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楽天のサブちゃん、福山博之。2014年活躍できないその理由とは?!

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2015.8月追記 読解力に乏しい残念な読者の皆さんへ



タイトルはPV稼ぎだということに気づけず、大変残念なコメントを残す読者をチラホラみかけます。(そーいう的外れなコメントは公開しないから)

本文の趣旨を理解してくださいね。米国産投手酷使指標が予言する「25歳以下の投手は、(ポストシーズンも含め)前年よりも(もしくは自己最多のイニングを記録した年よりも)30イニング以上多く投げさせると翌年には成績が下降するか故障が発生する」に、福山も御多分にもれず、同年オフに右肘遊離軟骨除去手術を実施したという点です。最後までしっかり読んでから、コメントくださいね。

楽天のサブちゃん、福山博之。2014年活躍できないその理由とは?!



初V楽天の「掘り出し物」と言えば、サブちゃんだろうか。久米島のキャンプ5日目の早朝声出しでは小島よしおのモノマネを披露するなど、シーズン終盤には日本シリーズへ向けてその俊足を買われ、代走起用も試されるなど、何かと話題を呼んだ楽天での1年目になった。

横浜時代では、球団側による野手転向の打診を断ったこともあったのだろう、プロ2年目のオフ、戦力外を受けた福山。その後、楽天に入団し。新天地での1年目は、1軍で22試合に登板、34回2/3を投げて0勝0敗1ホールド。防御率4.41の成績を上げ、先日の契約更改では300万増の来季年俸900万でサインを終えている。

防御率4.41はリーグ平均防御率3.57と比べると明らかに悪く、この数字だけで判断すると、かんばしくなかったのかな?と思いがちだ。

しかし、中身を見れば、そうではなかったことは、皆さん良く御存じのところ。

まずは5/3日本ハム戦(●E1-13F)だ。屈辱のNPB記録樹立を阻止する、我々ファンの留飲を下げる攻めのピッチングを見せてくれた。

9回表アタマから登板。結局3点を失ったものの、この日すでに3ホーマーをスタンドに打ち込み、1試合4本塁打のNPB記録に王手をかけていた中田翔相手にストライクゾーンの両サイドを臆することなく攻めた。ラストはアウトローのスライダー。中田を派手に泳がせて空振り三振に取ったピッチングは、今なお印象深い。

他にも9/10ロッテ戦(●E2-9M)では顔面に打球を受けて降板した先発レイの後を受けて緊急登板して4回1失点の好投。9/25西武戦(●E2-4xL)でも先発ハウザーが栗山に危険球で退場となった後、4回1/3を投げて無失点に抑えてホールドを記録するなど、いずれも難しい局面で試合を立て直すナイスピッチングが光った。

22試合中、結局、味方の敗戦が18試合。16試合でビハインドの展開(うち3点以上が13試合)、リードした3試合はいずれも大量点差など、敗戦処理といった色彩の強い起用法ではあったものの、移籍2年目へ向けて手応えを感じさせてくれる、そんな1年になったのでは?と思う。球団側もそういった所を評価してのアップ査定になったものと思われる。

しかしだ。2014年、福山博之は活躍できない。そう訝しがっている。

その根拠を下記で説明していきたい。



改めて考えさせられる投手酷使の問題



現在、書店の店頭に並んでいる『Slugger誌』2014年2月号。特集の「MLB投手白書」の充実ぶりにも目を見張らされる中、改めて考えさせられたのが、「THE GREAT DEBATE 投球制限論争の“最前線”」と銘打たれた、出野哲也氏執筆による6ページにも及ぶテキストであった。

MLBでは現在当たり前になっている投球制限。その1つの契機になったのは80年代前半のアスレチックス投手陣の投壊にあったという。その後、投手分業制の確立など幾つかのステージを経て、現在に至っている。先発投手が1試合130球以上投げた回数は1988年に236回あったのが、2013年は僅かに4回。驚くほど減った事実が、テキストに挿入された棒グラフで確認することができる。

そのテキストの一部を引用しよう。


著名セイバーメトリシャンのクレイグ・R・ライトは早くからこの問題に取り組み、25歳以前の労働負荷と投手寿命の関係に注目して研究を重ねた結果、次のような結論に達した。

●10代で年間200回、もしくは150回以上+BFS(1試合で対戦する打者数)28.5を越えては絶対にならない
●20~22歳のローテーション投手の平均投球数は105以下、1試合最大130以下に抑えるべき
●23~24歳では同じく平均110球、スタミナのある者なら最大140球
●投手が疲れている時は、左対左などの戦略的理由で交代を遅らせてはならない
●若い投手は先発ローテーションに入れる前にロングリリーフで起用するのが望ましい

ライトが80年代末の時点で、すでにこのような提言をしていたことは興味深い。このうちいくつかはその後、有効性が確かめられて、今では常識となっている。

数年前に『スポーツ・イラストレイテッド』誌のトム・バードゥッチが提唱して話題を呼んだ「イヤー・アフター・エフェクト」も、投球制限の重要さを訴えている。「25歳以下の投手は、(ポストシーズンも含め)前年よりも(もしくは自己最多のイニングを記録した年よりも)30イニング以上多く投げさせると翌年には成績が下降するか故障が発生する」というもので、実際、これに当てはまる故障例は少なくない。


イヤー・アフター・エフェクトが警鐘を鳴らす投手13人の成績を確認



今回、本稿で取り上げてみたいのは後者。イヤー・アフター・エフェクト(Year After Effect)のほうである。

偶然にも同じようなことに関心を持つ野球ブロガーがいたようで、ブログ「プロ野球2013シーズン開幕予想布陣」の下記2つのエントリーでは、この指標を用いて2013年故障リスクの高いNPB投手を算出している。

ヤクルトの八木亮祐、巨人の小山雄輝と宮國椋丞、DeNAの加賀美希昇と国吉佑樹、阪神の秋山拓巳、中日の大野雄大のセリーグ7人、楽天の辛島航と菊池保則、オリックスの山田修義と塚原頌平、日本ハムの吉川光夫、ロッテの南昌輝のパリーグ6人、合計13人の投手が前年より30イニング多く投げたということで、浮かび上がってきたようだ。(詳しくは下記ブログ御参照)


◎Year-After-Effect ~2013故障確率の高い投手達セ・リーグ編~

◎Year-After-Effect ~2013故障確率の高い投手達パ・リーグ編~


本エントリーでは下記で該当13人の2012年と2013年の1軍成績を比較していきたい。

(下記へ続く)

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2013年は屈辱の最下位に沈んだヤクルト。八木の防御率4.44もQS率46.2%も決して褒められた数字ではないし、先発26登板、152回を記録した投球回も、投壊を発生させていたチーム事情によるところも大なのだろう。とはいっても、藤浪晋太郎と投げ合って勝利を修めるなど、1軍戦力となったことで、今オフの契約更改は1600万アップの2300万でサインを終えている。

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3年目の25年。偶然なのか2012年と2013年の成績。1軍も2軍もほぼ同じ投球回で、比較しやすくなっている。御覧のとおり1軍では防御率をほぼ2点悪化させている。ファームでも2012年は88回を投げて防御率1.74だったが、2013年は85回2/3を投げて3.68とこちらも約2点の悪化。

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高卒2年目の2012年は“飛躍イヤー”になり、3年目の2013年は開幕投手に抜擢されている。しかし、3度のファーム落ちを味わうなど、苦しいシーズンになった模様。同じ登板数、ほぼ同じ投球回で防御率は昨年から3点以上の大幅悪化。与四球率が2.60から3.59へ約1個増加したことも大きかったか、投手本来の力量を示すFIPでも3.47から4.43へ悪化させてしまっている。

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この人も昨年から成績を落としてしまった。昨年は初完封も記録するなど明るいシーズンだったが、今年は防御率6.03。FIPも3.45から4.81に悪化した。ファームの成績を見ても、2012年が46回を投げて防御率1.57だったのが、2013年は50回で4.50とこちらも悪い。

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“ハマの未完の大器”の名を欲しいままにしつつある国吉。御覧のとおり、国吉も今年成績を下げた。1軍での登板は僅かに3試合とは、DeNAファンもこれにはガッカリだろう。

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ここまで2012年より成績が良かったといえる投手は八木1人。逆に悪かったのが小山、宮國、加賀美、国吉の4人。

しかし、ここで秋山が良かったほうに入りそうだ。サンプル数が少ないながらも1軍では防御率9.000から3.83に改善。2軍でも106回を投げて3.14を記録した2012年より、85回1/3で2.53を残した2013年のほうが良かった。

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2013年、初の二桁に達した中日の大野も、ぱっとしない防御率ながらも、良かった投手になってくる。

(下記へ続く)

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続いてパリーグに行ってみよう。楽天の辛島は御存じのとおり、久米島で勢いで開幕投手宣言をしたものの、開幕前の3月下旬、左肩痛を発症。当初は軽度と見られていたが、結局、ファームの実戦に戻ってきたのは3カ月後の6/20利府での巨人戦だった。1軍登板は7/31西武戦まで待たねばならないシーズンになってしまった。

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菊池も御存じのとおり。2012年は終盤に4試合で先発を任され、4戦連続クオリティスタートの好内容。2013年に期待をつなぐピッチングをみせたものの、結局、1勝5敗の防御率6.48で終えている。

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巨人の内海と同じ敦賀気比高から2009年ドラフト3位入団。2012年は6試合登板したが今年は5/2ロッテ戦の1試合に止まった。2軍での成績を見てみると、2012年は96回1/3で防御率2.43、2013年も63回2/3で2.54。1軍では登板数を減らしたものの、2軍では2年連続で安定した数字を残した。ということを考慮して、良いとも悪いとも、どちらとも言えずと判断。

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2012年終盤の怪我による影響なのだろうか、2013年は1軍登板なし。ファームでも18回2/3で3.86と平凡な成績だった。

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2012年のMVP投手も、左肘痛の影響があったと見るべきだろう。2013年はほぼ同じ登板数、投球回ながらも防御率も悪化、FIPも2.58から3.53に推移している。2013年の吉川は躍動感がなかった。特に速球の威力は前年から数段落ちていた。当ブログの記録によると、2012年楽天戦、150キロ超えを36球投げた吉川だったが、2013年は僅かに6球に止まっていた。

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ロッテの南も前年から成績を大幅に落としている。


ざっくり駆け足で該当13人の成績を確認してみたが、結果は下記のようになる。

前年より成績が向上した⇒八木、秋山、大野
良いとも悪いとも言えず⇒山田
前年より成績が悪化した⇒小山、宮國、加賀美、国吉、辛島、菊池、塚原、吉川、南

該当13人中9人が前年より明らかに成績が下降している。

もちろん、1シーズンだけ調べただけで、NPBでも果たして有効なのか?これからもっと調べていく必要性はあるものの、今回の結果だけで言えば、Year After EffectはNPBでもある程度当てはまると言えるのでは?と結論づけることができそうなのだ。

前年より50イニング多く投げた楽天・福山



話を元に戻して・・・

この結果を踏まえると、2014年の福山が、気がかりになってくるのである。

福山はDeNA在籍の2012年は24回投げた(1軍で2回、2軍で22回)。移籍1年目の2013年は75回を投げた(1軍37回2/3、2軍37回1/3)。来年25年を迎える福山は2012年より51イニング多く投げたことになる。これはYear After Effectの範囲にひっかかってしまうことを意味する。楽天投手陣で唯一ひっかかってしまうのが福山なのだ。

もちろん、福山は投手転向したのが大学1年生で他投手と比べた場合、肩や肘の消耗度が少ない投手ということは言えるので、Year After Effectの例外案件になるかもしれない。果たして、2014年、福山のパフォーマンスがどう変化するのか?注目していきたいと思っている。【終】

2014.12.7追記。イヤーアフターエフェクトの予言当たる。福山、オフに右肘手術

福山は65試合、防御率1.87、4勝2敗、23ホールドと素晴らしい成績を残したが、5月までと6月以降は明暗分かれるかたちになった。

5月までは89打数17安打の被打率.191だったが、6月以降は153打数46安打の.301。初出場のオールスターでも精彩を欠くなど後半戦は打ちこまれる場面が目立った。10月18日、シーズン途中から違和感を覚えていたという右肘遊離軟骨除去手術を受け、来年は手術明けの年になる。

福山も御多分に漏れず、イヤーアフターエフェクトが警鐘した「25歳以下の投手は、(ポストシーズンも含め)前年よりも(もしくは自己最多のイニングを記録した年よりも)30イニング以上多く投げさせると翌年には成績が下降するか故障が発生する」に当てはまってしまったと言えるのだ。


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