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〔記録〕確かな前進。マリナーズ 岩隈久志メジャー2セーブ目の全18球──2012年6月2日CWS戦

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シアトルマリナーズは5/28から6/6までロード日程、転戦が続いている。先週は前半テキサス・アーリントンでレンジャーズと対戦。3連戦の3戦目5/30には打線が強力レンジャーズのさらに上をいく爆発ぶりをみせ21点の大勝、岩隈も3イニングを投げ、初セーブを挙げている。

その後、シカゴに移動。週末はUSセルラー・フィールドにてシカゴホワイトソックス(CWS)との3ゲームシリーズを戦った。ウェッジ監督はこの3連戦の初戦から今季3番に据えてきたイチローを“定位置”リードオフに戻すことを決断した。

CWSとの2戦目が日本時間6/3昼(現地6/2)におこなわれ、岩隈が中2日でメジャー6登板目を数えるマウンドに登っている。1番に戻って2試合目のイチローが初回メジャー通算37本目の先頭打者ホームランを放つと、2打席目にも右翼へホームラン。華々しい幕開けで始まった1戦は、その後、両軍点の取り合い・花火の打ち合いとなり(両軍合計8本の一発が出た)、スコア8-8で延長戦に突入した。

再びスコアボードが動いたのは12回表だった。マリナーズが2点の勝ち越しに成功する。先頭打者の4番・モンテロが中堅への二塁打を放つと、川崎が代走出場。5番・スモークが凡退に倒れて1死2塁、6番・ジョン・ジェイソにも二塁打が飛び出し、川崎が決勝のホームを踏む。その後、さらに1点を追加した。


■岩隈久志 登板日別 投手成績



直後の12回裏、岩隈が先発ノエシから数えて七番目の投手としてコールされ、9番・ハドソンから始まるホワイトソックス打線をゼロに抑えた。最後の打者は3番・アダム・ダン。初登板の4/20にメジャー初被本塁打を浴びていた相手に、1,2塁間にひっかけ気味のイージーゴロを打たせ、4時間16分の激戦に終止符を打ち、自身メジャー2セーブ目を手中に収めている。(遊撃手ライアンがなぜか?ここに守っていて記録はショートゴロ。ダンシフトか?) そして、現在、アメリカンリーグ中地区首位を走るCWSは、5/24から始まった連勝が9でストップしている。

この試合の投手成績は、12回裏の1イニングを投げ、打者4人に対し18球(1人当たり4.50)、被安打0、奪三振1、与四球1、失点0、メジャー2セーブ目という内容だった。


◎この試合の岩隈のダイジェスト映像はこちら
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00994/v00037/v0000000000000002232/


■岩隈久志 球種別投球詳細
20120604DATA3.jpg


試合後、岩隈は下記のコメントを報道陣に残している。

「(乱戦の最後を締めて2セーブ目)いい緊張があって、集中して投げられた。特に先頭打者を(抑えないと)という気持ちが強かった。本来の自分の球が行きだした」


クマの言葉が全てを物語っている。

味方が僅差のリードをしている試合展開でマウンドに登ったのは、6登板目にして初だった。ここまではビハインドが4試合、大量リードが1試合だった。4/20CWS戦では5点を追う展開、4/28TOR戦では3点差をつけられている中での登板、5/7DET戦では1点ビハインド(この後味方サヨナラ勝利)、5/16CLE戦では5点差をつけられていた。そして、5/30TEX戦では味方が大量12点をリードしていた。

前回12点リードした5/30TEX戦の試合後、「やっぱり勝ちゲームで投げるのはいいですね」と漏らしていた岩隈は、この試合後「いい緊張感があって」と心境を吐露した。当然のことだが、プレイヤーたるもの、チームの勝利に貢献したいのだ。

リードした展開での登板は2回目となり、自らのピッチングで事実上勝利に貢献した試合はサヨナラ勝利を呼び込んだ5/7DET戦以来、と言えるかもしれない。久々に、アドレナリンが自然と湧きでるような「求めていた状況」で投げることができた、と言えそうだ。

収穫は、本人も口にしているとおり、先頭打者を抑えていくこと。2点リードという状況で、これができた点は、とにかく大きい。

というのも、岩隈のこれまでのイニング先頭打者成績は下記表のとおり。

20120604DATA6.jpg

12打数6安打、2本塁打、3四球、2三振。被打率.500、被出塁率.600。15度あったイニングの先頭で、9度出塁を許し、ホームランも2発浴びるなど、かんばしくない結果になっていた。

「マウンドに登った最初の回の先頭打者」という括りでみると、この試合、追い込んでから低めにしっかりコントロールされた決め球のスプリッターでハドソンを空振り三振に討ち取ったのは、実に初登板4/20CWS戦でリオスを捕ゴに討ち取って以来となるのだ。ここ4登板連続ではマウンドにあがってすぐ悪い結果が待っていた。

今後、岩隈がどのような起用をされるか?は判らないものの、先発にしろ、救援にしろ、イニング先頭打者を討ち取ることは、幾つかある投手の基本事項の1つである。野球統計学的にいえば、ノーアウト1塁は2アウト満塁より得点確率が高い。この試合、先頭打者にしっかりと自身のピッチングができたことは、今後に向けて、確かな前進といえそうだ。


■岩隈久志 配球図
20120604DATA2.jpg


配球図をみると、低め低めの意識が徹底されていたように感じる。1番デアザにはフルカウントから外角高めに少し抜けて歩かせてしまったが、本人も認めているように、自他ともに納得のいくピッチングだったのでは?と思う。

報道によると、最後の打者ダンには、「外のなるべく低め」をイメージしてその通りに配球できたとし、「バランスよく投げられた。力むことなく投げられた」とも語ったという。


ところで、現在マリナーズの抑えは流動的だ。リーグが不調でクローザーからはずされて、岩隈はロングリリーフができるから抑えとして起用しないとしつつ、状況に応じて他のブルペン投手でやりくりする構想だというウェッジ監督。

しかし、フタをあけてみたら、リーグが抑えからはずれて以降、マリナーズが記録した2個のセーブ全てを稼いでいるは、ヒサシ・イワクマなのだ。

まさかクマが試合を締めくくるマウンドに立っているとは、開幕前、全く予想できなかったが、これも新発見。マウンド上でイチローと笑顔で勝利を喜び合う姿は、観ていて、美しい。(下記URLのPHOTOをクリックして参照)

http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_06_02_seamlb_chamlb_1&mode=wrap&c_id=mlb#gid=2012_06_02_seamlb_chamlb_1&mode=photos


■岩隈久志 左右打者別成績
20120604DATA5.jpg


■MLB6登板目 岩隈久志 全18球の詳細
20120604DATA4.jpg


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4/20CWS4回1失点4/28TOR1回4失点5/7DET3回1失点5/16CLE4回1失点
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テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

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No title

どうもこんばんは、今回も詳細なデータ等お疲れ様です。

この日ブルペンにはまだケリーが残っていたものの、ケリーは休養日だったそうなので、
事実上あの場面は同点だろうと勝っていようと、そもそも岩隈を投げさせるしかない、
という状況での起用だったとは思いますが、それでもファンとしては非常に興奮しました。
shibakawaさんも書かれているように、初めて僅差のリードで与えられた登板機会。
もうファンなら興奮しないわけがない、という事でドキドキしながらの応援でした。

結果的に1四球こそ出してしまったものの、初めて無失点で抑える事が出来ましたし、
何より今までの登板以上に、非常に球が走っていたなという印象を受けました。
勿論、今回は同点にさえされなければ1イニングしか投げなくていい、という
状況での登板でしたし、僅差とはいえリードしている状態、当然全力投球という事での
ピッチングだったと思うので、そう考えれば普段の登板より力をこめれるとは
思うんですが、試合を見る限り、ここまで球が走っているのは久しぶりに見た気が。

個人的に少し懸念していたオリボとの相性に関しても今回は問題無かったようで、
その点でも安心しました、やはり正捕手との相性というのは今後にも左右しますし。
1死を取り、1番打者デアザに対してフルカウントになった後、珍しく岩隈が
サインに首を振り、残念ながら制球し切れず球が上ずったものの、この辺りも
良い兆候でしょうか、こういった緊迫した場面でも自分の投げたい球を選択する、
というのは当然大事な事ですし。

他に今回見ていて「お」と思わされたのが、シンカーを多投していた事でしょうか。
岩隈にせよダルビッシュにせよ、やはりMLBの打者相手に綺麗なまっすぐ、
というのは中々難しいと思うので、捕手オリボの判断か、岩隈自身の判断か、
それは分かりませんが、今までと違い4シームをほとんど投げず、
まっすぐはシンカー主体で投げていた、というのが新鮮でした。
ヤンキース戦で黒田からシンカーに関するアドバイスを受けた、という旨の
記事も以前出ていたので、この辺りも良い経験になっているんだろうなと。

あと岩隈とは関係のない点ですが、最後のダンの打球をショートがさばいて、
セカンドの前だったにも関わらず記録はショートゴロ。
一昨日のこの試合だけでなく、昨日のマリナーズの試合でも似たような場面で、
やはりショートが同じような守備体系で守ってさばいていたので、
ダンの打球方向に関する傾向が出ているからこそのシフト、という感じでしょうか。

長々と申し訳ありませんでした。
今回は久しぶりに岩隈の素晴らしいピッチングが見れて興奮していました(笑)

Re: No title

ざくろさん

コメントありがとうございます。まさかこんなに早く登板がくるとは思っていませんでした。イチローの初回先頭打者ホームランで始まったマリナーズにとって良い流れでスタートした試合でしたから、速報をチェックしていて、少々慌てました(笑)、朗報ですね。
で、エースのヘルナンデスが背中に張りがあり、明日6/7(米6/6(水))の先発の代役、岩隈になる可能性も、という報道が現地でされているようです。期待が高まります。
http://news.livedoor.com/article/detail/6624780/

> この日ブルペンにはまだケリーが残っていたものの、ケリーは休養日だったそうなので、
> 事実上あの場面は同点だろうと勝っていようと、そもそも岩隈を投げさせるしかない、
> という状況での起用だったとは思いますが、それでもファンとしては非常に興奮しました。

この点、私も消去法による起用なのか?どうか?と疑問を抱いていた所なんですが、ベンチ入りしている投手陣をしっかり把握できなかったので、解消されないままでいた疑問でした。やはり、そういう事情だったんですね、教えて頂いて、大変助かりました。(とはいえ、投げることができたのは朗報でした!)

> 状況での登板でしたし、僅差とはいえリードしている状態、当然全力投球という事での
> ピッチングだったと思うので、そう考えれば普段の登板より力をこめれるとは
> 思うんですが、試合を見る限り、ここまで球が走っているのは久しぶりに見た気が。

先発だとどうしてもペース配分や状況に応じた投球が必要とされますし、自身も考えるでしょうから、なかなか思いきり腕を振って投げるということがないですよね。昨日先発した楽天・美馬投手も今季5/20阪神戦で中継ぎをしたことで、忘れかけていた強い球を投げるコツを思いだしたとコメントを残していましたし、恐らく岩隈投手も、僅差の重要な試合展開で投げることで、同様の感覚を抱いたのでは?と思います。今後への収穫になったはず。

> 1死を取り、1番打者デアザに対してフルカウントになった後、珍しく岩隈が
> サインに首を振り、残念ながら制球し切れず球が上ずったものの、この辺りも
> 良い兆候でしょうか、こういった緊迫した場面でも自分の投げたい球を選択する、
> というのは当然大事な事ですし。

おっ、そうでしたか、首を振っていましたか。要所で自分の意見を貫くことは重要でしょうし。確かに良い兆しといえそうですよね。

> ヤンキース戦で黒田からシンカーに関するアドバイスを受けた、という旨の
> 記事も以前出ていたので、この辺りも良い経験になっているんだろうなと。

この点は興味深いですね。シンカー主体になったのが、オリボ主導によるものなのか?それとも岩隈から提案したのか?
黒田はほとんどの速球を動かすタイプですから、MLBでも順応して成績を残している先輩のアドバイスが、今後のクマの投球にどのような変化を及ぼすのか?推移を見守っていきたいと思います。

> 一昨日のこの試合だけでなく、昨日のマリナーズの試合でも似たような場面で、
> やはりショートが同じような守備体系で守ってさばいていたので、
> ダンの打球方向に関する傾向が出ているからこそのシフト、という感じでしょうか。

フォローありがとうございます。これも気になっていました。MLBではNPBではみられない極端なシフトを敷くとはいえ、少々びっくりしました(笑)MLBならではですね。

コメント、ありがとうございました。
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