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【試合評】疲労の色隠せない投手陣を救う9回裏2死、国学院コンビの躍動~2014年7月26日(土)○楽天イーグルス3x-2日本ハム

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辛島航vs大谷翔平3度目のマッチアップはタフな投手戦へ



試合は2-2の同点、9回裏を迎えていた。楽天・辛島vs日本ハム・大谷翔平。今季3度目のマッチアップは前回7/9対戦時と同じく投手戦となった。

2回表、辛島が先頭の4番・中田への四球を含む1安打3四死球3四死球、2死満塁から押し出しのフォアボールで1点を先制されると、楽天は3回裏、2死から中田のエラーを起点に聖澤が二塁打でつなぎ、松井稼の犠飛で同点とする。5回裏には2死から2四死球で貰った好機を3番・岡島が痛烈な適時打、1点を勝ち越していた。

楽天は7回表から継投作戦。投手交代の代わりばなを攻め込まれ、金刃が西川三塁打を打たれると、火消しのクルーズが小谷野に152キロを中前へ弾き返され、2-2の同点。試合は振り出しに戻っていた。

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闘将復帰初勝利を手繰り寄せた国学院コンビの槍働き



その後、試合は7回裏から9回表まで両軍三者凡退が続く。8回表は福山。満身創痍の投球は球が高めに上ずっていたものの、気迫の三者凡退を見せると、9回表はファルケンボーグが三者三振の圧投で抑えていた。

そして、2-2で迎えた9回裏、日本ハムはこの回から二番手・アンソニー・カーター。ボウカー遊飛、西田空三振で2死、延長戦が脳裏をよぎる中、嶋、聖澤の国学院コンビが試合に終止符を打つ槍働きをする。

聖澤のサヨナラ打は約3年ぶり



まずは8番・嶋。内角152キロ真っすぐをお得意のライトヒッティング。右中間を割った快飛球はエンタイトルツーベースになり、得点圏進出。すると、2塁の嶋をホームに呼び込んだのは、闘将復帰戦で先制打を打った背番号23だった。

1-0からのファーストストライクを捉えた。真中に入ってきた甘いスライダーだった。

「積極的に自分のスイングを心掛けました」という当たりが右中間に弾む。嶋が悠々3塁を蹴ってサヨナラのホームを踏む。殊勲者・聖澤はナインの手荒いアクエリアスの洗礼を受け、甘い匂いを漂わせながらヒーローインタビューのお立ち台に登り、喜びを爆発させていた。

楽天のサヨナラ勝ちは4/22西武戦(○E2x-1L、AJ)、5/31広島戦(○E3x-0C、AJ)、6/3阪神戦(○E4-3T、牧田)に続く今季4度目。聖澤のサヨナラ打は2011年7/17オリックス戦(○E4x-3Bs)の岸田撃ち以来、通算2度目の快挙となった。

聖澤は闘将復帰後2戦連続マルチ安打。例年スタミナ切れで夏場に成績を落とす背番号23が、今年は真夏のヒーローになるかもしれない。そういう期待感高まる槍働きを打線の下位で見せている。適時打の岡島は打撃好調で7試合連続安打、一方、2三振含む4の0に終わったAJは球宴明け17打数1安打。相当お疲れのようだ。

それにしても、9回裏2死からの終止符は、疲れの色が隠せない投手陣を救う本当に大きな意味を持っていた。

日本ハムは大谷が8回まで投げ、9回に2人目のカーター。一方の楽天は辛島が6回まで投げて、その後、金刃、クルーズ、福山、ファルケンボーグ、合計5人が使われていた。ブルペンに残っていたのは斎藤と、もし投げれば連投になる長谷部、西宮、宮川の4人である。夏本番を迎えた中での延長戦で数多くの投手を注ぎ込むのは、できれば避けたいところだったのだ。本戦でも際どい投球がボールになるたび、投手のスタミナが少しずつ目減りするような気がして、ハラハラ気を揉んでいた私だった。

これでチーム成績は88試合37勝51敗、借金は14。順位は6位。ゲーム差は1位・ソフトバンクと15.5、2位・オリックスと15.0、3位・日本ハムと6.5、4位・西武と3.0、5位・ロッテと2.5としている。

オールスター明けは2勝3敗、日本ハム戦7勝7敗、1点差ゲーム11勝12敗、先制された試合7勝34敗の推移になった。

両軍のスタメン

日本ハム=番・西川(右)、2番・小谷野(三)、3番・陽(中)、4番・中田(一)、5番・アブレイユ(指)、6番・大引(遊)、7番・石川慎(左)、8番・大野(捕)、9番・中島卓(二)、先発・大谷(右投)

楽天=1番・松井稼(三)、2番・藤田(二)、3番・岡島(右)、4番・ジョーンズ(指)、5番・銀次(一)、6番・ボウカー(左)、7番・西田(遊)、8番・小関(捕)、9番・聖澤(中)、先発・辛島(左投)


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6回、打者27人、97球(1回当たり16.17)、被安打5、被本塁打0、奪三振4、与四死球4(四3死1)、失点1、自責点1

初球27球・・・速球14、スライダー5、チェンジアップ5、カーブ3
2ストライク以降33球・・・速球16、スライダー1、チェンジアップ16

辛島の談話「もう少し長いイニングを投げたかったのですが、四球が多く、球数が増えてしまいました。何とか粘って1失点に抑えたことは良かったです。でも、その1失点が先制点だったこと、これは反省しないといけないと思います。打線が逆転してくれましたが、追いかける展開はどうしても苦しくなりますから」

辛島航、再三のピンチをしのぐ粘りの6回1失点



本戦勝敗つかずながらも、これで今季成績を17試合6勝9敗、防御率3.34、QS率58.8%、WHIP1.27、FIP3.79としている。

前回7/15オリックス戦は7回無安打1失点の珍記録ながらも、制球はすこぶる荒れていた。また、西武ドームで壮絶な3連戦を戦いヘロヘロになった相手のバッドコンディションもあり、今後を占う意味ではベンチマークにできない試合で、後半戦最初の登板がカギを握ると私は考えていた。

立ち上がりの序盤1、2回は全体の半数がコマンド不足、前回の制球難を引きずっているようにみえたが、味方の好守、相手の攻撃ミスもあって、最少1失点に止めることができた点は大きい。

1回表は1死後、2番・小谷野にセンターオーバーの二塁打を打ち返され、3番・陽の当たりはセンター方向への痛打。この中前ヒットコースのライナーを予め2塁寄りに位置取りしていた藤田がダイビングキャッチ。飛び出していた二走・小谷野を併殺にする好守で、辛島を救う。

2回裏は中田四球、アブレイユ安打の無死2,1塁、大引のバント失敗で1死を取ることができたのも大きかった。その後、大野にぶつけて2死満塁、9番・中島卓には粘られ、球審・津川との相性もあって押し出し四球で1点を先制された辛島だったが、バントで送られ1死で三進を許すのか?大野死球で2死から三進を許すのか?この違いは重圧という意味で大きいように思えた。

本戦で辛島はスコアリングポジションに走者を背負って合計11人の打者との対戦を余儀なくされたが、9打数0安打、2三振、1四球、1死球、ヒットを許さない粘りのピッチングが素晴らしかった。

キーポイントの6回表ピンチをしのいだ辛島航



中でもカギになるのでは?と思われたのは、1-1で迎えた6回表の攻防だ。

この回の先頭は6番・大引。僅か2球で0-2と追い込んだ後、際どい投球を看破され四球を与えていた。その後バントで送られ1死2塁、大野の右飛でタッチアップ三進されたが、中島卓を平凡遊ゴに仕留め、危機脱出。もしここで勝ち越されていれば、「投手の失策」と言える0-2経由で与えた先頭打者四球が得点に絡むことになり、試合の主導権を手放しかねない場面だった。それだけに、ここで踏ん張ったのは大きい。

2ストライク以降のボール球が大変多く、観ていてストレスも溜まったのだが、得点圏で踏ん張る、これは今季辛島の持ち味だ。全体の被打率は.265ながらも、得点圏被打率は98打数20安打の.204としている。

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8回、打者32人、116球(1回当たり14.50)、被安打5、被本塁打0、奪三振10、与四死球2(四1死1)、失点2、自責点1。

初球32球・・・ストレート10、スライダー16、フォーク4、カーブ2
2ストライク以降30球・・・ストレート12、スライダー7、フォーク7、カーブ3

大谷翔平を足で揺さぶったイヌワシ打線



「スチールが成功したね。どんどん走れというサインでね。真っ直ぐ・フォーク・スライダー、カウントによって思い切っていけばいいと言っていたら、みんな思い切ってスタートを切ってくれたね」

試合後、指揮官が語ったように、前回には見られなかった盗塁作戦で大谷に揺さぶりをかける攻撃が印象に残った。3度企図した盗塁はいずれも決まった。球種は変化球。配球を読むことに成功した。5回二盗成功させた松井稼は岡島のタイムリーで生還を果たしている。

1回無死1塁、藤田打席時、1-2からの牽制直後のフォーク、松井稼二盗、大野投げられず
4回2死2塁、西田打席時、1-1からのフォーク、ボウカー二盗、大野送球高すぎ
5回2死1塁、藤田打席時、0-0からのスライダー、松井稼二盗、大野送球ワンバウンド逸れた

ボール先行で変化球を見きわめ、速球を打ち返したイヌワシ打線



この日、大谷の全体ストライク率は67.2%と合格点だったが、早めのカウントでボール先行するケースが目立っていた。打者2球目で0-2と追い込んだのが5度に対し、2-0とボール先行したのはそれを上まわる6度。1球目2球目に投じられた変化球の誘いに乗らず、しっかり見定めてボール先行カウントを作ることに成功する。

その後、1-0、2-0、3-0、3-1、2-1のボール先行カウントからの変化球には手を出さず(12球中スイングは1球のみ)、ストレートを打ちにいった(20球中スイング14球)。ファウルも9球あり、なかなか打球が前に飛ばなかった側面はあったものの、前に弾き返したストレート4球のうち2球がヒットになっている(4回ボウカー中安、6回銀次左安)。4回銀次の左飛もフライナー性の飛球が野手正面を突くかたちで捉えた当たりだった。

前回7/9対戦時には大谷のストライク率が77.9%で空振り率が28.3%だったことを考えると、今回は前回の反省を踏まえて、変化球を見きわめ(それでもスライダー等多くを振らされはしたものの)、改善することに成功できたと言えそうだ。

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