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【試合評】 2013年6月30日(日) ○楽天イーグルス2-1オリックス 守備が下手だと言ったのは誰だ?! 勝利を運んだ銀次の好プレー !!

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3時間38分の延長戦を制して、今季最多タイの貯金8



前日を上まわる2万3千人を集めた京セラドームは、序盤に取り合った1点を携え、延長戦に突入していた。

先手はオリックス。1回裏、駿太のプロ1号で7試合ぶりに先取点を奪う。楽天は直後の2回表、先頭AJのヒット・バイ・ピッチを皮切りに作った好機で松井が犠飛。同点に追いついていた。以降、両軍、幾度も訪れたチャンス・ピンチで相譲らず。投手陣の踏ん張り、守備陣の好プレーで試合が動きそうで動かない。

このカード今季初の延長戦へなだれこんだ9回戦は、10回表に決着がついた。楽天が待望の勝ち越しに成功したのだ。

打順は銀次から始まる攻撃回だった。立て続けの好守備で存在感を誇示した背番号33は、本領のバットでは2三振に内野ゴロと3の0。ここまで快音を聞くことができなかったが、ここでようやく三遊間を真っ二つに割っていく流し打ちで出塁に成功する

1-2からの第4球だった。平野が投じるアウトハイの速球を確実に捉えてみせた。その直前の2球、同様コースの速球に相次いで差し込まれてのフライファウルを打たされていた。2度ファウルを打ったことで、狂いが生じていた打撃の照準を、平野の活きの良い速球にピタリ合わせることができたのだろう。改めてこのバットマンのポテンシャルの高さを垣間見る瞬間となった。

銀次が出塁して無死1塁、お膳立ては整った。決めたのはマギー。初球打ちだった。平野の150キロ速球を逆方向へ強烈なショット。外野の間を割り、右中間後方を襲った飛球は着弾後にフェンス到達。ライト・糸井が中継に入った内野カットマンにレーザービームを繰り出したものの、好走塁の銀次は悠々勝ち越しのホームイン。(楽2-1オ)

直後の裏、ラズナーが前日同様、きっちり3人で抑えて9セーブ目。相手打線を1安打に封じたゲームは2012年6/26東京ドームでの日本ハム戦(○E2-1F)以来、1年ぶり。

楽天は6/25から始まったビジター6連戦で4勝2敗と勝ち越しに成功、Kスタに戻り週明けから首位ロッテとの頂上決戦に臨む。

これでチーム成績は68試合38勝30敗の2位。貯金を今季最多の8に伸ばしている。ゲーム差は1位・ロッテと2.0、3位・ソフトバンクと2.0、4位・西武と3.5、5位・日本ハムと4.5、6位・オリックスと6.0としている。

◎直近10試合=6勝4敗
◎6月月間成績=20試合11勝9敗
◎リーグ戦=44試合23勝21敗
◎交流戦明け=9試合5勝4敗
◎オリックス戦=10試合8勝2敗

◎ビジターゲーム=36試合20勝16敗
◎デーゲーム=26試合14勝12敗
◎先制された試合=31試合12勝19敗
◎延長戦試合=4試合2勝2敗

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・聖澤(中)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・島内(右)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・岡島(左)、先発・ダックワース(右投)

オリックス=1番・坂口(左)、2番・駿太(中)、3番・糸井(右)、4番・李大浩(一)、5番・バルディリス(三)、6番・T-岡田(指)、7番・伊藤(捕)、8番・原(二)、9番・安達(遊)、先発・西(右投)


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ファースト・銀次、好守連発



この試合の直接的な勝利の立役者が決勝打を放ったマギーだとすると、影の立役者は銀次だろう。決勝点を呼び込んだ延長10回の先頭打者安打も白眉だったが、この試合は1にも2にも守備だろう。糸井、坂口はひっぱったヒット性の痛烈な打球を合計4度もしっかり処理してみせた。

3回、1-1の同点、2死1塁、糸井の一ゴ (ダックワースから)
5回、1-1の同点、1死2塁、坂口の一ゴ (ダックワースから)
5回、1-1の同点、2死3,1塁、糸井の一ゴ (ダックワースから)
8回、1-1の同点、1死1塁、糸井の一ゴ (小山から)

銀次が処理したファーストゴロは上記の4つである。その全てで塁上に走者を背負う状況でのプレーなだけに、価値大だったと言える。

特に5回2死3,1塁、糸井が痛烈に弾き返した打球はファースト左の1,2塁間を破るオリックス勝ち越し打コースか?と思われた。しかし、その打球を果敢なダイビングキャッチ。外野へ抜けるのを阻止すると、すぐさま起き上がって自ら1塁へ駆けこみゴロアウトを完成させている。これには糸井も脱帽といった感の苦笑を浮かべていたのが印象的だった。

8回1死1塁は5回の再現劇となった。糸井の強烈なゴロが1,2塁間を襲ったものの、好反応をみせて横っ飛び。打たれた小山が銀次の両肩にポン!と手を置き、謝意を表すほどのビッグプレーとなった。

昨年来、当ブログは「銀次の守備はイマイチだなあ・・・」と思っているファンへ向けて、思っているほど悪くはないのでは?ということを繰り返し訴えてきた。そのことを銀次本人が身を持って訴えるゲームとなった。銀次の守備が拙いようにみえるのは、1にも2にも経験の無さからくるものだと思っている。

岡島豪郎、プロ初の左翼スタメン出場



今日のスタメンをみて、驚かれた方も多いのだろう。捕手の岡島がその打撃と俊足を買われ、左翼手として9番でスタメン出場した。岡島の外野手実績は2軍では0/1イニングも記録されていない。1軍でも5/22巨人戦の9回1イニングだけである。このときは打球が飛んでこなかった。

しかし、岡島は大学時代、捕手転向する前までは外野手だったという。肩も良い。送球も安定している。それに俊足で打撃も良い、ということを考えれば、一見じぇじぇじぇ?!と思ったジェシカ外野手プランも、案外イケるプランなのでは?と思えてくる。

この日は、2回T-岡田のウォーニングゾーン付近まで飛ばした飛球と、4回伊藤のほぼ定位置フライ、6回バルディリスが打ち上げたイージーフライ、この3つを無難に処理している。

■楽天 ダックワース 球種別 投球詳細
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6回、打者24人、107球(1回当たり17.83、1人当たり4.46)、被安打1、被本塁打1、奪三振2、与四球5、失点1、自責点1。

《初球24球》ツーシーム9、カットボ-ル3、チェンジアップ5、カーブ7
《2ストライク以降31球》ツーシーム14、チェンジアップ5、カーブ12

ダック復帰後初登板を起点に7戦連続クオリティスタート



楽天が交流戦明け5勝4敗と白星先行し、先の日曜日から5勝2敗と勝ち越しているのも、ダックの帰還が大きいと思うのだ。ダックが復帰後初登板で白星を飾った6/23ソフトバンク戦を皮切りに、楽天先発陣はこれで7試合連続のクオリティスタートを記録している。先発陣の好仕事がチーム全体に波及効果を与えているのか、ふらついていた救援陣も徐々に安定感を取り戻しつつあるようで、守備にもファインプレーが目立つゲームが多く、チーム状態は引き続き好調をキープしていると見て良い。

しかし、今日のダックは、いまひとつの投球内容となった。

6回1安打1失点という数字だけみれば、テンポも良くストライク先行で、すこぶる調子が良かったのだろうと推測できるが、あにはからんや、実際は違ってくる。5四球、ストライク率57.0%とボール球も多く、ストライク先行の組み立てはなかなか実現しなかった。

オリックスの打者に良い当たりをされ、外野後方まで飛ばされるシーンも多かった。球威で押すのではなく、複数の球種でもっぱらバットの芯をはずしてゴロを打たせていくダックワースからしてみれば、外野後方のフライは遠慮願いたいところである。

先制弾を打たれた駿太には、その後、2四球。ダックなりに何かを感じる部分があってのことなのかもしれない。

最大のピンチは先頭打者に安打出塁された5回だ。バントで送られて1死2塁のピンチを招いていた。しかし、ダックの後ろには銀次がいた。坂口が弾き返した打球をしっかり処理して2死。その後、2死1塁から糸井のヒット性の打球を再び防いでみせている。

■オリックス 西勇輝 球種別 投球詳細
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7回、打者29人、100球(1回当たり14.29、1人当たり3.45)、被安打4、被本塁打0、奪三振4、与四死球4(四3死1)、失点1、自責点1。

《初球29球》ストレート8、スライダー10、フォーク1、チェンジアップ3、カーブ7
《2ストライク以降20球》ストレート9、スライダー7、チェンジアップ2、カーブ2

6/16ヤクルト戦は5回途中8安打6失点、6/23西武戦でも5回途中9安打5失点。直近2登板で結果が出ていなかった西だが、この試合では調子を取り戻してきたようだった。

楽天打線は西相手に得点圏で9人の打者をバッターボックスに送り込んだ。そのうち2四球1三振を除く6人の打者で、球を捉えたと言えるのは2回松井の右犠飛のみ。他5人はいずれも自身の打撃をさせてもらえないゴロアウトとファウルフライアウトに倒れている。

【終】

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