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【試合評】 弱点を自ら曝け出したアマダーの大罪とその背景にあったもの~2017年9月1日●楽天イーグルス0-2ソフトバンク

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見るに耐えずの今季ワースト試合




今シーズンの最悪試合だ。
苦しい気持ちを抱えながら、それでも必死にチームを信じるファンの気持ちを、一気に厭戦気分に追いやるソフトバンク19回戦になった。

8月15日から続く「世紀の後退劇」を食い止め、7連敗を止めるのに、本戦は絶好の試合になるはずだった。

というのは、対戦相手のホークスは前日札幌で日本ハムと戦い、移動日なしで福岡に戻ってきてのゲームだった。
今シーズン、移動日なしで福岡(または札幌)から札幌(または福岡)に転戦したケースはここまで2試合あり、ソフトバンクは4月14日オリックス戦も、5月26日日本ハム戦も負けていたのだ。
相手にとっては、コンディションを作るのにツラい日程だった。

さらに決定的だったのは、今とほぼ同じ得点環境になった2013年以降、岸はヤフオクドームで負けなしだった。
その戦績は7試合に先発して6勝0敗、防御率2.68。
本人も福岡との相性を公言するくらいなので、よっぽど敵地のマウンドが投げやすいのだろう、素晴らしすぎる戦績を残していた。
そのため、本戦も大きな期待がもてる19回戦で、実際、岸は毎回奪三振を記録する今季最多13奪三振、8回4安打2失点の好投を披露したのだ。

ところがである。

この好条件に思いっきり水を差したのが、4番・一塁でスタメン起用されたアマダーの暴挙だった。

2回先頭の第1打席のこと。
初球、2球と低め変化球が続いた後の第3球も、引き金の1つになった。
内角を狙った投球が完全インハイに高く外れる投球になり、アマダーが巨体を派手にのけぞらせてよけるボール球になった。

「事態」は、1球ファウルを挟んだ後の第5球にやってきた。
東浜がインコースを攻めてきた143km真っすぐがシュート回転しながら、アマダーの顔付近に抜けてきた。

このブラッシュボールに激高した。

マウンドに数歩歩み寄り大声を出すと、ヘルメットを投げ捨てて一気に猛突進。
間に入った福田を押しのけて、さらに東浜目指して突撃するなか、両軍ベンチからはワッと総員飛び出しての入り乱れての乱闘騒ぎ。
このもみくちゃの中、アマダーの一番近くでウィーラーと細川が必死の説得を試みたものの、メキシコの怪人の怒りは収まらない。(※)

そうこうするうち、球審・丹波に威嚇行為での退場を宣告されてしまい、さらに両軍に警告が与えられる前代未聞の騒ぎになってしまった。

そして、この「事件」は、ほどなくして国内大手のポータルサイト「Yahoo」のトップページのヘッドラインで速報として報じられてしまった。

※・・・このとき説得を試みたウィーラーに対して、まるで子供が今にも泣き出さんばかりの表情でアマダーが強く訴えていたので、ウィーラーも子供を叱りつけるような強いメッセージでアマダーを説得していたのだろう。

両軍のスタメン

楽天=1番・オコエ(右)、2番・ペゲーロ(指)、3番・ウィーラー(三)、4番・アマダー(一)、5番・銀次(二)、6番・島内(中)、7番・岡島(左)、8番・藤田(遊)、9番・嶋(捕)、先発・岸(右投)

ソフトバンク=1番・明石(二)、2番・今宮(遊)、3番・中村晃(左)、4番・柳田(中)、5番・デスパイネ(指)、6番・福田(一)、7番・松田(三)、8番・上林(右)、9番・甲斐(捕)、先発・東浜(右投)

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伏線になった5日前のできごとと、首脳陣の起用法




実は、これには伏線があった。

先週の日曜日、8月27日koboスタでの日本ハム戦(●E2-5F)だ。
その初回1死3,1塁、4番・ウィーラーの初球で上沢の変化球がインハイにすっぽ抜け、ウィーラーが激しくのけぞり転倒するシーンがあった。
その直後のアマダーの打席だった。

相手バッテリーがインハイを狙った真っすぐ投球が、厳しいブラッシュボールになり、アマダーの顔付近に到達。
巨体を派手にのけぞらせたアマダーは、そのままバランスを崩して転倒。
起き上がると、険しい表情を浮かべながらヘルメットを叩きつけマウンドに歩み寄り、両軍一触即発の状態になったことがあった。

当方記録は打者が打席内で転倒したときの記録も収集している。
調べてみると、アマダーが打席内で転倒したシーンは、来日してこのときが初だった。
直前にウィーラーも転倒するほどの内角攻めを受けていたことで、内気な性格の強打者も遂に耐えきれなくなったのだろう。

25日、26日のファイターズ戦でヒットが合計4本飛び出していたアマダーだったが、この「事件」を境に、打撃の調子が落ちていく。
以降の9打席の成績は9打数1単打、1併殺打。
打球も上がらず、ゴロ率は66.7%を記録していた。
そういった伏線があっての本戦だったのだ。

さらに本戦、4番・一塁スタメンの首脳陣の起用法も、アマダーをいらつかせる原因になったのでは?と思う。

母国メキシカンリーグでは4番の経験も豊富なはずのアマダーだが、NPBでの4番の成績はサッパリ。
投手の質も良く、母国とは違って低地でボールも飛ばない力量上がる上位リーグのNPB。
さらに異文化・異国の地の4番の大役は、内省的なアマダーには荷が重すぎるのだろう。
昨年は4番スタメンで打率.179、OPS.393。
今年もここまで打率.213、OPS.583と低迷が続いていた。

さらに、本戦は一塁の守備にも就いての4番である。
守備に就くことで守備負担が発生し、集中力のリソースを守備に取られるため、打撃に悪影響が生じるのだろう。
「4番・一塁」で先発起用されたときの成績はここまで26打数4単打(長打なし)1打点、6三振、1四球の打率.154だった。

優勝戦線の佳境に入り、チーム状況はまさかのドン底。
来季契約のために重要になる終盤戦で、自身も調子を落としていた。
そんななか、告げられた苦手な「4番・一塁」のスタメン起用。
正直、担当したくない使われ方だったはずで、相当ピリピリして本戦に臨んでいたのでは?と思うのだ。

そこへきて1打席内で複数のブラッシュボールである。
調べてみると、今シーズン、アマダーが1打席内で複数の完全インハイ投球に遭い、巨体を派手にゆらして回避行動をとったのは、この打席が初めてだった。(※)

(※・・・内角高め+内角低めや、内角高め+内角中段といったケースは過去にもあったが、「完全な」内角高めが1打席複数投げ込まれ、「派手な回避行動」をとったケースは初ということ)

それでプッツンしてしまったのだろう。

しかし、これはどう見ても、完全NG行為だった。

メイクアップ(自らを律するマインド・マネジメント能力の総称)に欠けるムラッ気ダメ外国人。
そんな烙印を決定づけかねない、自らの首を自ら締めてしまう自殺行為になってしまった。

ぼくが上位争いをし、プレーオフでも当たることになるソフトバンクや西武のバッテリーコーチだったら、これを受けて、さらにアマダーに対して高めを攻めるプランを立てる。

なにも内角高め攻めではなくてもOK、真中高めの釣り球でも、十分効果発揮するはずだ。

退場処分の直後で、来季契約をかける重要な終盤のこの時期である。
激高してマウンド突進という同じ行為はもう絶対にできず、やったら終わりの世界だ。
このことはアマダーも重々承知だろう。

そんななか、さらに顔付近の高さの球を再三投げ込まれたら、どうなるか。
ストレスは溜まりに溜まる一方になり、内向的なアマダーはさらに考え始めて、コンディションはどんどん落ちていく。

今回の件は、自らの弱点を自らライバル球団に提供してしまったようなもので、正直、ガックリだ。

4番打者が早々に退場した影響は、チームの戦意にも大きく影響した。

直後の3回、8番・藤田の打席。
ベテランが、してはならぬ行為をしてしまった。

外角低め変化球をひっかけた一塁線への投ゴだった。
このとき、打った藤田は、ほぼほぼ1塁に走らずに終えてしまったのだ。

一塁線を完全に切れるファウル性の打球ではなかったため、なぜ走らなかったのか、理解に苦しむシーンになった。
2015年8月15日の日本ハム戦(○E5x-4F)で、サヨナラ打を放った聖澤が、その前の打席の投ゴで1塁に全く走らずアウトになったのと同じレベルのボーンヘッドと言われても仕方のないシーンで、これもアマダーが作り出した厭戦気分が、少なからず伝染してしまったのだろう。

さらに、もう1つ心配なできごとがある。

前日、右肘と右肩の状態不良で休場した茂木が、本戦も休場したことだ。
とくに守備できないということで、試合前にはDHや代打も検討された模様だが、結局、出なかった。

同日には2軍から阿部を昇格させたことを考えると、しばらく時間がかかってしまうのかもしれない。

そうなると、ただでさえ、二塁スタメンが増え続けている銀次の、二塁スタメン固定化にさらに拍車がかかってしまう。
8月15日以降、銀次が63打数10安打の打率.159に沈んでしまっているのも、連戦日程のなか、増え続けたキーストーンの守備負担が、打撃の調子をも狂わせる悪影響になっているからだと思う。

このままいくと、銀次の規定打席到達打率3割も厳しくなりそうな雲行きになりかねず、この点もほんと、心配である。


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