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【試合評】 ボール球スイング率45.2%。後藤光尊化したイヌワシ打線~2015年7月4日●楽天イーグルス2-3日本ハム

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不運なかたちで訪れた3年ぶりの8連敗



3年ぶりの8連敗は、あまりにも不運なかたちで訪れた。

2-2の同点で迎えた延長10回表。マウンド上は松井裕樹。9回から登板し、2イニング目に入っていた。先頭・レアードを低めチェンジアップで料理し、前の回から4者連続三振を決めた1死後から「悲劇」は始まった。

9番・西川。初球、アウトロー125キロのスライダー。叩きつけた打撃は背番号1の頭上をハイバウンドで越えていき、マウンド後方でセカンド後藤も捕球するだけが精いっぱいの内野安打に。続く1番・中島卓は送りバント。2死2塁で2番・田中賢との勝負。1-2と追い込んでから決めに行ったチェンジアップ。外角低めに投げ切った勝負球を巧打で左前へ運ばれてしまった。

イーグルスの守備陣は外野前進守備。レフトは守備の名手・牧田明久。その牧田の左側、左翼線沿いに詰まりながらもふらふらっと打ち上がった飛球は、懸命に追いかけ球際でダイビングキャッチを試みた牧田のプレーも及ばずに着弾する「不運」なタイムリーに。

いわゆる、飛んだコースが・・・という1本だ。打球が転々としている間、打者走者の田中賢に悠々3塁まで進まれ、塁上でベテランは両手を挙げてガッツポーズ。記録上の三塁打は、今季の松井裕が得点圏で打者28人目にして初めて許したタイムリーヒットになった。(楽2-3日)

その裏、ファイターズはマウンド上に抑え・増井が登場。楽天は3番・松井稼、4番・ペーニャ、5番・サンチェスと一発長打のあるクリーンアップ。しかし、松井稼がフォークボールに空三振に倒れると、両外国人は増井の147キロ、150キロのストレートに力負け。今季11度目の延長戦はイーグルスの逆転負け、3時間48分で終止符が打たれている。

背番号1を持ってしても連敗トンネルを止めることができなかった楽天は3試合連続の1点差負けで、2012年7/18ロッテ戦(●E3-4M)から8/4日本ハム戦(●E1-4F)以来、3年ぶりの8連敗を喫している。

怪我の功名で生まれた抑え・松井裕樹の快投伝説



8連敗にはなったが、松井裕で負けたのだから、仕方がない。2本のヒットは芯で捉えられた快打ではなく、討ち取った当たりとも言える不運な安打だった。開幕31試合目にして今季初黒星になったが、ここまでの30試合の好投こそ称えられるべきで、背番号1が抑えでなかったら、借金はあと3~4は増えていたかもしれない。

ミコライオが椎間板ヘルニアで離脱したことから始まった背番号1のクローザー伝説。結果的に言えば、ミコライオが離脱したおかげで生まれたとも言える。もしミコライオが元気で「8回松井裕、9回ミコライオ」だった場合、ここまでの圧倒的な快投は続かなかったと私は考えている。

というのは、セットアッパーは抑えよりも起用法が安定せず、ブルペンで肩を作る回数も多くなり、心身共に調整が難しいこと。その分、疲労も溜まり、パフォーマンスレベルも下がるからだ。ミコライオの負傷離脱で急遽白羽の矢が立った背番号1の抑え起用は、結果的に「怪我の功名」になった。

チーム成績は74試合33勝39敗2分、勝率.458。5位は変わらず。借金は今季最多タイの6に逆戻り。ゲーム差は1位・ソフトバンクと12.5、2位・日本ハムと9.5、3位・西武と7.5、4位・ロッテと3.0、6位・オリックスと5.5とした。

各種戦績は、銀次離脱後14勝17敗、7月3敗、リーグ戦再開3勝8敗、日本ハム戦6勝8敗、コボスタ17勝14敗2分、先制した試合23勝17敗、延長戦4勝5敗2分、1点差試合12勝10敗、相手先発左投手7勝13敗1分の推移になっている。

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

日本ハム=1番・中島卓(遊)、2番・田中賢(二)、3番・陽(中)、4番・中田(指)、5番・近藤(捕)、6番・岡(右)、7番・杉谷(左)、8番・レアード(三)、9番・西川(一)、先発・吉川(左投)

楽天=1番・聖澤(中)、2番・牧田(左)、3番・松井稼(右)、4番・ペーニャ(指)、5番・サンチェス(一)、6番・後藤(二)、7番・小斉(三)、8番・小関(捕)、9番・山崎(遊)、先発・塩見(左投)

決めるべきは9回裏だった



1回表に8試合ぶりに先制点を取ったものの、直後に同点とされ、3回以降は長い間1-1が続き、吉川を攻略できずに2点目3点目を取ることができなかったのも問題ではあった。しかし、決めるべきは9回裏だったと思う。

直前の9回表、マウンド上は松井裕。5番・近藤、6番・岡、7番・杉谷。24歳以下のヤングファイターズを三者三振の撫で切りにした。近藤には近藤が苦手とするストレートで追い込むと、最後も145キロのインコース真っすぐ。見三振に仕留めた。岡にはチェンジアップ連投で空三振に追い込むと、過杉谷には全5球ストレート勝負。ボール先行2-1から連続で空振りを奪い、最後は高めボールゾーンの149キロを振らせることに成功した。

打線、野手陣にメッセージのある三者連続三振だった。30登板中29登板で三振を奪ってきた背番号1だったが、1イニングを三者連続三振による三者凡退投球で相手打線を退けたのは今季、本戦が初だった。自らの圧倒的な快投で試合の主導権を手繰り寄せ、味方のサヨナラ機を作りたい。そんな若きクローザーの確固たる意志が見えたドクターK劇だった。

打線はそのメッセージに応えるべきだった。

その裏、楽天は8番・小山桂から始まる下位打線。鍵谷の前に小山桂が右邪飛、山崎も二ゴと討ち取られて2死。1番・聖澤がストレートのフォアボールで1塁に歩いて打席は打撃好調、本戦も2安打を記録していた2番・牧田にまわった。ここで何とかチャンスを広げ、2安打していた3番・松井稼につなげたかった。

聖澤も2度スタートを切ったが、1度目は追い込まれていた牧田がファウル、2度目は投ゴ。足を活かすことができなかった。初球が一番甘かった。129キロのスライダーが真中高めに入る失投だった。しかし、恐らく鍵谷の真っすぐに狙いを定めていたであろう牧田は見逃さざるを得なかった。

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後藤光尊敬化した楽天打線



6回2/3、打者28人、球数108、被安打7、被本塁打0、奪三振1、与四死球0、失点2、自責点2。

塩見貴洋vs吉川光夫。1988年生まれマー君世代のサウスポー対決は、今夜の対戦で3度目のマッチアップ。ここまでは2012年4/30(Kスタ、7回1失点で塩見勝利投手)、同年7/14(Kスタ、7回2/3、1失点で塩見勝敗つかず)で塩見の2戦1勝だった。

ロースコアの投手戦が予想されたが、その通りの展開になった。

1回表、楽天は吉川の立ち上がりを攻め、4番・ペーニャのバットで先制した。2番・牧田が1,2塁間を破る右安で出塁すると、すかさず二盗成功。スタートは芳しくないように見えたが、弱肩近藤の送球が逸れたことでセーフ。足で得点圏に進んだ。その後、2死2塁で4番・ペーニャ。ボール先行2-1から内角速球143キロを仕留めた。コンパクトなスイングでセンターに返した当たりで、2塁走者・牧田を悠々ホームに呼び込み、8試合ぶり待望の先取点がイーグルスに入った。(楽1-0日)

しかし、2回以降、吉川に修正を許してしまった。7回2死から聖澤、牧田、松井稼の短長3連打で1点を奪取するまでゼロに抑えられてしまった。

楽天打線はボール球(特に高め)に手を出すケースが多く、ゴロ打ちを余儀なくされ、ゴロアウトが大変多くなった。吉川のゴロ率は63.0%。1試合2~3個のフォアボールを出してきた吉川に無四死球投球を許したのは、楽天打者がボール球を見きわめることができず手を出しにいってしまったことにあった。この日、楽天打者の吉川へのボール球スイング率は当ブログ調査で45.2%。つまり、打線全体が後藤光尊化していた。ボール球で3本のヒットを記録する一方、7本の凡打に1個の三振、三振1個を含む空振り7個、ストライク寄与ファウル2本と楽天打線に不利に働いていた。

ここ最近特に感じるのは、楽天打線がスピードボールに全く歯が立っていない点である。

この試合も吉川、クロッタ、鍵谷、増井が投げ込む146キロ以上の速球にまるで歯が立たず、8打数0安打、1四球に終わっていた。全てを書き出してみよう。

3回、聖澤(遊ゴ) 吉川147キロ
5回、山崎(二ゴ) 吉川146キロ
7回、ペーニャ(三ゴ) クロッタ150キロ
8回、サンチェス(遊ゴ) クロッタ149キロ
9回、小山桂(右邪飛) 鍵谷147キロ
9回、山崎(二ゴ) 鍵谷149キロ
9回、聖澤(四球) 鍵谷146キロ
10回、ペーニャ(右飛) 増井147キロ
10回、サンチェス(二飛) 増井150キロ

前日も146キロ以上の球に、15打数2安打、4三振、1四球、1犠打と歯が立たずだった。予め相手が速球派だと分かっている時、楽天はスピードボールへの対応策を取っているのだろうか? 連敗で田代・平石打撃コーチの首もうすら寒くなってきた今日この頃である。

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塩見、フォークボールを修正、7回2失点のHQS投球



7回、打者26人、球数109、被安打6、被本塁打1、奪三振6、与四死球0、失点2、自責点2。

交流戦に入ってからの塩見は決め球のフォークの精度を欠き、要所で痛打されるシーンが目立っていた。交流戦以降のフォーク被打率は20打数9安打、4三振、1四球、4本塁打の.450だった。

フォークボールが修正されるのか?この点を注目していたが、本戦では上々。13球を投げ、うち12球を低めに徹底して集めた。三振4を含む空振り6個を奪取し、凡打3本を獲得。フォークで記録したアウトは2.1回分、合計7個にも及んでいる。

キャッチングミスが目立つ小関翔太



それにしても、ここへきてまた小関のキャッチングミスが目立ってしまっている。1点を先制した直後の2回表は2死1塁で低めワンバンしたカーブを小関が球を見失った隙に一走に二進を許し、その後、杉谷の左安でホームを踏まれてしまった。前日も暴投直後にタイムリーを打たれており、これでは投手陣の信頼を勝ち取ることはできない。

小関は今季176.2回でマスクをかぶり、暴投10、捕逸1、合計11個のバッテリーミスを記録している。昨年は290.2回で暴投14、捕逸3、合計17個を記録した。9イニング換算で昨年は0.53個、今年は0.56個。改善が見られないのが残念だ。【終】

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