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【試合評】6打数連続安打のAJ。まだ保留としたいジョーンズの打撃復調──2013年8月22日(木) ●楽天イーグルス2-5日本ハム

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初回5失点が重かった。楽天、今季初の5連敗



田中と共に「投」の原動力を演じ、新人王レースのトップを走ってきた則本が、崩れた。森山コーチの談話によるとブルペンからコントロールにバラつきがあったという。則本がブルペンから悪かったという談話を聞いたのは記憶にないので、初めてになるかもしれない。マウンドに登っても修正できず、球が高めに上ずって四苦八苦していたところを、中田離脱でチーム一丸となっていたファイターズ打線に一気呵成に攻めこまれるかたちとなった。

1死後、1四球に加え、赤田3ラン含む4安打を集められ、いきなりの5失点。大引に高めに浮いたカーブをレフトの左へ弾き返されたのが、悪夢の始まりとなった。

続く3番・陽には3-0。第3球のスライダーがインコース高めに大きく抜けた時の投球姿など、いかにもバランスが悪かった。則本が打者に対して3-0にしたのは、今季11度目。7/13西武戦の1回ヘルマン以来、久しぶりの光景となる。その後フルカウントまで持ち直したものの、結局、フォアボール。

スコアリングポジションへの進出を許した後、4番・アブレイユ、6番・小谷野にタイムリーを浴びた。いずれも、インコースを攻めた投球を中前へ、左前へ運ばれ2失点。なおも2死2,1塁のピンチで、トドメは赤田の今季3ラン。打者にとってはおあつらえむきのスライダーがストライクゾーン真中に入ったところを、完璧に捉えられ、右翼席へ運ばれてしまった。則本が1回に大量失点を喫したのはプロ最短KO劇となった7/5ソフトバンク戦以来、2度目のこととなった。(楽0-5日)

今季パリーグ最多の逆転勝利数で勝ちを積み重ねてきたイーグルス。しかし、4点ビハインドをひっくり返しての逆転勝利が最大だった。残り8イニング攻撃を残すとはいえ、初回いきなりの5失点は、チーム状況がかんばしくない現在、荷が重いものになってしまう。
楽天が1回に5点以上失ったのは、4/29西武戦、5/23巨人戦に続く今季3度目のこととなった。

1回だけで35球も費やした則本は、その後6回までを投げ抜いた。2回以降は徐々に修正をみせ、ピンチを作りながらも日本ハムのさらなる得点を防いだ。2回無死2,1塁、4回1死2,1塁~2死満塁の危機を辛くもしのぎ、6回115球5失点。7回から登板した二番手・上園も制球定まらず2暴投などでピンチを背負ったものの、こちらもなんとか3イニングを無失点。結局、2回以降はゼロに抑えたものの、時すでに遅し、実を結ぶことはなかった。

3度あった満塁機をフイにしたイヌワシ打線



打線は相手先発・ウルフの前にゴロアウトを量産。6回途中1失点の投球を許してしまう。2、4、5、6回、得点圏に走者を進めたものの、点にむすびつけたのは4回のチャンスのみだった。

2回は先頭AJが二塁打で切り込み、1死後、枡田が左前へ運んでつないでいく。3,1塁で松井の当たりはファースト正面のゴロ。本塁突入を狙うそぶりをみせた三走AJの動きに惑わされ、稲葉がバックホーム。これが野選となってオールセーフ。1死満塁のチャンスを作った。しかし、伊志嶺、島内がゴロで凡退。相手内野陣の堅守にも阻まれ、得点が入らない。

4回、再びAJが先頭打者として出塁に成功する。ウルフのすっぽ抜けを左脇腹にくらい死球で出塁すると、マギーの当たりは左中間フェンスまで突き抜けたツーベース。この当たりで一塁からAJが長駆ホームイン。1点を返した。なおもチャンスが続いたものの、枡田、松井がゴロで凡退。たたみかけることができない。(楽1-5日)

5回は1死後、岡島が安打出塁。2番・阿部がバントヒットを狙ったものの失敗に終わり1死2塁、銀次のバットに託されたが不発に終わる。

6回、イーグルスは再び1死満塁のチャンスをつかんでいた。MJ砲がチャンスメイクの連打、無死2,1塁として先発ウルフをマウンドから引きずり降ろすことに成功。二番手で左腕の石井が火消しに向かってきた。1死後、松井も左前へクリーンヒットを弾き返し、1死満塁。ここで星野監督が動いた。伊志嶺に代えて今日ベンチスタートだった嶋を代打に送りだす。しかし、嶋の当たりはショート正面、6-4-3のゲッツーゴロで、チャンス消滅。

8回、3度目の1死満塁。この回もMJ砲が連打でチャンスを作った。枡田も四球で歩き、相手三番手・谷元を攻め立てる。しかし、松井、嶋が変化球に泳がされての2者連続三振。今日はMJ砲が作った好機を下位打線が潰すかたちが多かった。

3度あった満塁機をモノにできず、成す術なく迎えた最終9回、今季2度目の3日連続登板となった武田久相手に、最後のあがきをみせていく。先頭・島内が安打出塁、1番・岡島が11球粘ってもぎ取った四球で無死2,1塁のチャンス。その後、途中出場の中川、銀次が連続三振に倒れたものの、ジョーンズが1試合4安打目となる中前安打を放って、これがタイムリーに。点差を3点に縮め、なおも2,1塁でマギーに打席がまわったものの、セカンド後方へ打ち上げて、ジ・エンド。

楽天は今季初の5連敗。同一カードの3連敗は4/19~4/21ロッテ戦以来の今季2度目。直近10試合の成績は下記のとおり、2勝8敗。正念場を迎えている。

ゲーム差2.5で決戦関ヶ原ロッテ3連戦へ



これでチーム成績は106試合60勝45敗1分の1位。貯金はさらに後退して15へ。ゲーム差は2位・ロッテがライオンズを1イニング2満塁弾など18-1で降したため、さらに縮まって2.5。3位・ソフトバンクとは6.0、4位・西武とは6.5としている。

2位・ロッテとの直接対決3連戦はゲーム差2.5で迎えることとなった。ロッテとのゲーム差は最大7.5あったことを考えると、初優勝へ向けて決戦関ヶ原の第1ラウンドをいよいよ迎えたと言えるかもしれない。

初戦は田中vs西野。2戦目は辛島vs古谷が濃厚だ。3戦目はロッテはグライシンガーが中4日で登板。楽天の先発は誰になるのだろう? ロッテは主要先発陣3枚を注ぎこんでくるのに対し、楽天は盤石なのが田中だけで、先発の顔ぶれだけで判断するなら、イーグルスは劣勢だ。前夜18得点をあげたロッテ打線を、マー君がしっかり鎮火できるか?どうか?まずは田中の快記録更新の好投を見たい。

なお、各種戦績は下記のとおり。

◎直近10試合=2勝8敗
◎リーグ戦=82試合45勝36敗1分
◎後半戦=24試合13勝10敗1分
◎8月=17試合8勝9敗
◎日本ハム戦=17試合9勝8敗
◎Kスタ=48試合28勝20敗
◎ナイトゲーム=74試合41勝32敗1分
◎先制された試合=52試合21勝30敗1分

両軍のスターティングラインアップ

日本ハム=1番・近藤(右)、2番・大引(遊)、3番・陽(中)、4番・アブレイユ(指)、5番・稲葉(一)、6番・小谷野(三)、7番・赤田(左)、8番・大野(捕)、9番・中島卓(二)、先発・ウルフ(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・阿部(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・枡田(左)、7番・松井(遊)、8番・伊志嶺(捕)、9番・島内(中)、先発・則本(右投)


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◎8/19発行Vol.003:絶好調の枡田慎太郎、好活躍確信の中にも気になる懸念材料とは?
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今季初猛打賞のAJ、本当に打撃復調したのか?



楽天は3番・銀次が5-0と不発に終わり打率が.333へ後退。バットマンレースでも.342で1位をいく長谷川に差をつけられてしまうかたちになったものの、ジョーンズが4安打で今季初の猛打賞、マギーも3安打で6試合連続安打、8度目猛打賞。MJ砲に揃って当たりが出て、明るい材料になったとされている。

特にAJは前日6回の打席から6打数連続安打を記録中。ちなみに調べてみたらNPB記録は11打数。1991年に大洋のR.J.レイノルズと2003年に巨人・高橋由伸の記録がNPB記録となっている。

しかし、個人的には復調と伝えられているAJの状態については、まだ保留としたい。というのは、この日放った4本のヒットと前夜2本のうち1本はゴロヒットだったからだ。特に6回以降に打った3本のゴロヒットは痛烈に抜けたというより、しぶとく外野へ抜けていったという正確が色濃い当たりだった。ホームランアーチストで、打球を空に舞い上がらせなければならないAJに取って、ゴロを打つことはある意味、不本意のはずである。苦手とする低めゾーンで2本ヒットを打てたことは喜ばしいことながらも、ゴロアウト型投手のウルフにしてみればゴロは打たせたと思っているだろうし、日本ハムサイドから言えば、飛んだコースが悪かったという判断にもなるからだ。

その意味で、ジョーンズの本当の真価が試されるのは、週末ロッテ3連戦だろう。ロッテ投手陣はフライアウト型投手が多い。フライを打ちたいジョーンズにとっては好条件が整っていると言えそうだ。そのロッテ投手陣から、ゴロ打ちを余儀なくされるようなことがあれば、結果がどうあれ、復調とされる打撃に疑問符がついたままになってしまいかねない。その奮起に期待したい!

■楽天 則本昴大 球種別 投球詳細
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6回、打者30人、115球(1回当たり19.17、1人当たり3.83)、被安打7、被本塁打1、奪三振2、与四球4、失点5、自責点5。

《初球30球》
右打者17球=ストレート8、スライダー7、カーブ2
左打者13球=ストレート5、スライダー2、チェンジアップ1、カーブ5

《2ストライク以降26球》
右打者15球=ストレート10、スライダー3、カーブ2
左打者11球=ストレート6、スライダー1、チェンジアップ4

5/18中日戦以来、2度目の5失点



5失点以上を記録したのは終盤和田に2打席連続ホームランを浴びた5/18中日戦の8回7失点以来、プロ2度目の屈辱になってしまった。
この日のマスクはここまでずっとタッグを組んできた嶋ではなく、伊志嶺。初めてのことだから、意思疎通がスムーズにいかず、しっくりこなかった部分もないとは言えない。しかし、それ以上に、立ち上がり、コントロールが悪すぎた。

下記に初回の配球図を出してみた。一目瞭然、球が高めに上ずっているのが確認できる。低めにはこないと確信したファイターズ打線は、高めにさえ目付けしていれば良いという状況でバットを振ってきていた。

凡打に倒れた近藤も左翼後方へ打球を運ぶフライアウトだったし、稲葉、大野の当たりは打ち損じに助けられた部分も多かった。5失点に止まらない悲劇が待ち受けていた可能性もあったのだ。

その後、徐々に修正し、2回以降6回まで5イニングを零封してみせた点は、評価できそうだ。

これで則本は11勝7敗、防御率3.46、QS率70.0%で推移している。

■初回の配球図


■日本ハム ウルフ 球種別 投球詳細
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5回0/3、打者23人、83球(1回当たり16.60、1人当たり3.61)、被安打6、被本塁打0、奪三振1、与死球1、失点1、自責点1。

結局はウルフに手玉に取られたイヌワシ打線



大方のイーグルスファンの見立てでは、可もなく不可もなかったウルフを打ち崩すことができず、という評価になるのだろうか。

AJの所で少し前述したけど、私の見立ては逆で、ウルフは自身が目指すべき理想の投球をほぼできていたと考えている。楽天打線が放った全20本の打球(犠打除く)の内訳をみてほしい。結果を問わずそのうち17本が実にゴロだったのだ。球を動かし、芯をはずして、ゴロを打たせてゴロアウトを取っていくウルフにとってみれば、ゴロ率85.0%は上々と言えるに違いない。実際、降板後のコメントでも手応えを口にしていた。

ゴロを打たせたいウルフから楽天打線がフライまたはライナーを打つことができたのは3本だけだった。2回枡田の左安、4回マギーの左中二、4回伊志嶺の中飛。この3本だけだったのだ。

同じゴロを打つにしても、藤田がよくみせる、叩きつけて相手内野守備陣の綻びを狙う高いバウンドゴロを生み出すことができなかったのも、攻略失敗の1要因と言えるかもしれない。【終】


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