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3時間半ルール撤廃・延長12回制に戻る今季、最も重要となる救援投手力、楽天の現状は?!

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◎本日1本目のブログエントリー>>【試合評】 2013年3月7日(木) ○楽天イーグルス2x-1西武。ラストバッターはもうこりごりよ、島内決めた!逆転2点サヨナラ二塁打!

◎本日2本目のブログエントリー>>楽天の高卒新人左腕コンビ、森雄大、大塚尚仁、春季教育リーグで初登板。両人揃って2回零封の好発進!!


本日、都内で開かれたプロ野球の実行委員会で今季の3時間半ルール撤廃が最終決定されている。下記に共同通信の記事を引用したい。


---引用開始---
節電対策の3時間半ルール撤廃 プロ野球実行委員会
(共同通信 2013/03/07 21:30)
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030701001793.html

プロ野球の実行委員会は7日、東京都内で開かれ、東日本大震災後の節電対策として導入していた「試合開始から3時間半を超えて新しい延長回に入らない」という特別ルールを29日の今季開幕戦から撤廃することを決めた。長時間試合を防ぐことで節電効果を見込んでいたが、試合時間の大幅な短縮はみられず、延長十二回制に戻す。

 日本野球機構の下田邦夫事務局長は「電力事情は好転しているわけではないが、引き分けがあまりにも多くなってファンの興味をそいでいる」と撤廃理由を説明。各球場、球団で節電に努め、審判、監督、選手がこれまで以上に試合のスピードアップを目指すことを確認した。再び電力事情が悪化すれば、すぐに会議を開いて対応するとしている。
---引用終了---



3時間半ルールが撤廃され延長12回制に戻ることで、各球団最も重要になってくる戦力は何だろうか?

3時間半ルール施行時にもその重要性が指摘されていた「救援陣の投手力」だと考えている。

先発が既に降板している状況で延長戦に突入した場合、最も力のある救援投手からつぎこんでいく起用法が常道とされている。もし優れた投手を最後まで温存しておいたがため、延長戦最初に失点してしまったら後の祭りになってしまうからだ。とはいえ、10回、11回、12回と回が進むにつれて、力が落ちる投手が登板することで失点してしまう恐れも出てくる。

そのため、救援陣全体のレベルアップ・戦力の底上げは、今季、最も重要なファクターの1つになってくるはずだ。


■2012年 パリーグ 球団別 救援成績
20130211DATA7.jpg


制限された状況下で、しっかり任務を全うした2012年の犬鷲救援陣

我がイーグルスの救援陣の置かれた状況はどうか?

昨年の救援防御率3.13はリーグ4位。14勝14敗、83ホールド、29セーブだった。

左のセットアッパー・片山がシーズン通して不調だったり、ラズナーが故障で戦線離脱したり・・・等と思い描いていたようにはいかず、決して戦力も厚くはなく、恵まれた環境ではなかった。防御率3.13でリーグ4位という数字だけを見れば、平平凡凡のように見えるかもしれないが、私は前述した条件下にありながら良く頑張った!と考えている。

というのは、救援陣が最もしてはならないことは、先発陣が作った勝ち試合をひっくり返してしまうことである。言い換えれば、救援陣の最重要任務が先発陣がゲームメイクした勝ち試合をそのまま最終的に勝利に結びつけることにあると言える。その点で言えば、救援陣についてしまった黒星が、ソフトバンクの12個に続くリーグ2位の少なさ、14個だった点は、あまり指摘されていないが、しっかり評価できる点だと思っている。

昨年の楽天は1点差試合の勝率がリーグ最高を記録していた。これも僅差を勝利に結び付けていた救援陣の頑張りが反映された数字なのだろう。


■2012年 パリーグ チーム別 1点差試合
日本ハム=52試合26勝26敗、勝率.500
西武=43試合22勝21敗、勝率.512
ソフトバンク=39試合18勝21敗、勝率.462
楽天=53試合29勝24敗、勝率.547
ロッテ=42試合21勝21敗、勝率.500
オリックス=41試合17勝24敗、勝率.415


もちろん、イーグルスの救援陣に課題点がないとは言っていない。故障者が出たり、調子の上がらない投手が出たり・・・といった制限された状況下では、良く頑張ったのでは?と考えているのである。


3時間半ルール撤廃の今季、最も懸念される楽天救援陣の課題点

では、当ブログが今、最も懸念している救援陣の課題は?と言うと、「長い投球回を担当できる能力」なのだ。

冒頭にも触れたように、今季は3時間半ルールが撤廃され、延長12回制に戻ることになる。この2年と比べて、救援陣が長い投球回を担当する試合も必然的に増えてくると言える。

このような流れにイーグルスの救援陣は対応できるのか?という点が、少々気がかりなのだ。

下記の折れ線グラフを見て頂きたい。


■パリーグ 2009~2012年 球団別 全投球回に占める救援割合



このグラフは2009年から2012年まで4シーズン、各球団の救援陣が担当した投球回を、パーセンテージで表し、その推移を折れ線で結んだグラフになる。

例えば、2012年、救援陣が担った投球回の割合が最も多かったのは、最下位に沈んだオリックスだった。全1278回のうち431.1回を救援陣が担当していた。割合にして33.8%に当たる。このパーセンテージが最多だったのだ。(ちなみに、日本ハムは33.1%、西武は32.2%、ソフトバンクは31.3%、楽天は27.9%、ロッテは31.6%)

グラフを眺めていて、全体的な傾向が掴めてくる。

2009年から2010年にかけては折れ線が右肩上がりを描いている。救援陣の分担量が増えた球団が多いということになる。

一転、2010年から統一球元年の2011年は、折れ線が右肩下がりだ。救援陣の担当する投球回割合は減ったことを意味している。投高打低で先発陣が長いイニングを投げるようになったのだろう。

しかし、2011年から2012年、再び折れ線は右肩上がりだ。投高打低の環境下でも、細かい継投策に出たチームが多いということなのかもしれない。

こういった全体的な傾向の中で、1球団だけ黙々と我が路線を突き進んでいるチームがある。

そう、我らが東北楽天ゴールデンイーグルスなのだ。2009年からの救援陣が分担したイニング、割合は下記のようになっている。


2009年・・・1289.2回のうち399.2回 (31.0%)
2010年・・・1279回のうち389.2回 (30.5%)
2011年・・・1273.1回のうち381回 (29.9%)
2012年・・・1278回のうち356.2回 (27.9%)


このように、少なくとも2009年を起点に、救援陣が担う投球回の割合が年々減少傾向にあるのだ。31.0%→30.5%→29.9%→27.9%と減っているのだ。投球回自体で比較してもみても、毎年減少していることが確認できる。

なぜ楽天だけ年々救援陣が担う割合が減っているのか?

もちろん、球界屈指の完投能力を持つ田中将大を擁しているといる部分はあるのかもしれない。だが、田中の投球回が155回に止まった2010年ですら前年より救援陣の割合は減少しているのだ。

さらに言えば、2009年から2011年は僅かな減少傾向が、2011年から2012年にかけて一転、投球回にして24.1回、パーセンテージにして2%、いきなり大きく減らしているのはなぜか?

2011年から2012年は田中の投球回も226.1回から173回に減っているにも関わらず、普通なら増えていてもおかしくはないのに、救援陣の分担量が大きく減っているのだ。ということを考えれば、田中のファクターは小さいのかもしれない。

これは、指揮官の采配にあるのだと考えている。

昨年、試合中盤まで好投しゲームを作っていた先発を、終盤までひっぱったがため、先発が捕まってしまい、悔し涙を飲んだ試合が幾つかあった。美馬や釜田といった名前がすぐに思い浮かんでくる。故障明けで無理はさせたくはない田中に、余裕のある展開だったにも関わらず、最後まで試合を任せたこともあった。

昨年このような場面に直面したとき、私は救援陣に任せるべきなのでは?と何度も思っていたのだが、指揮官は先発陣をなるべくひっぱりたがる起用を続けていた。

指揮官がそのような采配を続けた背景には、推測してみるに、前述したとおり、楽天救援陣の戦力が決して恵まれているわけではなかったという台所事情が大きいのだろう。本当はひっぱりたくはない状況でも、やむにやまれずひっぱらざるをえなかったという試合もあったのかもしれない。

延長12回制に戻る今季、それは許されないのでは?と思う。さらに楽天は、釜田、辛島、美馬、ダックワースなど「2年目のジンクス」の壁に挑む先発投手を多数かかえている。彼ら先発陣をしっかりサポートしていくためにも、先発陣の整備と同等に、救援陣の整備にも注力していかなければならないのでは?と考えている。

幸いにも、ここまでの練習試合やオープン戦、先発陣が調子を上げてくるのが遅くてヤキモキさせられる中、救援スタッフの出来は上々だ。

昨季精彩を欠いた片山が今季は復調気配をみせ、ベテラン星野も順調な調整ぶりを示している。今季も抑えを任されることが濃厚な青山も縦のスライダーが使えるようになるなど手応えあるピッチングをみせている。ここに、覚醒してほしい高堀や2軍で調整中のメジャー帰りの斎藤といった力が加わってくれば、なかなかのスタッフが1軍に名を連ねるのでは?と見ている。

今季、イーグルスが初の優勝を目指して戦い抜くには、ブルペン陣の総力を上げた奮投なくしては始まらない。彼らの力投に、今季はもっともっと注目していきたいと思っている。

最後に、楽天救援陣の各種スタッフ、年度別の折れ線グラフを幾つか掲載して、終わりにした。


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■楽天 2009~2012年 救援防御率
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2009年の4.28から、2010年3.81へ。統一球元年の2011年には2.98まで改善することに成功している。ただし、注目したいのは、同様にリーグ平均防御率も改善傾向を示している点だ。リーグ平均とほぼ同じ傾きで楽天が折れ線グラフを描いている。

多くのファンは、2010年ブラウン監督時代にスリーマウンテンズが確立されブルペンが整備されたという評価だと思う。私も同様の評価である。継投を始めブルペンの起用方法に関して言えば、野村監督時代よりもブラウン政権時代を評価している。

しかし、楽天の防御率とリーグ平均防御率の差だけを取ってみれば、2009年は0.17、2010年は0.20で、ほとんど変化がない。ブルペン整備に成功したというイメージは正確に言えば正しくないのでは?という思いが最近している。

より正確に言えば、ブルペンメンバーの世代交代を推し進めることに成功した、という表現になるのではないだろうか。それまでは川岸や有銘らが担ってきた役割を下の世代の青山や片山にスムーズに交替させていくことができたという点こそ、ブラウン監督の功績ではないだろうか。


■楽天 2009~2012年 救援DIPS
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投手の力量を野手の守備力による介在が及ばない被本塁打、与四死球、奪三振のみで測るDIPS。投手本来の力量を示すとされている。数値が小さいほうが優れている。

楽天救援陣のDIPSは2009年以降1度も(ということは球団創設以降1度もだと思う)リーグ平均より悪い数字を示している。しかし、この2年間は平均値に限りなく肉迫することができている。これはやはり統一球の恩恵だろう。ボールが飛ばなくなって、投手有利球場のKスタの球場特性が、統一球前夜以上に投手陣に有利に作用したと考えられる。


■楽天 2009~2012年 奪三振率
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9イニング当たり奪った三振の数、奪三振率である。もちろん数値が大きいほうが優れている。2009年はほぼリーグ平均値。2010年はリーグ平均を上まわることができたが、統一球導入以降ここ2シーズンは平均を下まわってしまっている。グラフが示すように、2012年は平均との差異が開いてしまっており、懸念材料の1つだ。


■楽天 2009~2012年 与四死球率
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9イニング当たりの与四死球数。もちろん数値が小さいほうが良い。リーグ平均と開きがあった数字が2010年に大幅改善されている。2011年には平均に限りなく近づいたものの、2012年は一転、再び差を空けられてしまう結果となった。


■楽天 2009~2012年 被本塁打率
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9イニング当たりの被本塁打数。数値が小さいほうが良い。改善に成功したのは統一球導入2011年以降だ。前述したようにKスタの球場特性が大きく増幅されたのがこの2年間と言えそうだ。今季はEウィングが設置されて間違いなく被本塁打も増えるはず。この折れ線グラフのゆくえがどうなるか?注視していきたい。



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