【秋季教育】 打っては同期・小笠原撃ち。守っては強肩発動。攻守走で活躍の堀内謙伍~2017年10月26日○楽天イーグルス4-3中日

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雨天続きの宮崎ながらも、若鷲5勝2敗2分の好成績





それにしても、宮崎の10月は2年連続でお天道様に恵まれていない。

平石2軍監督就任直後の2015年は晴れ続きで、全日程つつがなく消化できた。
しかし、2016年は雨で流れたり降雨コールドに見舞われたゲームが全体の約3分の1に及んだ。
今年も秋雨前線や台風21号の影響で先週は雨続きで、雨天中止が6試合と多くなっている。

その中でも、楽天は本稿で取り上げる中日戦を終えて5勝2敗2分の成績。
NPB球団との対戦に絞っても、3勝1敗2分と上々だ。

ドラゴンズとは10月20日以来の再戦になった。
このときも雨中ゲームだったが、試合ができるほどの雨足。
悪天候で大幅に実戦が流れたこともあり、特別ルールの12回制で6-6、決着つかずの引き分けに終わっていた。

舞台をアイビースタジアムから清武第二球場に移して行われた本戦は、楽天が4-3と1点差を制して勝利を収めている。

両軍のスタメン

中日=1番・渡辺(左)、2番・石岡(中)、3番・井領(右)、4番・高橋(二)、5番・三ツ俣(三)、6番・遠藤(指)、7番・石垣(遊)、8番・木下(捕)、9番・石川(一)、先発・小笠原(左投)

楽天=1番・オコエ(右)、2番・田中(中)、3番・西田(遊)、4番・北川(指)、5番・八百板(左)、6番・村林(二)、7番・出口(一)、8番・堀内(捕)、9番・南(三)、先発・今野(右投)

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両軍先発精彩を欠く中、もぎ取った1点差勝利





先発は楽天が今野、前回10月20日中日戦でリリーフ4回を投げてから中5日だった。
中日は今シーズン1軍で5勝8敗を挙げた小笠原。

両軍先発ともにイマイチで精彩を欠く内容だった。

その中でも、今野は粘りをみせた。
許したヒット8安打と毎回走者を出塁させながらも、無四死球。
3ボールまでいくケースも目立ったが、ラストはゾーンで勝負するという意図が見えた6回2失点のゲームメイクだった。

一方、楽天打線は小笠原を打ち込んだ。
7回途中まで投げた高卒2年目左腕から、10安打を浴びせて4得点。
そのうち5本は長打で二塁打3本、三塁打3本とイケイケ。
1回、4回、6回と得点を挙げたイニングは、いずれも2死からの生還になっており、そのどれもが連打攻勢でたたみかけての攻撃になった。


あの夏以来の実現になったオコエ瑠偉vs小笠原慎之介




なかでも注目を集めた対決があった。
オコエvs小笠原だ。

2015年のU-18W杯で同じ侍ジャパン代表として戦い、そして何よりもあの夏の甲子園の準決勝戦で、オコエの関東一高は小笠原の東海大相模に3-10で敗れていた。
オコエも7回からリリーフ登板した小笠原の前に二ゴに倒れており、両者対決はおそらくこのとき以来である。

結果は、左中三、三ゴ併、空三振、(左安は二番手・吉田から)
今度は一矢報いる形になった。

初回先頭打者打席で左中間最深部を襲った三塁打のバッティングは鮮やかだった。
0-1からの第2球、内角寄りに入った速球を芯で捉えての快飛球。
背走するレフト頭上を越え、快速飛ばしたオコエが悠々3塁に到達する当たりに。

しかし、この後、2番・田中の三ゴでゴロゴーのスタートを切ったオコエは本塁で完全タッチアウトの走塁死となり、先制のホームを踏むことはできなかった。

初回の2点劇はその後のこと。
1塁生き残りの田中が二盗を決めた直後の2死2塁、4番・北川の初球撃ちで誕生した左中二が先制打に。
さらに5番・八百板のコンパクトなセンター返しが2点目のタイムリーになった。

オコエの第2打席は2回1死1塁、先頭の9番・南がファースト前方に絶妙なバントヒットを決めて出塁した直後のことだった。
しかし、ここでは小笠原に軍配上がり、バットの先でひっかけてのショート正面イージーゴロ。
俊足オコエも一歩及ばずの間一髪6-4-3併殺ゴロに終わってしまう。

3打席目は5回先頭だった。
2-2からの6球勝負、小笠原の外角球に対し、バットがすっぽ抜けて三塁側ファウルゾーンに勢い良く飛んでいく、今江、聖澤も顔負けの空三振も披露してくれた。

守備でも光るものを披露してくれた。

今季のオコエと言えば、課題だったスローイングの精度も改善段階をみせたことだ。
本戦でも、そのスローイングが唸った。
1点リードの8回1死3,1塁、三ツ俣の捉えた右飛がオコエの正面前方に飛来する。
オコエは捕球後すぐさま本塁へワンバウンドの直接返球。
これが捕手・堀内そのままに到達するストライク送球になり、タッチアップ生還を狙う三走をたじろがせ、3塁に釘づけにした。


攻守走の活躍光る堀内謙伍




オコエと同じく2015年のU-18W杯で日の丸を背負った堀内も、攻走守に良いアピールをみせた。

打っては、小笠原から左飛、左中三(打点1)、左飛、岡田から二ゴ。
1打席目は打ち上げてのイージーな左飛に倒れたとはいえ、小笠原に追い込まれてから6球連続ファウルでカットするなど実に11球を投げさせて、価値あるアット・バットになった。

2-2の同点で迎えた4回2死2塁の2打席目では、左中間を真っ二つに割る勝ち越しのスリーベースに。
中継からの3塁返球を間一髪制しての好走塁でもぎ取る三塁打になった。

6回2死2塁の左飛も、2-2からの7球勝負と粘りをみせてのもの。
前進守備を敷いたレフトの頭上をあともう少しで越えていく良い当たりをみせた。

堀内と言えば、この2年間イースタンで合計26本のヒットを放ってきた。
しかしながら、長打は1本も生まれていなかったのだ。

その高卒2年目捕手が、10月24日広島戦では今季1軍でプロ初勝利を挙げ、29.1回を投げて被打率.196に抑えた加藤から左中間に二塁打を飛ばし、そして本選では1軍実績を有する小笠原から今度は三塁打で応戦した。
課題の打撃も、着実かつ徐々に力を蓄えつつあるということなのだろう。

守っても、入団当時から高いレベルを有していたと平石2軍監督が評価する捕球技術が冴えた。
実際、今季2軍イースタンではチーム最多マスクをかぶりながらも、捕逸をわずかに1個にとどめた堀内。
本戦では今野が左打者の外角を狙ったスライダーがひっかかり、左打者の足元に叩きつけるワンバウンド投球を再三に渡って良く止めた。
1球だけ暴投を記録したものの、その大半は阻止したのだ。

象徴的なシーンが1回1死1塁にあった。

3番・井領の第4球もそんなワンバウンド投球になったが、これをしっかり止めた堀内。
すると、間髪入れずに1塁牽制を繰り出したのだ。
2塁を狙おうと大きなリードを取っていた1塁走者の動向を逃さなかった。

このときは惜しくもセーフになったが、1点リードの3回1死2,1塁で同様場面が発生。
2塁を狙った1塁走者を今度は好送球で憤死に追い込む強肩をみせると、翌4回2死1塁では1塁走者の二盗をこれまた強肩で「飛んで火に入る夏の虫」にさせるシーンがあった。

NPB公式サイトでは掲載がないので細かな数字は不明だが、中継の実況アナによると、イースタンでは高い盗塁阻止率を記録しているという。
捕手の基本「捕る」「投げる」といった作業が、高いレベルで実現できていることをうかがわせるプレーだった。


冴えない西田哲朗




他にも、引っ張って応戦した2本の二塁打をみせてくれた出口や、泥臭いながらも2安打をマークした南、村林など若鷲の光る活躍が見られたが、その中、唯一とも言ってよい精彩を欠いた選手がいた。

西田哲朗だ。

守備では1点リードの3回無死1塁、正面のイージーな遊ゴをファンブルしてしまうエラー。
この後、チームはピンチを招くと、今野が同点打を浴び、失点に絡むエラーになってしまった。

10月24日広島戦では先発・森が投げた2塁牽制に対し、2塁ベースカバーに入るのが遅くなり捕球できず、牽制が中前へ抜けて走者の進塁を許すというシーンがあったばかり。

打撃でも振るわず、小笠原の前に、空三振、右飛、見三振と3タコ。
この日の小笠原は楽天打線から10安打浴びるなど、本調子ではなかった。
その中、楽天打線は小笠原に8球の空振りを計上したが、じつはこれ、西田がそのうち半分の4球を空振りしている。
不調左腕に対し、1人だけ全くタイミングが合っていなかった。

中継では今年の宮崎、西田は新しいことを試していると紹介されていたが、それが何なのか、さっぱり...
(近いうち、コンバートの報道があるやもしれず)

ドラフトでの新戦力入団も決まり、西田はますます崖っぷちに追いやられている。


絶頂期を終えた台湾エクスプレス




投手陣は、9回の小野が3者連続三振(石垣、加藤、石川)を見せたものの、8回までは毎回走者を背負う内容だった。

その中でも先発・今野は前述したように、ゾーンの中で勝負することにこだわり5回2失点。
これは評価できるピッチングだと思う。

心配になったのは、8回1イニングをゼロに抑えたものの、二塁打を含む連打で1死3,1塁のピンチを招いた宋家豪だ。

宋はあのCSファイナル第4戦10月21日ソフトバンク戦以来の実戦登板だった。
打たれた2本はいずれも真っすぐ。
まるで第4戦の2者連続ホームランを思い出させるかのように、結果球はいずれも自身の狙いとは裏腹に高めに甘くうわずった速球だった。

1死3,1塁で5番・三ツ俣の右飛も良い感じで打ち返された右飛だった。
ライトのオコエの正面をつく幸運にも助けられ、オコエがこれまた好返球で3塁走者のタッチアップを諦めさせてくれたから良かったものの、良い形で打ち返されていた。
その後の2死3,1塁、6番・近藤との対決は決め球に欠き、フルカウント9球勝負までもつれこんでいる。
その過程で左翼ポール際にヒヤリとする大飛球ファウルを打ち返されてもいた。

もしCSファイナルでソフトバンクを破って日本シリーズ進出をしていても、宋は日本シリーズでDeNA打線に捕まっていただろうと思わせる、そんな本戦の投球内容だった。

絶頂だったコンディションが下り坂を迎えたことで、ストレートが高めに浮き始めてしまったのだろう。
普段の力が80%だとすると9月~CS第4戦の直前までの宋は120%という実力以上の力が発揮できていた。
そんな蜜月期は完全に終焉を迎え、宋に待っているのは、再び地道なトレーニングの日々だ。


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