岩隈久志、暗雲の6回途中4失点。異常を指し示す球種データ~2015年4月20日●SEA5-7HOU
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同じアリーグ東地区どうしの対戦である。マリナーズは5勝7敗の同地区3位タイ。アストロズは6勝6敗の同1位。そのアストロズをゲーム差2.5で追いかけるマリナーズ、共に前のカード2連勝で迎えた両軍3連戦の初戦(セーフコフィールド)に、岩隈が先発登板した。
ここまでの2試合、岩熊はスッキリしない投球内容が続いている。本拠地に戻って中6日のアストロズ戦でその不安を払拭することが期待されたが、本戦も変わらずだった。空模様に例えれば、どんよりとした曇天。今にも崩れそうな雰囲気が漂っていた。
1回表、いきなり一閃で1点を奪われている。
1番・アルテューベ。通算対戦成績25打数10安打5打点、2三振、3二塁打の打率.400。岩隈キラーで知られる昨季アリーグ首位打者をあっさり二飛に仕留めた。彼の苦手な外角低めの誘い球を1-1からの第3球で打たせた。滑り出しは上々に見えたが、2番・左打者のバルブエナに一閃を浴びてしまう。真中寄りに甘く入ったシンカーを運ばれた。ライトのクルーズの足がほぼ釘付け。打った瞬間の大飛球で先制点はアストロズに入る。(SEA0-1HOU)
1回裏、味方打線はチャンスを作るが、無得点。1死後、アクリー&カノの短長打で1死3,2塁としたが、クルーズ空三振、シーガーは打ち上げてのイージーな中飛で追い着くことができない。
味方打線が同点に追いついたのは、岩隈がゼロで帰ってきた直後の翌2回裏のことだった。先頭打者・スミスがツーベースでチャンスを演出。その後、ミラーの中前クリーンヒットで生還。同点とする。(SEA1-1HOU)
3回表、同点にして貰った直後だ。つつがなくゼロに抑えたかった。しかし、先頭の右打ち9番打者にライトオーバーの二塁打を打たれ、アルテューベがセーフティバント気味の送りバントを許すと、1死3塁で前の打席で先制ソロ弾をくらったバルブエナに今度はスライダーをセンター後方への犠飛にされてしまう。(SEA1-2HOU)
直後の裏、先頭カノがセンターフェンス最上段直撃の二塁打で出塁。バッテリーミスで三進して1死3塁、クルーズの遊撃内野安打でカノが生還。なおも、チャンスが続き1死満塁としたが、ズニーノ、モリソンが凡退で、勝ち越しはならなかったが、試合は再び振り出しに戻る。(SEA2-2HOU)
(下記に続く)
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両軍のスタメン
アストロズ=1番・アルテューベ(二)、2番・バルブエナ(三)、3番・スプリンガー(右)、4番・ガティス(指)、
5番・ローリー(遊)、6番・カストロ(捕)、7番・ゴンザレス()、8番・ラスマス()、9番・マリスニック(中)、先発・ウォジチョースキー(右投)
マリナーズ=1番・ジャクソン(中)、2番・アクリー(左)、3番・カノ(二)、4番・クルーズ(右)、5番・シーガー(三)、6番・スミス(指)、7番・ズニーノ(捕)、8番・モリソン(一)、9番・ミラー(遊)、先発・岩隈(右投)
4回は両軍三者凡退。これで試合は少し落ち着いていくのかな?と思ったが、5回からまた点取り合戦になった。
5回表、岩隈はこの日2本目の被安打を浴びてしまう。通算対戦成績14打数1安打、4三振と抑えてきた8番・ラスマスにソロ弾を右中間へ運ばれた。ボール先行2-0からストライクを取りにいったアウトコース狙いのシンカーが抜け、真中に入ったのを逃さずに打ち返されてしまった。(SEA2-3HOU)
三度1点リードを許したマリナーズだったが、先頭打者カノがストレートのフォアボールで歩いた5回裏、すぐさま反撃を開始した。クルーズの同点二塁打、シーガーの左中間勝ち越しタイムリー、ズニーノの左犠飛。一挙3得点を上げた。(SEA5-3HOU)
6回表、2点の援護点を貰ったのだが、どうも岩隈がピリッとしない。1死後、甘く入ったスライダーを左中間を切り裂く二塁打を浴びた。打った打者は昨年5/25対戦時に思わず岩隈も苦笑するほどの左越え2ランを放っていた3番・スプリンガーだった。
ここで堪らずマクレンドン監督、投手交代を告げる。勝利投手の権利を持っての交代も、予想外のかたちでの71球降板劇。その後、出てきたメディーナがエラーにも見舞われ、2点を奪われ、その権利もあっさり雲散の、モヤモヤの残る。今季3登板目になっている。(試合はその後、終盤にアストロズが2点を勝ち越して5-7でマリナーズが敗れた)

5回1/3、打者21人、球数71、被安打5、被本塁打2、奪三振3、与四死球0、失点4、自責点4、防御率6.61
岩隈の投球データを毎試合MLB Gamedayを基に記録をつけている私である。この日、立ち上がりの1回すぐに過去2登板とは明らかに違う岩隈の差異に気付いた。
それは、球速のスピードダウンである。特にスライダーとスプリッターに顕著だった。(カッコ)内は今季の過去2登板平均球速
スライダー平均79.5マイル (81.3)
スプリッター平均82.6マイル (84.3)
今季過去2登板と比べた時に、約2マイルほど球速減だったのだ。この球速減、意図して投げていたのなら問題ないのだろうが、どう見てもそのようには思えない。腕を振って投げても、この程度の球速しか出なかったということになるのだろうし、NHK BS中継の解説者・武田一浩氏が指摘していたように、腕の振りが緩んでいたことが球速減、ひいてはキレや変化量の減少を生みだしていたのだと思う。
また、この日は、どういう訳か、4シームを投げなかった。MLB Gamedayで4シーム認定されているのは、2回7番・ゴンザレスの打席時、1-1からの第3球86マイルの投球である。ズニーノがインハイにミットを構えていたが、岩隈は嫌ったかのようにインローのボールゾーンに外す投球。この球は4シームではなくカッターだと思われる。とすると、本当に1球も4シームは投げなかったことになる。
90マイル(約144.8キロ)を継続した球も僅かに2球だけだった。ブルペンで調子が悪かったのか、どういう理由があったのかは分からないが、平均約144キロの4シームが消滅し、速球は平均141キロのシンカーに。打ち頃の球速になってしまい、さらに制球が甘くなったシンカーを集中的に打たれるかたちになっている。
相手打者からしてみれば、さしづめ打撃投手相手にバッティング練習をしているような感覚だったのかもしれない。これで被本塁打率は3.30である。
う~む・・・応援しているファンも困ってしまい、筆も進まない... 【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
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スッキリしないクマ
同じアリーグ東地区どうしの対戦である。マリナーズは5勝7敗の同地区3位タイ。アストロズは6勝6敗の同1位。そのアストロズをゲーム差2.5で追いかけるマリナーズ、共に前のカード2連勝で迎えた両軍3連戦の初戦(セーフコフィールド)に、岩隈が先発登板した。
ここまでの2試合、岩熊はスッキリしない投球内容が続いている。本拠地に戻って中6日のアストロズ戦でその不安を払拭することが期待されたが、本戦も変わらずだった。空模様に例えれば、どんよりとした曇天。今にも崩れそうな雰囲気が漂っていた。
1回表、いきなり一閃で1点を奪われている。
1番・アルテューベ。通算対戦成績25打数10安打5打点、2三振、3二塁打の打率.400。岩隈キラーで知られる昨季アリーグ首位打者をあっさり二飛に仕留めた。彼の苦手な外角低めの誘い球を1-1からの第3球で打たせた。滑り出しは上々に見えたが、2番・左打者のバルブエナに一閃を浴びてしまう。真中寄りに甘く入ったシンカーを運ばれた。ライトのクルーズの足がほぼ釘付け。打った瞬間の大飛球で先制点はアストロズに入る。(SEA0-1HOU)
1回裏、味方打線はチャンスを作るが、無得点。1死後、アクリー&カノの短長打で1死3,2塁としたが、クルーズ空三振、シーガーは打ち上げてのイージーな中飛で追い着くことができない。
味方打線が同点に追いついたのは、岩隈がゼロで帰ってきた直後の翌2回裏のことだった。先頭打者・スミスがツーベースでチャンスを演出。その後、ミラーの中前クリーンヒットで生還。同点とする。(SEA1-1HOU)
3回表、同点にして貰った直後だ。つつがなくゼロに抑えたかった。しかし、先頭の右打ち9番打者にライトオーバーの二塁打を打たれ、アルテューベがセーフティバント気味の送りバントを許すと、1死3塁で前の打席で先制ソロ弾をくらったバルブエナに今度はスライダーをセンター後方への犠飛にされてしまう。(SEA1-2HOU)
直後の裏、先頭カノがセンターフェンス最上段直撃の二塁打で出塁。バッテリーミスで三進して1死3塁、クルーズの遊撃内野安打でカノが生還。なおも、チャンスが続き1死満塁としたが、ズニーノ、モリソンが凡退で、勝ち越しはならなかったが、試合は再び振り出しに戻る。(SEA2-2HOU)
(下記に続く)
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両軍のスタメン
アストロズ=1番・アルテューベ(二)、2番・バルブエナ(三)、3番・スプリンガー(右)、4番・ガティス(指)、
5番・ローリー(遊)、6番・カストロ(捕)、7番・ゴンザレス()、8番・ラスマス()、9番・マリスニック(中)、先発・ウォジチョースキー(右投)
マリナーズ=1番・ジャクソン(中)、2番・アクリー(左)、3番・カノ(二)、4番・クルーズ(右)、5番・シーガー(三)、6番・スミス(指)、7番・ズニーノ(捕)、8番・モリソン(一)、9番・ミラー(遊)、先発・岩隈(右投)
今季早くも2度目の勝利投手の権利消滅
4回は両軍三者凡退。これで試合は少し落ち着いていくのかな?と思ったが、5回からまた点取り合戦になった。
5回表、岩隈はこの日2本目の被安打を浴びてしまう。通算対戦成績14打数1安打、4三振と抑えてきた8番・ラスマスにソロ弾を右中間へ運ばれた。ボール先行2-0からストライクを取りにいったアウトコース狙いのシンカーが抜け、真中に入ったのを逃さずに打ち返されてしまった。(SEA2-3HOU)
三度1点リードを許したマリナーズだったが、先頭打者カノがストレートのフォアボールで歩いた5回裏、すぐさま反撃を開始した。クルーズの同点二塁打、シーガーの左中間勝ち越しタイムリー、ズニーノの左犠飛。一挙3得点を上げた。(SEA5-3HOU)
6回表、2点の援護点を貰ったのだが、どうも岩隈がピリッとしない。1死後、甘く入ったスライダーを左中間を切り裂く二塁打を浴びた。打った打者は昨年5/25対戦時に思わず岩隈も苦笑するほどの左越え2ランを放っていた3番・スプリンガーだった。
ここで堪らずマクレンドン監督、投手交代を告げる。勝利投手の権利を持っての交代も、予想外のかたちでの71球降板劇。その後、出てきたメディーナがエラーにも見舞われ、2点を奪われ、その権利もあっさり雲散の、モヤモヤの残る。今季3登板目になっている。(試合はその後、終盤にアストロズが2点を勝ち越して5-7でマリナーズが敗れた)

4シームを投げなかった岩隈久志
5回1/3、打者21人、球数71、被安打5、被本塁打2、奪三振3、与四死球0、失点4、自責点4、防御率6.61
岩隈の投球データを毎試合MLB Gamedayを基に記録をつけている私である。この日、立ち上がりの1回すぐに過去2登板とは明らかに違う岩隈の差異に気付いた。
それは、球速のスピードダウンである。特にスライダーとスプリッターに顕著だった。(カッコ)内は今季の過去2登板平均球速
スライダー平均79.5マイル (81.3)
スプリッター平均82.6マイル (84.3)
今季過去2登板と比べた時に、約2マイルほど球速減だったのだ。この球速減、意図して投げていたのなら問題ないのだろうが、どう見てもそのようには思えない。腕を振って投げても、この程度の球速しか出なかったということになるのだろうし、NHK BS中継の解説者・武田一浩氏が指摘していたように、腕の振りが緩んでいたことが球速減、ひいてはキレや変化量の減少を生みだしていたのだと思う。
また、この日は、どういう訳か、4シームを投げなかった。MLB Gamedayで4シーム認定されているのは、2回7番・ゴンザレスの打席時、1-1からの第3球86マイルの投球である。ズニーノがインハイにミットを構えていたが、岩隈は嫌ったかのようにインローのボールゾーンに外す投球。この球は4シームではなくカッターだと思われる。とすると、本当に1球も4シームは投げなかったことになる。
90マイル(約144.8キロ)を継続した球も僅かに2球だけだった。ブルペンで調子が悪かったのか、どういう理由があったのかは分からないが、平均約144キロの4シームが消滅し、速球は平均141キロのシンカーに。打ち頃の球速になってしまい、さらに制球が甘くなったシンカーを集中的に打たれるかたちになっている。
相手打者からしてみれば、さしづめ打撃投手相手にバッティング練習をしているような感覚だったのかもしれない。これで被本塁打率は3.30である。
う~む・・・応援しているファンも困ってしまい、筆も進まない... 【終】

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・岩隈久志、2回まで5失点。エンゼルスの逆襲~2015年4月8日●SEA3-5LAA
・精彩を欠いたコントロールアーティスト。6回途中4失点の岩隈久志、勝ちを消されて今季初勝利ならず~2015年4月14日●SEA5-6xLAD
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