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バーランダーと演じた白熱の投手戦。マリナーズ岩隈、芸術級の投球でタイガース強打線を零封。6回無失点で味方勝利に貢献

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今季4度めの先発マウンドは、現役最高峰右腕バーランダーとの投げ合いに

マリナーズが所属するアメリカンリーグ西地区は現在アスレチックスがトップ。2位でレンジャーズが追っているものの、早くも独走態勢を構築しようかという状況だ。

そんななか、マリナーズは今季も出足が鈍い。敵地で迎えたアスレチックスとの開幕4連戦こそ2勝2敗の五分で終えたものの、その後の3カードはいずれも負け越しか五分がせいぜい。このタイガース3連戦も初戦、2戦を落とし、すでに負け越しが決定していた。

それにしても、もったいない2連敗だった。初戦は中盤に一時逆転に成功した直後、再度ひっくり返された。前夜の2戦目は4時間27分、延長14回を戦って疲労ばかりが残る黒星を手にしていた。

じりじりと後退を余儀なくされつつある苦しい状況の中、岩隈が本日早朝(現地時間18日の昼)におこなわれT3連戦の3戦目に先発登板している。タイガース戦での登板は2度目。昨年5/7に二番手で3回1失点。先発では今回が初になる。

両軍のスターティングメンバー

マリナーズ=1番・チャベス(中)、2番・ベイ(右)、3番・モラレス(指)、4番・モース(左)、5番・スモーク(一)、
6番・ショパック(捕)、7番・アクリー(二)、8番・アンディーノ(三)、9番・ライアン(遊)、先発・岩隈(右投)。

タイガース=1番・ジャクソン(中)、2番・ダークス(左)、3番・カブレラ(三)、4番・フィルダー(一)、5番・マルティネス(指)、6番・ペラルタ(遊)、7番・アビーラ(捕)、8番・インファンテ(二)、9番・ケリー(右)、先発・バーランダー(右投)。


投げ合う相手は2011年のサイヤング投手。昨年は2年連続の最多奪三振を手中にしたジャスティン・バーランダーだ。6年連続200回以上、7年連続二桁勝利、15勝以上は4年連続など、現役最高峰の右投手である。

打線も三冠王カブレラ、強打者フィルダーを両砲を要する強力打線。「どちらも意識すると思う」と語っていた岩隈が、自身には白星つかなかったものの、チームの連敗をストップさせるナイスピッチングを披露し勝利に貢献。これで全4登板クオリティスタートをマークした。


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■試合日程別 投手成績
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三冠王擁する強打線を散発3安打に封じる!!

4時40分ということで、しっかり起床し準備していたものの、スタッツなどを確認している間に試合が始まっており、1回表をうっかり見逃してしまった。記録を見る限りでは立ち上がりの1回、タイガースの上位打線を僅か7球で三者凡退に退ける上々の内容だったようだ。(カブレラの当たりはフェンス際までのヒヤッとする飛球だったようだ)

2回、先頭は4番フィルダー。ファウルを打たせ2球で追い込んだ後の3球目だった。低めに落とすスプリッターを投じたものの、体勢崩し気味でくらいつかれた当たりは、決して良いとはいえないゴロ。しかしファースト左の一二塁間を抜けていく。だが走者を出してからが、岩隈の真骨頂だ。後続をごっつあんの4-6-3併殺ゴロで切り抜け、3アウト。

3回は三者凡退。遊ゴ、投ゴ、左飛、3人で片づけた。8番・インファンテに打たれた岩隈の右側を襲う詰まり気味のピッチャー返しにしっかり反応。涼しい顔で自らのグラブに収め、落ち着いて1塁へ送球。

4回にはこの試合2つめの併殺ショーとなっている。1死後、3番・カブレラに中前へ弾き返されたものの、第1打席で右前安打を許していた4番・フィルダーを、今度は4-4-3の併殺網にかけ、メジャー屈指の3番・4番コンビを一網打尽にする鮮やかさ。見ていて美しい瞬間となった。

勝敗の分かれ目となった5回を踏ん張る

今回の登板、一番ヒヤリとさせられたのが5回だった。

スコアは0-0。バーランダーの前に毎回走者を出し、何度かでスコアリングポジションに進出した味方打線だったが、やっぱり相手は好投手だ。得点させてもらえず、ここまでスコアボードが動かないまま試合は5回表を迎えていた。

この回、先頭の5番・マルティネスに今季2個目のフォアボールを与えてしまう。誘いの変化球に乗らず、じっくり球を見定められての四球だった。続く6番・ベラルタの打席が一番ヒヤリとした。

ファウルを打たせ0-2と追い込んでから3球連続で低め誘いの変化球をガマンされた。4球目のスプリッターには出かかるバットを必死に止められハーフスイングのボール判定。粘られた挙句に2者連続四球で無死2,1塁というピンチのシナリオが脳裏をよぎったものの、この打者をサードゴロに討ち取ることができた点が、この試合の勝敗を分ける分岐点になったかと思う。

結局、岩隈は6回を70球を投げ終え、許した安打は散発3本のシングルヒットだった。マメの影響で7回からは二番手以降の救援陣にマウンドを譲るかたちとなっている。

ここで打線について簡潔に触れておきたい。1回は2死からモラレスが落ち切らない球をとらえセンター左へ運んでいく。相手の拙守もあってスコアリングポジションを陥れるツーベース。しかし、後続が凡退した。2回3回も安打出塁に成功したがゼロ。

最大の得点機は4回、5回だったか。4回は2死からスモークがセカンド内野安打で出塁すると、女房役ショパックが中前安打でつなぎ2,1塁、バッターボックスは第1打席にヒットを打っていたアクリーだったが緩い球にタイミング合わずに空振り三振。5回は先頭アンディーノが安打出塁。続くライアンがバントを試みるものの2度バントファウルになり、結局打ちにいっての併殺ゴロ。

しかし、マリナーズの各打者はよく粘ったと思う。岩隈が6回を球数70で終えたものの、バーランダーは113球。6回裏終了時で球数110球近く投げさせることができた点が、7回2死からアンディーノに安打出塁を許した後の126球降板劇の下地につながったはずだ。この後、出てきた二番手をシーガー、チャベスの長短打タイムリーで攻略。岩隈の好投に報いる、この試合の決勝2得点を上げている。


■球種別 投球詳細


淀みのない投球はもはや芸術級

6回、打者20人、70球(1回当たり11.67、1人当たり3.50)、被安打3、奪三振2、与四球1、0失点。

低めへの投球と、主にシンカーを用いたストライクゾーンの中での勝負が冴えた。

速球系では4シームの平均球速が142.8キロと前回から3.3キロ減。この4登板でも最も低い球速となっていたが、一方、シンカーの出来はすこぶる上々だった。12球投げ込んで、空振り1個、併殺含む内野ゴロ5個、外野フライ2個。タイガース打線に対し最大の武器になった。恐らく打者は捉えたと思ってバットを振りにいっているものの、イージーなゴロやイージーなフライを打たされているのだ。

スプリッターの割合は32.9%を記録。このパーセンテージは今季最多。空振りこそ2回しか奪えなかったものの、ファウルを打たせてカウントを稼いだり、凡打を打たせるなど、岩隈のピッチングの屋台骨を担った。

そして、何よりも素晴らしかったのはストライク先行の組み立てではなかったか。打者の3球目で追い込んでみせたり、打たせて凡打に取ったり、有利なカウント構築ができていた。

スコア0-0の展開が降板するまで続いたものの、今日は安心して見ていることができた。タイガース打線は始終、芯で捉えることができず、タイミングも合わないままだった。

それにしても、前回のダルとの対戦といい、今回といい、投げ合う相手が好敵手、格上であればあるほど、ハイレベルな投球を披露するところはさすがである。思わずNPB最終年となった2011年皇子山で西武・涌井と投げ合った試合をも思い出してしまった。

素晴らしいピッチングだったが、気になるのはマメの影響だ。降板後ベンチで指を気にする岩隈のその指先を中継カメラがアップで射抜いていたが、映像越しでは別状ない様子にみえたもののつぶしたという。70球で退いたこと、長引いていることなどとあわせて考えると不安になる。

岩隈のコメント「点を与えずに粘り強く投げられたことはすごく良かった。良いリズムで登板に入れていると思うし、良い感じで攻められていると思っている。自信もついてくると思う」

ウェッジ監督の談話「ファンタスティックだった。彼はうちの先発陣の中でとても重要な存在だ」


さて、次回登板は敵地に乗り込んでのアストロズ3連戦の2戦目だろうか。

週末は渡米後初の書籍になるこちら↓↓↓を読み耽りたいと思っている。読書感想文も近日アップします。





■配球図
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■4/18タイガース戦の全70球詳細
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