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【記録/考察】 最近、小山のパフォーマンスが低下していることに対する備考。奪三振率、球種別被打率、奪空振率ほか。

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ベースボールタイムズオンライン:アウトサイドレポート「ムダにできない一打席!この一球!」9/5更新しました。
http://www.baseball-times.jp/blogs/shibakawa/100905
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最近、小山が被弾、パフォーマンスが低下しているケースについての備考。

ちなみに、小山について考察しているmokko27さんのブログ記事をあわせてお読み頂くと良いかと思います。
下記URLです。なるほど、という指摘をしています。
http://blog.livedoor.jp/mokko5-majohn/archives/51610281.html

便宜上、6月~9/5現在まで小山の投球を3期間に分類して考察してみることにします。
(なぜ4,5月が無いかというと、調べる気力が無いからです(苦笑))

1:6月・・・6/2~6/30まで。7回2/3イニング、自責点0、防御率0.00。1勝5ホールド。抑えに転向する前のセットアッパーの時のピッチングです。

2:7/2~8/4・・・7月最初の登板でクローザーに任命されました。抑えとして好調だった期間です。12回1/3イニング、自責点1、防御率0.73。9セーブ。

3:8/12~9/5現在・・・(8/4の次は8/12)。調子を落としてきた時期にあたります。7回1/3イニング、自責点6、防御率7.36。1勝3敗1セーブ。


■奪三振率

空・・・空振り三振、見・・・見逃し三振

1・・・9.39。奪三振8個(空7見1)。St2個(空1見1)、Sin6個(空6)

2・・・10.22。奪三振14個(空13見1)。St3個(空3)、Sin11個(空10見1)

3・・・6.14。奪三振5個(空4見1)。Sin5個(空4見1)

小山の今季シーズン奪三振率は8.15(昨年10.46)。1と2の期間はシーズン成績を上回る好内容です。

10以上を超えると球界屈指と言われるだけに2の抑え好調期間の高値は特筆モノ。相手打者からバッタバタと三振を奪っていたのが確認できます。

1と2の期間では、ストレートでも三振を奪うことができていましたが、抑え不調の3期間は、いまだストレートでの三振は記録していません。


■奪空振

球種の詳細は初球と結果球しかメモっていません。しかし直球か変化球かは記録をつけていますので、ここでは直球と変化球の区分でみていきます。

1・・・15個。全球数125の13.6%を占める。

直球>22スイングのうち奪空振3個(22回の13.6%)
変化球>37スイングのうち奪空振12個(37回の32.4%)

相手打者が直球を振りにいった回数が22回。そのうち3回を空振りしたということになります。

2・・・31個。全球数205の15.1%を占める。

直球>49スイングのうち奪空振10(20.4%)
変化球>57スイングのうち奪空振21(36.8%)

3・・・16個。全球数131の12.2%を占める。

直球>24スイングのうち奪空振2(8.3%)
変化球>36スイングのうち奪空振14(38.9%)

抑えに任命されて、気合いも入ったでしょうし、心身ともに充実していたのが2の期間だったと言えますね。

中継ぎをしていた1より2の期間のほうが、奪空振が直球変化球ともに増加しているのは、中継ぎ・抑えの役割の違いを考慮に入れても、目覚ましい好活躍だったと言えます。

ところが、3の期間に入ると、その割合が減少。変化球は微増していますが、特に直球で空振りを奪うことができなくなっている点が一目瞭然です。球威が無くなっていていると言えます。(13.6%→20.4%→8.3%の推移)


■K/BB(Strikeout to walk ratio) 奪三振÷与四球数、与四死球率

K/BBは制球が良く、バットに当たらない球を投げられる投手能力を示す指標です。

ちなみに、与四球数は、1が2個、2が僅かに1個、3が6個となっています。小山の今季シーズンK/BBは2.29。昨年が3.22。シーズン与四死球率は3.74です。カッコ内は与四死球率です。

1・・・4.00 (2.35)

2・・・14.00 (0.73)

3・・・0.83 (8.59)

抑え好調時の2の期間は12回1/3イニング投げて与四球は僅か1に抑え、かたや奪三振が多いため、この超高値になっています。

一方で、抑え不調の3では、7回1/3イニングで与四球が一気に6個に大幅増。三振も大幅減のため、この超低値になってしまっています。

このことから、2では制球も良くバットに球が当たらない投球をしており、3では制球も悪くバットに球が当たり過ぎている投球、そのような傾向にあるといえます。

ここで与四球の球種別詳細をみたいと思います。

1の2個はストレート(St)が1個、シンカー(Sin)1個。2の1個はSt。3の6個はStが2個、Sinが4個。

シンカーで四球を与えてしまうケースが3の期間になって目立つようになってきたといえそうです。

冒頭で御紹介したmokko27さんのブログでの考察によると、

好調時のシンカーは縦方向に落ちていくの対し、不調時のシンカーは横に流れるようになり、その結果、打者にとっては見逃し安くなり、空振りを取れていないのでは?

と唸らされる指摘をされています。確かに前述したとおり、ここへきてシンカーでの四球が目につくようになりました。

ここまでは、僕の推測どおりの結果が記録上でも出てきているわけですが、次の球種別被打率は、意外や意外、首をう~~~んとひねってしまいました。


■ストレート(St)とシンカーの(Sin)球種別被打率、左右打者別球種別割合

ここでは小山の投球の大半(約80~90%)を占めるストレートとシンカーの被打率についてみていきます。
St・・・ストレート、Sin・・・シンカー、Sl・・・スライダー、Cur・・・カーブ、Fo・・・フォーク

1:抑え就任前中継ぎ時期

St被打率.182・・・11打数2安打1四球1敬遠2三振(空1見1)
Sin被打率.313・・・16打数5安打1四球6三振(空6)

全体:St59(47.2%)、Sin48(38.4%)、Sl17(13.6%)、Cur0(0.0%)、Fo1(0.8%)
左打者:St35、Sin28、Sl1、Cur0、Fo0
右打者:St24、Sin20、Sl16、Cur0、Fo1

2:抑え好調期間

St被打率・・・.316:19打数6安打1二塁打1四球3三振(空3)
Sin被打率・・・.087:23打数2安打11三振(空10見1)

全体:St91(44.4%)、Sin96(46.8%)、Sl16(7.8%)、Cur0(0.0%)、Fo2(1.0%)
左打者:St48、Sin53、Sl3、Cur0、Fo0
右打者:St43、Sin43、Sl13、Cur0、Fo2

3:抑え不調期間

St被打率・・・.300:10打数3安打2本塁打2四球1死球
Sin被打率・・・.154:13打数2安打1本塁打4四球5三振(空4見1)

全体:St59(45.0%)、Sin53(40.5%)、Sl16(12.2%)、Cur3(2.3%)、Fo0(0.0%)
左打者:St35、Sin25、Sl2、Cur2
右打者:St24、Sin28、Sl14、Cur1

絶好調といえる2よりも1の時のほうが、ストレートは打たれていません。一方、2で相手打者を手玉にとったあのシンカーが1では3割近くも打たれています。

うーーーーん、これは、中継ぎと抑えで、配球パターンやウイニングショットを変えてきた?とみて良いのでしょうか。

シンカー被打率、2では.087と文句無しの数値でしたが、3になって.154と約2倍に悪化(それでも1割台)、三振はとれてるものの、四球も多くなっていて、シンカーの調子が良い時と悪い時の差が激しくでてきたと推測できそうです。

ストレートの被打率は2の時とほぼ変わらずなものの、こちらも与四死球3個で制球にバラツキが出てきたかな?と。2本の本塁打(今江と上本。いずれもサヨナラアーチ)はいずれも高め(外角高めと真中高め)に入ってしまった甘い球でした。

ここで、2と3の球種別割合を比較してみて下さい。2の時には7.8%だったスライダーが、3では12.2%と増加しています。

再びmokko27さんのブログ。

シンカーが落ちないのを自覚している?から縦変化のスライダーを投げだした、と分析しています。なるほど。


この記事はココまでです。

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ベースボールタイムズオンライン「アウトサイドレポート」8/26更新しました。「憎らしいけどスゴイ奴」
http://www.baseball-times.jp/blogs/shibakawa/100826
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詳細な分析ありがとうございました

こんばんは。

記事の作成、分析ありがとうございました。

数字が出てくるとわかりやすいですね・・・。
どのように修正していくのかを見守っていきたいと思います。

こちらの記事のリンクを当ブログに貼らせていただきました。
なにか問題ありましたら、連絡いただければ幸いです。

Re: 詳細な分析ありがとうございました

mokko27さん

リンクをはっていただき、誠に有難うございます!
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