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5回4失点で2敗目。アスレチックス打線にスプリッターを封じられたマリナーズ岩隈久志──6/16SEA●2-10OAK

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MLB.TVでの初観戦

私がMLB.TVと契約したのが6月4日。その翌日、愛用ノートPCが故障者リスト入りしてしまったため、MLB.TVでの観戦は本試合が初となった。いやはや、快適なのだ。まだ少ししかいじっていないものの、これで更なるベースボールライフが満喫できそうで、今からワクワクしている。

例えばだ。MLB.TVを用いることで、岩隈の好敵手、アスレチックスのセスペデスの打撃データを、スコアラーばりに記録収集し、分析することも可能となってくる。どのようなカウント時にどのゾーンのどの球種を打ってくる頻度が多いのか?等も、全試合の中継映像を閲覧できる環境にあるからこそ、やろうと思えばできる芸当になる。いずれ時間があるとき、マジでやってみたいと考えているのだが、無いのは時間なのだ!

2013サイヤング有力候補vs2005サイヤング投手

そのアスレチックスとマリナーズは敵地3連戦を戦っている。

アリーグ西地区首位のアスレチックス相手に1、2戦を連取したシアトル勢。調子が上向かないエンゼルスをかわして3位浮上を果たしたマリナーズは3戦目、今季アスレチックスに2勝を収めている岩隈を送り出すことで、同一カード3連勝を狙っていた。

相手先発はコローン。2005年のサイヤング投手と、2013年のサイヤング賞有力候補の対決となった。

岩隈を援護するべく、打線は序盤からコローンを攻め立て、2回に2点を先制する。

初回、1番チャベスがセンター左へ気分良く流し打って出塁すると、1死後、3番・シーガーが1,2塁間を突破。スコアリングポジションに走者を進め、立ち上がりのコローンを大いに悩ませる攻撃をみせた。

2回は無死満塁のビッグチャンスが到来。先頭打者モースを起点に生まれた3連打で絶好の得点機を迎えたマリナーズは、1死後、チャベスが左前へ2点適時先制打。初回快音を響かせていたベテランリードオフマンは、今度はショート頭上に糸を引くような美しいラインドライヴの一撃を放ってみせた。後続もつないで再び満塁となった所でバッターボックスはシーガー。右前着弾のヒットコースの快飛球は、惜しくも相手右翼手レディックの好守に阻まれてしまったが、防御率1点台の岩隈を援護するには十分な2点になるはずだった。

序盤2回までを見れば、岩隈は粘投ながらも「らしさ」を出した投球。対するコローンはいつ崩れてもおかしくはない、どちらかと言えば6:4で岩隈に軍配が上がる、そんな状況だったかと思う。

アヒルを太らせたような体躯のコローンの投球姿からは、スコアボードにゼロを並べ続ける光景は想像しにくかった。確かに岩隈も得点圏に走者を背負った。しかし、アウトはお得意の併殺含むゴロと三振で構成されており、その点において「らしさ」を感じ取ることができたのだ。

ところがだ。先にマウンドを後にしたのは岩隈だった。

2点リードで迎えた4回裏、岩隈は長短打の3連打攻勢で2点を失い同点とされると(SEA2-2OAK)、5回は先頭のジェイソに四球を与えた直後、後続のセスペデス、モスのクリーンアップコンビに連続タイムリーを浴び、これまた2失点。勝ち越しを許してしまう。(SEA2-4OAK)

序盤、コローンを土俵際に追い詰めた打線も、3回以降はサッパリ...

進撃の足が完全に止まり、5回まで3イニング連続の三者凡退。6回は1死後に安打出塁も後続がゲッツーで結局3人で終わるなど、コローンの前にチャンスを作ることすらままならない。7回も三者凡退で、結局2回の2点止まりに終わってしまった。

コローンが7回まで投げたのに対し、岩隈は5回92球で降板。6回以降に出てきた救援陣も終盤合計6点を失う炎上ぶりをみせ、マリナーズは2-10。今季8度目の二桁失点で大敗している。

岩隈は今季2敗目。4/23アストロズ戦以来、久しぶりの苦汁となった。

これでチーム成績は70試合31勝39敗、エンゼルスもヤンキースに敗れたため順位は3位をキープ。アスレチックス戦の戦績は10試合6勝4敗としている。

両軍のスターティングラインアップ

マリナーズ=1番・チャベス(中)、2番・フランクリン(二)、3番・シーガー(三)、4番・モラレス(指)、5番・イバニエス(左)、6番・モース(一)、7番・ベイ(右)、8番・ズニーノ(捕)、9番・ライアン(遊)、先発・岩隈(右投)

アスレチックス=1番・クリスプ(中)、2番・ジェイソ(捕)、3番・セスペデス(指)、4番・モス(一)、5番・ドーナルソン(三)、6番・スミス(左)、7番・レディック(右)、8番・ロザレス(遊)、9番・ソガード(二)、先発・コローン(右投)



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■試合別 投手成績


セスペデスのフェンスダイレクト二塁打が決勝打に

アスレチックス戦と言えば、2009年WBC以来の好敵手セスペデスとの対決が見どころである。メジャー2年目のセスペデスは今季いまひとつ。本塁打は13本を記録しているものの、率は.231。しかし、気を抜くことは決して許されない相手なのだ。

結論から言ってしまえば、またしてもセスペデスにやられてしまった。

初回1死1塁での1打席目は、落ち切らない中途半端なスプリッターを右前へ弾き返されてしまう。3回1死3,1塁ではレフトへの浅いイージーフライに討ち取ったものの、甘いスライダーをセスペデスがミスショットした。そういう色彩が強いフライアウトで、決して岩隈が圧倒した訳ではなかった。

極めつけは5回無死1塁での第3打席。0-1からの2球目だった。アウトコースへ投げ切りたかった速球(シンカー)が内角へ甘く入った所を完璧に叩かれ、センター左を悠に越えていくフェンス直撃ツーベース。この長打で一走が長躯ホームイン。終わってみれば、このタイムリーが決勝打になっている。

これで2009年WBC込みの通算対戦成績は14打数6安打の.429となった。

■岩隈久志vsセスペデス 通算対戦成績
◎第2回WBC2009年・・・2打数1安打、1四球、1三塁打
◎2012年・・・4打数2安打1打点、1二塁打、1本塁打
◎2013年4/2・・・2打数1安打1打点、1三振、1本塁打
◎2013年5/10・・・3打数0安打、2三振
◎2013年6/16・・・3打数2安打1打点、1二塁打
◎通算・・・14打数6安打3打点、3三振、1四球、2二塁打、1三塁打、2本塁打


「灯台もと暗し」とはこのことを言います

歳を取ると今まではありえなかった行動を自分がしてしまうことに直面する。つい先日、おでこに差していたサングラスを、どこへやったかな?と探してしまうということがあった。数年前の自分からすれば、全く信じられない「灯台もと暗し」の光景だった。

そんな「灯台もと暗し」のシーンが、この試合の2回表のマリナーズの攻撃で発生している。無死1塁で打席は2番・ベイ。投手コローンを襲う強襲打(でもないように思うのだが・・・)は取りにいったコローンのグラブで弾いて、中前へ抜けたかのように見えた。完全に打球の行方を見失ったコローン。外野後方を振り返るなどキョロキョロしたその足元には、なんと!なんと!白球が鎮座していた(笑)

へええ!こんなヒットもあるんだー!という珍光景になった。日曜朝の某番組で取り上げられたら、まず間違いなく「喝!」が入りそうな、そんな珍光景となった。


■球種別 投球詳細


5回、打者25人、92球(1回当たり18.40、1人当たり3.68)、被安打8(被二塁打4、被三塁打1)、被本塁打0、奪三振3、与四球3、失点4、自責点4。

《初球25球》4Seam6、Sinker3、Slider6、Splitter5、Curveball5
《2ストライク以降30球》4Seam12、Sinker4、Slider1、Splitter13、

マネーボール打線、岩隈のスプリッターに上手く対応

毎回走者を得点圏に背負う苦しい投球となった。

3回までは毎度3塁進出を許す状況。ストライク率は70.7%と7割を越えてきたものの、多くの出塁を許したこともあって球数も多くなる。1イニング当たりの球数は18.40を示し、この数字は今季初黒星となった4/23アストロズ戦の18.60に続く多さとなった。

1.79でアリーグ2位につけ、1位のバックホルツ(1.71)を追っていた防御率も2.06へ後退(それでも2.06なのだ!)。クオリティスタート率も85.7%から80.0%へ減退した(それでも80.0%である!)

岩隈のコメント「一つ一つのボールは良かったが、甘い球を打たれた。(相手打線は)スプリットを見送って、ボールをよく見てきた。ブルペンではいつもと同じだった。長打が多く、それで点を与えてしまった。次、また頑張ります」

本人が振り返るように、看板球スプリッターに対し、アスレチックス打線は本当に辛抱強く対応してきた。

岩隈は28球スプリッターを投じた。全92球の30.4%に当たる。そのうち、空振りを奪うことができたのは僅かに2球。特に追い込んでからの空振りはゼロと、不本意な結果となっている。

中途半端な高さで変化も甘かったスプリッターを、セスペデス、レディックに痛打されると、2ストライク以降には眼鏡姿の9番打者ソガードらに粘りのファウルを打たれるなど、球数を費やすハメにもなった。

■2ストライク以降に投じたスプリッター13球の詳細
※水色=ボールカウント、黄緑=ファウル
追い込んでからのスプリッターは空振りを誘う球種になる。しかし、今日は1つも空振りを奪うことができなかった。


4/2、5/10のアスレチックス戦では、2ストライク以降のスプリッターは27球を記録、そのうち9球で空振りを、5球で内野ゴロを記録していた。岩隈のスプリッターにヤられていたアスレチックスが対策を講じ、それが奏功したと言えるだろうし、一方、岩隈側から言えばスプリッターの制球の精度がいまひとつだった。(初回先頭打者に4球立て続けに投げたが、いずれも高かった)

新人ズニーノとの初バッテリー

このような結果に終わった背景の1つとして、経験の浅い女房役の存在を指摘しておかなければならない。

この試合、マスクをかぶったのは昨年ドラフト1巡目で指名された注目のプロスペクト、マイク・ズニーノだった。6/11にメジャー初昇格。この試合が3試合目、もちろん、岩隈とバッテリーを組むのも初だった。

昨年から球を受け続けて勝手知ったるモンテロ。高低を使った巧みなリードで岩隈の新たな魅力を引き出した33歳のショパック。25歳ながらもマイナーでのキャリア豊富なスクレ。いずれも「特徴」「個性」を持つ捕手だが、この試合限りではズニーノからはそのようなカラーを見ることができなかった。逆に感じたのは「経験の浅さ」だった。

私が特に感じたのは初球である。上記のとおり、球種を色々使いすぎるきらいがある。特に走者有りの場面での初球の入りにそれを強く感じた。

ここまで(5/31終了時点)の岩隈は走者有のシチュエーションでも初球に速球を用いることが多かった(96球中54球)。しかし、今日は17球のうち僅かに4球。初球からピンチの連続だったため、バッテリー共々、慎重になりすぎた。あるいは、速球のコントロールが少し甘くなっていた部分もあった。その結果が初球変化球の選択肢を取らせたのかもしれないのだが、もっと使っても良かったのでは?という場面もあったはずだ。

反面、走者無しの場面で初球に速球を誤って選択したことで二塁打を浴び、その後の同点劇につなげてしまったというシーンも見受けられた。2点リードした4回だ。先頭打者の5番・ドーナルソンへの初球は89マイルの4シームだった。アウトコース低めを狙った投球が真中に入る失投を左中間に運ばれてしまった。

前の打席、岩隈はドーナルソンを4シーム3球続けて、見逃しストライク、空振り、空振りで三振を奪っていた。西地区首位のクリーンアップの一角に座る打者である。打率も3割を残していて打撃も良いバッターだ。しかも、しっかり抑えたいイニング先頭打者としての打席になる。2打席目も簡単に4シームで押したのは、甘く入ったという制球の問題はあるにせよ、ハイリスクだったのかな?と思えて仕方がない。


■配球図
20130617DATA3.jpg

ジェイソに3四球

昨年までの同僚で岩隈の球をミットで受けてきたジェイソが、この試合、2番・捕手で出場していた。4/2、5/10の過去2試合での対戦成績は6打数2安打2三振も、5/10に2安打されている。

2番・ジェイソに与えた3個のフォアボールが痛かった。いずれも初球を変化球を選択しストライク入らず、ボール先行。スプリッターにも手を出さず、四球で出塁されてしまった。

これは、3番・セスペデスの前にジェイソを置いた打順の妙もあるのかもしれない。岩隈にとってはジェイソも嫌だが、次打者のセスペデスも厄介である。セスペデスの前に走者を置きたくないという思いが、慎重な投球に終始した背景にあるのかもしれない。

メジャー初の被三塁打

2回2死走者なし、7番・レディックに2-2からの6球目、90マイル4シームが真中近辺に入った所を右中間へ痛打を浴びた。ラインドライヴの打球が右中間に着弾すると、そのまま球足速くフェンスまで到達。レディックは一気に2塁を蹴って3塁へ。返球とヘッドスライディングの競争は間一髪でセーフ。この一撃が、岩隈がメジャーで初めて許したスリーベースになっている。

さて、次回登板は予定どおりにいけば、今度は本拠地セーフコフィールドでの同一カードとなる。

時事通信の記事によると、相手の研究を「もちろん感じた」と分かっていた、という岩隈。次戦へ向けて、スプリッターの使い方などを含めてリベンジなるか?!に注目していきたい。【終】


■6/16アスレチックス戦の92球詳細
※訂正:2回ゴンザレズの打席時の塁状況は2塁ではなく、正しくは3塁です。
※黄緑=ファウル、紫=空振り
コースNo.は下記図のとおり。球速はマイル表示

20130617DATA4.jpg
20130617DATA5.jpg

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