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【嶋基宏vs岡島豪郎】数字で診る両者の違い(2)被本塁打

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2年目の岡島豪郎から正捕手争いの挑戦状を叩きつけられるかたちとなった7年目の嶋基宏。2012年データを用いて、両者の捕手像を比較するシリーズ企画「嶋基宏vs岡島豪郎、数字で診る両者の違い」。

1回目は「各々がスタメンマスクをかぶったときのチーム勝敗、勝率」を確認してみた。

2回目の今回は被本塁打をチェックする。

投手はもちろん、投手を支える捕手にとっても、一振りで失点してしまうホームランは悔しいはずだ。あの一発が無ければ・・・という場面で、打たれた投手以上に捕手が後悔のコメントを出している例を、皆さんも見かけたことがあるだろう。

まず、チーム全体の確認。楽天の被本塁打は2011年79本。最多81本を記録した西武に次ぐ多さだった。しかし、2012年は10本減らし69本に。一転、最少58本のホークスに次ぐ少なさになった。

2011年と2012年。パッと思いつくのは、2012年は西武・中村剛也が怪我等でホームランの数を大きく減らしたことが挙げられる。また、2011年に25本を打ったソフトバンク・松田宣浩も故障で前年から50試合近く出場試合数を減らし9本にとどまった。

しかし、楽天が10本減に成功したのは、この両者の怪我による影響ではなさそうだ。というのも、楽天戦のホームランを確認すると、中村は2011年5本、2012年3本、松田は2年連続で2本となっており、数字に大幅な変動はないからだ。

楽天が投手、捕手の共同作業で一体となって被本塁打を減らしたと言ってよいのでは?と思う。ここは前向きに捉えて投手陣の成長ぶりを喜びたい。(しかし、今年からKスタにEウィングが登場することで、被本塁打は増えるのは必至だ)

さて、下記に捕手別の被本塁打内訳を表にまとめてみた。

表中「先発」はスタメン出場数、「途中」は途中出場数。守備回は捕手出場した合計イニング数、最後に捕手版の被本塁打率を付け加えてみた。





まずここで最初に書いておかなければならないことがある。しばしば耳にする「抑えたら投手の手柄、打たれたら捕手の責任」というフレーズ。私は打たれても半分以上は投手の責任だと思っている。このことは「捕手論】新連載『嶋基宏vs岡島豪郎:数字で診る両者の違い』をスタートさせます!!」エントリでも書いたとおりで、被本塁打のケースでもその立ち位置は変わらない。

金属バットを使うアマの世界なら捕手が構えたコースにしっかり投げ切ることができているのにホームランを打たれてしまう例は多いのかもしれない。しかし、プロの世界では、捕手の要求どおりに投手が投げているにも関わらずホームランをくらったという光景より、投手が投げた球がミットとはあらぬ方向へ抜けてみたり、シュート回転したり、逆球になったり・・・いわゆる失投をスタンドまで運ばれてしまうケースのほうが大半のように思う。

特にここ2年間は統一球である。完全に狙った読み打ちでもしない限り、捕手が要求したコースやゾーンへ投手がしっかりと投げ込んだ球を、打者がスタンドまで持っていくケースは本当に少なくなっているはずなのだ。被本塁打も投手が半分以上の責任を占めていると私が考える理由である。

そのため、このエントリで紹介する数字もあくまでも参考程度で考える必要がある。もちろん、組んだ投手との顔ぶれによっても被本塁打は違ってくるはずで、捕手別の被本塁打は、投手別の被本塁打と比べた際、どうしてもノイズが入ってしまい、信頼度には劣る数字と言えるのだ。

ということを踏まえた上で、上記表を確認してみよう。



嶋がマスクをかぶったときの被本塁打率0.33の驚値

チーム全体の被本塁打率は0.49だった。

1278イニング中58.1%に当たる743イニングでマスクを被った嶋は0.33。岡島が0.60、小山桂が0.65、伊志嶺が1.29を記録する中、嶋がダントツの良い数字を叩き出している。これは3試合(=27イニング)に1本打たれるかどうか?という数字である。

楽天投手陣の中で最もホームランを打たれなかったのはエースの田中だ。173イニングで僅かに4本。被本塁打率は昨年の0.32からさらに改善されて0.21になった。その田中と最も多く組んだのが嶋だ。13試合104イニングで田中の球を受け続けた。嶋の被本塁打率が0.33を記録するのは、田中が多く組めばそうなるよねというイメージになるはずだ。

そこで、田中と組んだ時を除外して嶋の被本塁打率を再度計算し直してみよう。

(27-0)÷(743-104)=0.38。

田中と組んだ時の数字を対象外にしても嶋の被本塁打率は0.38という傑出した数字となった。

セパ12球団の本拠地球場の中でも有数のホームランが出にくい投手有利球場のKスタ。Kスタで嶋がマスクをかぶったときの被本塁打率ということで調べてみると、なんと337回マスクをかぶり被本塁打5、被本塁打率0.13という少なさとなった。一方の岡島は159回で8本、被本塁打率0.45である。ここへきて嶋は本塁打を打たれない配球を会得したのかもしれない。

この点は昨年の嶋が結果を出した1つの数字と言ってよいのではないだろうか。

通常、ホームランはソロ弾の割合が最も多く、その次に2ラン、3ラン、満塁弾となるのが普通である。その点で言うと、ソロ弾より2ランの被弾が多くなってしまった小山桂、ソロ弾と2ラン以上の本数が同数になってしまった伊志嶺の印象は、どうしたって悪くなってしまいがちだ。

特に小山桂は前年セリーグの中日で二番手捕手として活躍していた。交流戦で良い働きをみせてほしいという願いから獲得した経緯もあったので、被本塁打13本中9本が交流戦での被弾になってしまったのは、いただけない。また、エース田中が打たれた被本塁打4本のうち3本が小山と組んだ時という数字も、首脳陣やファンイメージを下げてしまう1つの要素になっているはずだ。(もちろん、小山桂の要求どおりに投げ切れなかった失投を被弾したケースが多いのではあるが・・・)

岡島は被本塁打19本のうち13本がソロ被弾だった。割合にして68.4%はチームの中で最も多く、岡島がマスクをかぶっているときはホームランを打たれても最少失点でしのいでいたと判断できそうだ。

次に、幾つかの場面別でみてみよう。



20130111DATA2.jpg


スコアが0-0または同点時での被本塁打になる。先制弾、勝ち越し弾は被本塁打の中でも浴びたくないものの1つである。

嶋は9本、岡島6本。ともに各々の被本塁打の30%台前半の割合が、0-0または同点時の被弾が占めている。

嶋は3ランを1本打たれている。7/16ロッテ戦の決勝弾となったサブローの一振りだ。0-0で迎えた4回2死2,1塁、釜田対サブローの対決。早い段階で追い込んだものの、際どい球を2球連続で見定められた直後、フルカウントからの第7球だった。アウトコース高めに甘く入ってしまったスライダーを一閃。打線も零封されたため、サブローの一振りが釜田に初黒星をつけさせるかたちになっている。

岡島も苦杯をなめている。シーズンも最終盤10/1敵地でのオリックス戦。2-2の同点で迎えた8回裏無死走者なし、マウンド上は菊池、バッターボックスは大引という場面である。1-0からの第2球、岡島のミットが外角低め寄りを示していたものの、真中高めに抜けて入った失投スライダーをすくわれてしまった。結局、左中間スタンドに飛び込んだ大引のソロショットがこの試合の決勝弾となり、楽天は自力CS進出の可能性が閉ざされるという敗戦になった。

翌日の河北新聞も厳しい論調。「点差、ゲームの流れ、今の自分のポジションというものを全く分かっていないな」という星野監督のコメントを紹介した後、「手厳しい言葉は、菊池にはもちろん、リードした岡島にも向けられていた」とばっさり。


20130111DATA3.jpg


1~2点ビハインド。楽天が1~2点を追う状況での被本塁打である。

これ以上点差を広げられてしまうと試合が壊れる可能性が出てくる。そんな点差が1~2点ビハインドだ。

リーグの1試合平均得点を確認すると、2009年4.35、2010年4.47、2011年3.41、2012年3.37。統一球の前と後では約1点違うこの現況下、3点差は、私達が考えている以上にひっくり返すのが難しい点差となっている。

嶋は7本、岡島4本という結果となった。嶋の本数が岡島を上まわるかたちになっているが、これは担当した守備イニングが743回と多いから当然の結果だろう。もし同じイニング数なら、岡島のほうが上まわるはずだ。


20130111DATA4.jpg

逆転弾を1本も許さなかった嶋と岡島

楽天がリードしている状況での逆転ホームランである。試合の流れが反転するわけだから、最も打たれてはならないホームランだ。

嶋、岡島ともにゼロは素晴らしい。

小山桂は6/8古巣・中日との交流戦、3-2と味方1点リードの9回裏で抑えの青山をリードするものの、青山の制球難で1死2塁、和田一浩にサヨナラ2ランを被弾している。

伊志嶺は打たれた2本のうち1本が決勝弾となった。6/13ヤクルト戦、2点リードした9回表無死3,2塁、打者はバレンティン。ラズナーを上手くリードしたようにみえた。ボール先行2-0からカウントを持ち直した後、2球連続カーブで緩急攻めするもののくらいつかれ、フルカウントからの第8球、142キロ高め速球だった。逆転決勝3ランとなる飛球はKスタの左中間席へ消えていった・・・


20130111DATA5.jpg


最後は、終盤7回以上に打たれた同点弾、先制弾/勝ち越し弾、逆転弾である。7回以降にこれらのホームランを打たれてしまうのは、特に致命的だ。

ここでも743イニングでマスクを被った嶋の本数の少なさが目立つ。

~~

本塁打を打たれなかった嶋、良く頑張った岡島

以上みてきたように、嶋がマスクをかぶった時の被本塁打率の低さが際立つ結果となった。

昨年暮れの契約更改での会見によると、嶋が唯一こだわっている数字はチーム防御率を2点台に抑えることだという。その意識が被本塁打の少なさにもつながったのかもしれない。

一方、岡島も打たれてもソロ弾が多かったり、一発出れば逆転されるという場面で1本もホームランを許さなかったなど、良く頑張っていたと評価できそうだ。

第3回は盗塁阻止率を予定。


【終】

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