3年目の楽天・島内。さらなる飛躍のため克服すべき打撃での課題点とは~2013年vs左投手ゾーン・コース打率より
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楽天イーグルス主なバッターの2013年ゾーン・コース打率企画。ここまで下記5選手のそれを対戦投手の左右別でチェックしてきた。
銀次・・・vs右投手、vs左投手
ジョーンズ・・・vs右投手、vs左投手
聖澤諒・・・vs右投手、vs左投手
枡田慎太郎・・・vs右投手、vs左投手
島内宏明・・・vs右投手
今回は島内のvs左投手ゾーン・コース打率をチェックしてみます。
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■楽天イーグルス 島内宏明 2013年 vs左投手ゾーン・コース打率
打率.231、91打数21安打、三振16、本塁打2


プロ1年目の2012年、島内は左投手OPS.800の好成績を残した。打率にすると.250とまずまずだが、左投手から打ったヒット5本のうち、3本が長打だったため、OPSが8割に達した。同年8月24日の日本ハム戦、あなたは覚えているだろうか? 吉川光夫が投げ込んできた150キロ速球。体勢泳ぎ気味になりながらも持ち前の強いリストで右翼席まで運んでみせた。プロ初ホームランだった。
サウスポーに対し、鮮烈なイメージを残した1年目の島内だったが、実際は対左投手21打席しか立っていなかったのである。この左投手打撃成績がはたして本物なのか?それともフロックなのか?真価が試されるシーズンが2年目の2013年だった。
結果は、上記のとおり、91打数21安打の打率.231。OPSは.609。平凡な数字に終わってしまった。
なぜ平凡な成績に終わってしまったのか?
上記のゾーン・コース打率がそれを雄弁に物語っている。
左投手が投げてくるストライクゾーンの両サイドの球を打つことができなかったのだ。
コースを内角~真中~外角の三分してみると、打率は下記のようになる。
内角.100 (20打数2安打、三振3、本塁打0)
真中.500 (24打数12安打、三振0、本塁打2)
外角.149 (47打数7安打、三振13、本塁打0)
真中は打つことができているのだ。2本のホームランも生まれている。そういえば、前述した吉川から打ったプロ初本塁打も真中に入ってきた速球だった。サウスポーが投げてくる真中の球は、島内の得意球といえるのだ。
両サイドの打撃成績に改善が見られれば、左投手打率も3割近く残すことができ、対右投手合わせたトータルの数字でも3割が見えてくると言えるのだ。
特にアウトコースの対応改善を期待したい。
左投手は島内のアウトコースに球を集めてくる。昨年、左投手は島内に全466球を投げた。そのうちアウトコースに記録された球は298球。全466球の63.9%を占めていた。
3年目島内さらなる覚醒に必要なことは、左投手対戦時、数多くの球が投じられるアウトコースで結果を出すことと言えるのだ。
■島内宏明 2013年 vs左投手 見逃しストライク率

上記図を御覧頂きたい。こちらは左投手が投げてきたストライクゾーンの球に対し、島内がどれだけ見逃してストライクを取られているか?パーセンテージで表したものになる。各ゾーンの上段は投じられた球数、下段は見逃しストライク率になっている。
島内は外角中段、外角低めの2か所で、半分以上の投球を見送ってストライクを取られていることが確認できる。これはやっぱり、多すぎと言わざるをえない。今年はここの球に対し、積極的にバットを振っていくことが要求される。
見逃す確率が高くて消極的なのは、外の球に対し、ボールか?ストライクか?その見きわめに不安を抱えているのかもしれない。そこらへんの改善を期待したい。

球種打率に目を移してみよう。速球打率が.184と大きく低迷した。右投手が投げる速球には.336と強さを発揮した島内だが、左投手が投げる速球には49打数9安打、三振10、本塁打1の成績だった。
1年目に吉川の150キロ速球を打ち砕いた島内だったが、サウスポーのストレートに強いわけでは決してなかったと言える。ストライクゾーンの真中にきたからこそスタンドまで持っていけたといえる。サウスポーのストレート打ちのマスターは3年目の課題になるかと思う。
最後に、ゾーン・コース別の空振り率を。
真中高め~外角高めにかけて10%超の空振り率ゾーンが目立つかたちになっている。
しかし、右投手のときもそうだったが、低めボールゾーンでほとんど空振りしないのだ。これは島内の「大いなる強み」と言えそうで、島内が大きく進化を遂げるその下地をここに見る思いがするのだ。【終】
■楽天イーグルス 島内宏明 2013年 vs左投手 ゾーン・コース空振り率


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■楽天イーグルス 島内宏明 2013年 vs左投手ゾーン・コース打率
打率.231、91打数21安打、三振16、本塁打2


対左投手:2年目、低迷した左投手打率
プロ1年目の2012年、島内は左投手OPS.800の好成績を残した。打率にすると.250とまずまずだが、左投手から打ったヒット5本のうち、3本が長打だったため、OPSが8割に達した。同年8月24日の日本ハム戦、あなたは覚えているだろうか? 吉川光夫が投げ込んできた150キロ速球。体勢泳ぎ気味になりながらも持ち前の強いリストで右翼席まで運んでみせた。プロ初ホームランだった。
サウスポーに対し、鮮烈なイメージを残した1年目の島内だったが、実際は対左投手21打席しか立っていなかったのである。この左投手打撃成績がはたして本物なのか?それともフロックなのか?真価が試されるシーズンが2年目の2013年だった。
結果は、上記のとおり、91打数21安打の打率.231。OPSは.609。平凡な数字に終わってしまった。
対左投手:真中5割の打率も両サイドが打てず・・・
なぜ平凡な成績に終わってしまったのか?
上記のゾーン・コース打率がそれを雄弁に物語っている。
左投手が投げてくるストライクゾーンの両サイドの球を打つことができなかったのだ。
コースを内角~真中~外角の三分してみると、打率は下記のようになる。
内角.100 (20打数2安打、三振3、本塁打0)
真中.500 (24打数12安打、三振0、本塁打2)
外角.149 (47打数7安打、三振13、本塁打0)
真中は打つことができているのだ。2本のホームランも生まれている。そういえば、前述した吉川から打ったプロ初本塁打も真中に入ってきた速球だった。サウスポーが投げてくる真中の球は、島内の得意球といえるのだ。
両サイドの打撃成績に改善が見られれば、左投手打率も3割近く残すことができ、対右投手合わせたトータルの数字でも3割が見えてくると言えるのだ。
対左投手:3年目の飛躍のカギは外角打ちのマスターにあり
特にアウトコースの対応改善を期待したい。
左投手は島内のアウトコースに球を集めてくる。昨年、左投手は島内に全466球を投げた。そのうちアウトコースに記録された球は298球。全466球の63.9%を占めていた。
3年目島内さらなる覚醒に必要なことは、左投手対戦時、数多くの球が投じられるアウトコースで結果を出すことと言えるのだ。
■島内宏明 2013年 vs左投手 見逃しストライク率

対左投手:アウトコースでストライクを見逃すケースが多い
上記図を御覧頂きたい。こちらは左投手が投げてきたストライクゾーンの球に対し、島内がどれだけ見逃してストライクを取られているか?パーセンテージで表したものになる。各ゾーンの上段は投じられた球数、下段は見逃しストライク率になっている。
島内は外角中段、外角低めの2か所で、半分以上の投球を見送ってストライクを取られていることが確認できる。これはやっぱり、多すぎと言わざるをえない。今年はここの球に対し、積極的にバットを振っていくことが要求される。
見逃す確率が高くて消極的なのは、外の球に対し、ボールか?ストライクか?その見きわめに不安を抱えているのかもしれない。そこらへんの改善を期待したい。

速球打率。vs右投手3割超えもvs左投手1割台
球種打率に目を移してみよう。速球打率が.184と大きく低迷した。右投手が投げる速球には.336と強さを発揮した島内だが、左投手が投げる速球には49打数9安打、三振10、本塁打1の成績だった。
1年目に吉川の150キロ速球を打ち砕いた島内だったが、サウスポーのストレートに強いわけでは決してなかったと言える。ストライクゾーンの真中にきたからこそスタンドまで持っていけたといえる。サウスポーのストレート打ちのマスターは3年目の課題になるかと思う。
最後に、ゾーン・コース別の空振り率を。
真中高め~外角高めにかけて10%超の空振り率ゾーンが目立つかたちになっている。
しかし、右投手のときもそうだったが、低めボールゾーンでほとんど空振りしないのだ。これは島内の「大いなる強み」と言えそうで、島内が大きく進化を遂げるその下地をここに見る思いがするのだ。【終】
■楽天イーグルス 島内宏明 2013年 vs左投手 ゾーン・コース空振り率


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