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打率などの数字には表れない2番・藤田一也の打撃不振~2014年楽天イーグルス打者別の進塁打率より

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打者別の進塁打を調べてみた



楽天イーグルスの進塁打の続きである

2死を除く走者1塁のときの進塁打率。

なぜ2死を除くのか?は、走者を進める進塁打は2死の場合3アウトになってしまい、もし無死1死なら走者を進めることができた当たりだったか?正確に測定できないからである。

本稿では進塁打率を3つ用意した。ここでの進塁打はタッチアップで一走が2塁へ到達した外野飛球も含んでいる。

◎進塁打率I=(安打+四球+死球+犠打+進塁打)÷打席

分母を打席に設定、分子には一走を次塁以上へ進塁させた全ての打席結果を入れたのが、進塁打率Iだ。

◎進塁打率II=(安打+四球+進塁打)÷(打席-犠打)

進塁打率Iは2番打者のようにバントサインが多く出される打者の場合は犠打の分だけ有利になる。そのバント作戦による偏りを除外するため、ここでは分母から犠打を除いた。分子から死球を除いたのは、死球は打者がその打撃技術で出塁できる打席結果ではなく(渡辺直人のようにごく稀にいますが)、投手責任だからである。

◎進塁打率III=進塁打÷(打数-安打)

狭義の意味での進塁打率。ヒットを除く、三振や凡打などアウトになった打数を分母とするもの。これを用いることで、打率が低い打者でも、自らはアウトになりながらも走者を進塁させる打撃はできるチームバッティングの巧打者を発見することができる。

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■2014年 楽天イーグルス (2死除く)走者1塁 打者別の進塁打率
20141222DATA02.jpg

一走を2塁以上へ送り込んだ全ての打席結果を反映させた
進塁打率王は、枡田慎太郎



2死を除く走者1塁の打者別進塁打率を出してみた。

(安打+四球+死球+犠打+進塁打)÷打席で算出する進塁打率I。1塁走者を次塁以上へ進塁させた全ての打席結果を反映させたこのIでは、私だけでなく恐らく多くの読者の皆さんも虚を突かれる予想外の結果が待ち受けていた。

ベスト3を書き出してみると、

枡田慎太郎 .583
島内宏明 .556
西田哲朗 .542


の3人となった。今年不振に喘いだ2名と、事実上のプロ1年目を戦った新進の1名である。3人共通して言えるのは打率が高いこと。

打率.219で今季を終えた枡田は、2死を除く走者1塁では3割近くを打っていた。同様に.242の島内も同状況では.300を残していた。

西田や島内は、狭義の意味での進塁打を診る進塁打率IIIでは.069、.118と高いとは言えない。自らがアウトになる進塁打よりも、ヒットで稼いでいたことを示している。

今年の枡田は主に6番で最多36試合で起用されることが多く、走者を返す役割が求められていたが、得点圏打率は.234と振るわず。しかし、無死または1死1塁で枡田がバッターボックスに立った場合、一走を6割近い高い確率で2塁以上に送り込むチャンスメイクの打撃が実践できていたことになる。(チームとしてはチャンスメイカーよりクラッチヒッターを期待していたと思うのだけど、逆のかたちに)

一方、ワースト3は、

ボウカー .219
後藤 .389
ジョーンズ .429


の3人。AJやボウカーといった外国人打者はチームから長打供給を要求されている役回りなので、かろうじて理解できる(それでもボウカーの進塁打ゼロは・・・)。

しかし、後藤はいただけないだろう。無死または1死での打率は.389とハイアベレージを残した後藤だが、四球は選ばず、進塁打も1本も打たずなので、打率の.389という数字が、進塁打率IとIIの数字にそのままなってしまっている。10年選手のベテランらしくない成績だ。

打率などの数字には表れない2番・藤田一也の不振



(安打+四球+進塁打)÷(打席-犠打)と定義した進塁打率II。ベンチから出るバント作戦の多寡を排除した進塁打率になる。

ベスト3は、

枡田慎太郎 .514
松井稼頭央 .479
岡島豪郎 .441


三者三様の結果になった。四球や進塁打によるかさ上げがなく、ひたすら打率の高さだけで好値を叩き出したのが松井稼。そこそこの打率に四球出塁の多さで好値を残したのが枡田。低迷する打率を最多11本の進塁打で補った結果の好値は岡島。それぞれ違う経路を辿っていて、興味深い。

ワースト3は、

小関翔太 .125
ボウカー .219
藤田 .349


小関、ボウカーは皆さんも想定内のはずなので、割愛する。ここで問題になるのは、藤田なのだ。

今年は自身初の144試合全試合出場を果たし、ゴールデングラブ賞とベストナインを2年連続で受賞。先日の契約更改には夢だったという1億円の大台に到達した。

しかし、こと打撃に関しては(頑張ったとは思うものの)いまひとつの結果に終わったのではないか。特に開幕直後の目覚ましい槍働きが印象だっただけに、終盤苦しんでの失速は残念だった。

昨年.275/.320/.326のOPS.646を残した打撃成績は、今年.269/.294/.317のOPS.611に下げた。藤田の定位置である2番打者も、楽天の2番打者OPSは前年.631から今年リーグ5位の.612に減少した。

つなぎの役割が最も高い2番打者として、上に掲げた進塁打率の低さも、いかんなあ~、らしくないなあ~という結果に。

昨年の進塁打率は、I=.750、II=.632、III=.250。いずれも傑出した数字だった。

初Vの昨年、無死または1死で藤田が打席に入った場合の打率は56打数28安打の.500を誇った。四球は1個と少なかったものの、進塁打が多かったことで、1塁走者は75%の確率で2塁以上に進むことができていた。これは本当に驚異の数字である。

犠打の影響を排除したIIでも63.2%の高さを維持した。三振や凡打でアウトになった打数の25%、4回に1回が進塁打だった。快音飛ばすこともできれば、アウトに倒れた打席でも進塁打をしっかり打つ。初Vの2番には、理想の2番打者がいた。

しかし、今年は、I=.750→.512、II=.632→.349、III=.250→.109へと大幅に下落。昨年の活躍が傑出していただけに、その反動で悪く見えてしまう部分もあるのだが、藤田ならもっとできたはずという思いも強いので、残念な結果である。

凡打に倒れても走者は進める岡島豪郎



進塁打÷(打数-安打)の進塁打率III。狭義での、純粋な意味での進塁打率がこちらだ。

ベスト3は、

岡島豪郎 .224
牧田明久 .200
嶋基宏 .154


進塁打率IIIは.200を超えてくると、高いという印象を持つ。昨年の藤田のように.250以上だと驚きの数字になってくる。

今年岡島が残した.224も素晴らしく、昨年も.235の数字を残していたので、(1年目の数字は未調査なものの)2年連続で高い確率で進塁打が打てる打者だったということになる。

岡島の進塁打率の推移は、I=.581→.479、II=.533→.441、III=.235→.224だった。昨年と比べて打率が下がったため安打を含むIとIIでは下落が見られるものの、純粋な意味での進塁打率IIIでは昨年と同程度の値を維持することができている。自己犠牲の賜物と言えそうだ。

チーム内で3番目に高かった嶋だが、昨年.244を残していたことを考えると、もう少しできたのでは?と思う。配球が研究され尽くされているという噂も絶えなかった背番号37だが、打撃でも打球方向など研究尽くされている印象を持ち、その影響で進塁打が減ったのかもしれない。それでもチームで3番目に高い値を残した点は、流石だ。

ワースト3は、

ボウカー、後藤光尊、小関翔太 .000
松井稼頭央 .038
聖澤諒 .059


となった。

後藤、小関は、(2死を除く)無死または1死1塁だけでなく、全てのシチュエーションで進塁打がゼロだった。(ボウカーは無死2塁、1死2,1塁で複数本有)。

.059の低値に終わった聖澤だが、昨年は.160を残している。規定打席到達が4年連続で途切れてしまった聖澤の不振は、こんな数字でも確認できそうだ。【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
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