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【まとめ】 2014年ドラフト。楽天イーグルスの結果。1位・安楽智大、2位・ 小野郁... 外野手世代交代を見据えて9人を指名

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安楽2球団競合で楽天へ。有原は4球団競合、札幌へ



50周年目を迎えた今年のドラフト。本日、グランドプリンスホテル新高輪で17時から実施された。

注目を集めていた高校球界豪速右腕の済美・安楽智大はヤクルトと楽天が競合。昨年、松井裕樹を引き当てた立花球団社長があの右手でクジを引き当て、見事、交渉権獲得に至っている。

楽天はこれで3年連続、高校生投手を1巡目に指名。抽選を制するかたちになった。

朝の報道では7球団競合も?!と報じられていたアマ球界No.1の早稲田・有原航平は、DeNA、広島、日本ハム、阪神が競合。クジ引きの結果、日本ハムが交渉権を獲得している。

東北枠ということもあり、楽天の1位指名もありえるのでは?と思われた岩手・盛岡附の松本裕樹はソフトバンクが単独指名。ホークスが松本裕樹を投手で使うのか?野手に価値を見出しているのか?分からないものの、交渉権が九州に渡ったことで、これで近い将来、松井裕樹vs松本裕樹の一字違いマッチアップが実現するかもしれない。

各12球団のドラフト1位は下記表のとおり。

(下記に続く)

■セパ12球団 1位指名とその結果


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実に興味深いかたちになった楽天の安楽1位指名



さて、ここからは、イーグルスのドラフト結果についての感想を書いていきたい。

育成は明日追記する。

◎1位:甲子園を、海の向こうを震撼させた
最速157キロ豪球右腕

安楽智大
(投手)(済美高)(愛媛県出身)
右投左打。1996年11月4日生。187cm/85kg
詳しい略歴や成績等はドラフトレポートさんでどうぞ↓↓↓
http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-1948.html


事前報道では、楽天の1巡目は智弁学園高の岡本和真か?早稲田・有原航平か?と言われていた。昨日都内で開かれた編成会議後、早川アマ・スカウトグループマネジャーも「有原か岡本でしょう」と報道陣にコメント。長年の課題である和製大砲の育成解決へ岡本になるのか? 即戦力投手要望と報じられていた大久保新監督の意向を汲んで、早大の有原に行くのか?と思われた。

しかし、蓋を開けてみれば、どちらでもなく、安楽だった。

立花球団社長(とチーム戦略室)の方針が、くっきり表れているように思われる。

今年2月、Web Sportivaの取材に対し、立花社長は投手育成に対する以下の考えを披歴していた。引用する。


■楽天・立花球団社長が語る「田中将大なき未来予想図」(Web Sportiva 2014.2.02)

「僕らの仮説では、野手は25~26歳、投手は23~25歳がピーク。極端に言うと、大学生のピッチャーはほぼ完成されていて、伸びしろがあまりないんです。ましてや大卒の社会人だとすでにピークにあり、そこからプロで育てるとなると、失敗した時のリスクがものすごく大きい。なので、年に1回しかないドラフトでは、基本的には高校生に投資すべきだというのが僕の考えです」


この基本戦略に沿って、高校生投手で最も素材の良い投手を取りに行った結果が、安楽だったということなのだろう。

しかし、安楽は楽天で大輪の花を咲かすことができるのか?

もっと多くの球団が競合するだろうと思った読者の皆さんも多いはずだ。しかし、競合は楽天とヤクルトの2球団。

恐らくアメリカでも物議を醸し出した右肩や右肘を痛めた故障歴を嫌って1位指名を回避した球団も多かったと思われる。実際、安楽は怪我後、持ち味のストレートの球速が約10キロほどダウン。それを補うかのように、肘の負担大だと言われるスプリットを投げ始めたとも言われている。

安楽に関するブログエントリーを2つ掲載する。いずれも愛読する「野球の記録で話したい」から。

◎参照エントリー>>投球制限論争の根底にあるもの|野球史 (野球の記録で話したい)

◎参照エントリー>>安楽智大は、もう壊れているのではないのか?|アマチュア野球 (野球の記録で話したい)

安楽の野球観と楽天の野球観が故障リスクを増幅させる恐れ



楽天とヤクルトも、当然、故障リスクは織り込み済みだ。ヤクルトは本拠地・神宮のスピードガンが他球場と比べて球速が出やすい仕様になっているため、かつて由規がそうだったように、アッと驚かせて世間の耳目をかっさらいたいという営業目的の獲得動議もあったかもしれない。楽天も故障歴を認識しつつ、競合のリスクを承知で取りに行ったのだ。右肘の不安は解消されるという判断が球団内であったはずだと思うが、私の胸中は半信半疑である。

素材としての安楽が傑出している事は議論の余地はない。しかし、昨年センバツでの772球等に象徴される酷使。それに伴う右肘等の故障歴。さらに、安楽の野球観が安楽のプロ入り後の野球人生を危うくしてしまう危険性も孕んでいるのでは?と危惧する。

楽天は他球団と比べて、先発に1イニングでも1アウトでも長く投げて貰いたいと考えている球団である。長く指揮してきた野村克也、星野仙一が先発完投型の思想の持ち主だったこと、ソフトバンクやオリックスのような確固とした救援陣を整備できなかったこと等も影響している。特にエース級と目された投手にはプロ入り1年目から完投を意識させての育成が目立った。

その結果、高校時代に故障歴のあった釜田は2年目に潰れて、現在はトミージョン手術からのリハビリの道程にある。同様のリスクが安楽にもある。

特に安楽は、各種報道を踏まえると、本人自身が先発完投型に強烈な理想を抱いている、昭和の香りがする投手だ。長いイニングを投げたい、速い球を投げたいという渇望は則本以上だろう。160キロに迫る速い球はそれだけで潜在的な故障リスクを高めることになる。

先発に少しでも長いイニングを要求してきた文化を持つチームに入ることで、さらにその欲求が強まり、そのことで故障リスクも増幅されてしまうのでは?と心配になってくる。

私は恐らく安楽は高卒1年目から1軍のローテでビシバシ投げるようなことはできないのでは?と思っている。田中の186.1イニングはもとより、釜田の112.1イニング、松井裕が記録した116イニングは無理だろうと思っている。また、そのほうが安楽のためだとも思っている。中継ぎローテ構想を打ち出した大久保監督には、釜田の二の舞にならぬよう、ぜひ安楽を大事に育成してもらいたい。このことだけを願うばかりである。

さて、安楽の件はこのくらいにしたい。

なぜ岡本を取りにいかなかったのか?



球団創設来永遠のテーマ、生え抜き長距離砲の育成。かつてKスタは山崎武司の豪弾で何度も湧いた。しかし、最近はめっきり。二桁本塁打を記録する生え抜き打者が、いまだに出現していないことを考えると、この課題解決にも力を注いで貰いたいと思うのが、多くのファンの願いである。今年こそ野手1位指名で岡本あるか?と思われたが、そこに行かなかった所に、球団の将来構想を垣間見る思いがする。

これまでがそうだったように、今後も投手力を前提とした「失点を防ぐ野球」を目指すという意思の表れなのだ。2位も打者(野手)ではなく、高校生右腕の小野郁を指名。野手は3位以下に止まったことからも明らかだ。

長いスパンに渡ってチームをひっぱるような主力投手は、高校生の指名が望ましい。前述の立花社長のコメントにあるようなチームの確固とした思想が根底に流れているようにみえる。


◎2位:ホークスJr出身。多彩な球種の持ち主
日米13球団スカウトが集まる中で計測した堂々147キロを計測
小野郁
(投手)(西日本短大付高)(福岡県出身)
右投右打。1996年10月23日生。176cm/71kg
詳しい略歴や成績等はドラフトレポートさんでどうぞ↓↓↓
http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-2189.html


創設1,2年目の草創期を乗り越え、楽天が戦える球団としてのかたちを整えることができたのは、投手力を整備し、失点抑止に務めてきたからこそだと言える。

下記の折れ線グラフがそれを如実に物語る。その路線を最優先にして今後も継承しようというわけなのだ。



これは私の憶測だが、球団は半ば長距離砲の育成に見切りを付けているフシもうかがえる。Eウィング設置したとはいえ依然としてホームランが発生しにくいコボスタで、長距離砲を生え抜きから育成するのは(完全に諦めているわけではないものの)非効率という判断をしてもおかしくはない。

それよりも外野の間を割っていくような中距離打者の育成に力を注いだほうが良いという判断なのかもしれない。山崎武司やAJのような打者や長打供給は外国人助っ人選手の役割と割り切っているのだと思う。長距離砲の卵を取りにいける絶好の場面で、より優れた投手を取りにいく。それも1つのチーム戦略だと思う。

中位・下位で指名したパンチ力がセールスポイントの野手も、スラッガーを期待してのものではなく、例えばOPS.770~.820台。打率.270、15本程度の中距離打者をイメージしてのことだと思う。

(下記に続く)



外野世代交代を見据えて、外野手2名を指名



今回のドラフトは外野手指名が多かった。3位、4位、7位、育成枠で2人、合計5人の指名になった。

中でも3位・福田将儀と4位のルシアノ・フェルナンドの指名は、(順調にいけば)来季国内FAを獲得するであろう聖澤諒の後継者育成の側面が強い。と同時に、戦力層の薄さが指摘されていた右打ち外野手のテコ入れも図っている。昨年は右打ち外野手の人材不足でドラフトでの獲得ができずに終わったので、ここでの補強は絶対と私は見ていたが、そのとおりになった。

■年齢別で診る楽天の外野手
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福田とフェルナンドはいずれも大学でセンターを任されているという。前述したように、来季30歳を迎え、伸びしろという意味では頭打ちの感がある聖澤の後継者育成ということなのだろう。守備が売りだという福田と、打撃が売りのフェルナンド。色の違う両名を取ることができたのは良かったのでは?と考えている。

白鴎大で主将を務めるフェルナンドは幼少期に来日。ブラジル人コミュニティのある群馬・太田で育っている。岡島も群馬出身で同じ白鴎大。岡島が4年のとき、フェルナンドは1年。上州育ちの見知った岡島のサポートも受けることができる。ちなみに、大学2年の時には西宮と対戦したこともあると言う。

桐光学園出身の伊東は松井裕の先輩。同校初の野手としてのプロ野球選手になった。ポスト小斉といった位置付けか。守備位置も小斉と同じ左翼、一塁(かDH)。聞くところによると、左打者の弱点、膝元の変化球攻めも巧くファウルでカットして粘るのだと言う。これが事実なら変化球対応は小斉より上の技術を持っているのかもしれない。


◎3位:俊足を活かした広い守備範囲が魅力的な大学生中堅手
福田将儀
(外野手)(中央大)(千葉県出身)
右投右打。1992年4月17日生。174cm/76kg
詳しい略歴や成績等はドラフトレポートさんでどうぞ↓↓↓
http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-2189.html


◎4位:岡島豪郎の後輩は強打の日系ブラジル3世
ルシアノ・フェルナンド
(外野手)(白鴎大)(ブラジル出身)
右投右打。??年?月??日生。175cm/79kg
詳しい略歴や成績等はドラフトレポートさんでどうぞ↓↓↓
http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-2189.html


東北枠で2名。下位で投手2名



社会人の投手と、独立リーグから1名投手を指名している。この2名は中継ぎ構想か。勝手な妄想だが、入野には、どうしても中日の又吉のような活躍を思い描いてしまう自分がいる(苦笑)

これで、今季のドラフトは投手4名、野手3名。社会人2名、独立リーグ1名、大学2名、高校2名。9人中8人が投手だった昨年と比べるとバランスの良い内訳になった。

内野手の獲得に踏み切らなかったのは、西田の成長が大きいだろう。西田の台頭があって、今年は一息入れることができたということなのだと思う。

嶋が国内FA件を取得し、阪神が獲得調査に乗り出したと一部報じられている状況下、一部では捕手指名の報道もあったが、踏み切らなかったのは、球団が嶋を全力で慰留する決心だと見たい。


◎5位:今季の四国アイランドリーグ最多勝投手が楽天入り
入野貴大
(投手)(徳島インディゴソックス)(高知県出身)
右投左打。1988年11月26日生(26歳)。180cm/78kg
詳しい略歴や成績等はドラフトレポートさんでどうぞ↓↓↓
http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-1066.html


◎6位:東北枠その1は地元社会人右腕
加藤正志
(投手)(JR東日本東北)(神奈川県出身)
右投右打。1989年9月7日生(25歳)。173cm/71kg
詳しい略歴や成績等はドラフトレポートさんでどうぞ↓↓↓
※いまのところURL見当たらず。


◎7位:東北枠その2は松井裕樹の先輩
打撃センスに長けた「駒田2世」

伊東亮大
(外野手)(日本製紙石巻)(出身)
投打。1991年7月27日生(23歳)。194cm/92kg
詳しい略歴や成績等はドラフトレポートさんでどうぞ↓↓↓
http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-2396.html

下記Number Webの記事も合わせてどうぞ↓↓
◎ドラフト注目の、2人の「リョウタ」。伊東亮大と石岡諒太をプロで見たい! (Number Web10月20日)

7人前後が戦力外か?



※この後、育成枠で八百坂など2人を獲得しています。

現在支配下登録が67人だから、これで74人になった。

投手34+4=38
捕手6+0=6
内野手14+0=14
外野手13+3=16
合計67+7=74

枠は70人のため、4人は絶対に戦力外になる。トレードや助っ人選手の獲得などのため数人枠を空ける必要があるので、今後少なくとも7人程度、多くて10人の戦力外が予想される。

ユーキリス、エバンスは100%確定として、ラッツ、ボウカー、小山伸一郎、高堀和也、中島俊哉あたりが瀬戸際になりそうだ。AJの動静も微妙で心配だ。

今後も補強はFA市場やウインターミーティングで動きがあるものと思われる。今後も注視していきたい。【終】


◎◎◎関連記事◎◎◎
〔まとめ〕2012ドラフト。楽天の感想。1位は高校左腕・森雄大、2位=則本昴大、3位=大塚尚仁
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