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【試合評】 2013年4月23日(火) ○楽天イーグルス9-3オリックス。防戦一方の田中15被安打で今季3勝目。森山、古巣相手に走攻守のハッスルプレー

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両軍合計29本の安打が飛び交う乱打戦

打線は今季初の先発全員安打の14安打。今季早くも8度目の二桁安打をマークし、9得点を獲得。投げてはエースの田中将大が15本のヒットを浴び、度重なるピンチの連続をどうにかこらえ、8回3失点の投球で3勝目。チームの連敗を3で止める敵地逆転勝利となった。

これでチーム成績は21試合9勝12敗の借金3。日本ハムが敗れたため楽天が単独5位。1位・西武とのゲーム差は5.5、3位・ソフトバンクとは1.5、4位・オリックスとは1.0としている。オリックス戦は2勝1敗、ビジターゲームは4勝6敗、カードの初戦5勝3敗としている。

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・松井(遊)、2番・藤田(二)、3番・聖澤(中)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・銀次(一)、7番・鉄平(右)、8番・嶋(捕)、9番・森山(左)、先発・田中(右投)

オリックス=1番・坂口(中)、2番・川端(左)、3番・糸井(右)、4番・李大浩(指)、5番・T-岡田(一)、6番・バルディリス(三)、7番・後藤(二)、8番・安達(遊)、9番・伊藤(捕)、先発・東野(右投)


森山は今季初のスタメン。代わって牧田は今季初の休養日。前の試合4/21ロッテ戦で4の0に終わった牧田は打率を今季最低の.227に下げていた。リフレッシュするには最適なタイミングだと思う。なお、この日、銀次と共に1軍再登録された仲澤は出番がなかった。

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序盤、拙攻続きの試合展開

1回、1死3塁。先制打を放った聖澤を3塁に置いて打席はAJ。犠飛狙いの左翼飛球でタッチアップを切った聖澤があえなく本塁憤死。

3回は先頭の森山が四球で出塁すると、その後、無死2塁~2死3塁。聖澤もストレートの四球。2死3,1塁の好機で打席は再びAJ。制球難に苦しんでいた東野に、ここは低めにフォークをしっかり投げ抜かれてしまい、バットが空を切る。空振り三振。

4回、先頭マギーのホームラン後、イヌワシ打線はもらったチャンスを迎えていた。1安打2四球で1死満塁。だが、二番手・桑原の前に松井、藤田があえなく凡退。

1回こそ三者凡退で抑えた田中だったが、2回以降は毎回得点圏に走者を背負うなど、本調子には程遠かった。2失点目を自らのワイルドピッチで失うなど、らしくない光景を目撃していた。嫌な予感が漂う試合展開だった。

チームを救う嶋基宏の右打ち同点打

やはり、最初の勝負の分かれ目は、5回だったか。

スコアは楽2-3オ。1点を追う5回表の攻撃。先頭・聖澤がフォアボールで出塁すると、ジョーンズ、マギーの連打で無死満塁。楽天打線はこの試合最大の絶好のチャンスを迎える。

しかし、銀次、鉄平が「らしくないアプローチ」でいずれも三振に倒れてしまう(甘い球が多かったのに本当に「らしくない」シーンだった)。2死満塁、バッターボックスの嶋も早々に追いこまれてしまった。2-2からの5球目。外いっぱいに入ってきた決して甘くはない変化球を右打ち。痛烈なライナーが右前へ弾んだ瞬間が、勝負の分かれ目になった。(楽3-3オ)

カウント1-2からの4球目、桑原が投じた外角低め誘いの縦スライダーを、バットが出かかりながらも必死にこらえてボールにした点が大きかった。この後、嶋は内角には来ないと読んでいたのだろう。外角球に対してしっかり踏みこんで右前へ運ぶ、この人らしい打撃技術の粋を今夜また目撃する、そんなシーンとなった。

もしここで嶋が凡退していたら、ノーアウト満塁で1点も入らない事態となり、オリックス打線を勢いづかせ、防戦に追われていた田中は呑みこまれてしまったかもしれない。

ジョーンズ、マギー、中山慎也をビビらせる

嶋の一撃で同点に追いついたイヌワシ打線は、7回、それまでの拙攻の鬱憤を晴らすかのように一気に5点を獲得、試合の趨勢を決めてみせた。

AJ、マギーの両外国人が三番手・中山を威圧。2者連続四球で無死2,1塁とすると、打席は銀次、鉄平。4回の好機で「らしくないアプローチ」で三振という煮え湯を飲まされていた両名が、汚名返上の連打で切り込んでいく。

銀次はバスターで三遊間を破ってみせ、無死満塁。鉄平は内角高めに抜け気味に入ってきたスライダーを捉え、一二塁間を破る右前安打(楽4-3オ)。終わってみればこの勝ち越し打が決勝点となった。

この後、投手交代、四番手・比嘉が火消し役で出てきたものの、嶋が押し出し四球。森山、松井のバットからもタイムリーが飛び出して、この回合計5得点。(楽8-3オ)

結局、9回にも1点を追加したイーグルスが、最後は抑え・青山がしっかり締めて、9-3の逆転勝利となっている。

今季初スタメンの森山周、古巣相手に獅子奮迅!

9番・左翼で今季初の先発起用となった森山が、古巣相手に走・攻・守で獅子奮迅の槍働きをみせている。

まずは守備。1回裏、立ち上がりのエースを救った。1番・坂口の初球打ちは快音響く流し打ち。ライナー性の飛球が左翼前方を襲ったものの、レフト・森山が前のめりの果敢なダイビングキャッチを見せ、フライアウト!

すると「打」「走」では2四球2安打1打点2盗塁。3回は先頭打者として1塁に歩くと、その後、盗塁も決めて得点圏を演出。4回1死3,1塁の好機でもしっかりフォアボールを選んで、後続につないでみせる活躍。7回には無死満塁の場面で点差を2点から3点リードに広げるタイムリークリーンヒットをセンターへ放つと、9回にも1安打1盗塁。

開幕1軍に名を連ねたものの、ここまで終盤の守備固め、代走という限定的な起用に止まっていた森山。この試合で今までのうずうずしていた気持ちを一気に爆発させたかのようなプレーは、この試合、大変印象に残った。


■田中将大 球種別 投球詳細
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田中将大、1試合15被安打はプロ最多

8回、打者38人、133球(1回当たり16.63、1人当たり3.50)、被安打15、奪三振6、与四球3、失点3、自責点3。

ヤンキースのスカウトがバックネット裏で見守る中、プロ入りで最も精彩を欠くマウンドになってしまった。田中将大が1試合15安打を打たれたのはプロ初。恐らくアマチュア時代を入れても初のことではなかったか。

これまでは1試合13被安打がワースト記録だった。4度記録していて直近では2012年6/13ヤクルト戦の8回13安打8三振3失点で勝敗つかず、というマウンドがある。これを2本更新することになってしまった。

ストレートは平均球速こそ146.6キロ、最速152キロを計測したものの、空振りを奪うことができなかった。制球が甘く、相手打者にバットの芯で捉えられる当たりが、凡打の中にも目立つ結果になった。スライダーも5本のヒットを浴びてしまうなど、変化球のキレもいまひとつの内容だった。

3番・糸井、4番・李大浩には苦しめられ、両者に猛打賞を献上。田中が猛打賞を許したのはこれでのべ25人となっている。

3番・糸井はここ2カード.136と当たっていなかっただけに、当たり復活の一夜となってしまうのが怖いところなのだ。同じく、4番・李大浩はここ2カード.400、6試合連続安打と好調。凡打にも良い当たりが目立つことから、できればカードの初戦、調子づかせたくはなかったのだが、かなわず。この影響が明日、明後日どのように出るか?少々不安を覚えてしまう。

また、球数が133球と過多な点も、懸念材料だ。8回も続投させる意味が正直、分からない。9回に青山を投げさせたのだから、8回は小山で良かったのではないか。小山の最後の登板は4/16ソフトバンク戦。登板間隔が空きすぎてしまっているので、調整登板の意味合いもかねて1イニング投げてもらうべきだった。


■田中将大が許した被猛打賞履歴
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■東野峻 球種別 投球詳細
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イヌワシ打線、ボール先行で苦しんだ東野を攻略できず

3回1/3、打者17人、71球(1回当たり21.30、1人当たり4.18)、被安打4、被本塁打1、奪三振2、与四球3、失点2、自責点2。

1回に1番・松井の二塁打、2番・藤田のタッチアップとなる右飛、3番・聖澤の先制打という先制劇はお見事。しかし、以降が拙かった。ボール先行の場面が大変多く、アップアップしている中、何人かの打者が打たされた凡打を打ち、助けてしまうかたちになってしまい、肝を冷やすかたちになった。



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