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【試合評】心と体が一致した則本昂大屈指の好投。チームの連敗を止めた109球完封勝利~2014年5月22日(木)○楽天イーグルス4-0DeNA

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則本の完封勝利で連敗ストップ



前日の雨天で順延されたDeNA2回戦、則本がDeNA打線を2安打シャットアウト、2度目の完封勝利でチームの苦境を救っている。

楽天の零封勝利は、4/13ロッテ戦(○E3-0M)、4/18日本ハム戦(○E12-0F)、5/5西武戦(○E5-0L)に続く今シーズン4度目。相手打線を僅か2安打に抑えたのは今季初の快挙になっている。

これでチーム成績は43試合18勝25敗の借金は1つ減って7へ。順位は5位のまま。ゲーム差は1位・オリックスと9.5、2位・ソフトバンクと9.0、3位・日本ハムと4.0、4位・ロッテと1.5、6位・西武と3.0としている。

5月成績は6勝9敗、コボスタ戦績は8勝13敗としている。

ぜひこの白星を借金返済への起点にしたい。その意味では明日の中日戦が大切になってくる。

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初回DeNAの守備ミスに乗じ、2点を先制



先手を取ったのは楽天。初回、相手守備ミスに乗じるかたちで2点を先制した。

1番・岡島がチャンスメイクをした。日本球界復帰後いまだ白星がないDeNA先発・尚成に対し、7球投げさせてのフルカウント勝負は三遊間深いゾーンへのショート内野安打。今季も1番・岡島は良い仕事をしている。これで初回先頭打者出塁率は.395に上昇している。

続く藤田も見事な匠の技を見せた。外角いっぱいのスライダーだった。バットで上手く合わせて三遊間を破る左前安打でつないで無死2,1塁。初回に1番・岡島、2番・藤田が連続出塁したのは今季4度目のことだった。

このチャンスでバッターボックスは、プロ初の3番抜擢となった嶋にまわる。追い込まれてから打って出た当たりはピッチャー正面。1-6-4の完全な併殺コースだった。しかし、なんという僥倖。遊撃・山崎の1塁送球が逸れてセーフ。この間に二走が本塁生還し、まずは1点を先制する。

その後、AJが左前安打でつないで3,1塁として松井稼。フルカウント勝負の結末は松井稼の空振り三振に倒れたが、この後、またしても相手守備ミスに乗じ、イーグルスに得点が入った。2塁を狙ってスタートを切って1,2塁間に立ち往生したAJの動きに誘いだされるように4年目捕手・靍岡が2塁へ送球。この陽動作戦が奏功。DeNA内野陣がAJをランダンプレーでアウトに仕留めようとしてアタフタしている間、三走・嶋が2点目のホームを踏むことに成功している。(楽2-0DeNA)

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2回以降は両先発の投手戦に



楽天の1回裏2点先制劇の後は7回裏までスコアボードが動くことはなかった。闘志十分の則本とベテラン尚成の投手戦となった。

イーグルスは2回裏にも先頭・牧田が安打出塁に成功したが、西田がゲッツー。3回裏は2死から藤田がヒットを放ったが、チャンスにつながらない。4回、5回は2イニング連続で三者凡退を余儀なくされると、6回裏は2四球で1死2,1塁、貰った好機にAJ、松井稼が凡退した。

立ち上がり、僅か8球三者凡退でスタートさせた則本は、翌2回表2死からバルディリスにヒットを許すも、後続の金城を膝元誘い球で仕留めて空振り三振。3回表は投手・尚成に上手くひろわれて安打出塁をされたが、後続の石川に進塁打すら許さない三邪飛に取るなど、この回も無失点。5回表には振り逃げで1塁出塁を許す場面があったが、大事なし。6回、7回は三者凡退。素晴らしい投球でDeNA打線を黙らせていた。

DeNA継投の代わりばなを攻め、藤田が古巣撃ちの2点ダメ押しタイムリー



7回裏、DeNAは継投策へ。藤江がマウンドへ。楽天はこの二番手を攻め立てた。先頭・牧田がボール先行3-0からフルカウント経由で1塁に歩くと、西田との間で鮮やかなエンドラン作戦が成功。無死3,1塁とする。8番・聖澤は打ちたい衝動に負けることなく、ボール先行で苦労する藤江の球をしっかり選別、四球で無死満塁とする。

9番・則本がセーフティスクイズの構えをして揺さぶりをかけるも三振に倒れ、1番・岡島が三番手・林のフォークを打って内野前進守備の正面を突く二ゴに倒れ2死。無死満塁チャンスで今季3度目の得点なしになるのか・・・嫌な雰囲気が漂い始めた矢先、2番・藤田が古巣撃ちの2点タイムリーセンター返し。職人が匠の仕事をした。(楽4-0DeNA)

2-2からの第5球、低めストライクゾーンからボールゾーンに変化した誘い球の変化球に上手く反応した。抜群のバットコントロールで球を補足したその打球は三番手・林の足元を射抜くセンター返し。西田、聖澤をホームに迎える、連敗脱出を決定づける巧打となった。

藤田は後藤を反面教師とせよ



大変大きな2点適時打になったが、今は手放しで喜ぶことができるものの、近い将来を考えるとどうなのかなあ?と思わざるをえないバッティングだった。良い機会なので書いておくと、私は藤田のスタイルに危惧を抱いている。

というのは、見逃せばボール球だったからだ。追い込まれていたので、打ちにいった以上、上手く当てて二遊間を射抜くことができたのは美技だった。しかし、あの誘い球を見逃せるようになってくれればとも思うのだ。

今季の藤田のボールゾーンスイング率は31.8%。リーグ平均が20%台後半のはずなので、それを上まわる頻度、ボール球に手を出していることになる。まだまだ身体が元気な今のうちは良いものの、数年先を見据えた時、加齢に伴う身体機能の衰えと直面する時が必ずやってくる。そのとき、今の打法のままだと、苦しむことになると思う。身近な例が楽天ベンチに背番号4を見にまとっているのだ。ぜひ藤田にはさらなる高みのステージを目指すために、後藤を反面教師にしてもらいたいと切に願う。

苦渋の3番・嶋のスタメン起用



昨日のエントリー「3、5、6、7番と焼け野原です...(泣) 楽天イーグルスの打順別OPSをリーグ平均値と比べてみた!(2014年5/20現在) 」をまだ御覧になっていない方はぜひ目を通して頂きたい。

とかく5番の穴ばかり指摘される今季のイヌワシ打線だが、3番もけっこうな穴になっていることが確認できる。3番OPS.614は5番.603に次ぐ打順別でワースト2位の数字。クリーンアップの2打順が酷い数字になっているのだから、打線がつながっていかないのも、むべなるかなという結果になっていたのだ。

そんな悩める3番に、本戦ではプロで初めて嶋が起用されている。捕手に打撃よりも1にも2にもリードや守りでの役割を求める星野監督のこと、3番・嶋の抜擢は苦渋の決断だったかもしれない。

嶋抜擢の理由は、最近調子を落とし気味とはいえ、嶋の今季の打撃成績が傑出していること。これに加えて、銀次を始めとする他の面々に暗に喝を入れるためだったのでは?と推測している。お前らは、リードに専念しなければならない嶋に打撃まで過度な負担をさせるのか!というメッセージが含まれていたように思うのだ。

もちろん、今季33試合で3番起用されてきた銀次が本戦ベンチ入りをはずれるなど、銀次の身に例えば体調がかんばしくないだとかの何らかの事情があったのかもしれない。しかし、銀次が今季初の休場を余儀なくされたことと、嶋が3番に座ったことは、あまり関係がない。というのは、今季、松井稼や岡島、藤田、枡田、小斉などが3番で起用されているのだ。銀次の代わりはいたはずだ。にもかかわらず、嶋に白羽が立ったのは、つながらない打線に対してはっぱをかける指揮官の強烈なメッセージだったのでは?と思っている。

その3番・嶋は3打数ノーヒット1三振1四球といまひとつの結果に。初回の先制点につながった投ゴは完全ゲッツーコースだった。2点を追加してなおも2死3,2塁だった7回の打席では見逃し三振。指揮官が吐き捨てるように切って捨てた打席になってしまった。やはり、嶋にとって上位は負担なのかもしれない。

(4点が入ったことで、打席上の嶋は早くも則本の好投をどのように完封につなげるか?そればかりを考えていたのかもしれない。今季の嶋は4点差ついた状況での打率が.261とかなり低いのが、気になるのだ)

両軍のスタメン

DeNA=1番・石川(二)、2番・山崎(遊)、3番・梶谷(右)、4番・ブランコ(一)、5番・筒香(左)、6番・バルディリス(三)、7番・金城(中)、8番・靍岡(捕)、9番・尚成(左投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・嶋(捕)、4番・ジョーンズ(一)、5番・松井稼(三)、6番・牧田(左)、7番・西田(遊)、8番・聖澤(中)、9番・則本(右投)


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心と体が一致した則本109球完封勝利



9回、打者30人、109球(1回当たり12.11)、被安打2、被本塁打0、奪三振11、与四死球0、失点0。

初球30球・・・ストレート12、スライダー11、フォーク1、チェンジアップ4、カーブ2
2ストライク以降36球・・・ストレート18、スライダー6、フォーク8、チェンジアップ3、カーブ1

今季5勝目、プロ通算20勝到達の白星は、今季最高峰の投球といって良い出来になった。DeNA打線を僅か2安打で完封シャットアウト。2塁を踏ませない109球の好投劇になった。この記録は田中将大越えとなっている。

NPB時代の田中将大の完封勝利記録を紐解くと、最少被安打での完封は2009年5/20ヤクルト戦(Kスタ)での9回114球2安打9奪三振1四球無失点があった。しかし、球数を比べてみると則本は田中より5球少ない109球。被安打数ではどちらも同数なものの、最少球数で達成させたのは則本ということになる。その意味であの不世出の元エースを超える眩さを今夜見せてくれた則本だった。

雨でノーゲームになったり、登板間隔が空いたことが奏功したのだろう。則本本人も口にしていたように、自身の投球を見つめ直す良い冷却期間になったと言えそうで、また、球数過多気味で来ていた身体を休ませることもできたはずだ。十分な充電期間を経て、交流戦反攻へ向けての第一歩としたい則本の109球完封劇だった。

とはいえ、1回表はヒヤッとさせられた。2番・山崎に右中間へ快飛球を運ばれ(岡島の守備範囲)、3番・梶谷には右中間フェンスギリギリの大飛球。聖澤が最後はフェンスにぶつかりながらの好守を見せたことで事なきを得たものの、肝を冷やすシーンになった。しかし、ヒヤッはこの1回表だけ。2回以降は全く危なげがなく、久々に則本による則本らしい好投を見ることができた。

森山コーチの談話にあったように、真っすぐは力強かった。150キロ超えは出なかったものの、最速149キロ、6回梶谷の空振り三振の結果球で記録した。平均は144.8キロ。これは開幕戦に次ぐ今季2位の好数字である。

コントロールも上々だった。本戦では全ての球種で思ったコース、ゾーンに投げ込むことができ、思うようにストライクを取ることができていた。ここ最近はスライダーのコマンドが悪くて抜け球が多かったが、本戦は見事に修正されていた。

どの球種も素晴らしかったが、中でも目を見張らされたのは、フォーク。昨年終盤に斎藤に教えを請うた(なぜ俺に訊くのかと斎藤は苦笑していた)というフォークを、今季の則本は効果的に使用している。

本戦試合前までのデータで、今季のフォーク球種割合は9.5%。昨年が僅かに1.0%だったことを考えると、その使用頻度が増しているのが一目瞭然である。被打率は.130。フォークの79.0%を低めゾーンに集め、18.5%の空振り率を記録、打者に対して有効球として機能している。

本戦では11.9%で使用。13球中38.5%の5球で空振りを奪った。特に追い込まれてからのフォークが素晴らしく、自己最多11奪三振のうち5個はこの落ちる球で獲得した。

15球が目安とされる1イニング当たりの球数、12.11と省エネできた点も収穫になった。今季、則本が目指したい球数少なく長いイニングを投げることがようやく実現できたと言えそうだ。もっとも、これは相手がセリーグ最下位に沈むDeNA打線だったという事情もありそうなので、次戦以降の登板が注視される。

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結果が出ないベテラン左腕に対し、今季2個目のQSを献上



6回、打者23人、97球(1回当たり16.17)、被安打5、被本塁打0、奪三振4、与四球2、失点2、自責点0。

初回2点先制劇は相手のミスで貰ったもの。嶋の1-6-4ゲッツーコースの投ゴを遊撃・山崎がしっかり1塁へ投げていれば、なかった2点だった。

その意味では、0勝3敗と苦しむ尚成に対し、事実上6回無失点の好投を許したことになり、物足りないかたちに終わっている。7回の好機でどうにか藤田にタイムリーが飛び出したことで、格好はついたものの、以前、課題山積と言える。

穴になっている3番、5番は本戦でもノーヒット。依然として首脳陣の悩みどころと言える。

7回2点劇を生み出した見事なエンドラン



その中でも良い所探しをすると、7回裏無死1塁で一走・牧田と打者・西田の間で決めたエンドラン成功、西田中前安打の無死3,1塁が見事だった。

無死1塁で打者外野単打で1塁走者が三進したケースは、今季5度目。(20回中5回だから三進率は25.0%)

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