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【試合評】 美味しい所を鷲づかみにする枡田慎太郎の槍働き──2013年7月28日(日) ○楽天イーグルス5-4ロッテ

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両軍のスターティングラインアップ

ロッテ=1番・荻野貴(中)、2番・角中(右)、3番・井口(一)、4番・今江(三)、5番・ブラゼル(指)、6番・大松(左)、7番・鈴木(遊)、8番・江村(捕)、9番・塀内(二)、先発・西野(右投)

楽天=1番・聖澤(中)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・枡田(左)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・島内(右)、先発・美馬(右投)


初優勝へ向けて、片足をセーフティリードに踏み入れた楽天

2位・ロッテとの首位決戦。TOHOKU GREENに染まった連夜2万人越えのKスタの声援の後押しを受けた犬鷲ナインは、白河の関を超えて進軍してきたロッテ勢を完全撃破。連夜にわたる鮮やかな逆転勝利で5/4~5/6オリックス戦以来となる今シーズン2度目の同一カード3連勝を飾った。

これで3位に落ちたロッテとのゲーム差は5.0に広がっている。対戦成績も8勝5敗と大きくリードした。

彼我のチーム状況を考えるなら、ロッテはこれで優勝戦線から大きく遅れを取ったと言ってよい。直接対決はなお10試合残されているものの、大型連敗をする要素が見当たらないイーグルスにとって、残りは五分五分で十分に御の字である。一方、ロッテは、優勝を狙うなら、きわめて高いレベルの勝ち越しが要求されることになり、現実的ではない。

そういう意味で、今夜イーグルスは初優勝へ向けて片足を安全圏内大きく踏み出すことに成功した、と言えるのだ。

明後日から始まるみちのくシリーズ、ライオンズとの2連戦で、もし2連勝するようなことがあれば、もう片方の足も安全地帯に入ることになり、初優勝の三文字はグググッと大きく近づいてくる。

快投西野を「蟻の一穴」から打ち崩した5回3得点の反攻劇

さて、試合展開を振り返ってみたい。

今夜も先制点を失うかたちで始まった。先発は帰ってきた美馬。約2カ月ぶりの1軍登板は3回7安打4失点。4回には既に美馬の姿はなく、マウンドは新人の宮川が登板するという、気まずいスタートとなった。

相手先発は西野。今季売り出し中5年目右腕は4/8楽天戦で7回5安打無失点、プロ初先発勝利を飾っていた。今夜も5回1死まで快投をみせる。打者13人連続アウトにするパーフェクトピッチングをみせ、犬鷲戦士たちを悩ませていた。

自身の打撃をすることができず、全く点が入る気配がしなかった。しかし、1死後、マギーが西野の低め誘い球をしっかり見極めたことが「蟻の一穴」につながっていく。

3-0からの投球だった。外角低めいっぱいに決まったかにみえた140キロ速球だ。今日の球審・原はここのゾーンを一貫して取らなかった。この球をしっかり見定めたマギーはストレートのフォアボールで1塁に出塁。

1死1塁、枡田が右前に弾き返してつなぐと、1死2,1塁、松井の鋭い一撃が右翼線を見舞った。2塁からマギーが生還し1得点。なおも1死3,2塁、嶋が右翼犠牲フライ。この時、二走・松井もタッチアップ三進し、続く島内の左前安打で3点目のホームを駆け抜けた。(楽3-4ロ)

4点差を追いかける展開で始まった13回戦。3点を返し1点に迫った楽天は、遂に7回、同点に追いつくことに成功する。

1死後、マギーが西野の縦割れカーブをひっぱった。痛烈なラインドライヴが左翼線いっぱいに弾んで、悠々のツーベース。ここでロッテベンチが動いて、左の松永を送り出す。バッターボックスの枡田が左対左の対決を制し、同点打となる左翼線二塁打。(楽4-4ロ)

翌8回、AJの日米通算2000本安打で2死ながらも2塁に走者を進めた楽天は、その後2,1塁でバッターボックスは再度、枡田。今度は三番手・カルロス・ロサから決勝打となる右越えエンタイトルツーベースを放つ。(楽5-4ロ)

9回、1点リードでマウンド上はラズナー。1死から今江にこの試合4本目となる安打を打たれるものの、後続のブラゼルをゲッツーゴロで仕留めて、ゲームセット。

ロッテとの首位決戦に完勝したイーグルスの成績は、これで87試合51勝36敗。貯金は球団記録更新の15としている。ゲーム差は2位浮上の西武と4.0、3位転落ロッテと5.0、4位・ソフトバンクと7.0、5位・オリックスと8.5、6位・日本ハムと10.5としている。

なお、各種戦績は下記のとおり。

◎直近10試合=7勝3敗
◎7月月間成績=19試合13勝6敗
◎リーグ戦=63試合36勝27敗
◎後半戦=5試合4勝1敗
◎ロッテ戦=13試合8勝5敗 (Kスタ7勝1敗)
◎Kスタ戦績=42試合25勝16敗
◎ナイトゲーム=57試合34勝23敗
◎先制された試合=42試合18勝24敗 (5月以降30試合16勝14敗)
◎6回終了時ビハインドの試合=24試合5勝19敗 (3連勝中)

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美味しい所を鷲づかみにする枡田慎太郎の槍働き

7/2に1軍再合流してからの枡田は、本当に良い場面で快音を轟かせている。7/2以降に放った16本の安打のうち、良い場面で打った安打を列挙すると、下記になる。

◎7/15オリックス戦、0-0で迎えた9回表、佐藤から右中間席へ決勝ソロショット
◎7/16オリックス戦、1点を負う5回表、1死後からディクソンからセンター返し。イーグルスはこの安打出塁を起点に2得点。
◎同オリックス戦、1点勝ち越した6回表、2死1塁から一走を得点圏に送り込む右前安打。この後、2,1塁、松井の中前安打で二走が生還。
◎7/24北九州でのソフトバンク戦。同点の9回表1死3,2塁、走者2人をホームに呼びこむ決勝の2点右前安打。
◎7/25ソフトバンク戦。4回、1-1の同点の無死3,1塁、帆足の低め勝負球を上手くひろって勝ち越し打となる飛球を中前へ。
◎7/26ロッテ戦、1点ビハインドの2回裏、グライシンガーから右中間関へ同点ソロショット。

この6本の他に今夜の3本を追加すると、16本中、実に9本が良い局面でのヒットになっている。

タイムリーにはならなかったものの、5回、マギーが四球出塁した直後の右前安打は、地味ながらも大変貴重なつなぎの一打となった。

前半戦はほとんど貢献できなかった。その悔しさを取り戻すべく、ここへきて一気に打棒爆発させている背番号32番は、7月以降のイーグルスの好調を支えるブースターの役割を担っている。

AJにとってあまり意味のない日米通算2000本安打

このカードの初戦、4回にグライシンガーから中前安打を放って日米通算2000本安打に王手をかけていたAJは、その後、9打席足踏みを続けていた。

ようやく10打席目、同点で迎えた8回2死走者なしの場面で2000本目のメモリアルヒットが飛び出した。低めの球をひっぱりにいかず、上手くセンター方向に打ち返した飛球は、岡田の前で着弾。大きく弾んだバウンドを岡田が処理しきれず後逸させてしまう相手守備ミスもあいまって、一気に二進。この出塁がその後の勝ち越し劇を演出した。

先日、井口が達成したときのように、AJにも花束が贈呈される。しかし、AJにとって日米通算2000本安打は重要な数字ではないはずだ。日本のファンや球団側が盛り上がっているから悪い心地はしないのだろうが、なぜ盛り上がっているのか?本当のところは理解できないというのがホンネだろう。

試合終了後のヒーローインタビュー。AJが出てこなかったのは、自分よりも投打で活躍をみせた枡田と宮川こそ勝利の立役者だという思いが強かったのだろうし、自分のヒットよりチームの勝利というフォア・ザ・チームのスピリットも大きかっただろうし、もう一方で、なぜそんなに日米通算2000本安打にこだわるのか?理解できないから、ファンの前でファンが望むようなコメントをうまく語ることができないという少し困惑した思いもあったのでは?と考える。

この件については、私が愛読するブログ「野球の記録で話したい」の下記エントリーやそのコメント欄のゴールドクラブさんの意見がが、私の代弁をしてくれている。

◎参照エントリー>>イチロー日米通算4000本安打騒ぎの憂鬱|2013MLBペナントレース (野球の記録で話したい)

逆転勝利を運んだ「投」の立役者、宮川将

重要な人の活躍をすっかり書き洩らしていたので、追記する。勝利投手こそ青山についたものの、この試合の「投」の立役者は、新人右腕・宮川の投球に他ならない。

4回アタマから二番手として登板。7回までの4イニングを零封した。マウンドに上がったときは敗戦処理だったものの、集中力を切らすことなく、ちぎっては投げちぎっては投げでマリーンズ打線を抑えていく。

最大ピンチは5回。3四球で無死2,1塁~2死満塁を招いたが、ブラゼル、江村をお得意の縦スライダーで空振り三振に取ると、大松は嶋の巧妙なリードの下、一転、低め速球をズバッと投げ込み、これまた空振り三振。危機を脱出している。

いわゆる回またぎの洗礼に遭うこともなく、79球を懸命に投げ切った。この79球は、今シーズン楽天救援投手が投げた最多球数を記録している。

試合終了後、初のKスタでのお立ち台、どもりながらのコメントに好感を持った方も多いのでは? お立ち台で「今日みたいなピッチングをしないように、これからしっかり投げていきたいと思います!よろしくお願いします!」と“素直に”受け答えする例も珍しい(笑)。普通なら、今日のように粘ったピッチングができればと思います云々言うのでは?と思いながら、頼もしく聞いていた。

■楽天 美馬学 球種別 投球詳細
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3回、打者16人、51球(1回当たり17.00、1人当たり3.19)、被安打7、被本塁打0、奪三振1、与四球1、失点4、自責点4。

《初球16球》
右打者7球=ストレート5、ツーシーム1、スライダー1
左打者9球=ストレート5、フォーク1、カーブ3

《2ストライク以降11球》
右打者4球=スライダー3、カーブ1
左打者7球=ストレート4、フォーク1、カーブ2

しっかり投げたいというまっすぐが、容易に打ち返されていた

前回登板は5/23巨人戦。1回6安打1四球で6点を失いノックアウトされていた。以来、約2カ月、古傷の右ひじを再び痛めたこともあり、ファームでの調整が続いていた。

ファームでは3試合に先発登板、1勝1敗、防御率4.85、WHIP1.69、被打率.298、被OPS.751。決してかんばしい数字ではなかった。

オールスターブレイク間の7/21に行われた紅白戦では2回2安打無失点の投球も、速球の球速は140キロ台前半だったという。この結果に対し「(球速は)全然、出ている気がしない。簡単に当てられている。状態を、なんとか上げていきたい」と語っていたという。

■美馬学 2013年 2軍 試合別 投手成績


■美馬学 2013年 2軍 左右打者別 投手成績


しかし、ファームで全く結果を残せなかったか?というと、そうでもない。

下記に対戦打者の凡打の内訳を用意した。2軍では相手打者に合計34本の凡打を打たせた美馬だが、そのうち76.5%に当たる26本が内野ゴロアウトに。ゴロを打たせて取る投球は、苦しみながらもできていたとも言えるのだ。

そんな中、首脳陣はこの3戦目に美馬を起用。他にも先発の面々がいる中で、あえて美馬を使ったということは、それなりに調整も進み、右ひじの違和感も解消されてきたと首脳陣が判断したからに他ならない。

結果から言ってしまえば、時期尚早だったのでは?という結論になるものの、首脳陣の決断は理解したい。それだけ美馬を評価しているということの裏返しでもあり、外からでは分からない美馬の好材料を現場が見つけたからこその起用だったと思いたい。

試合前、羽村亜美さんの取材に対し「まっすぐをしっかり投げたいです。まっすぐをしっかり投げられれば、他のボールも良くなる」と抱負を語り、マウンドに向かった美馬だったが、結果は御存じのとおり。

打たれたヒット7本のうち、ストレート、ツーシームの速球で浴びたのが実に5本にも及んだ。球速こそいつも以上に出ていたとはいえ、球威はなかったという結論になる。初速と終速に開きがあり、打者が体感するスピードは球速表示より低かった可能性は捨てきれない。

2軍では悪いなりにもゴロを打たせることができていたものの、今夜の試合ではゴロ率23.1%と持ち味を出すことができなかった。この点から言っても、美馬は今しばらく2軍で様子を見たほうがいいのでは?と思うのだ。気になるのは、右ひじの本当の具合である。

■美馬学 2013年 2軍 対戦打者の凡打内訳
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■ロッテ 西野勇士 球種別 投球詳細
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6回1/3、打者23人、89球(1回当たり14.05、1人当たり3.87)、被安打4、被本塁打0、奪三振5、与四球1、失点4、自責点4。

西野の快投に楔を打ち込むマギーの四球。江村vsマギーの対戦成績が伏線に?!

立ち上がりからコントロール、球威ともに申し分ないレベルのピッチングだった。特にスピンが効いた角度のある速球が低めの素晴らしい所に何度も決まった。4回まではパーフェクト投球。4回までに投げた44球の65.9%が低めゾーンに集まっていて、丁寧な投球が楽天打線に付け入る隙を与えなかった。

ところが、5回1死後、バッターボックスにマギーを迎えたところで状況は一変する。第1打席は低めにフォークやスライダーを集める厳しい攻めで空振り三振を奪った西野は、2打席目のこの場面でも、フォークを低めに続ける投球でマギーを誘ってきた。しかし、マギーは乗らず。結局、フォークを3球続けて投げて3-0となり、ラスト外角低めの際どい速球に球審の手が上がらず、フォアボールとなった。

「蟻の一穴」を担ったマギーの四球は、私は捕手の江村に問題あり、と考えている。

江村マスク時のマギーの打撃成績は、ここまで11打席、8打数5安打、1三振、3四球、3本塁打。11打席中8打席で出塁するという、完全にマギーに軍配が上がる結果が出ていた。3本の一発のうち2本は速球を打ったもの。マギーは江村に強烈すぎるインパクトを残していた。

このことが伏線になっていて、今日のマギーの打席時、江村は執拗に西野に変化球を要求したのだと思う。今夜の西野の速球は前述したようにコントロールが大変素晴らしかった。あの場面、もし速球主体でコースいっぱいを攻められていたら、結果は変わっていたに違いない。

◎◎◎関連記事◎◎◎
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