楽天の捕手人材難。解決のトレードは実現する?! 戸村健次を出して取りたいハマの来季5年目捕手とは?!
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11/26付の河北新報には新任の1軍バッテリーコーチを紹介する記事が掲載されている。
◎東北楽天 新コーチ(2)2番手捕手の育成急務/(1軍バッテリー)田口昌徳
田口コーチは大久保監督と同郷の44歳だ。ソフトバンク2軍でコーチの経験はあるものの、1軍コーチは今回が初。「嶋をレギュラーと決めつけるのでなく、他の選手も正捕手を奪う気概を見せないといけない」と話し、二番手捕手の育成が急務としている。
楽天の喫緊の課題の1つは、確かに二番手捕手の育成なのだ。
「今オフ最大の補強」は、国内FA権を獲得した正捕手・嶋の残留表明だったと私は考えていて、そのことについてベースボールチャンネルさんに寄稿したばかりである(掲載は来週)。
しかし、嶋の4年契約には、特定条件を満たした時に複数年契約の途中であってもFA権を行使できる条項が盛り込まれているという。来オフ再び正捕手流出のリスクをはらんでいる。嶋の行使有無を別にして、球団が危機管理上、二番手捕手の育成に力を注ぐのは当然のことで、その一環で、今季は小関が53試合の場数を与えられた。
改めて楽天の捕手陣容を確認してみよう。
■楽天イーグルスの捕手陣
※年齢、年数は来年で算出

6人名を連ねているが、最年少の内田は事実上の野手転向。最年長の小山桂は契約更改で球団と揉めていて、解決されない場合は引退も辞さずと息まいていたが、その後腰砕けになり本日300万ダウンの1700万でサインを終えている。
今季、伊志嶺、小山桂は出番が激減した。来季も1軍は嶋、小関の2人をメインにまわすのだろう。
二番手捕手育成も、来年24歳を迎える小関を中心に進んでいく。30歳超えの小山桂や伊志嶺は、構想外になる。もし彼ら30歳捕手を多用することになれば、世代交代を目指す二番手捕手育成の本筋から大きくはずれてしまうからだ。(この2人が二番手争いの中心を勝ち得るには、バットで相当アピールしないといけない)
小関を中心に進めるにしても、問題点はある。
今のままでは、小関の対抗馬が存在しないのだ。前述のとおり、小山桂や伊志嶺は構想からはずれ、下妻は捕逸なども多く2軍で技術を磨き、経験を積むレベルにある。このままでは小関に緊迫感が生まれず、大きな飛躍は期待できないリスクも生じる。
人手不足の解消、小関のライバルという意味で、嶋より年齢が下で小関と同年代までの捕手をトレードで獲得するのではないだろうか?
(下記に続く)
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■25歳~28歳のセパ12球団捕手一覧
※楽天を除く。年齢、年数は来年のもの。試合数は1軍通算出場数

昨日公開された次年度契約保留選手名簿。このリストに掲載されているセパ12球団の捕手登録は71人。その中で上記の年齢に当てはまるのは29人。上に一覧表を掲載する。
この表の中から、トレードで欲しいと申し出ても相手が絶対に首を縦に振らない正捕手級の捕手を除く。Bs伊藤、F大野、L炭谷、De黒羽根、S中村の5人が該当する。
さらに、今年ルーキーで来年2年目を迎える若手も対象外とする。2年目でいきなり他球団に放出することは滅多にありえないからだ。M吉田、L岡田、G小林、T梅野、De嶺井、S藤井の6人だ。
ポスト谷繁問題で頭を抱えている中日は1人たりとも応じないはず。ということで、中日の松井、桂、杉山、赤田の4人も除いていく。
このようにして削っていくと、下記の14人が残った。
■トレード候補になりそうな捕手14人

同一リーグのトレードは非現実的かもしれない。特にフィールドの頭脳と言われる捕手なら尚更なので、表中上位の6人を除く。
すると、G河野、G鬼屋敷、T今成、T小豆畑、C會澤、De鶴岡、De西森、S星野の8人に絞られてくる。
この中で、今成と會澤は考えにくいだろう。今成は捕手登録だが今季はもっぱら内野手としてプレーしており、會澤は65試合179打席ながらも二桁本塁打、OPSは.892を記録した。広島が手放すはずがない。
會澤は大久保監督と同じ茨城出身。そのツテで會澤をトレードで引っ張ってこれたら良いと思うのだが、ウルトラCでも無い限りは、ありえないだろう。
来季3年目を迎え、いずれも1軍出場がないT小豆畑(2軍捕手出場83試合)、S星野(同58試合)は、小関の好敵手にしては迫力不足になる。
ということで、どんどん絞り込んでいくと、G河野、G鬼屋敷、De鶴岡、De西森の4人が残っている。
この中で1人選ぶとすると、私はDeNAの鶴岡賢二郎に白羽の矢を立てたい。課題だった打撃も1軍打率.267、2軍.299と成長の跡が確認できる。1軍では24試合中11試合でスタメンマスクをかぶり、その11試合の捕手防御率は3.57だったと言う。
鶴岡は2010年ドラフト8位は(育成枠を除く)セパ12球団一番最後の指名だった。今野とバッテリーを組む機会があれば「一番最後指名バッテリー」ということで、売り出すこともできる。まあ、それは付け足しに過ぎないのだが、年齢と記録でざっくり診る限り、鶴岡が適任のように思える。
楽天からDeNAにトレードに出すのは、永井(2800万)、上園(1000万)、戸村(1600万)の先発経験を持つ3人が候補か。DeNAは久保、井納、モスコーソ、山口に続く先発ローテの五番手、六番手を探しているので、彼らは適任だ。鶴岡の今季年俸が540万でこれからの契約更改で上がることを考えても、永井とは釣り合いが取れない。上園か戸村ということになりそうだ。
中でも戸村はゴロアウト投手。狭い球場が多いセリーグ向きとも言えそうだ。
はたしてトレードによる捕手の獲得はあるのか?ないのか?
動静を注目していきたい。
【終】
◎◎◎関連記事◎◎◎
・楽天の初V4番AJ、アンドリュー・ジョーンズ去就問題を考える
・【検証】 楽天がヤンキースから獲得したゼラス・ウィーラー Zelous Wheeler 今季成績を徹底解剖する
・2年総額3億円の後藤光尊を引き取った立花陽三クン。その呆れた大盤振る舞いに唖然呆然の巻
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二番手捕手育成は喫緊のテーマ
11/26付の河北新報には新任の1軍バッテリーコーチを紹介する記事が掲載されている。
◎東北楽天 新コーチ(2)2番手捕手の育成急務/(1軍バッテリー)田口昌徳
田口コーチは大久保監督と同郷の44歳だ。ソフトバンク2軍でコーチの経験はあるものの、1軍コーチは今回が初。「嶋をレギュラーと決めつけるのでなく、他の選手も正捕手を奪う気概を見せないといけない」と話し、二番手捕手の育成が急務としている。
楽天の喫緊の課題の1つは、確かに二番手捕手の育成なのだ。
「今オフ最大の補強」は、国内FA権を獲得した正捕手・嶋の残留表明だったと私は考えていて、そのことについてベースボールチャンネルさんに寄稿したばかりである(掲載は来週)。
しかし、嶋の4年契約には、特定条件を満たした時に複数年契約の途中であってもFA権を行使できる条項が盛り込まれているという。来オフ再び正捕手流出のリスクをはらんでいる。嶋の行使有無を別にして、球団が危機管理上、二番手捕手の育成に力を注ぐのは当然のことで、その一環で、今季は小関が53試合の場数を与えられた。
改めて楽天の捕手陣容を確認してみよう。
■楽天イーグルスの捕手陣
※年齢、年数は来年で算出

捕手人材難の楽天
6人名を連ねているが、最年少の内田は事実上の野手転向。最年長の小山桂は契約更改で球団と揉めていて、解決されない場合は引退も辞さずと息まいていたが、その後腰砕けになり本日300万ダウンの1700万でサインを終えている。
今季、伊志嶺、小山桂は出番が激減した。来季も1軍は嶋、小関の2人をメインにまわすのだろう。
二番手捕手育成も、来年24歳を迎える小関を中心に進んでいく。30歳超えの小山桂や伊志嶺は、構想外になる。もし彼ら30歳捕手を多用することになれば、世代交代を目指す二番手捕手育成の本筋から大きくはずれてしまうからだ。(この2人が二番手争いの中心を勝ち得るには、バットで相当アピールしないといけない)
小関を中心に進めるにしても、問題点はある。
今のままでは、小関の対抗馬が存在しないのだ。前述のとおり、小山桂や伊志嶺は構想からはずれ、下妻は捕逸なども多く2軍で技術を磨き、経験を積むレベルにある。このままでは小関に緊迫感が生まれず、大きな飛躍は期待できないリスクも生じる。
人手不足の解消、小関のライバルという意味で、嶋より年齢が下で小関と同年代までの捕手をトレードで獲得するのではないだろうか?
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■25歳~28歳のセパ12球団捕手一覧
※楽天を除く。年齢、年数は来年のもの。試合数は1軍通算出場数

25~28歳捕手はセパ29人
昨日公開された次年度契約保留選手名簿。このリストに掲載されているセパ12球団の捕手登録は71人。その中で上記の年齢に当てはまるのは29人。上に一覧表を掲載する。
この表の中から、トレードで欲しいと申し出ても相手が絶対に首を縦に振らない正捕手級の捕手を除く。Bs伊藤、F大野、L炭谷、De黒羽根、S中村の5人が該当する。
さらに、今年ルーキーで来年2年目を迎える若手も対象外とする。2年目でいきなり他球団に放出することは滅多にありえないからだ。M吉田、L岡田、G小林、T梅野、De嶺井、S藤井の6人だ。
ポスト谷繁問題で頭を抱えている中日は1人たりとも応じないはず。ということで、中日の松井、桂、杉山、赤田の4人も除いていく。
このようにして削っていくと、下記の14人が残った。
■トレード候補になりそうな捕手14人

理想は指揮官と同郷の広島・會澤だが、現実的ではない・・・
同一リーグのトレードは非現実的かもしれない。特にフィールドの頭脳と言われる捕手なら尚更なので、表中上位の6人を除く。
すると、G河野、G鬼屋敷、T今成、T小豆畑、C會澤、De鶴岡、De西森、S星野の8人に絞られてくる。
この中で、今成と會澤は考えにくいだろう。今成は捕手登録だが今季はもっぱら内野手としてプレーしており、會澤は65試合179打席ながらも二桁本塁打、OPSは.892を記録した。広島が手放すはずがない。
會澤は大久保監督と同じ茨城出身。そのツテで會澤をトレードで引っ張ってこれたら良いと思うのだが、ウルトラCでも無い限りは、ありえないだろう。
来季3年目を迎え、いずれも1軍出場がないT小豆畑(2軍捕手出場83試合)、S星野(同58試合)は、小関の好敵手にしては迫力不足になる。
ということで、どんどん絞り込んでいくと、G河野、G鬼屋敷、De鶴岡、De西森の4人が残っている。
2009年ドラ1を放出して取りたいハマの捕手とは?!
この中で1人選ぶとすると、私はDeNAの鶴岡賢二郎に白羽の矢を立てたい。課題だった打撃も1軍打率.267、2軍.299と成長の跡が確認できる。1軍では24試合中11試合でスタメンマスクをかぶり、その11試合の捕手防御率は3.57だったと言う。
鶴岡は2010年ドラフト8位は(育成枠を除く)セパ12球団一番最後の指名だった。今野とバッテリーを組む機会があれば「一番最後指名バッテリー」ということで、売り出すこともできる。まあ、それは付け足しに過ぎないのだが、年齢と記録でざっくり診る限り、鶴岡が適任のように思える。
楽天からDeNAにトレードに出すのは、永井(2800万)、上園(1000万)、戸村(1600万)の先発経験を持つ3人が候補か。DeNAは久保、井納、モスコーソ、山口に続く先発ローテの五番手、六番手を探しているので、彼らは適任だ。鶴岡の今季年俸が540万でこれからの契約更改で上がることを考えても、永井とは釣り合いが取れない。上園か戸村ということになりそうだ。
中でも戸村はゴロアウト投手。狭い球場が多いセリーグ向きとも言えそうだ。
はたしてトレードによる捕手の獲得はあるのか?ないのか?
動静を注目していきたい。
【終】
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・2年総額3億円の後藤光尊を引き取った立花陽三クン。その呆れた大盤振る舞いに唖然呆然の巻
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