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【試合評】 投打で主導権を握られかけた11回戦、不屈の逆転劇!~2017年7月21日○楽天イーグルス4x-3オリックス

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金子好投に主導権を握りかけたが...




相手先発・金子には、往時の輝きがあった。
楽天戦で通算26勝の白星を積み重ねてきたあのときのピッチングを再現され、イーグルスの打者は4回終了時までノーヒットだった。

唯一の出塁は、ペゲーロが金子から奪った四球の1度のみ。
制球がまだ定まらなかった立ち上がりに1塁へ歩いた。
ペギーは今季、金子から12打数6安打、2本塁打、2三振と良く打っていたが、そのペギーの出塁も、後続の3番・アマダーが併殺に倒れ、おじゃん。
4回終了時までストライク率67.4%と高く、楽天は数多くのゴロを打たされるハメになった。

そんななか、「打」でも主導権を握ったのはオリックスだった。
楽天先発・古川が持ちこたえられない。
3回に1失点、複数走者を塁に置いた5回には2失点。
いずれの回も先頭打者に四球を許して招いたピンチで、1番・小島には2打席連続のタイムリーを許していた。

両軍のスタメン

オリックス=1番・小島(中)、2番・大城(二)、3番・吉田正(左)、4番・ロメロ(右)、5番・マレーロ(指)、6番・小谷野(三)、7番・T-岡田(一)、8番・足立(遊)、9番・伊藤(捕)、先発・金子(右投)

楽天=1番・島内(中)、2番・ペゲーロ(指)、3番・アマダー(一)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(二)、6番・岡島(右)、7番・聖澤(左)、8番・三好(捕)、9番・下妻(捕)、先発・古川(右投)

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リメイクの達人・戸村、ウィーラー反撃の大仕事




5回1死3,1塁、1番・小島に高め失投スライダーを左前へ弾き返され、3塁走者が生還。
なおも1死2,1塁で2番・大城の自らも生きようと試みた三塁線寄りのセーフティバントを、処理しにいった古川が1塁へ悪送球。
送球逸れた一塁手・アマダーも打者走者に上手くタッチできず、事態は1死満塁と火に油を注ぐかたちになっていた。

今季4度目の先発で悲願のプロ初勝利を目指した古川は、ここで無念の降板。

しかし、この後、危機で絶妙な立ち回りを好演したのは、困ったときのトムケン。
嫌なかたちでフルベースにし、しかも打者は3番・吉田正。
フルスイングで応戦してくる強打者に対し、外角低めのシュート系のボールが冴えた。
打球は強いゴロだったが、セカンド銀次の真正面。
完全な4-6-3の併殺網で、アウトを一網打尽にして危機を一気に切り抜けると、楽天の反撃が始まった。

ペギーと並ぶリーグ4位タイの21号ソロ。
反撃の号砲を上げたのは、4番・ウィーラーだった。

直前の5回表、自らの拙守で点を取られ、ピンチを拡大させたミスがあった。
古川が先頭から四球、安打を許し、バントで作られた1死3,2塁のシーン。
8番・伊藤の引っ張った当たりは痛烈だったが、ホットコーナーを守るウィーラーの正面へ。
処理して2死3,2塁になるはずの三ゴを弾いてしまい、一転、タイムリーに。
シンクタンクDELTAが公開する三塁UZR、ウィーラーの-4.5は今季最低値になった。

そのこともあり、バットで取り戻そうという思いは強かったはず。
こういうときのウィーラーの集中力は高い。
さらに言えば、本戦の金子x伊藤の敵軍バッテリー、とくに右打者対戦時には判で押したように外角中心の配球だった。
伊藤が金子をリードして右打者のインコースにミットを構えたのは、4回の3番・アマダー見三振の結果球1球だけ。
来日3年目でNPBをよく知っているウィーラーのこと。
外角に入ってきたチェンジアップ、往時の金子を支えた看板球を、内は来ないと外に目付を置いて虎視眈々と狙い澄ましていたウィーラーが一振りで仕留めた。

5回に火消しに入った戸村はその後も続投した。
さながらリメイクの達人というピッチングで、6回7回の2イニングを連続三者凡退。
壊れかけたゲームを完全に修復した。

すると、直後の7回裏、再び4番・ウィーラーがタイムリー。
ボール先行から金子の失投を逃さず仕留めた当たりは、三塁線ゴロ突破二塁打で出塁したアマダーを、ホームに呼び込む左越えの快打になった。
(楽2-3オ)


タケローの貴重すぎる同点2号ソロ!




そして、8回、遂に同点に追いつく!

4番の必死の槍働きに呼応するかのように、試合を振り出しに戻す3号ソロを放ったのは、元3番。
前日の3番から本戦では6番に転出していた岡島だった。
それにしても、要所も要所で貴重すぎる一撃だ。
岡島の通算20発中、逆方向の左翼席に飛び込んだ当たりは、2013年8月31日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の摂津正撃ち、2016年6月16日巨人戦(東京ドーム)の大竹寛撃ちに続く3本目のこと。
塀際で懸命なジャンピングキャッチをみせた吉田正のグラブの僅かに上を気持ちで越えて左翼Eウィングに飛び込む、してやったり!の一撃になった。

3-3の同点はそのまま9回を終えて、2試合連続の延長戦へ。
決着はついたのは10回裏だった。

実はぼく、この10回裏は不安がある。
もちろん、サヨナラで決めた結果自体は嬉しいが、内容がよろしくなかった。

先頭の7番・聖澤。
本戦3の0だった背番号23が、平野の落ちる球にバット投げ出し打法の要領でくらいつき中前へ。
しかし、無死1塁で8番・三好が2試合連続のバント失敗になる投バゴ。
1-6-3と転送され、かろうじて併殺は免れたが、これで三好の真のバント成功率は50.0%まで低下した。

1死1塁、三好のミスを取り返すべく9番・細川が初球犠打。
2アウトながらもサヨナラ走者を2塁に送り込んで、1番・島内に打席がまわった。
島内は二ゴ、一ゴ、一ゴ、二ゴとここまで4の0。
今シーズン、広角に打ち分ける打撃が開花をみせている島内だが、本戦では主に外角変化球、低め変化球に対して、バットのヘッドが下がり、ひっかけるかたちのゴロ凡打が目立っていた。

平野とのフルカウント9球勝負を制した右安も、変化球を1,2塁間をゴロで破ったサヨナラの右安。
ストライクゾーンの高めに入ったことで運良く強く叩くことができたものの、もう少し低ければ、ここまでの4打席と同じ結果を辿っていた可能性が高く、結果は上々も、内容はイマイチに感じた。

解説席に座った好々爺、松本匡史さんが、今季の島内はこうして粘りをみせたときに良く打つという趣旨の発言をしていたが、まさにそのとおり。
球数6球以上を放らせたとき(全て2ストライク以降)、61打数18安打、2二塁打、3三塁打、8三振、13四球、打率はシーズン打率を上まわる.295の戦績を記録している。


気になるエキストライニングスの多さ




それにしても、ちょっと気になるのは、延長戦の多さである。

下記表のとおり、楽天の延長戦は2015年から急増。
今年もまだ64試合が残るなかで、遂に10試合目を数え、延長イニングも18.2回に積み重なった。

当然、エキストライニングが増えれば増えるほど、駆り出されるリリーフ陣の数も増えていき、その疲労がボディブローのように襲ってくる。
2015年、楽天のリリーフ陣が7月まで防御率2.96と良く健闘も、夏場の8月以降は4.97と大きく数字を落とした原因の1つも、相次ぐ延長戦での疲弊があった。

このブログでは何度も指摘しているが、今年は猛暑と言われている。
この日も仙台は最高気温31.1度、平年より5.4度高い暑さだった。
そのなか、こうした延長戦が今後も増えていくようだと、これはたまったものでなはい。

■2013年以降の延長戦試合数と延長イニング



3点差以上をひっくり返しての逆転勝利は今月入って3度目、シーズン6度目。

チーム成績は1位、79試合53勝25敗1分の勝率.679。
貯金を再び今季最多タイの28に戻した。

ゲーム差は2位・ソフトバンクも勝利したため変わらずの0.5、3位・西武と10.5、4位・オリックスと17.0、5位・日本ハムと25.0、6位・ロッテと28.5とした。

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《古川侑利の投手成績》

4回1/3、打者20人、球数82、被安打4、被本塁打0、奪三振6、与四球2、与死球0、失点3、自責点3。

悲願ならずも成長の過程は垣間見せた





これで今季成績を防御率4.67(FIP4.17)、4試合全て先発、0勝1敗、WHIP1.50、QS率0.0%になった。

プロ通算12度目の登板で念願の初勝利を目指したが、責任投球回にも届かずの降板になった。

それでも、進化の過程を垣間見せる投球だったと思う。

ストレートの平均球速は144.5kmを計測した。
4月2日オリックス戦は141.0km、5月4日オリックス戦142.3km、6月2日中日戦140.5kmだったので、今季最速の値だった。
ストレートの被打率は.200、同空振り率12.5%も上々。
今季はここまで.389、4.3%だったことを考えると、大きな改善になった。
とくに高めの真っすぐは威力があり、小谷野といったベテランから、ロメロ、マレーロといった外国人からも空振りを奪っていた。

平均球速は走者なしでも走者ありでも変わらずの144.5km。
去る19日西武2軍戦で先発した藤平が走者ありになると球速が平均4.0km下落していたことと比べると、走者の有無で球速が下がっていなかったのも、良い材料なのだ。


▼4回ロメロから高め真っすぐで三振を取ったときのトラックマンデータ。回転数は物足りなさが残るが、注目すべきは、回転の方向が地面とほぼ垂直、回転軸が地面とほぼ水平になっていること。いわゆる、全盛期の藤川球児と同じホップ型のストレートだ。
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光明を見出した左打者の膝元スライダー




初回の吉田正から2球、3回T-岡田から1球。
左打者の弱点とされる膝元で、スライダーを投げ込んで空振りを奪うことができたのも、収穫だ。
というのは、今季ここまでの3試合、左打者インコースのスライダーはほとんど機能しなかった。
ほとんど使えず、空振りもゼロだった。

今後の課題点は、やはり、制球力になるのだろう。
ストライクゾーンに投げ込み、無駄な四球を出さない制球力はむろんのこと、自身が狙ったコースやゾーン、捕手が要求したコースに投げ切ることのできるコマンドの改善が必要だ。

2軍なら前者だけで十分に打者を圧倒できるが、1軍ではそうは問屋が卸さない。
レベルアップの兆しは見ることができたので、ぜひ今後につなげてほしい。

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