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マリナーズ岩隈久志、前半戦最後の登板を白星で飾る。お得意様相手に8勝目──7/14SEA4-3LAA

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前半戦最後の登板を白星で飾る。お得意様相手に8勝目

終わり方がいまひとつだった。そのため、ここ最近の不安材料を完全に払拭できたとは言えない。しかし、6/10以来、約1カ月ぶりの白星をあげて前半戦で8勝を挙げることができた点、6試合ぶりにクオリティスタートの範囲内に収めることができた点、4回までは47球と球数も少なく、許したヒットも僅か2本と上々だったことを考えれば、後半戦へ向けて「復調のきっかけ」になりえる、そんなマウンドだったかと思うのだ。

オールスター前の登板が、ここまで相性の良いエンゼルス戦という巡り合わせの良さにも助けられた。。7/9レンジャーズ打線に蹂躙された後、次戦が“お得意様”ということで、岩隈は案外、気持ちを切り替え易かったのかもしれない。

1点差に肉迫されていた8回、二番手・ファーブッシュが先頭打者にいきなりツーベースを打たれた時は、どうなることか?!と思ったが、からくもブルペンリレーで1点差を守りきっての勝利。今の心境は「ホッっとした」というのが偽らざる本音である。

オールスターでは投げないので、十分、その雰囲気を楽しみ、後半戦へ向けて心身ともにリフレッシュし、束の間のブレイクを楽しんでもらいたいと願っている。

■エンゼルス戦 投手成績


マリナーズは7/8(月)からホーム7連戦の日程。前のレッドソックス4連戦では打ち負けた試合も多く1勝3敗で負け越し、一転、後のエンゼルス3連戦は先に2勝をあげていた。その最終戦、岩隈が同一カード3連勝を目指すべく、球宴前最後のマウンドに登った。

立ち上がりの1回、制球が不安定だった。高めに上ずったり、真中気味に入る球が目立った。思わず固唾を飲んだものの、三者凡退に退けていく。

1番シャックはアウトハイの92マイル(148.1キロ)4シームを振らせての空振り三振。2番・トラウトにはスライダーが高めに抜け気味に入ってしまったものの、打ち損じを誘発させ、ファーストへのファウルフライ。3番・プーホルスには初球を打たせてセンター左へのイージーフライ。僅か7球のゼロスタートとなった。

翌2回以降は制球も安定。味方好守のバックアップも受け、抜群の内容をみせていく。

2回、4番・ハミルトンは低めを目線を釘付けにさせたて追い込んだ後、高め勝負。91マイル速球で振り遅れの空振りを誘う。5番・ケンドリックには逆球を痛打され右翼線二塁打を浴びたものの、6番・トランボにはアウトコース低めに白眉のスライダーが決まり、空振り三振。19キロの緩急差が効果を発揮した。

3回は先頭打者の中前安打コースを、二塁手・フランクリンがダイビングキャッチで防ぐ。その後、1死1塁、1番・シャックをアウトコース攻めで追い込むと、1-2からのラスト第5球は一転、インコース低めにズバッと見逃し三振。フロントドアのシンカーが、ズニーノが構えたミットへ寸分も違わず吸い込まれていく様は、まさに芸術級。角いっぱいに決める投球は、シャックに全く反応させなかった。

4回は外野フライアウト3個での三者凡退。レフト・イバニエスの好プレーが光った。前方に着弾するフライヒットコースを、懸命に前進してきて球際のスライディングキャッチなど、3、4、5番、相手の中軸を綺麗に3人で退けてみせる。岩隈は既に3点を先制してもらっており、ここまでは投打がガチッと噛み合い、上々の展開だった。

今季も得点力不足に悩まされているマリナーズ。しかし、7月に入ってからは打線が活発だ。7月のチーム打撃成績は打率.293はアリーグ2位、OPS.862は同1位、得点72は同2位と、バットが振れているのだ。

2回、早々に2点を先制した。スモークが安打で出塁すると、ソーンダースの当たりは右翼席へ消えていく先制2ラン。(SEA2-0LAA)

4回には、7月打率が45打数21安打の.467と調子が良いシーガーが先頭打者として安打出塁。これを起点に1死3,1塁のかたちを作ると、若き女房役ズニーノの犠牲フライで1点を追加した。(SEA3-0LAA)

5回は両軍1点を取り合った。エンゼルスは5番・ケンドリックが岩隈の逆球を左翼席スタンド最前列へ。岩隈が外を狙った投球がインコースへ抜けてしまったスライダー。これをバット一閃されてしまった。フェンス際、イバニエスがジャンピングキャッチを試みるも及ばず。その裏、マリナーズはミラー、フランクリンのルーキー1、2番コンビがチャンスメイクに成功すると、イバニエスの一撃は右翼線に弾き返されたツーベースヒット。2塁からミラーが帰って、4点目。(SEA4-1LAA)

この試合、フランクリンが投打に存在感を発揮している。バットでは3個の四球を選んで5回追加点劇に貢献すると、守っては3回の中前安打コースをダイビングキャッチ、7回にはセカンド左のゴロをさばいて見事なジャンピングスローを決め、岩隈を助けていた。

1点取られた後、味方打線がすぐに取りかえしてくれた直後のこと。6回表、しっかり抑えていきたいところだったが、ここの投球が、鬼門になってしまった。

この回は2番・トラウトから始まるエンゼルスの攻撃だった。

トラウトとはこの試合、3打席目の対決。直近10試合36打数14安打4二塁打2三塁打2本塁打。打率.389、OPS1.254と爆発している好打者を1、2打席目、完全に討ち取っていた岩隈は、この3打席目でも追い込むことに成功する。しかし、2-2からの第5球、低めスプリッターを中前へ巧打されて出塁を許し、この試合初の無死1塁を迎えていた。通常ならボテボテコースか空振りの難しい球だったが、しっかり体勢を残されて弾き返されてしまう。

バッターボックスは3番・プーホルス。外の球を打たせてセンターへのイージーフライ。直前にインコースを厳しく攻めて自打球ファウルを打たせて追い込むことに成功したのが功を奏した。外ぎりぎりのスライダーにプーホルスはバットを合わせるだけ。1アウトを取った。プーホルスとの対戦はいずれも自身の打撃を許さず、3つのフライアウトに討ち取っている。

1死1塁で4番はハミルトン。ここではアウトコース、低めへの投球が冴えた。時間をかけて丁寧なピッチングをしていたという印象を持っている。ハミルトンを追いこんでから低めに決まるカーブで空振り三振。

無死1塁から、プーホルス、ハミルトンとリーグを代表する強打者を連続アウトにし、2死1塁まで漕ぎつけた。エンゼルス側は一塁のトラウトを何度も動かし、岩隈にプレッシャーをかけてきた中での2人との対戦だった。しかし、落ち着いてアウトを2個取った...はずだった。

ここで一瞬、岩隈の緊張が緩んでしまったのではないだろうか。

確かに次打者ケンドリックは、この試合、二塁打を記録しており、凡打に取った中飛もウォーニングゾーン手前まで飛ばされていた。岩隈にタイミングが合っていたということになるのだけれど、それでも、ケンドリックと前の2打者を比べたら、どちらに神経を集中させなければいけないか?の二者拓一なら、議論の余地がないところでもある。それに、昨年は11打数2安打の.182に抑えていた相手でもあったのだが、この日は違っていた。

レフト左を襲われる二塁打を打たれてしまう。このとき僥倖だったのは、スタートを切っていた一走・トラウトが2塁へ頭から飛び込んでいったこと。恐らくエンドランではなく単独スチールだったのだろう。打球の行方を確認しないまま2塁へヘッドスライディングを決めた後、再び起き上がり3塁まで到達した。もし、普通に走塁されていたら、ホームまで帰ってきた可能性もあったかもしれない。

2死3,2塁、前の打席、ホームランを打たれていたトランボには敬遠を採用。

この満塁策が裏目に出てしまった。初球、右翼へ良い当たりのファウルを打たれた7番打者カヤスポに、3球目の高め失投を右前へ運ばれて、2失点。1点差に肉迫されてしまう。(SEA4-3LAA)

この後は無事に凡退させ、7回も続投した岩隈は三者凡退で96球。8回から救援陣にマウンドを譲っている。

8回、前述のとおり二番手・ファーブッシュがツーベースを打たれたものの、ゼロに抑える。9回はウィリヘルムセンが締め、からくも1点差を逃げ切ることに成功、岩隈は8勝目をあげている。

両軍のスターティングラインアップ

エンゼルス=1番・シャック(左)、2番・トラウト(中)、3番・プーホルス(指)、4番・ハミルトン(右)、5番・ケンドリック(二)、6番・トランボ(一)、7番・カヤスポ(三)、8番・アイアネッタ(捕)、9番・アイバー(遊)、先発・ブラントン(右投)

マリナーズ=1番・ミラー(遊)、2番・フランクリン(二)、3番・イバニエス(左)、4番・モラレス(指)、5番・シーガー(三)、6番・スモーク(一)、7番・ソーンダース(右)、8番・ズニーノ(捕)、9番・アクリー(中)、先発・岩隈(右投)


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■試合別 投手成績
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■球種別 投球詳細
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7回、打者29人、96球(1回当たり13.71、1人当たり3.31)、被安打7、被本塁打1、奪三振7、与四球1(=敬遠)、失点3、自責点3。

《初球29球》
右打者16球=4Seam4、Sinker4、Slider7、Intent.Ball1
左打者13球=4Seam5、Sinker1、Slider4、Splitter1、Curveball2

《2ストライク以降20球》
右打者11球=4Seam4、Slider3、Splitter2、Curveball2
左打者9球=4Seam3、Sinker1、Splitter4、Curveball1

ここでは、データのみを上げて、終わりにしたい。

1つ指摘するとしたら、ここ何試合か調子が良くなかったスライダーの状態が改善されたことだろうか。中には右打者の外を狙ったスライダーが抜けてインコースや高めに入るケースも確かに目立った。その1球をトランボにスタンドまで飛ばされてしまったわけだが、一方で、コースの良いところに決まるシーンも多かった。

球種割合、スライダーは30.2%を記録。これだけ多くスライダーを投げたのは久しぶりではないだろうか。一方、スプリッターの出来がいまひとつだったか。空振りを奪うことができなかった。

岩隈のコメント「ここ2試合、真っすぐのコントロールが良くなかったので、低めに投げることを考えた。いい形で前半を終えられた。これからも自分のやるべきことをしっかりとやっていきたい」

■配球図


■7/14エンゼルス戦の96球詳細
コースNo.は下記図のとおり。球速はマイル表示

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