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〔記録〕巨人 杉内俊哉投手 ノーヒットノーラン全108球の詳細──2012年5月30日(水)●楽天イーグルス0-2読売ジャイアンツ

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●楽天イーグルス0-2読売ジャイアンツ
20120530DATA10.jpg

先攻・楽天のスターティングオーダー・・・1番・聖澤(中)、2番・内村(ニ)、3番・高須(三)、4番・ガルシア(一)、5番・中村(左)、6番・テレーロ(右)、7番・枡田(遊)、8番・小山桂(捕)、9番・田中(右投)。

後攻・巨人の先発メンバー・・・1番・長野(中)、2番・藤村(ニ)、3番・坂本(遊)、4番・村田(三)、5番・阿部(捕)、6番・高橋由(右)、7番・谷(左)、8番・ボウカー(一)、9番・杉内(左投)。


杉内俊哉投手、史上のべ86人目、ノーヒットノーラン達成!

まずは、おめでとうと祝福したい。
杉内投手の快刀乱麻の全108球の投球を目撃できた好運は、1プロ野球ファンとして“かけがえのない財産”になった。

しかし、楽天ファンという立ち位置から言えば、やっぱり、悔しい。

イニングが終盤になるにつれ、
「ガルシアー、WBCメキシコ代表の力をみせろー!」とか
「マメさんしかいないでしょ!」とか
「テレーロ、次の打席から20打席連続三振でいいからここで一撃を打ってくれ~」とか
「西村・・・なのか・・・」とか
「左キラーの意地をみせてくれ~」とか
「ひじり~、ボテボテの内野安打でいいよー」とか、
心の中で叫びまくってました(苦笑)

腰痛から復帰、4/19以来の先発マウンドに立ったエースの田中も力投をみせた。初回、1番・長野に右打ち快打でフェンス直撃弾の三塁打を打たれ、どうなることか?と思ったものの、後続をしっかり討ち取りゼロで立ち上がると、7回2死まで巨人打線を散発3安打に抑える好投。完全には癒えていないという状況下で、小山桂の好リードもあいまって、ストライク先行の組み立てで、8回、84球、2失点の結果だった。終わってみれば、外角に構えた小山桂のミットよりもストライクゾーンの中に入ってしまった、高橋由伸に打たれた2ランの1球に泣くかたちとなった。

「今日は由伸さんと杉内さんが上でした。ジャイアンツを倒せば(チームの)上位が見えたと思うので、負けて申し訳ないです」。田中本人も認めるように、今夜はそれ以上に、杉内が良かった、ということになる。

9回2死走者無し、田中の代打・中島俊哉に対して、3-2からの6球目、膝元厳しく138キロ速球で突き三振を狙いにいくも、僅かに低く、四球となり、史上16人目の完全試合を逃してしまったあの場面は、ほんと、紙一重のシーンだった。(楽天の左キラー、中島もどうにかぎりぎり最低限の面目は保つことができた)

全体の印象は、楽天の各バッターはまるで目隠しして打席に立っているのでは?という状況、そんな杉内の全108球だった。


20120530DATA11.jpg
HANREI.jpg

■巨人・杉内俊哉 球種別投球詳細
vs右打者70球=ストレート40球、スライダー19球、チェンジアップ11球
vs左打者38球=ストレート16球、スライダー22球
20120530DATA6.jpg

9回、打者28人に108球、1人当たり3.86、1イニング当たり12.00、被安打0、奪三振14、与四球1、失点0、自責点0。

20%を越える見逃しストライク率、13.9%を記録した空振り率も昨年の12.7%を越えてくるもの。Pitches-strikes、ボール率も共に良い。3ボール以上にしてしまった打席は僅かに2。プレイボールからゲームセットまで楽天の打者の運命は杉内投手の胸三寸だったと言えそうだ。

楽天打線は対戦28打席のうちフィールドに打球を飛ばすことができたのが13打席。そのうち、強い当たり、それなりに良い当たりだったのが3つあった。

5回無死走者なしのガルシアの右飛。高めの球を捉えたかにみえた打撃も、右翼・高橋由伸の正面を突く。
5回2死走者なしのテレーロ。体勢を崩されながらも打球をひっぱり三遊間に強いゴロを放った。しかし、これも坂本の守備範囲のイージーゴロに。
6回無死走者なし、小山桂の中飛。左中間のウォーニングゾーンまで飛ばす飛球になるも、中堅・長野が余裕を持って落下点に入ることができる平凡飛球になった。

この3つも楽天側から少々下駄を履かせて判断した時のもので、その他は完全にアウトの当たりで、楽天の打者は自分のスイングをさせてもらえずに終わった。

杉内は、ストレート、スライダー、チェンジアップを投げてきた。この3球種のうち唯一調子が悪かったのがチェンジアップだったが、ストレートとスライダーの出来が抜群だった。おそらくイーグルスのバッターは、この2球種を絞り切ることができなかったはずだ。ストレートもスライダーにみえたにちがいないし、スライダーもストレートにみえたにちがいない。このみきわめをつけることができず、両方とも追うかたちで、杉内と対峙することとなった。結果、二兎を追うものは・・・のことわざどおりになっていく。


■奪三振14の内訳
◎見逃し三振6・・・ストレート3、スライダー3
◎空振り三振8個・・・ストレート4、スライダー4


■カウント別の内訳

対戦打席28のうち18打席が2ストライクと追い込んでからの勝負だった。
そのうち5打席が僅か2球で0-2と追い込んでいた。3球目で1-2と追い込んだのが11打席。ストライク先行で、楽天のバッターを早々に追い込むことに成功していたと言えそうだ。

◎0-0・・・4
◎1-0・・・1
◎0-1・・・1
◎1-1・・・1
◎2-1・・・3
◎1-2・・・2
◎2-2・・・1
◎4-2・・・1
◎0-3・・・4
◎1-3・・・4
◎2-3・・・5
◎3-3・・・1


■杉内のストライクゾーン真中7球のゆくえ

下記配球図のとおり、杉内が投げた全108球のうち7球がストライクゾーン真中に記録されている。右打者のストレートで4球、右打者のスライダーで1球、左打者のスライダーで2球、合計7球だ。

楽天の打者からすれば、甘いゾーンの球である。絶好球になったはずだ。この7球に対して楽天の打者がどのような対応をとったのか?確認してみたい。

◎3回2死、田中(右)、1-1からの3球目、ストレート、見逃しストライクで2-1。
◎6回1死、小山桂(右)、初球、ストレート、左中間ウォーニングゾーンへ飛ばす中飛。
◎7回1死、内村(右)、初球、スライダー、見逃しストライクで0-1。
◎7回2死、高須(右)、2-0からの3球目、ストレート、差し込まれ気味の1塁側フライファウル。
◎8回1死、中村(左)、1-2からの4球目、バットに当てただけの力のないセカンドゴロ。
◎8回2死、テレーロ(右)、1-1からの3球目、ストレート、差し込まれ気味でバックネット方向フライファウルで1-2。
◎9回1死、銀次(左)、1-0からの2球目、スライダー、タイミング狂わされてひっかけ気味のファウルで1-1。

上記のとおり、フライアウト1、ゴロアウト1、見逃しストライク2、ストライク寄与ファウル3、となっており、7球全てで杉内有利の内容、捉えきることができなかった。

次に、打者の左右別で配球を確認してみる。


■巨人・杉内俊哉 配球図

〔vs右打者〕


20120530DATA2.jpg

20120530DATA3.jpg

右打者にはスライダーで内角を突き、外角は速球を中心にチェンジアップを混ぜていく配球だった。ストライクゾーンの両サイドをめいっぱい使用し、かつ、制球も安定していた。

楽天の右打者からすれば、内角に厳しく入ってくるスライダー(11球)は厄介だった。内訳を確認すると、

◎空振り・・・3 (空振り三振1有)
◎見逃しストライク・・・5 (見逃し三振1有)
◎2ストライク以降ファウル・・・1
◎ボールカウント・・・1
◎ゴロアウト・・・1 (西村の投ゴ)


〔vs左打者〕
20120530DATA4.jpg

20120530DATA5.jpg

左打者には速球、キレのあるスライダーを外角へ。特にアウトローを中心に左打者を誘うスライダーには、イーグルスの左バッターは、苦しむこととなった。18球の内訳は、

◎空振り・・・6 (空振り三振2有)
◎見逃しストライク・・・5 (見逃し三振1有)
◎ストライク寄与ファウル・・・1
◎2ストライク以降ファウル・・・1
◎ボールカウント・・・5 (うち3個は7回以降に記録)

となっている。アウトコースに投げ込まれる杉内のキレのスライダー、楽天の左打者がボールとみきわめたケースが中盤まで2度しかなかったのが象徴するように、打者は杉内のボールゾーンの球に手を出す回数が多かった。

※田中の投球データは割愛します【終】


■巨人 杉内俊哉 ノーヒットノーラン全108球 詳細
※9回の銀次も代打です。
※コースNo.は下記図参照。


20120530DATA7.jpg
20120530DATA8.jpg
20120530DATA12.jpg


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No title

今日は杉内が良すぎましたね。
shibakawaさんのセイバーメトリクスを見て勝てる要素が無いと改めて実感。

中島スタメンかと思いましたが…。
杉内とは同い年で同郷だったので、四球を選べたのかも?

明日以降に引きずらない負けだと私は思うんですが…。


Re: No title

ゴールドクラブさん

> 中島スタメンかと思いましたが…。

通常なら左に強いと言われている中島を使いたくなるところでしょうね。それを置いても中村を使ってきた前のヤクルト2連戦の好活躍と、何かやってくれそうな雰囲気を持っているその素質を買ったからでは?と思っています。(ちなみに、中島vs杉内の06年以降の対戦成績は7打数1安打2三振2四球でした)

> 杉内とは同い年で同郷だったので、四球を選べたのかも?

そういえば、名前も同じとは、珍しいですよね。すぽるとの取材でヒットを打ちたかったと。仙台で再戦があれば今度は打ちたいと決意を固めてましたね。

> 明日以降に引きずらない負けだと私は思うんですが…。

そうはさせじと高橋由伸の一撃が。役者が違うかなという印象に。明日はKスタでマエケンです。引きずりたくはないのですが、不気味な雰囲気になりつつありますよね。
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