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【試合評】6回裏1死満塁の逆転機、ジョーンズを黙らせた比嘉幹貴の必殺スライダー──2013年9月14日(土) ●楽天イーグルス1-2オリックス

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予想外の投手戦。イヌワシ打線7回以降、無安打



オリックス20回戦は予想外の投手戦となった。ここ3試合まとまった失点を重ねている楽天先発・辛島の7回2失点も朗報という意味で驚かされたが、その上をいかれてしまったのが相手先発ディクソンの好投だった。6回途中を1失点。楽天は7勝目を献上することとなった。

解せないのは1回裏、イーグルスの攻撃である。1番・岡島が今日も出塁した。イージーゴロを相手二塁手・平野がエラー。無死1塁、労せずして攻撃の足がかりを作った。しかし、この後、藤田の打席で岡島が二盗死。0-1からの第2球目、アウトコースの投球で、岡島が2塁を狙った。藤田のバットはピクリともせず見送ってボール。飛んで火に入る夏の虫とばかり、岡島は2塁憤死となり、結局、藤田以下も凡退。貰ったチャンスを活かすことができない。

2回は1死後、マギーが逆方向への綺麗なクリーンヒットで出塁に成功したが、打撃の調子を落としている銀次が6-4-3の併殺網にかかってしまう。銀次の併殺打は今季12本目。そのうち8/29以降で5本を記録している。

1、2回と走者の出塁に成功しながらもスコアリングポジションに送り込めないでいたイーグルスは、ようやく3回、走者を3塁まで進ませた後、岡島に先制打が飛び出し、1点を先取することに成功した。先頭・枡田がフルカウントからしっかり球を見定めて1塁へ歩くと、嶋、阿部の進塁打で三進、2死3塁で岡島の叩きつけた打撃がショート左を襲っていく。まわりこんで処理しようとした安達のグラブを大きく弾いて左前へ。このしぶといヒットで3塁から枡田がホームインした。(楽1-0オ)

先発・辛島は1、2回三者凡退と上々。3回は先頭打者に二塁打を許すものの、後続を内角攻めで屠りホームを渡さない。しかし、翌4回表のことだった。先取点を取った直後の重要所で、2番・安達からの4連打長短打攻勢に機動力を使われて2失点。結局この2失点が、この試合の決勝点になってしまった。

先頭・安達、糸井には高めに浮いた甘い球を振り抜かれてしまった。安達の当たりは右中間に着弾。ワンバウンドの後、客席へ飛び込んでいく今季Kスタ11本目のエンタイトルツーベースになる。1死2塁、糸井には初球スライダーが高めに抜けた所をひっぱられ1,2塁間突破。必死に追う藤田のグラブを弾いた打球は右前へ抜けていき、2塁から安達が同点のホームを踏む。その後、李大浩の打席で糸井に2塁を奪われると、李大浩にはアウトコース低めの変化球を踏みこまれ、バットの先で詰まりながらの飛球を中前へ運ばれてしまい、これがタイムリーに。聖澤の処理も緩慢といった感で、糸井に勝ち越しのホームを踏まれてしまった。(楽1-2オ)

なおもピンチは続いた。無死1塁で竹原にも長打を打たれてしまう。外角球を逆方向へ強打され、右翼線ポール際フェンス直撃ツーベースに。無死3,2塁、緊迫したピンチの連続だったが、ここは辛島が踏ん張った。バルディリス以下の下位打線を凡退させ、3失点目を許さない。

勝ち越して貰ったオリックス先発ディクソンは、その直後、4回裏、5回裏と2イニング連続三者凡退。楽天打線に反撃の機会を与えない。

そうこうして迎えた6回裏だった。この試合最大のチャンスが、イーグルスに到来した。1死後、岡島、藤田の1、2番コンビで作ったチャンスに、3番・聖澤が3-1から1塁へ歩いて1死満塁。絶好の逆転劇のお膳立てが整い、バッターボックスに迎えたのはMJ砲。胸熱のシーンがやってきた。

オリックスベンチは堪らず、ディクソンを諦め、二番手で比嘉を火消しに向かわせる。比嘉vsジョーンズ、比嘉vsマギーの対決はいずれもフルカウントまでもつれる見ごたえある場面になったものの、AJは空振り三振に、快飛球を放ったマギーはセンター・中村のフェンス際背走ジャンピングキャッチに遭い、得点が入らない。

7回以降は海田、佐藤、平野のブルペンリレーの前にヒットなし。先頭打者が四球出塁した8回は岡島が4-6-3の併殺打で好機消滅。結局、そのまま1-2で惜敗を喫している。楽天の連勝は3でストップ、小休止といった感。

これでチーム成績は125試合73勝50敗2分の貯金23。2位・ロッテも西武に勝ったため、マジックは変わらず12。ロッテとのゲーム差は6.5としている。なお、各種戦績は下記のとおり。

直近10試合=7勝2敗1分
リーグ戦=101試合58勝41敗2分
後半戦=43試合26勝15敗2分
9月=11試合7勝3敗1分
オリックス戦=20試合14勝6敗 (Kスタ6勝3敗)
Kスタ=58試合36勝21敗1分
1点差試合=31試合17勝14敗
デーゲーム=37試合21勝16敗

両軍のスターティングラインアップ

オリックス=1番・平野(二)、2番・安達(遊)、3番・糸井(右)、4番・李大浩(一)、5番・竹原(指)、6番・バルディリス(三)、7番・中村(中)、8番・川端(左)、9番・伊藤(捕)、先発・ディクソン(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・聖澤(中)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・銀次(一)、7番・枡田(左)、8番・嶋(捕)、9番・阿部(遊)、先発・田中(右投)

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首をかしげる岡島豪郎初回二盗死



リーグ最多31度の逆転勝利を誇るイーグルスとはいっても、先取点攻防は重要所の1つである。今日の試合、相手から頂いた1回無死1塁を活かすことができなかった点が、後々、大きく尾を引いてしまったと言えそうだ。

藤田の打席、岡島の二盗死、あれはいったい何だったのだろうか? 解せないシーンになった。

伊藤の2塁送球を受けたベースカバーのグラブがあるところに遅れて滑り込んできた岡島。完全にアウトのタイミングだったことを考えると、エンドランの可能性は捨てきれないのだ。だが、そうすると、藤田が全く反応しなかったことの説明がつかなくなる。単独スチールの可能性も考えられるのだが、スコア0-0、初回無死1塁からの二盗は、よほどの確信が無い限り、採用しづらい作戦でもあるのだ。

というのは、昨年パリーグの試合で記録された937の盗塁企図。そのうちスコア0-0、1回無死1塁で二盗を狙った記録は僅かに33企図(24盗塁、9盗塁刺)だった。65企図で盗塁王を取った昨年の聖澤のそれをみても、同状況での企図は僅かに9回(6盗塁3盗塁死)なのだ。

今季は?というと楽天のチーム記録を確認してみよう。試合前の時点で僅かに2度記録されている。4/10日本ハム戦での松井、4/17ソフトバンク戦での聖澤。松井の場合は牽制に誘い出されての記録上の盗塁死だから、単独スチールで2塁を狙ったのは聖澤の1例だけなのだ。

同状況はよほどのことが無い限り、採用しづらい作戦と言えそうなのだ。その意味では、盗塁の経験に乏しい岡島の単独スチールも、なかなか考えにくい。指揮官が岡島に場数を与えるため、走ることができそうなら走っても良いというサインを与えていた可能性はあるし、その意図も理解できるのだが、結果的に、初回の相手ミスにつけこむことができなかったのが、後々に災いしたと言えそうだ。

アンドリュー・ジョーンズvs比嘉幹貴



6回表1死満塁で、MJ砲対比嘉の対決が1つの分岐点となった。あの場面、ディクソンが作ったピンチの後始末は、比嘉しかいないだろうと読んでいた。というのは、ジョーンズと比嘉のここまでの対戦成績は8打席、8打数1安打4三振とAJに分が悪かった。

下記に今日の1打席を入れた対戦履歴の詳細を出してみた。

AJは、比嘉のサイドハンドから繰り出されるスライダーに全くタイミングが合っていないのだ。ここまでスライダーを15球投げ込まれたが、そのうち9球で空振りを喫している。唯一ヒットにできたのは8/8の6回2死満塁の「左安」、この1球だけである。

結局、今日も、比嘉のスライダーに2度空振り、三振を喫するかたちになってしまった。

下記はデータのみ掲載。このエントリーはここで終わりにしたい。

■ジョーンズvsオリックス比嘉幹貴対戦履歴



■楽天 辛島航 球種別 投球詳細
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7回、打者28人、104球(1回当たり14.86、1人当たり3.71)、被安打7、被本塁打0、奪三振6、与四死球0、失点2、自責点2。

《初球28球》
右打者21球=ストレート6、スライダー6、チェンジアップ2、カーブ7
左打者7球=ストレート1、ツーシーム1、スライダー5

《2ストライク以降26球》
右打者20球=ストレート8、スライダー2、チェンジアップ8、カーブ2
左打者6球=ストレート1、ツーシーム2、スライダー1、チェンジアップ1、カーブ1


■オリックス ディクソン 球種別 投球詳細
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5回1/3、打者21人、82球(1回当たり15.38、1人当たり3.90)、被安打4、被本塁打0、奪三振3、与四球2、失点1、自責点1。



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