FC2ブログ

〔試合評〕楽天・星野監督の頭を悩ませる2つの懸案。テレーロの賞味期限と聖澤の打撃不振──2012年6月5日(火)●楽天イーグルス1-3阪神タイガース

スポンサーリンク



チケットぴあ
ビックカメラ.com

おかげさまで、ブログ村「楽天イーグルス」部門1位です。引き続き応援宜しくお願いします
にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村



●楽天イーグルス1-3阪神タイガース


■ハイライト映像


先攻・阪神のスタメン・・・1番・平野(ニ)、2番・大和(中)、3番・鳥谷(遊)、4番・金本(指)、5番・マートン(左)、6番・新井貴(三)、7番・ブラゼル(一)、8番・藤井彰(捕)、9番・柴田(右)、先発・岩田(左投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・内村(ニ)、3番・高須(三)、4番・ガルシア(指)、5番・フェルナンデス(一)、6番・中島(左)、7番・テレーロ(右)、8番・枡田(遊)、9番・小山桂(捕)、先発・美馬(右投)


青山浩二、5月月間MVP初受賞!

本日、5月月間MVPに青山が受賞との吉報が舞い込んできた。ラズナーが離脱した中、あのNPB史上4人目という6連投による6試合連続セーブなどで安定感のある好活躍をみせた。現在、楽天が貯金生活ができている最大の功労者と言っても過言ではない存在だ。救援投手の月間MVP受賞は2006年9月のMICHEAL以来、楽天では球団初の快挙となった。

試合前におこなわれた記者会見で、青山は下記のコメントを残していた。


記者:その結果、5月はフォアボールが1つということで、キャンプからの練習の成果が出たのではないでしょうか?
青山:そうですね。フォアボールは監督が一番嫌うので。打たれる分には何も怒られないというか、そんなに細かいことも言われないので。そういうこともあって、どんどん攻めていった結果が出たと思います。



闘将から四球は厳禁と言われている中、ストライクゾーンの中で積極的に攻めのピッチングが貫けたということだろう。

ところが、どっこい、阪神3回戦だ。

スコア1-1の同点で迎えた9回裏1死走者なし、バッターボックスに右のマートンを迎えたところで、二番手・ハウザーの後を受けてマウンドに上がった青山は、前述の舌の根も乾かないうちに・・・という背信の投球になってしまった。

同点の場面で青山をマウンドに上げる。この投手起用は何も珍しいものでもなんでもない。解説の杉山賢人氏も指摘していたように、延長戦でよくみられるように、最も信頼のおける好投手から先に注ぎ込んでいく采配で、楽天ではスリーマウンテンズが確立した2010年に何度か見られた。理解できる運用だ。

その青山だったが、ところがどっこいだったのだ。マートン、新井貴に対していずれも3-2から「局面打開のスライダー」(by yahooテキスト速報さん)がアウトコースに微妙にはずれて、連続四球。1死2,1塁でブラゼルには1-1から落ちきらない変化球を右翼線へ痛烈に弾き返され、これが決勝点となる(楽1-2阪)。その後、スクイズ作戦で飛び出した3塁走者を小山桂が刺すも、ファーストゴロに討ち取ったはずの藤井彰をベースカバーに入らなかった自らの怠慢守備で内野安打にしてしまい、さらに柴田にも四球。2死満塁で御役御免となった。

四番手で出てきたのは久々の1軍登板となった「め組のひと」も制球定まらずに押し出し。最後は小山が出てきてようやく火消しに成功するも、9回にまさかの2点を失い、裏は藤川球児に締められ、イーグルスはスコア1-3で惜敗となっている。

これでチーム成績は49試合24勝23敗2分、3位は変わらず。1位・ロッテとのゲーム差は6.5、2位・日本ハムとは3.5、4位・ソフトバンクとは3.0となっている。なお、各種成績は下記の推移である。


◎交流戦成績・・・14試合7勝7敗で6位 (パリーグ4位)
◎6月月間成績・・・2試合1勝1敗
◎Kスタ成績・・・21試合9勝11敗1分

◎2点差以内成績・・・29試合13勝14敗2分
◎先制された試合の成績・・・23試合6勝16敗1分
◎相手先発左腕成績・・・19試合6勝13敗



20120605DATA2.jpg
HANREI.jpg

青山の四球祭り、今季2度目の絶賛開催中!

今日の青山は例の四球祭りだったと捉えたい。青山が何かに取りつかれたかのように四球を出してしまう、そんなケースが1シーズンで何度かある。その後、決まって好投をすることから、好投への通過儀礼と考えているのだけれど、この試合もそれだ。詳しくは下記エントリを参照されたい。

・〔試合評〕毎年恒例、青山四球祭、本日開催!──2012年4月28日(土)△楽天イーグルス3-3日本ハム


今季は4/28日本ハム戦(△3-3)で押し出し四球があった。下記成績表のとおり、その次の登板4/30から月間MVPをひきよせた好投の快進撃が始まったのだ。今日のピッチングで、今後再び好投してくれるものと前向きに信じよう。


■青山浩二 今季 登板日別 投手成績



聖澤、打率が遂に2割台に突入・・・

今季、嶋とともに打撃好調を維持し、楽天の得点力の根幹を成してきた聖澤が、ここへきて急速に調子を落としている。今日も、空振り三振、セカンドゴロ(これは痛烈な一撃もセカンド・平野の好守備に阻まれた・・・)、見逃し三振、ファーストゴロの4タコだった。これで交流戦打率は56打数11安打の打率.196、直近5試合は22打数1安打で、5/2に.355あったシーズン打率は遂に3割を割り込んで.296になってしまった。今季の聖澤の打率2割台は開幕直後4/3ソフトバンク戦の.278以来となる。

この日の解説は杉山賢人氏。調子を落としている聖澤に対して杉山氏は「交流戦前から少しずつ兆候が出始めていたんですよね。疲れとかもあると思うんですが、バットを構えて打ちにいくときに少しヘッドが中に入るんですよね。バットの先がピッチャー寄りに倒れてくるんですよね。それが逆にバットが出てこないんじゃないかな?とちょっと思っているんですけど」と解説していた。また「体重がかかとのほうにかかってしまう」とも。

象徴するのが、8回のファーストゴロに倒れた第4打席だ。0-1からの2球目の内角球をひっぱって1塁線きれていくファウルを打った後、体勢を崩してよろけて倒れてしまう光景がみられた。さらに3球目、外角のスライダーに対し、かなりの及び腰でぎりぎりバットに当ててファウルにした後、尻もちを突くようなかっこう。このようなシーンは今季全くといってよいほど見なかったものだった。(この打席、そんな自分にいらついているような光景もみられた)

データから診れば、ボール球に手を出してしまうボールゾーンスイング率が悪化している。開幕~交流戦前と、交流戦の数字を比較してみると、26.1%だったのが、交流戦内では38.8%に増加してしまっている。さらにいえば、ストライクカウント別の打率で1ストライク時に率を落としている。バッティングカウントで積極的に打ちにいっている、というより、早いカウントで打たされているといえる状況なのだ。


■聖澤諒 ストライクカウント別の打率 (6/3終了時)
0ストライク・・・《シーズン》.432、《交流戦》.385
1ストライク・・・《シーズン》.356、《交流戦》.143
2ストライク・・・《シーズン》.224、《交流戦》.160



6/3終了時、パリーグで全試合出場の選手は17人。楽天では聖澤ただ1人である。この中で、外野手は、聖澤の他に、中田、糸井、陽、内川、栗山の6人。外野守備イニングでいえば、下記のとおり、リーグ5番目に多いイニングを外野守備に就いていることになる。相当、疲労が溜まっているのでは?と心配になってくる。facebookのフォロワーさんからは、どこか体の悪いところをかばっているかのようでした...との声もいただいた。

もしこの打撃不振が、疲労からくるものであれば、休養を!と求めたい。全試合出場を目標にプレーしているのではなく、チームがAクラス入りすること、優勝することが目標で戦っているのであるから、休養日を設けてもらいたいと思う。しかし、松井稼や牧田、嶋ら主力選手の多くを故障で欠く現在、たとえ1試合だとしても聖澤をなかなかスタメンのラインアップからはずすことが困難なのも事実。首脳陣のにとっては悩ましい問題がまた1つ増えたといえそうだ。


■パリーグ全試合出場選手(6/3終了時)
ロッテ(48試合)・・・サブロー
日本ハム(51試合)・・・田中賢、中田、糸井、陽、稲葉
楽天(48試合)・・・聖澤
ソフトバンク(52試合)・・・松田、明石、内川
オリックス(50試合)・・・後藤、李大浩、バルディリス
西武(46試合)・・・栗山、中島、ヘルマン、中村



■全試合出場の外野手 守備イニング
陽岱鋼・・・450回1/3。全イニング中堅出場
糸井嘉男・・・450回1/3。全イニング右翼出場
中田翔・・・449回1/3。分母は450回1/3。全イニング出場。1イニングのみ一塁。
内川聖一・・・443回2/3。分母は455回2/3。左翼=130回2/3、中堅=39回、右翼=274回
聖澤諒・・・424回。分母は426回。全試合中堅
栗山巧・・・402回。全イニング左翼出場



指揮官の頭を悩ませるもう1つの懸案、テレーロの処遇

悩ましい問題といえばテレーロである。この日、鉄平が1軍に合流したことで、テレーロをはずせという声が再び高まっているように感じる。しかし、現在、チームに必要なのは長打を打てる打者だ。下記表のとおり、交流戦前にあったチームOPS.632は6/4時点で.616まで下がり、リーグ5位となってしまった。出塁率で言えばかろうじてリーグ4位で踏みとどまっているものの、交流戦前リーグ4位だった長打率は西武、オリックスに抜かれて現在最下位だ。この部分を手当てしなければ、今後のペナントレース、さらに厳しい戦いを強いられることは必至という情勢である。


■チームOPS、出塁率、長打率
20120605DATA9.jpg


テレーロはその長打力を打ってくれそうな秘めたる素質を持っていると思われている。今後のテレーロに期待されているであろう長打力(恐らくホームランは最低でも15~25本あたりか?)を、鉄平を始めとする他外野手が補うことができるか?といえば、現実的ではない。しかし、テレーロを我慢強く使い続けたからといって、隠れていた長打力を掘り当てることができるか?といえば、それも未知数なのだ。首脳陣にとっては難しい判断のしどころがきたな、というイメージになってくる。

先日の中継で実況の加藤じろうアナが興味深いことを言っていた。テレーロはフロント主導ではなく星野監督自ら獲得に動いた助っ人マンだというのだ。wikipediaをみたら「ロッキーズオーナーのチャーリー・モンフォートが東北楽天ゴールデンイーグルス監督の星野仙一から相談を受けたことから、楽天の入団テストを受け」との記載がある。自ら動いて自ら獲得を決めた選手なだけに、はずそうにもはずせない大人の事情もありそうだ。また、解説者がことごとく試合前の練習でスイングを褒めるものだから、諦めがつかない・まだ期待したい部分もあるのだろう。しかし、どの時期まで期待するのか?どこで見切りをつけるのか?この判断は、見ものだ。

で、一番困るのが、美馬、釜田、辛島らシーズン通しての実績がない若手投手が疲労が溜まる夏場、各球団の対策が始まるリーグ戦再開後に捕まり、現状の安定感が崩れてしまうこと。一方、得点力は頼みの3外国人がいまひとつ不発で長打力不足が解消されず、なかなか上がってこないこと。こうなると、現状-1の得失点差のマイナスがどんどんかさみ、チームが失速...これが一番困るのだ。


■楽天・美馬学 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sin=シンカー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cut=カット、Cur=カーブ
vs右打者53球=St8、Sl25、Sin1、Sh9、Fo3、Cut3、Cur4
vs左打者62球=St24、Sl14、Sin6、Sh2、Fo7、Cur9
20120605DATA4.jpg

7回1/3、打者28人に115球(1人当たり4.11)、被安打5、被本塁打1(金本)、奪三振8、与四球1、失点1、自責点1。

美馬については機会があれば別エントリでスカウティングレポートを書いてみたいところなので、簡潔に触れる。好投報われずという内容だった。対戦打者28人中7人を3ボール以上にさせてしまった球数過多も、獲得アウト22個のうちゴロアウトは(犠打含むと)11個、奪三振は8個と、2戦連続で上々の内容となった。

この試合は、先発転向で最もストレートの割合が少ないゲームとなった。(下記表参照)
ストレートの割合は前回42.5%から急落し27.8%に。カーブも割合を減らし、スライダーが増、その他の変化球も11.5%から大幅増の26.6%となり、多彩な変化球で阪神打線に狙い球を絞らせなかったともいえそうだ。


■美馬学 登板日別 先発球種割合
20120605DATA7.jpg



■楽天・美馬学 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120605DATA3.jpg


■阪神・岩田稔 球種別投球詳細
vs右打者77球=St31、Sl22、Sh10、Fo2、Cut9、Cur3
vs左打者29球=St13、Sl11、Sh3、Fo1、Cur1
20120605DATA6.jpg


■阪神・岩田稔 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120605DATA5.jpg



◎◎◎関連記事◎◎◎
昨年の阪神戦
【試合評】 2011年5月28日(土) ○楽天イーグルス3X-2阪神タイガース。連敗ストップ。横川の一振りがKスタに虹をかけたタイガース1回戦
【試合評】 2011年5月29日(日) ●楽天イーグルス1-2阪神タイガース。アニキの一発に沈んだイーグルス
〔試合評〕2011年6月18日(土)○楽天イーグルス2-1阪神。雨に振りまわされた3回戦も楽天、松井稼の一振りでからくも辛勝
〔試合評〕2011年6月19日(日)●楽天イーグルス0-7阪神。拙攻・拙守で永井の足をひっぱり今季8度目の零封負け...


---------------------------------------------------------
初めて当ブログにお越し頂いた方、何度か当ブログに閲覧頂いている皆様。もしブログの内容を気に入って頂けましたらRSSリーダーの登録よろしくお願いします
---------------------------------------------------------
ご感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球、楽天と関係のないもの、通りすがりなどハンドルネームがいい加減なものは御遠慮申し上げております
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございました。各種ブログランキングに参加してます。皆様の応援の1票が更新の活力源です。宜しくお願いします。現在ブログ村「楽天イーグルス部門」1位

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン



ブログパーツ
レンタルCGI











関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
205位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
35位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}