスに立つとその印象が様変わりする投手なのだろう。

楽天打線は8回を投げた赤川の前に三者凡退が5イニング、回の先頭打者の出塁は8回に松井稼が左中間へスリーベースを打つまで、出塁することができなかった。

一方、楽天の先発・ヒメネスは四球も絡んでピンチの連続。1回は1死2塁、2回は1死2塁~2死3,1塁、3回は無死2,1塁と序盤得点圏に走者を背負う場面が続いた。3回は1死2,1塁から4番・畠山を併殺網にかけて難を切り抜けるも、再び無死2,1塁の危機となった4回にはその後1死3,1塁で中村にスクイズ(記録上は投犠選)、森岡に左前適時打を打たれ、2失点。6回にも犠牲フライで1点を失った。赤川が8イニング中7イニングで回の先頭打者を抑えていたのとは好対照に、ヒメネスは7イニング中4イニングで先頭打者出塁を許し(2四球2安打)、3失点は全てそのイニングから生まれていた。

これでチーム成績は56試合(144試合の38.9%消化)26勝28敗2分の借金2。順位は3位変わらず。ゲーム差は1位・ロッテと7.5、2位・日本ハムと5.5、4位・ソフトバンクが肉薄0.5、5位・西武と1.5、6位・オリックスと3.5となっている。なお、各種成績は下記のように推移している。交流戦、楽天が勝率5割で終えるには、残り3戦全勝しなければならなくなった。


◎交流戦成績・・・21試合9勝12敗の8位 (パリーグ内順位5位) 残り3試合
◎6月月間成績・・・10試合3勝7敗
◎直近10試合成績・・・10試合3勝7敗
◎Kスタ試合成績・・・24試合10勝13敗1分 ←地の利を活かせていない

◎ナイトゲーム成績・・・35試合17勝17敗1分
◎先制点を許した試合・・・27試合7勝19敗1分
◎相手先発左投手試合・・・22試合7勝15敗



20120614DATA2.jpg
HANREI.jpg


主将・松井稼頭央、戦線復帰!

右手首を痛めて2軍で療養・調整に当たっていた松井稼。当初16日の巨人戦で1軍合流とされていたが、前日の試合、代役で好活躍が続いていた枡田が死球を受けたこともあって、この日、枡田と入れ替わりで1軍登録、即、7番・遊撃でスタメン出場した。

マウンド上で苦しむヒメネスに再三声をかけにいく光景がみられた松井稼はバットでは4打数3三振も、8回にチーム唯一の得点をチャンスメイクした三塁打を左中間に放っている。(この当たり、レフト・福地が追いつきながらもグラブに当ててフィールドに転がった打球だったが、当たり自体は芯で捉えたものだった)

さらに守備では5つのショートゴロをしっかり処理。特に4回2死3,2塁のピンチで福地が三遊間、ショート左に放った強い当たりの、左前へ抜けていってもおかしくなかったゴロをしっかり逆シングルで追い着いたプレーは、この人らしさを感じさせてくれた。(上記映像参照)

まだ決して本調子ではないはずだが、今後、攻守両面での活躍が望まれる。個人的に強く期待したいのは昨年量産した二塁打だ。今季楽天のニ塁打数は6/13時点で57本。リーグで最も少ない。チーム長打率が低迷している1要因は、ニ塁打の少なさに起因する部分も大いにあるのだ。


聖澤がスランプに陥っているその理由

「交流戦に入ってから身体と喧嘩していた」。

羽村亜美さんのベンチリポートによると、聖澤はここのところのスランプをこのように表現したという。昨日先制打となった三塁打はその中でも理想というべき一撃で、あの当たりで身体と仲直りできたかもしれないとも語っていたそうだ。不振の理由は以前杉山賢人さんが指摘していたように、かかとに体重が乗り過ぎてしまっているとの自己分析で、頭では理解していながら身体がついてこない、そんな状況だったという。

この試合も、手打ちのような遊ゴ、平凡な正面の一ゴ、ひっぱりにいくも芯をはずされてしまった一ゴと三タコが続いた後、最後は右上腕部直撃の死球。底は脱っするも、まだまだ苦しみもがいているのが現状となっている。

ところで、この聖澤に関してネットで情報収集していたら、驚くべき事実を見つけてしまった。少し古いのだが6/9のスポニチアネックスの記事だ。引用する。


---引用開始---
不動の1番聖沢が欠場 田淵ヘッド「明日の先発?大丈夫」 (スポニチアネックス 2012年6月9日 22:41)

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/06/09/kiji/K20120609003434870.html

 今季、楽天の不動の1番だった聖沢が欠場した。昨季はチームで唯一、全144試合に出場し、2010年シーズン終盤から8日の今季51試合目まで続いていた連続試合出場が213で止まった。

 欠場の理由は腰から脚にかけての張り。疲労していても出場させるチームの方針があったことを問われた田淵ヘッドコーチは「そんなので(症状を)長引かせたらしょうがない。明日の先発? 大丈夫だと思う」と話した。
---引用終了---



首脳陣の不作為

記事文中に「疲労していても出場させるチームの方針があった」との記述がある。ここで言う疲労とは軽度のものではなく、相当深刻な疲労であっても・・・というニュアンスになってくる。

というのも、6/5阪神戦の聖澤の4打席目を目撃されたファンの方なら御理解頂けるはずだ。そこには、ふらふらになりながら打席に立ち続けていた異様な光景の聖澤がいた。疲労困憊の極限に達していた聖澤がそこにはいた。翌日完全休養となるかな?と思ったら、今季初の休養はさらにその数日後6/9中日戦だった。

《参照》6/5阪神戦、8回4打席目の聖澤の画像はfacebookでどうぞ。
http://www.facebook.com/#!/photo.php?fbid=443316112345568&set=a.205388146138367.54109.191617490848766&type=1&theater


そういえば、昨年の暮れ実施した当ブログのインタビューで、苦しかった夏場の過密日程について「厳しかったですね。僕も体調を崩した時期もありました。体調が悪いからスタメンをはずしてくれって自分から(首脳陣に)言ったケースもありました」と漏らしていたのを、思い出す。しかし、チーム事情から戦力として簡単にはずすわけにはいかないとのことで、打順が負担が少ないであろう9番に固定されたということだった。

今シーズン、イーグルスは怪我人続出の異常事態だ。首脳陣が思い描いていたフルラインアップで戦った試合は、ひょっとすると1試合もないかもしれない。そういう状況の中、チームは「疲労していても出場させる」方針を掲げ、疲労蓄積でコンディションを落とした選手がいた。その選手は目覚ましい好活躍を続けていたがやがてスランプに陥り、結果、チーム全体の得点力が低下、ひいては勝敗にも影響を及ぼす事態になった。

かりに百歩譲歩して、首脳陣が聖澤の疲労度を全く把握していなかったのなら──それはそれで問題あるが──仕方が無いのかもしれない。しかし、上記記事では、少なからず判っていたけど出場させてきたのでは?と疑念を抱かせるような内容になっている。

これを首脳陣の不作為と言わずして、なんと言えばよいのだろう?

このような事例をみるにつけ、2010年にブラウン監督がシーズン序盤から主力選手に定期的に休養を与えていたその選手運用も一理あったなと思わざるを得ない。

《過去エントリ》【雑感/記録】 ブラウン監督の采配を考える!  スポーツ報知「主力抜き8戦全敗!休養策が裏目・・・」記事を徹底検証!(2010.4.30)
http://plaza.rakuten.co.jp/shibakawa/diary/201004300000/

以下、両軍先発投手のデータのみ掲載して、終わりにする。


■楽天・ヒメネス 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Ch=チェンジアップ
vs右打者65球=St36、Sl29
vs左打者54球=St30、Sl13、Ch11
20120614DATA4.jpg


■楽天・ヒメネス 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120614DATA3.jpg


■ヤクルト・赤川克紀 球種別投球詳細
vs右打者57球=St37、Sl6、Sin14
vs左打者42球=St19、Sl10、Sin13
20120614DATA6.jpg


■ヤクルト・赤川克紀 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120614DATA5.jpg



◎◎◎関連記事◎◎◎
昨年のヤクルト戦
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No title

>疲労していても出場させるチームの方針・・・
 体調管理のさじ加減は難しい部分があります。例えば09年の鉄平選手は指を骨折していたのにもかかわらず強行出場をして結果を残しました。当然逆のパターンもあり、聖澤選手はそちらになりました。
 私は適度に休ませながらやってほしいですが、現実に采配を決定するのは監督です。残念ながら、体調管理に対して星野監督には様々な「実績」があり、今季も青山投手に5連投を命じるなど不安を感じさせる采配をしています。しかし今日の試合でも聖澤選手を下げるなど変化させている部分もあるので見守るよりないでしょう。

 救援投手の起用法が一つの注目点だろうと思います。というのは今月救援した投手は登板数が多く、これ以上の登板数増加が望めませんが、交流戦が終わり試合数が増えるからです。
小山伸 26登板(1軍26、2軍0)→67登板ペース(144試合換算)
ハウザー 26登板(1軍21、2軍5)→67登板ペース
青山 25登板(1軍25、2軍0)→64登板ペース
ラズナー 18登板(1軍13、2軍5)→45登板ペース
片山 23登板(1軍15、2軍8)→59登板ペース
  ※2軍は3/30以降の登板数



 記事とは関係ないですが、先日「岩村選手は16打席」というコメントをしたのですが、「少なすぎる」との返答でした。その通りで、16打席は少なすぎですね。ご指摘の通り前半戦くらいは見ることになりそうです。とりあえず長打は出ているので良いのかもしれません。

Re: No title

dondondondonさん

コメントありがとうございます。

> >疲労していても出場させるチームの方針・・・
>  体調管理のさじ加減は難しい部分があります。例えば09年の鉄平選手は指を骨折していたのにもかかわらず強行出場をして結果を残しました。当然逆のパターンもあり、聖澤選手はそちらになりました。

全くですね。氷山の一角=誰の目にも明らかな重大故障なら話は別ですが、その大半は外から見ただけではなかなか判らない部分でしょうし。場合によっては本人ですら気付かないこともあるでしょうね。私達の場合でも、心地よい疲労の時ほど集中力やモチベーションが上昇するという事例はしばしば経験するところです。ただ、やっぱり、普通は鉄平の例のほうが珍しく、逆の聖澤のパターンのほうが大半かと思います。

>残念ながら、体調管理に対して星野監督には様々な「実績」があり、今季も青山投手に5連投を命じるなど不安を感じさせる采配をしています。しかし今日の試合でも聖澤選手を下げるなど変化させている部分もあるので見守るよりないでしょう。

おっしゃるとおり「実績」作りましたよねえ。御指摘の青山5連投。単なる5連投ではなく5日間連続での連投ですから・・・あの時は記録樹立で世間は美談に湧きましたが、その後の救援失敗をみれば、やっぱり、ハイリターンの後にそれ相応のリスクがやってきて、肉体的にも精神的にも疲労による影響だったのかな?という印象に、どうしてもなってきます。あとは、嶋の骨折判明ですか。13日に事件は発生したのに、検査を受けて判明したのがそれから10日ほど経った後で5/24に抹消。この事例は嶋本人もまさか骨折しているとは思っていなかった可能性もありますが、素人目にもヤバかったですから、あの時点で検査をしておけば、空白の9日間を作らず、済んだ可能性は否定できません。釈然としない戦列離脱になりました。


>  救援投手の起用法が一つの注目点だろうと思います。というのは今月救援した投手は登板数が多く、これ以上の登板数増加が望めませんが、交流戦が終わり試合数が増えるからです。
> 小山伸 26登板(1軍26、2軍0)→67登板ペース(144試合換算)
> ハウザー 26登板(1軍21、2軍5)→67登板ペース
> 青山 25登板(1軍25、2軍0)→64登板ペース
> ラズナー 18登板(1軍13、2軍5)→45登板ペース
> 片山 23登板(1軍15、2軍8)→59登板ペース
>   ※2軍は3/30以降の登板数

そうなんですよね。6月は14日終了時で救援投手が担当したイニングは11回2/3に及ぶのですが、青山、有銘、小山、ハウザー、ラズナーの5人しか投げていないんですよね。有銘は1四球だけでしたから、事実上、4人。他には川井や武藤、加藤大もいるんですが、16日の巨人戦まで出番がなく、相当登板間隔が空いてしまったのは、御存じのとおりです。確かに6月(~14日時点)に救援投手が起用されたシチュエーションは、18起用のうち11例が1点差以内、16例が2点差以内の接戦でしたから、上記の面々に負担がかかってしまう部分はどうしてもあるとは思うのですが、もう少しなんとかならなかったのか?と感じます。

救援投手は実際試合で投げなかった日でも試合展開によってはブルペンで肩を作っていることがあります。その辺は目に見えないインビジブルな球数として、水面下でしっかりカウントされて、救援投手のコンディションに影響を与えていくのでしょうね。ふだん忘れがちになりますが、留意しなくてはならない点です。

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