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マリナーズ岩隈、走った4シーム! メジャー屈指の好打者から気持ち良いほど空振りを奪う6回1失点の快投──4/28〇SEA2-1LAA

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アリーグ西地区の4位マリナーズと3位エンジェルス、今季初の対戦はセーフコフィールドでの4ゲームシリーズ。昨日は終盤にモラレスの決勝打で逆転勝利を収めたマリナーズが、このカード2勝1敗と勝ち越しで迎えた4戦目だった。

その最終戦の先発マウンドに岩隈が登板した。

両軍のスターティングラインアップ

エンジェルス=1番・ボージャス(中)、2番・トラウト(左)、3番・プーホルス(一)、4番・ハミルトン(右)、5番・トランボ(指)、6番・ケンドリック(二)、7番・アイアネッタ(捕)、8番・ヒメネス(三)、9番・ロマイン(遊)、先発・ブラントン(右投)

マリナーズ=1番・チャベス(中)、2番・シーガー(三)、3番・モラレス(一)、4番・モース(右)、5番・ショパック(捕)、6番・モンテロ(指)、7番・アクリー(二)、8番・ベイ(左)、9番・アンディーノ(遊)、先発・岩隈(右投)



■エンジェルス戦 投手成績
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■試合日程別 投手成績
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3回から3イニング連続三者凡退

立ちあがりの1回表、1番・ボージャスにいきなり右前に弾き返され、ノーアウト1塁の出塁を許した岩隈だったが、後続を凡退させ、ゼロスタート。2番・トラウト、3番・プーホルス、4番・ハミルトンというアリーグ屈指の強力ラインアップを、ファストボールを主軸にねじ伏せ、空三振、二ゴ、右飛に討ち取った。

2回、1死後、6番・ケンドリックにライトオーバー、ウォーニングゾーン内に着弾のツーベースを打たれたものの、下位打線をあっさり片付ける。7番・ヒメネスはショートへの平凡ゴロ、8番・ヒメネスをライト右へのイージーフライに討ち取り、この回もゼロ。

すると、3回からは圧巻の3イニング連続三者凡退劇が幕を開けた。

特に3回は3者連続の三振。9番・ロマインをインコースいっぱいを突いた4シーム(少しシュート回転がかかっていたのでツーシームにもみえる)でズバッと見逃し三振に取ると、初回に右前安打を打たれたボージャスにはスプリッターを落として屠り、2番・トラウトはバッテリー思惑どおり高め釣り球でバットを振らせて空振り三振。ショパックの好リードも光るシーンとなった。


相手先発は昨年までマリナーズのローテーションピッチャーだった左腕のバルガス。ここまで白星に恵まれないベテラン左腕を相手に、古巣マリナーズ打線は1回こそ三者凡退だったものの、2回以降毎回走者を出塁させていく。

しかし、ホームが遠い。

2回は2死から得点圏進出に成功したが、後続凡退。3回は先頭アンディーノのゴロを二塁手ケンドリックが股間を抜けるトンネルエラーでノーアウト1塁のもらった出塁を活かすことができない。

4回は1死から女房役ショパックが右翼二塁打を放ったが、後が続かず。5回1死2,1塁のチャンスで16試合連続安打中のシーガーに打席がまわったが、セカンゴゴロに倒れてしまう。

不運のタイムリーエラーで先制を許す...

なんとも言えない0-0のゼロ行進が続いて迎えた6回裏、遂に先取点がエンジェルス側に入ってしまった。

先頭ロマインに一二塁間を破られてしまうと、送りバントで1死2塁。バッターボックスに2番・トラウトを迎えたシーンだった。2-2からの第5球、低めスプリッターで思惑どおりにショート正面のゴロを打たせたが、ここでまさかのアンビリーバボー...

3回に相手のトンネルエラーで出塁していた遊撃手アンディーノが、このなんでもないゴロを今度は後逸。これがタイムリーエラーとなって、二走に本塁生還されてしまう。(SEA0-1LAA)

その後、プーホルス、ハミルトンを打ち取って、6回を終了させた岩隈だが、球数が92球ということもあって、6回でお仕事終了した。

試合は7回、8回、バルガスからベイ、モラレスがソロショット。2点の逆転に成功したマリナーズが、キャップス、ウィルヘルムセンの好投リレーもあり、2-1で逆転逃げ切り勝利を収めている。


■球種別 投球詳細
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走る4シームで強力ラインアップをねじ伏せる!!

6回、打者22人、92球(1回当たり15.33、1人当たり4.18)、被安打3、奪三振8、与四死球0、失点1、自責点0

好投すれども報われず。降板後に味方が逆転するという、よくあるマリナーズのテンプレートのような試合運びになってしまった。タイムリーエラーはもったいなかった。もしアンディーノではなくライアンだったら、、、いや、アンディーノでもあのゴロは普通に処理しなければならない当たりだった。

不運に泣く1失点にはなったものの、昨年来の相性の良さを継続できた見事なピッチングになった。

決してたやすい相手ではない。前述したとおり、いくら相性が良かったとはいえ、2番・トラウト、3番・プーホルス、4番・ハミルトンの並びは強敵だ。直近1週間の打率でトラウト.192、プーホルス.111と当たりがなかったこともあったのかもしれないが、この3人を9打数0安打4三振に抑えてみせた投球は、見事だった。

この日は、4シームが走っていた。最速149.7キロ(93マイル)。

平均143.9キロの4シームは球速表示以上の伸びをみせていたようだ。

MLB公式の速報サイト、Gamedayが提供する投球データの1つにPFXという指標がある。ボールの伸びを示す指標だという。昨年岩隈の4シームはこの値が平均8.62(ダルビッシュが9.73、黒田が10.28)だったが、今日の試合は平均12.00を計測。これは昨年のバーランダーの11.47を上まわる値である。

初回、2回は特に4シーム中心の組み立てが光った。追い込んでからも4シームで勝負にいくなど、この日イチバンの球を主軸に据え、力強い投球が功を奏した。スプリッターではない。4シームでトラウト、プーホルス、ハミルトンのバットが気持ち良いほどクルクル回った。

打順が2巡目に突入する3回以降は、変化球の割合を増やしていく配球術も冴えた。

また、低めの制球も上々。下記配球図が示すように、高めに抜けると打たれるリスクが高まってしまう変化球は、低め低めによく集まっていた。

打線との噛み合いで白星に恵まれなかったものの、ピッチング内容でみればダルビッシュと投げ合った4/12レンジャース戦に匹敵する好内容だったように思う。

ところで、今季、ゴロアウトではなくフライアウトが増えている件に関し、ちょっと前に興味深い記事を見つけたので、一部引用したい。キャンプ地、オープン戦は乾いた空気のアリゾナでおこなわれた。そのためボールがフライになるのでは?と推測していたものの、シーズン突入してもフライアウトが多い。どういうことかな?と思っていたが、やはり、オフのトレーニングが実を結び、4シームに力強さが宿ったことが影響しているようだ。


参照文献:昨年のPFXの値は『プロ野球を統計学と客観分析で考えるセイバーメトリクス・リポート2』より引用。


---引用開始---
■岩隈、マメがつぶれて惜しくも降板
(2013年4月19日 11:01 MLB.jp (Gyao!))
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/baseball/mlb/headlines/article/20130419-00000211-mlbjp
(前略)
劇的に変わったのは、真っすぐの伸びだ。

4シームの平均球速そのものは、開幕から3試合の数字を見ると、昨年の91.08マイルから90.47マイルに下がっている。しかし、違う数字が大きく変化をしていた。

メジャーには、バーティカルムーブメントという全く回転のない球が捕手のミットに納まる位置を基準にどれだけプラス(上)かで、ボールの伸び、違う言い方をすればいかにボールが落ちてこないかを示すデータがあるが、それによると岩隈の球の伸びは、昨年の倍以上となっていたのだ。

「fangraphs.com」によれば、岩隈の昨季の4シームファストボールの数値は昨年の「4.3」に対し、今年は3試合を終え「9.1」となっている。

必ずしも連動しているとは言えないが、打ち取るパターンも変わった。これも3試合を終えての数字だが、昨年はゴロで打ち取る確率が52.2%、フライで打ち取る確率が27.3%だったが、今年は前者が35.2%、後者が46.3%と逆転しているのである。

バーティカルムーブメントの数値は、4シームだけではなく、他の球種でもプラスになっているので、何らかの関連はあるのだろう。(後略)
---一部印象終了---



■配球図
各コース上段は速球(4シーム+シンカー)、下段は変化球



■4/28エンジェルス戦 92球の詳細
コースNo.は下記図のとおり。球速はマイル表示

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