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〔試合評〕あの男が必要なのではないか?! 背番号12番にかける期待感。マエケン立ちはだかり3連敗。──2012年6月2日(土)●楽天イーグルス3-4広島カープ

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●楽天イーグルス3-4広島カープ


先攻・広島のスタメン・・・1番・梵(遊)、2番・赤松(中)、3番・小窪(ニ)、4番・ニック(一)、5番・丸(左)、6番・廣瀬(右)、7番・堂林(三)、8番・石原(捕)、9番・天谷(指)、先発・前田健(右投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(三)、3番・フェルナンデス(一)、4番・ガルシア(指)、5番・中島(左)、6番・テレーロ(右)、7番・枡田(遊)、8番・小山桂(捕)、9番・内村(ニ)、先発・塩見(左投)


塩見貴洋vs前田健太

この同期対決はこの試合で2度目である。1度目は昨年敵地でおこなわれた6/16の1戦。このときは塩見が初回から打ちこまれて失点を重ね、結局、5回を投げ、被安打6、被本塁打1、失点4、自責点4で敗戦投手に、前田健は7回を被安打6、奪三振10、失点2にまとめ勝利投手になっている。

この時の屈辱を!という秘めた思い、塩見にはあったはずだ。実際、試合後に「マエケン(前田健)は同い年だし勝ちたかった。疲れたときにどれだけ自分の投球ができるかが課題」というコメントを出している。

その決意も好投を後押ししたのだろう。ブルペンでは力強い球を投げ込んでたというものの、決して本調子ではなかったはず(とぼくは見ている)の塩見は、変化球主体の組み立てで、7回まで広島打線を散発の3安打に抑え、2塁を踏ませない投げっぷり。しっかり試合は作ったはずだ。

一方のマエケンはドタバタした。立ち上がりの1回、微妙な制球に苦しみ3ボールまでいくケースが多々あり、そんなマエケン相手に楽天打線は再三チャンスを作った。1回には相手の守備陣の乱れもあって2死から連打で2死3,1塁を、4回には再び2死から甘い球をしっかり捉えた中村、テレーロの連打で2,1塁、さらに枡田が死球を受け2死満塁とした。6回には先頭ホセの二塁打を皮切りに無死2塁(~無死2,1塁)、2点を追う8回にはホセの四球をガルシアが安打でつないで1死2,1塁の好機を作った。

しかし、お決まりのあと1本。決定力に欠けたことで、ドタバタして苦しみながらイニングを消化していったマエケンをマウンドから降ろすことができず、そうこうしているうちに塩見が耐えきれずに崩れてしまった、そんなゲーム展開になった。

8回表、遂に先制点を奪われた。1死後、天谷に高めの甘い球を右翼線に二塁打を打たれると、続く梵には逆球を左中間へ運ばれ、これがエンタイトルツーベースに。ニ塁打2本で先制失点となった(楽0-1広)。ここで星野監督は塩見を諦めて、火消しに小山を向かわせる。しかし、2死3塁、代打・東出に適時打を打たれさらに1点を失った。東出の飛球は、前進する聖澤、背走する内村の間に(内村がダイビングキャッチしにいくも及ばず・・・)しぶとく着弾するフライヒットとなった(楽0-2広)。小山は9回にもイニングまたぎでマウンドに上がり、内村のエラーも絡んで2死2,1塁のピンチでハウザーにマウンドを託す。しかし、ハウザーが左中間に走者2人の生還を許してしまう二塁打を打たれ、楽0-4広。

9回裏2死走者なし。この回からマウンドに上がったサファテの代役ミコライオの前に、楽天は窮地に追いつめられていた。ここでバッターボックスに入ったのは代打・榎本。この期待されている新人外野手に中前へのプロ初安打となるクリーンヒットが飛び出し、遅まきながら、この1本が楽天打線に火をつけることに。相手守備体系が盗塁を警戒せず、アウトを取っていくという方針もあって、楽天は記録には残らない盗塁を3度決め、足をからませての連打攻勢で1点差まで追い迫るも、最後は、三番手・今村の気魄の投球の前に、代打・小斉が空振り三振でゲームセットとなっている。

9回裏は、はっきり言ってオマケ。広島ベンチの拙い采配が招いた3点劇だ。(同様の光景は昨年の6/6ヤクルト戦、6/18広島戦でもあった)。榎本の初安打は見事なものだったが、厳しい言い方だが、事実上の零封負けだ。

「毎度おなじみだ。今日は乗り越えてくれるかなと思っていましたけど、球数100球、イニング7回を乗り越えないといけない」。試合後、闘将は厳しい言葉を残した。塩見を評価しているからこそ、期待しているからこその叱咤激励である。

しかし、ぼくは打線が塩見を見殺しにしてしまった・・・というイメージでいる。先制点が取れていれば、どうだったか? 14勝9敗と貯金5で終えた5月、14勝のうち13勝が先取点を取った試合になっていた。まずは先手必勝、これができなかったのが今日の試合である。

これでチーム成績は47試合23勝22敗2分となった。なお、各種成績は下記で推移している。


◎交流戦成績・・・12試合6勝6敗 (6位。パリーグ内4位)
◎Kスタ成績・・・19試合8勝10敗1分
◎デーゲーム成績・・・20試合8勝11敗1分
⇒「Kスタでのデーゲーム」ということになると、10試合3勝6敗1分

◎カードの初戦成績・・・19試合10勝7敗2分 ※5/26DeNA戦は対象外
◎1点差試合成績・・・19試合12勝7敗
◎先制された試合の成績・・・22試合6勝15敗1分



20120602DATA2.jpg
HANREI.jpg


再三の得点チャンスについて

まず、1回の2死2塁~3,1塁、4回の2死満塁で得点が入らなかったのは、ある意味、仕方ないといえるし、想定内とも言える。もちろん、得点は入ってほしい局面であったが、いずれも2死から作ったスコアリングポジションで、本調子ではなかったとはいえ球界を代表するエース級投手が相手だ。そうそう容易に、欲しいあと1本が、ここで飛び出すことは想像しにくい。もちろん、何かやってくれる雰囲気の中村や、打撃も魅力的な小山桂には期待していたが、彼らがしっかり討ち取られてしまった点は、仕方がないという印象。塁を賑わせ残塁が増えてしまったため、どうしても視覚的に悪いイメージになりがちだが、ぼくはそのような捉え方をしている。

それよりもだ。6回である。先頭ホセが二塁打で出塁、続くガルシアが四球で歩いて無死2,1塁。この場面で中村が送ることができず、転がしたバントゴロがマエケンの前を突き、3塁封殺、アウトが増えて1死2,1塁になった。ここは決めて欲しかった場面だ。中村のミスを後続のテレーロ、枡田が取り返すこともできなかった。


■3点リード~2点ビハインドで無死2,1塁の場面



網掛けの行がバント作戦。15回のうち9回がバントだが、ホセ、牧田といったバントをしそうもない打者を除けば、12回のうち9回。今季の(「も」というほうが妥当かもしれないが)星野楽天、3点リード~2点ビハインドでの無死2,1塁は大半がバント作戦となっている。

2点を追う8回1死2,1塁では、中村、テレーロが凡退した。両者ともマエケンから1本ヒットを打っていただけに期待してベンチ動かずという場面だったが、代打策は?という声もあがりそうな場面でもあった。だが、適当な人材がベンチにいない。この日スタメンをはずれた高須を送り出す手もあったが、やはり、こういう場面で左のベテラン好打者の存在は大きい。例えば、草野だ。


■草野大輔 2軍 左右投手別打撃成績
20120529草野大輔


現在、2軍で1軍再登録へ向けて雌伏の時を過ごしている草野は、5/29時点で2軍打率.296を記録している。もっと詳しく左右投手別の打撃成績を確認すると、左相手には.233と分が悪いものの、右投手には.341のハイアベレージだ。いればなァ・・・と、思わずにはいられないのも、本音なのだ。


■楽天・塩見貴洋 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者85球=St42、Sl9、Sh1、Fo16、Cur10、Ch7
vs左打者21球=St10、Sl8、Fo1、Cur2
20120602DATA4.jpg


7回1/3、打者28人に106球(1人当たり3.79)、被安打5(ニ塁打2本含む)、奪三振4、与四死球2、失点2、自責点2。

クオリティスタートを記録したが、打線の援護に恵まれず、5敗目となった。マスクをかぶった小山桂のリードにも支えられながら、持ち味の右打者のインコースを突く速球に加え、スライダー、フォークの変化球に、緩急のカーブを織り交ぜていく好投を披露した。

この試合、1つのことに留意して観戦していた。今季の塩見、走者なしよりも、得点圏での被打率が悪いのだ。

結局、この試合の結果は下記のとおり。


◎走者なしand1塁・・・被打率.167、24打数4安打、3三振、1ニ塁打
◎得点圏・・・被打率.500、2打数1安打、1三振、1ニ塁打



これで、6/2終了時の塩見の状況別被打率は下記のようになっている。参考までに戸村の記録も掲載した。

20120602DATA8.jpg

20120602DATA9.jpg


■楽天・塩見貴洋 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120602DATA3.jpg



■広島・前田健太 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者72球=St16、Sl36、Sh9、Cur4、Ch7
vs左打者53球=St16、Sl10、Sh1、Cur4、Ch22
20120602DATA6.jpg


■広島・前田健太 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120602DATA5.jpg



◎◎◎関連記事◎◎◎
昨年の広島戦
〔試合評〕2011年5月31日(火) 〇楽天イーグルス1-0広島カープ。1球の怖さを思い知る広島1回戦。とりあえず鯉を釣り上げました
〔試合評〕2011年6月1日(水) ○楽天イーグルス3-0広島カープ。これぞ、まな板の鯉! 広島相手に2連勝!
〔試合評〕2011年6月15日(水) ○楽天イーグルス4-0広島。広島打線の元気の無さが露呈した、田中将大今季初完封試合

〔試合評〕2011年6月16日(木)●楽天イーグルス6-8広島。2点差だけど...事実上のワンサイドゲーム


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この日は観戦していましたけど

 チャンステーマをかなり歌った割には点が入ったのが9回だけという消化不良の試合でした。中村もそうでしたがやっぱりテレーロがねぇ・・・。がんばってはいるのでしょうけれど結果が出ないとファンとしてはイライラしてしまう訳で。8回のチャンスには思わず「代打を!」と心の中で叫んでしまったほどで。確かに草野のような代打が欲しかったなと。今日小斉が抹消になったので誰かそういう代打の切り札が上がってくるのかな・・・。

Re: この日は観戦していましたけど


hati8025さん

>  チャンステーマをかなり歌った割には点が入ったのが9回だけという消化不良の試合でした。中村もそうでしたがやっぱりテレーロがねぇ・・・。がんばってはいるのでしょうけれど結果が出ないとファンとしてはイライラしてしまう訳で。8回のチャンスには思わず「代打を!」と心の中で叫んでしまったほどで。確かに草野のような代打が欲しかったなと。今日小斉が抹消になったので誰かそういう代打の切り札が上がってくるのかな・・・。

小斉の代わりに1軍合流するのは鉄平になりましたね。3割は望めないものの小斉よりは打てるし、守備固め・代走戦力としても貴重ということなんでしょうね。

テレーロに関しては、実況の加藤じろうアナが面白いことを言ってました。テレーロは編成部主導の補強ではなく、星野監督が直接動いたそうですね。wikiをみたらロッキーズのオーナーに直接相談したことから始まったとか。そういう獲得背景もあって、我慢して辛抱強く使い続けているのかもしれません。

また、出てくる解説者が口を揃えて言うには、試合前の練習を観ていると良いスイングをしているんですよという評価の声。時節試合中でみせる強肩と俊足に加え、野球経験者を唸らせるスイングを持っているのですから、そこに期待をかけていかざるをえないのでしょうね。真面目な性格もプラスに働いているものと思います。

テレーロを含む3外国人に期待をかけた長打が出なければ、今後、楽天は失速するリスクをはらんでいますし。

外せない事情ですか・・・

 なるほど。岩村やテレーロは自らとって来た手前外せなかったと・・・。阪神時代も自ら選手を取ってきてそれが成功していましたが、どうもイーグルスではうまくいっていないのかな。だからといって鉄平に長打を期待できないのもまた事実なので・・・。難しいところですね。
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