事実上のプロ1年目を終えた高卒生え抜き野手。契約更改で手にした増額分は?!
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昨日、最年長の斎藤隆が来季の契約書にサインを終えた。現状維持の年俸6000万。これで楽天の契約更改はおおかた終了している。未更改は、豪ウインターリーグ派遣中の中川だけである。
今回の契約更改、則本や銀次の年俸も気になったが、個人的に最も注目していたのは、西田である。高卒生え抜き野手が「事実上のプロ1年目」で、どれくらいの増額を得るのか?という点が気になっていた。
球団創設から最初の10年間を終えたイーグルスは、今年のドラフトまで39人の野手を指名してきた。そのうち、高卒選手は14人。14人中、1軍でまとまった場数プレーしたのは、今年の西田の他には、銀枡コンビがいるだけ。西田のケースは、今後、高卒生え抜き選手が活躍した場合、そのオフの契約更改がどうなるか?メルクマールになりえるものだと思ったからだ。
そこで、今年の西田と小関、2012年の銀次と枡田、4人の成績と年俸増額を書き出してみた。
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◎西田哲朗・・・1100万増 (700万→1800万) 2014年オフ
131(先発97)試合。415打席(規定打席未達)。.250/.300/.358。OPS.658(リーグ平均.707)、7本塁打
◎枡田慎太郎・・・1240万増 (660万→1900万) 2012年オフ
79(先発76)試合。290打席(規定打席未達)。.295/.350/.433。OPS.783(同平均.658)。5本塁打
◎銀次・・・1480万増 (720万→2200万) 2012年オフ
126(先発119)試合。485打席(規定打席到達)。.280/.318/.354。OPS.672(同平均.658)、4本塁打
◎小関翔太・・・200万増 (560万→760万) 2014年オフ
111(先発32)試合。111打席(規定打席未達)。.152/.160/.202。OPS.362(同平均.707)、0本塁打
最多増額は銀次になった。唯一の規定打席到達でリーグ11位の打率を残した。スタメン出場した試合数も最も多い。1480万増という金額は納得のできるところである。
小関の200万増は、400~500万ぐらい上がるのでは?と予想していただけに、当初、低い印象を抱いた。しかし、この中で先発出場した数が最も少ないこと。打席数も僅かに111打席で打撃成績も散々だったこと。勝ち取った出場機会ではなく、首脳陣から与えられた場数だったこと等を考えると、妥当な線になってくるのかもしれない。
この中で一番気になったのは西田と枡田の金額だ。枡田が西田を抑えて増額分にして140万上まわったのである。
試合数、先発出場数、いずれも西田が上まわっている。両人いずれも規定打席に届かなかったが、西田が枡田より100打席超も多い。ホームランの数も西田が2本多く打っており、どうみても西田のほうが評価されてしかるべきな気もする。そう感じる読者も多いのでは?と思う。
どうして枡田のほうが多く貰っているのか? 推測してみるに、リーグ平均値と比べた時の打撃成績の差だろう。
枡田の事実上の1年目に当たった2012年は極端な投高打低の環境下にあった。リーグ平均OPSは.658。その中で枡田は.783と平均を大きく上回る数字を叩き出すことに成功していた。
一方、西田の今年は、反発係数が上がり、2011~2012年の時よりボールが飛ぶ環境下である。リーグ平均OPSは.707。その中、西田は平均を下まわる.658のOPSだった。
この差異が大きいのだと思う。
もちろん、年俸は打撃成績だけでなく、守備や走塁、練習態度や野球に向き合う姿勢...色々細かく査定された結果である。そのため、打撃成績だけを切り出して簡単に言うことはできないものの、こと西田の今年と枡田の2012年を比べた時には、そんなイメージになってくる。
ともあれ、高卒生え抜き野手が事実上のプロ1年目で活躍し約300打席以上バッターボックスに立ってそれなりの結果を残した場合、そのオフの契約更改で手にするアップ額は、西田の1100万~銀次の1480万あたりになってくる。このことは言えそうだ。
来年以降、三好、内田と1軍で活躍する未来がやってくる。そのとき、この金額を念頭に入れてオフの契約更改を注目してみるのも、面白いかもしれない。
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・評価したいファルケンボーグ自由契約&広島退団ミコライオの獲得劇
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今後のメルクマールになる西田哲朗1100万増
昨日、最年長の斎藤隆が来季の契約書にサインを終えた。現状維持の年俸6000万。これで楽天の契約更改はおおかた終了している。未更改は、豪ウインターリーグ派遣中の中川だけである。
今回の契約更改、則本や銀次の年俸も気になったが、個人的に最も注目していたのは、西田である。高卒生え抜き野手が「事実上のプロ1年目」で、どれくらいの増額を得るのか?という点が気になっていた。
球団創設から最初の10年間を終えたイーグルスは、今年のドラフトまで39人の野手を指名してきた。そのうち、高卒選手は14人。14人中、1軍でまとまった場数プレーしたのは、今年の西田の他には、銀枡コンビがいるだけ。西田のケースは、今後、高卒生え抜き選手が活躍した場合、そのオフの契約更改がどうなるか?メルクマールになりえるものだと思ったからだ。
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高卒生え抜き野手、事実上1年目オフのアップ額
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◎西田哲朗・・・1100万増 (700万→1800万) 2014年オフ
131(先発97)試合。415打席(規定打席未達)。.250/.300/.358。OPS.658(リーグ平均.707)、7本塁打
◎枡田慎太郎・・・1240万増 (660万→1900万) 2012年オフ
79(先発76)試合。290打席(規定打席未達)。.295/.350/.433。OPS.783(同平均.658)。5本塁打
◎銀次・・・1480万増 (720万→2200万) 2012年オフ
126(先発119)試合。485打席(規定打席到達)。.280/.318/.354。OPS.672(同平均.658)、4本塁打
◎小関翔太・・・200万増 (560万→760万) 2014年オフ
111(先発32)試合。111打席(規定打席未達)。.152/.160/.202。OPS.362(同平均.707)、0本塁打
最多増額は銀次になった。唯一の規定打席到達でリーグ11位の打率を残した。スタメン出場した試合数も最も多い。1480万増という金額は納得のできるところである。
小関の200万増は、400~500万ぐらい上がるのでは?と予想していただけに、当初、低い印象を抱いた。しかし、この中で先発出場した数が最も少ないこと。打席数も僅かに111打席で打撃成績も散々だったこと。勝ち取った出場機会ではなく、首脳陣から与えられた場数だったこと等を考えると、妥当な線になってくるのかもしれない。
西田が枡田より、貰える増額分が少なかったその理由
この中で一番気になったのは西田と枡田の金額だ。枡田が西田を抑えて増額分にして140万上まわったのである。
試合数、先発出場数、いずれも西田が上まわっている。両人いずれも規定打席に届かなかったが、西田が枡田より100打席超も多い。ホームランの数も西田が2本多く打っており、どうみても西田のほうが評価されてしかるべきな気もする。そう感じる読者も多いのでは?と思う。
どうして枡田のほうが多く貰っているのか? 推測してみるに、リーグ平均値と比べた時の打撃成績の差だろう。
枡田の事実上の1年目に当たった2012年は極端な投高打低の環境下にあった。リーグ平均OPSは.658。その中で枡田は.783と平均を大きく上回る数字を叩き出すことに成功していた。
一方、西田の今年は、反発係数が上がり、2011~2012年の時よりボールが飛ぶ環境下である。リーグ平均OPSは.707。その中、西田は平均を下まわる.658のOPSだった。
この差異が大きいのだと思う。
もちろん、年俸は打撃成績だけでなく、守備や走塁、練習態度や野球に向き合う姿勢...色々細かく査定された結果である。そのため、打撃成績だけを切り出して簡単に言うことはできないものの、こと西田の今年と枡田の2012年を比べた時には、そんなイメージになってくる。
ともあれ、高卒生え抜き野手が事実上のプロ1年目で活躍し約300打席以上バッターボックスに立ってそれなりの結果を残した場合、そのオフの契約更改で手にするアップ額は、西田の1100万~銀次の1480万あたりになってくる。このことは言えそうだ。
来年以降、三好、内田と1軍で活躍する未来がやってくる。そのとき、この金額を念頭に入れてオフの契約更改を注目してみるのも、面白いかもしれない。
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・評価したいファルケンボーグ自由契約&広島退団ミコライオの獲得劇
・2年総額3億円の後藤光尊を引き取った立花陽三クン。その呆れた大盤振る舞いに唖然呆然の巻
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