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【試合評】打撃練習場と化した札幌ドーム。二塁打祭り23安打の新記録旋風──2013年8月4日(日) ○楽天イーグルス14-4日本ハム

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1試合23安打。球団記録を僅か1ヶ月ちょっとで更新

見るも壮観の真っ赤っ赤。ボックススコアの話だ。クリムゾンレッドの燃ゆる風がスコアブックにも吹き荒れている。

札幌ドームは打撃練習場と化していた。昨年MVP投手を始めファイターズ投手陣を打撃投手に、犬鷲戦士による打ちも打ったりの安打数は実に23。銀次、枡田が4安打、岡島、松井が3安打、藤田、マギーが2安打を放った。

9回表、途中出場の森山が詰まり気味の飛球を中前に運んでスコアボードのHの欄が23に変わっていく。1試合最多安打の球団新記録樹立の瞬間となった。

これまでは6/25西武戦で球団記録を塗り替えた22安打だった。何年もかかってようやく更新した記録を、僅か1ヶ月ちょっとであっさり塗り替えてみせる。1カ月前はまだ信じることができなかったものの、今、私達ファンはイーグルスが9年目にして掴んだ真の強さを、其処此処で、ひしひしと感じている。





▲Twitterで219RTを頂いた速報ツイート。これまでで2番目に多いRT数となりました。

4者連続二塁打はパリーグタイ記録。1イニング7二塁打、1試合11二塁打はNPB新記録

新記録樹立の嚆矢になったのは、4回裏2点を奪われ試合が振り出しに戻った5回表の攻撃だった。この回、なんと!打者11人を送り込み、7本の二塁打を集めた猛爆で一挙7得点。試合の趨勢を一気に決めてみせた。

「二塁打祭り」は1死後から開演した。3番・銀次が1塁線を破る右翼二塁打で元気良く先陣を切ると、4番・AJが外の球を強打。スラッガーらしくセンターオーバーのフェンス直撃となる勝ち越しツーベースをぶっ放していく。5番・マギーはサード・小谷野を強襲した。強烈な打球を小谷野が受け止めることができず、左翼線へと抜けていく当たりは今季21本目のdoubleに。6番・枡田は追い込まれながらも低めの球を完璧にすくいあげてみせた。綺麗な放物線が左中間後方に弾み、ワンバウンドで割っていく悠々の二塁打。

6/3阪神戦でソフトバンクが記録して以来、10度目を数えたパリーグタイ記録となる4者連続二塁打。この連打攻勢で3点を奪取し先発・吉川をマウンドに沈めたイヌワシ打線の二塁打祭りは、なおも止むところがない。

マウンド上は二番手の屋宜。クリムゾンレッドの奔流があっさり新人右腕を呑みこんでいく。2死3塁から嶋お得意の右打ちはライト・大谷を超えていくツーベース。2死2,1塁、岡島の流し打ちは左翼フェンスを直撃した。藤田も同様に打球を左翼フェンスに直撃させるツーベースを放ち、さらに4得点。

改めてイーグルスの強さを確認する1イニング7二塁打の猛攻撃となった。1イニング最多二塁打のNPB記録はここまで1948年10/16の巨人、1986年6/3の広島が記録した6本だったから、実に65年ぶりに塗り替える快挙となった。

7回以降も二塁打が2本飛び出した。7回は松井、8回は銀次がそれぞれ1試合2本目のツーベースを放ち、4回までに記録した2本と合計してこの試合11本の二塁打を量産したイーグルス。帰仙を前に1948年10/16に巨人が記録した1試合最多二塁打のNPB記録に並ぶ「大仕事」をしてのけた。

楽天の同一カード3連勝は今季3度目。連勝街道を今季最多、球団最多タイの7へと伸ばしている。今季6度目の先発全員安打に今季初の先発全員打点。

白星は3回1失点にまとめた二番手・宮川の手中に。プロ初勝利となった。ヒーローインタビューで、メモリアルボールを男手1つで育ててくれた父親に捧げたいと朴訥に語る宮川の姿に、心の中でウルッときた。

チーム成績は92試合55勝36敗1分。貯金は最多を更新して19へ。ゲーム差は2位・西武と7.0としている。なお、各種戦績は下記のとおり。

直近10試合=8勝1敗1分
リーグ戦=68試合40勝27敗1分
後半戦=10試合8勝1敗1分
日本ハム戦=14試合9勝5敗 (札幌ドーム5勝0敗)
ビジターゲーム=47試合28勝19敗
相手先発左投手=34試合21勝13敗
先制された試合=46試合21勝24敗1分

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・枡田(左)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・島内(右)、先発・戸村(右投)

日本ハム=1番・陽(中)、2番・大引(遊)、3番・アブレイユ(指)、4番・中田(左)、5番・稲葉(一)、6番・小谷野(三)、7番・大谷(右)、8番・鶴岡(捕)、9番・中島卓(二)、先発・吉川(左投)


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巧打光る左打者のシナジー効果

ここへきて左打者の巧打が際立つシーンが増えている。そんな実感を抱くのは私だけではないはずだ。例を挙げるとすると、昨日の島内だ。相次ぐバントファウルで追い込まれてしまったものの、最後はアウトコース低めの球に体勢崩しながらも上手くバットを合わせて、打球を外野ヒットゾーンへ運んでみせた。藤田や岡島の叩きつけたハイバウンドが投手を超えて相手内野陣の隙を突く内野安打も多くなっている。難しい球をいともあっさりとヒットにしてしまう銀次のバッティングはもちろんだ。

これは、中島の不調で相手投手の左右で打線のラインアップをいじらなくて良くなったこと、さらに前々から指摘されている役割分担が大きいのだと思う。

本塁打や長打はAJ、マギーに任せておけば良いという安心感から、コンパクトな打撃、しぶとい打撃に徹することができているのだろう。コンパクトとは言ってもバットを当てにいくだけの打撃はしない。しっかりスイングするシーンが多い。追い込まれて当てにいったように見える打撃も、明確な青写真を描いての打撃なのだと思う。その意識の延長戦上に今日のような二塁打祭りも生まれたと言えるのだ。

下記一覧表は、左打者がアウトコースの球をセンターから逆方向へヒットにした履歴である。23本中じつに9本を数えた。うち二塁打は5本を記録。同じような光景をついさっき見たばかりというようなヒットもあって、これは左打者の相乗効果と言えそうだ。

どういうことか?というと、俊足でミート力、コンタクト力がある似たようなタイプが多い楽天の左打者は、チーム内の他の左打者のバッティングを参考にすることができる。あまり指摘されていないこの点がもたらす好影響も、けっこう大きいのでは?と今日の試合を見ていて感じた次第。

■左打者が相手投手の外角投球をセンターから逆方向へ安打にした履歴


■楽天 戸村健次 球種別 投球詳細
※シュート(ツーシーム)は便宜上、ストレートで換算しています。
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4回、打者18人、69球(1回当たり17.25、1人当たり3.83)、被安打4、被本塁打0、奪三振2、与四球2、失点3、自責点3。

《初球18球》
右打者12球=ストレート5、スライダー2、カットボール5
左打者6球=ストレート3、スライダー1、カットボール2

《2ストライク以降18球》
右打者10球=ストレート6、スライダー3、カットボール1
左打者8球=ストレート4、スライダー2、フォーク2

らしくないゴロ率41.4%

前回は雨中のKスタで8回1失点の好投をみせたが、今日は一転、精彩を欠いた。

今季、試合前時点で防御率2.56、QS率66.7%、4勝1敗。キャリアハイの数字になっている最大要因は、6/29試合評で触れたように「ゴロ率の大幅増」にある。2012年40.4%だったその数値が今年は57.6%まで上昇(6/29時点)。右打者へのシュート、左打者へのカットボールを投げ分けることができるようになった結果、芯をはずしてゴロを打たせて取ることが安定してできるようになった。塁上に走者を出してもゲッツーで切り抜ける光景も多かったのだ。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-1724.html

しかし、今日のゴロ率は41.7%と逆戻り。芯をはずして当たり損ねのゴロを打たせるより、しっかりと芯を食った良い当たりをされることのほうが多く、凡打でも2回鶴岡の一直、3回陽の遊直など鋭い当たりが目立った。全打球中に占める良い当たりの割合を診るWH率では実に.667を記録していた。(当ブログ調べ)

3-3の同点で迎えた5回表、楽天は二塁打祭りで一挙7得点。そのまま戸村続投か?と思われた5回裏、星野監督は戸村を降ろし、アタマから二番手・宮川を送り出す。もしあのまま続投させていても、自ら掴み取った要素はほとんどなく、ひとえに打線の爆発による下駄を履かせてもらった1勝になっただろうから、この交代劇は、今後の奮起を促すためにも、もっともだと思う。

足をひっぱったシュートの制球

拙投の原因は、右打者の懐を突くシュートを操ることができなかったこと、この点に尽きる。

例えば、先取点を許した1回裏の投球にみてとれる。1番陽に内角球を左前に弾き返されたゴロヒット。これはインコースを執拗に攻められた陽が最後に対応してきたと言える当たりで、戸村としてもゴロは打たせたのだから、仕方がない。

問題は送られて1死2塁、アブレイユに浴びたセンター右への先制クリーンヒットなのだ。2-1から嶋が要求したのはインコース。しかし、嶋のミットどおりに投げ切ることができず、真中に甘く入ってしまう。御存じのとおり、アブレイユは打席のかなり後方に立ち、インコースを大きく空けて構える独特の打撃フォームで知られる。これはインコースが苦手だからそうしているのであって、このことを戸村は把握していなかったのかもしれない。多少逸れても、後方に立っているため、ぶつけてしまうことはないと信じて攻めるべきだった。しかし、投げ切ることができなかった。

味方が勝ち越しに成功し2点リードとなった4回裏、先頭・中田にストレートのフォアボールを与えたのも、まずいけなかった。思い起こせば6/29オリックス戦、戸村はこれから出してしまうかもしれない四球が原因で初完投勝利の挑戦権をフイにしていた。7回3安打無失点の86球の好投を演じていたものの、2点リードの8回アタマから代えられてしまった。あのとき佐藤コーチは、先頭打者の四球から崩れてしまうのを嫌がり、勝利の方程式を投入。個人記録よりもチームの勝利を優先したとされている。その苦い交代劇があったにも関わらず、その教訓を活かすことができなかった。

この四球もシュートを操ることができなかった点が影響していた。初回、中田にインハイへ抜けた逆球で四球を与えた後、そういえば解説・金村暁氏が興味深いコメントをしていたのだ。

「これね、シュートピッチャーの特有だと思うんですよね。シュートをかけるということは人差し指にずっと力が入るんですよね。ですから右(打者)の外(角)に投げようと思っても、人差し指に力が入っちゃうんですよ。ですから抜けてしまう」

4回中田に与えたストレートの四球の初球も、外を狙った球がインハイに抜けるすっぽ抜けとなった。その後、2-0から、力を抜こうと意識するあまり、今度は抜き過ぎて、外へのストレートが連続しておじぎしてしまう。コントロールがままならなかった象徴といえるシーンになった。

続くには稲葉に右前安打、無死2,1塁とされた。この場面は稲葉に読み打ちされた可能性が高い。通常ならアウトコースの球だ、逆方向へ運びそうなものだが、ひっぱられ右前へ弾き返されてしまった。狙っていたフシがある。というのは、ここまで戸村が左打者の1-0からの投球に「真中から外角への速球」を選択する確率は60.0%を記録していたからだ。このことがアタマに入っていたのかもしれない。

その後1死3,2塁、大谷のショートゴロの間に1点返されると、2死2塁で鶴岡に右中間を真っ二つにされる同点二塁打を打たれてしまった。結果球はアウトコースを狙った速球がまたしてもシュート回転して真中高めに入った逆球だった。

結局、戸村は4回3失点で降板した。ここ最近、ファームでは先発候補の上園、菊池が好結果を連続して出し、虎視眈々と1軍でお呼びがかかるのを待っている。次回登板があるのなら、戸村には危機感を持ってリベンジしてもらいたい。そう願っている。

■日本ハム 吉川光夫 球種別 投球詳細
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4回1/3、打者24人、95球(1回当たり21.92、1人当たり3.96)、被安打11、被本塁打0、奪三振2、与四球2、失点7、自責点7。

スピードもコントロールも甘かった吉川の速球

昨年の面影はどこにもない。昨年は140キロ後半から150キロ越えの速球をバンバン投げ込んできた吉川だが、手術した左肘に不安を抱えているためなのだろう、今日は最速148キロ止まり。それも僅か3球、2回までに記録していた。

■吉川の速球イニング別平均球速
1~3回=143.9キロ
4~5回=140.9キロ

上記のように速球のイニング別平均球速を確認してみても、3回までと4回以降では3キロもスピードが落ちている。昨年のようなコントロール、球威、スピードがなければ、好調の楽天打線が昨年MVP左腕を呑みこんでいくのも、時間の問題と言えた。楽天打線vs吉川のWH率は.650。凡打の中にも捉えた当たりも目立ち、完全に討ち取られた当たりは少なかった。

チャンスを広げた技あり、藤田のバントヒット

同点で迎えた3回表1死1塁、2番・藤田が決めた「投バ安」は、お見事! サード方向の絶妙ゾーンにセーフティバントヒットを転がし、俊足飛ばして間一髪1塁を駆け抜けてみせた。これでチャンス広がってスコアリングポジションで3番・銀次、4番・ジョーンズへ打席をまわすことができたのは、大きい。

藤田の投バ安は、5/15横浜戦・鉄平の一バ安、6/27西武戦・聖澤の三バ安(セーフティスクイズ)、7/6ソフトバンク戦・森山の投バ安、7/7同戦・島内の捕バ安に続くチーム5本目のバントヒットとなっている。

◎◎◎関連記事◎◎◎
《戸村の前回登板試合》
【試合評】先手を取られても、負ける気がしない。常盤色に染まったKスタを湧かせた2回5連打6長短打の逆転劇 ──2013年7月27日(土) ○楽天イーグルス8-1ロッテ
《直近2試合の試合評》
【試合評】プロ野球記録に並ぶ開幕15連勝。北の大地で魅せた田中将大の独擅場──2013年8月2日(金) ○楽天イーグルス4-1日本ハム
【試合評】星野楽天、今季12度めの零封勝利で勝率.600へ到達──2013年8月3日(土) ○楽天イーグルス3-0日本ハム

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