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【記録で診る岩隈メジャー挑戦録】東スポ記事、岩隈メジャー2年目へ“究極の体づくり”、秘密の特訓効果を記録から実証する!!

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オフになり、めっきり報道が減ってしまったのが岩隈の情報である。シアトルマリナーズと2年契約を結び直した後はさっぱり。年末年始の日本人メジャー番組にも出演はなく、ファンとしては寂しいかぎりだ。年明けて現在は、古巣・楽天の若鷲3投手、塩見貴洋、戸村健次、高堀和也と共に海外で自主トレをおこなっているはずだ。

そんな中、数日前の報道になるが、久々に東スポが岩隈の記事を報じた。「岩隈メジャー2年目へ“究極の体づくり”」というタイトルで記事を配信している。下記に一部を引用してみたい。


---引用開始---

 なぜ岩隈が突如として調子を上げて成功したのか。楽天時代からのトレーナーで、現在はマ軍の通訳兼トレーナーを務める関場大輔氏(39)は、ある“秘密の特訓”の存在を明かす。

「1年を通して右肩のインナーマッスルに負荷をかけて鍛えてきた。もともと、米国に行く前からのウイークポイントだったので強化は必要だったんです。7月に初先発してから好調だったのもトレーニングの成果だと思います」

---引用終了---



昨年、日本でオークランド・アスレチックスとの開幕戦を迎えたシアトル・マリナーズ。直前東京ドームでの巨人との親善試合、先発登板した岩隈が4回6失点とまさかの大炎上。このこともあってメジャー1年目は敗戦処理でスタートした。

主に負け試合での敗戦処理は6月まで続いたが、7月からチーム事情もあり先発に転向した。先発成績は16試合7勝4敗、防御率2.65という好成績。6月までの救援成績が14試合1勝1敗、防御率4.75だったことを考えると、雲泥の差だ。カレンダーが7月に変わるやいなや、記事文中にあるように「突如として」活躍しだしたというイメージになるのだ。

東スポが報じた右肩のインナーマッスルを鍛えていたという情報は、既に昨年10/4付・日刊スポーツが報じていた。下記に引用する。(「岩隈9勝「米国野球体で覚えた、生きた」)


---引用開始---

「右肩周辺の筋肉が(他のメジャー選手に比べて)弱く、先発での中4日では難しいと判断した」と明かす。キャンプから、右肩の回旋筋などの筋力を強化するための特別プログラムを提供。練習の前後に毎日取り組むよう指導した。

---引用終了---



東スポ、日刊スポーツが報じているように、私も7月以降の好投の要因、その多くは右肩の筋力強化にあったと考えている。もちろん、開幕から数カ月経ってメジャーでの環境・条件に徐々に慣れ始めてきたということもあっただろうし、適性十分の先発に配置転換になった点も大きかっただろう。

しかし、右肩筋力強化のトレーニングによって4シーム(ストレート)が走り出したのが、なによりも大きかったと思うのだ。その時期がちょうど先発転向後の7月と重なったと推測している。

下記に球種別データと4シームの球速別データを作成した。





■岩隈久志 2012年 球種別データ
※空振り率の分母は球数。ストライク率はPicthes-strikes。



空振り率が高く、被打率、被OPSが優れている球種は、伝家の宝刀、スプリッター(フォーク)。被打率.287、被OPS.998、被本塁打も10本とかんばしくなかったのが4シームだ。

トータルで見ると岩隈の4シームは全く通用していなかったのでは?と捉えがちだが、さにあらず、である。

4シームの各種データを詳しくみてみよう。


■岩隈久志 2012年 4シーム 球速別データ
20130117DATA2.jpg

92マイル(148.1Km/h)以上の4シームはメジャーでも十分に通用した

上記表は、岩隈が投げた全624球の4シームを球速別に区分けしたものになる。
1マイル1.609334キロメートル換算で計算すると、各々のマイルは下記のKm/hになる。

87~88マイル=140.0~141.6km/h
89マイル=143.2km/h
90マイル=144.8km/h
91マイル=146.4km/h
92マイル=148.1km/h
93~94マイル=149.7~151.3km/h

上記表のとおり、91マイル(146.4キロ)までの4シームは、被打率.349、被OPS1.194、被本塁打も10本と多く、空振り率は3.8%に止まった。しかし、92マイル(148.1キロ)以上の4シームは、被打率.103、被OPS.422と打者を圧倒、空振り率も二桁の10.0%を記録し、三振も16個奪うなど、メジャーでも十分に通用していることが確認できる。

次に、月別にまとめ直してみたのが下記表になる。


■岩隈久志 2012年 4シーム 月別データ
20130117DATA3.jpg


月別に算出した上記表からも、4~6月の救援期間では被打率.308、被OPS1.341とかなり打ちこまれていたことが判る。一方、先発転向後の7月以降は被打率.250、被OPS.794と数字が落ち着いてきた。岩隈の4シームがメジャーでも通用し始めたと言えるのだ。

7月、岩隈の4シームがレベルアップした

月別で細かく眺めていくと、先発転向最初の月となった7月に4シームの平均球速が146.3キロを計測した。月別では最高値になる。7.7%を記録した空振り率も最多割合だ。

私は右肩のインナーマッスル強化のトレーニングがこの7月の数字に表れているのでは?と推測している。

先発転向後の7月8月、ストライク率がそれまでより下がっているのは、ボール球を積極的に使っていくことができない救援、ボール球を効果的に用いることができる先発という立場の違いもあるのかもしれない。また、慣れない球場のしっくりこないマウンドで長いイニングを投げた影響もあるのかもしれない。

7月に146.3キロと最高を記録した球速だが、8月はあ144.9キロ、9・10月は145.1キロと低下、救援時と同等もしくはそれ以下の球速になってしまった。一見、元の木阿弥になってしまったのかな?という印象になるものの、私は「違う」と言いたい。

球速以上に伸びのある、球威のある4シームを投げることができるようになってきたからだと判断したい。

というのは、下記に掲げた表が面白い数字を出しているからだ。


■先発・救援で見た4シーム球速別データ



岩隈が投げた624球の4シーム。中でも割合が多かったのが、90マイル187球(30.0%)、91マイル168球(26.9%)になる。上記表で確認したとおり、この球速帯は被打率.345、被OPS1.409、ホームランも5本くらうなど、打たれやすくなっている。

しかし、救援と先発で分けた場合、その数字に明らかな差異が認められた。

90マイルの4シーム、救援時は被打率.385、被OPS1.082、空振り率0.0%だったのが、先発時ではそれぞれ.280、.899、2.1%を記録している。

91マイルの4シーム、救援時では被打率.400、被OPS2.025、空振り率5.5%だったが、先発時では.316、1.066、5.3%となった。空振り率はほぼ同程度だた、被打率、被OPSでは大きな差異があった。

つまり、何が言いたいか?というと、右肩のインナーマッスルの強化などによって、

◎球速がアップした
◎同じ球速でも質が変化した・・・伸びがあり、球威ある4シームに


と言えるのではないだろうか。

岩隈の絶対球はスプリッターだが、当然だがスプリッターばかりを投げるわけにはいかない。スプリッターは約半分が追いこんでから用いられるだけに、ストライクカウントを取っていくには、どうしてもピッチングの基本、4シームを投げる必要がある。

その意味で、岩隈が7月以降好投できた要因は、やっぱり、4シームが機能し始めたことにあると思っている。機能し始めた要因は、やっぱり、右肩のインナーマッスルの強化にあったと判断できるのだ。

先発転向後の4シームは被打率.250、被OPS.794だった。手離しで素晴らしいという数字ではないものの、救援時と比べれば明らかな改善であり、メジャーリーガー達にもまずまず通用し始めたのでは?と言える数字になっている。2年目を迎える今年も、岩隈の4シームの状態が良ければ、数字もついてくるのでは?と感じる。

次回、岩隈エントリは、メジャーの名だたる打者を唸らせたスプリッターについて確認していく。

【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
【記録】2012年 楽天イーグルス主な1軍打者 球速145キロ以上速球の打撃成績(2013.1.16)
【記録】 シアトル・マリナーズ 岩隈久志vsアリーグ中地区(CWS、DET、MIN)、ナショナルリーグ 2012年 打者別 対戦成績(2013.1.4)
【記録】 シアトル・マリナーズ 岩隈久志vsクリーブランド・インディアンス 2012年 打者別 対戦成績(2013.1.3)

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