FC2ブログ

【記録】楽天 藤田一也 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率

スポンサーリンク




楽天市場


御訪問有難うございます m(_ _)m
年末ですが、現在、定期的に更新できております。
原動力は皆様の1票です。
どうか、ブログ村への投票、よろしくお願いします。
おかげさまで、ブログ村「楽天イーグルス」部門1位。

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村
-------------------------------------


随時、楽天イーグルス1軍選手のゾーン・コース打率をまとめている。

ここまで、聖澤諒松井稼頭央中島俊哉牧田明久銀次鉄平まで終了した。

今回はトレードで楽天入りし、特にCS争い正念場の9月以降に打率.327とコンスタントにヒットを記録、バットでも活躍をみせた藤田一也のゾーン・コース打率を取り上げてみたい。

※楽天でのデータです。DeNAは含まない。


■対右投手ゾーン・コース打率
打率.333、117打数39安打、0本塁打、4三振


年々改善の対右OPS、ストライクゾーン打率も.354と好数字

対戦投手の左右別で見ると、左投手が.255、右投手が.333、今季の藤田は右投手相手に好成績を残していた。

対右OPSH年々OPSが上昇している。2008年の.592を起点に、.634、.681、.733、.760と上昇曲線を描いている。これは心強い数字だと思う。

右投手打率が3割を超えたのは、ストライクゾーン枠内の打率が.354と良かったことが挙げられる。


■他選手の対右投手打率、ストライクゾーン打率
◎聖澤諒=〔対右〕.286、〔Sゾーン〕.325
◎松井稼頭央=〔対右〕.258、〔Sゾーン〕.294
◎島内宏明=〔対右〕.312、〔Sゾーン〕.303
◎枡田慎太郎=〔対右〕.329、〔Sゾーン〕.372
◎牧田明久=〔対右〕.252、〔Sゾーン〕.283
◎銀次=〔対右〕.279、〔Sゾーン〕.283
◎鉄平=〔対右〕.244、〔Sゾーン〕.242
◎嶋基宏=〔対右〕.268、〔Sゾーン〕.275


楽天の他選手と比較してみても.354という数字は飛び抜けていた。

ゾーン打率では、多くの打者が苦手とする「ストライクゾーン外角低め」でも数字を残し、
コースでは「真中から外角」、ゾーンでは「中段から低め」で強さを発揮していた。




穴のない強さをみせたアウトコース
内角高め・真中高めの変化球で打ち損じ多し


上記配球図、網掛けした所、アウトコースでの打率は.345。球種打率を調査してみると、速球でも.345、変化球でも.345と結果を残し、穴のないことがうかがえる。

一方、苦手ゾーンとなったのは水色網掛けとなった「ストライクゾーン内角低め・真中高め」の2か所。ここの詳細も確認してみた。

すると、速球では12打数4安打2二塁打の.333と結果を残し、打球の質もライナー性の。苦しんでしまったのは変化球。11打数ノーヒットと快音なし。結果に関わらず良い当たりの割合を見るWH率でも.000。11打球中7打球が平凡な内野ゴロに終わっており、芯をはずされてしまったことが確認できる。


■対右投手ゾーンOPS
20121217DATA3.jpg

最強ホットゾーンはストライクゾーン外角高め

ゾーンOPSでは、ストライクゾーン内の4か所で1割超えとなった。特に1.167と高い数字を残したのが「ストライクゾーン外角高め」。18打数9安打、1二塁打、1三塁打。特に速球に強さを発揮していた。


■対右投手ゾーン空振り率
20121217DATA5.jpg

ボール球に手を出す頻度は高いものの、滅多に空振りせず

次に対右のゾーン空振り率を確認してみよう。

ストライクゾーン枠内での空振りがとても少なかったことが一目瞭然となった。投げ込まれた235球のうち空振りは4球、空振り率は僅かに1.7%。対右全体でも2.2%という少なさ。

ボールゾーンでの空振りが少ないように見える。調べてみると、ボール球に手を出す「対右ボール球スイング率」は30.4%と高かった。しかしコンタクト率が90.4%。バットを振りにいった52回のうち空振りは僅かに5球だった。藤田はボール球に多く手を出していたものの、空振りすることなく大変高い頻度でバットに球を当てていたのだ。

一般的にボール球変化球を振らされ空振り率も高くなってしまいがちな「低めボールゾーン」(上記配球図の最下段)でも、投げ込まれた61球に対して空振りは4つ、6.6%と大変少なく、コンタクト率は77.8%と高かった。

1つ驚きのエピソードを紹介しよう。右投手が藤田から空振りを奪うのに実に49球を費やした話。

6/27東京ドームでの日本ハム戦で多田野と対峙したのが楽天での対右投手初打席、以来、相手の右投手は48球を投じるものの、この間29回バットを振りにいき、空を切ったのはゼロ! ようやく空振りしたのが7/25敵地でのオリックス戦で6回木佐貫との対決、2-1からの第4球、低めのフォークボールで、これが右投手が藤田に投じた49球目に当たった。

このことから、元々定評のあるバットコントロール能力とともに、対戦投手の球種や配球などデータをしっかり頭に叩き込んだ上でバッターボックスに立つことができていたと言えそうだ。実際、シーズン中、羽村亜美さんの取材に対してそのような趣旨の発言をしていたことを思い出す。

追い込まれても上々の打率

そのため、右投手対戦時の2ストライク以降打率は41打数15安打の.366とハイアベレージを残すこととなった。一般にどんなに優れた打者でも追い込まれてしまうと、全ての球種、コース・ゾーンに対応せざるをえないため、打率は急降下する。しかし、少なくともこの2年間の藤田は、これに当てはまらないのだ。

昨年は右左合わせて2ストライク以降でセリーグトップの.288を記録したという。今年は対左(26打数7安打)の数字を合わせて.328。2年連続で、追い込まれてもしっかり対応できていた背景には、バットコントロール能力の高さに加えて、事前準備に抜かりがないことを表しているのだろう。(なぜ追い込まれても打率が良いのか?機会があれば一度御本人に直接訊いてみたい)


■対右投手球種打率
20121217DATA7.jpg


右投手が藤田に投げた球種割合は、速球56.7%、スライダー14.0%、チェンジアップ8.1%・・・という内訳だった。

球種割合が多い速球(StとShの合計で.393)、スライダー(.450)で上々の率となっている。

速球で4割に迫る率を残したことも驚きではあるが、速球はバッティングの基本。プロ選手なら3割は打ってほしいと私は願っているので、それ以上に特筆すべきは、.450を記録したスライダー打率だろう。速球は打ててもスライダーに苦労する打者、多いからだ。




絶好球となった右投手が投げる真中からアウトコースのスライダー

右投手が投げるスライダー、もっと詳しくみていく。上記配球図、水色網掛けで示した「インコース」では9打数2安打だったものの、黄色網掛けの「真中からアウトコース」では11打数7安打2二塁打の.636。芯で捉えた良い当たりが多く、藤田にしてみれば待ってました!とばかりの絶好球となった。


■対左投手ゾーン・コース打率
打率.255、55打数14安打、0本塁打、6三振
20121217DATA11.jpg

成績を下げた対左、外角中段~外角低めに苦しんだ

対左OPSも年々改善傾向にあったが、今年は落としてしまった。2008年の.534を起点に.642、.735、.733の推移できて、今年は.572。打率も2010年、2011年は左投手から3割を残していたものの、今年は.255と沈むかたちに終わっている。

対左のホットゾーンは「内角・真中・外角」で分けた際の「真中」、「高め・中段・低め」で分けた際の「高め」と言えそうだ。

一方、苦手コースは薄い水色で網掛けしたアウトコースの「外角中段~外角低め」にかけて。ここのゾーン打率は24打数3安打、2内野安打、1二塁打の.125と低迷した。


■対左投手ゾーンOPS
20121217DATA4.jpg


このようにゾーンOPS診断でも「真中」で1割超えを示す一方、「外角中段~外角低め」にかけては.000~.333の低値に止まっている。下記ゾーン空振り率でも「外角低めボールゾーン」で数値が20%前後を記録するなど高くなってしまっている。


■対左投手ゾーン空振り率
20121217DATA6.jpg

対応に苦しんだ左投手のアウトコース低めスライダー

「外角低めボールゾーン」で顕著なのは、スライダーである。投げ込まれた27球のスライダーのうち6球でバットが空を切り、空振り率は22.2%を記録した。右投手が投げるスライダーは絶好球にしていた藤田も、身体から逃げていくアウトコース低めへの誘いのスライダーに対しては、誘いに乗ってしまうケースも多く、空振りしてしまうこともたびたびあったということなのだろう。


■対左投手球種打率
20121217DATA8.jpg


対左の球種割合を確認しよう。速球が50.2%、スライダーが41.8%、この2球種で92.0%を占めていたものの、球種打率では速球.261、スライダー.200。対右では3割を越えていた数字が、対左ではいずれも2割台どまりだったのが、大きな違いだ。スライダーは「外角中段~外角低め」が16打数2安打3三振1二塁打の.125と特に苦しんだ。

フォークの空振り率が33.3%になっている。一見高そうだが、3球投げ込まれた1球を空振りしているだけに過ぎず、実際は左投手のスライダーに苦しんでいたことがここでも明らかになっている。

左投手のスライダー対策は左バッターの宿命のようなもの。来季はぜひその改善を期待したい。

ここまでをまとめてみると・・・


■まとめ
〔全体〕
対戦投手の左右関係なく、追い込まれてからも高打率を記録・・・対右.366、対左.269、全体で.328。

〔対右投手〕
右肩上がりのOPS・・・08年の.592を起点に年々上昇、今年は.760。
◎ストライクゾーン打率、上々の.354⇒=ヒットにすべき球をしっかり結果に結びつける。
◎ホットゾーン=「ストライクゾーン真中~外角」。OPS診断では「ストライクゾーン外角高め」が最強
◎苦手ゾーン=「ストライクゾーン内角高め・真中高め」←変化球打ちがイージーゴロになるケース多い
空振り率2.2%と大変少ない・・・一般的に誘いの変化球を振らされることが多い「低めボールゾーン」でも僅かに6.6%
◎球種別では速球、スライダー打率が上々⇒特に真中から外角にかけてのスライダーは11打数7安打。最上級の絶好球に。

〔対左投手〕
◎改善傾向にあったOPS・打率ともに今年は下落。
◎ホットゾーン=「真中」&「高め」
◎苦手ゾーン=アウトコースの「外角中段~外角低め」
◎苦手な球種=外角中段~外角低めスライダーで.125。空振りも多い。
◎左打者にとって左投手のスライダー対策は宿命。来季は改善を!

【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
【記録】楽天 鉄平 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 聖澤諒 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 松井稼頭央 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 中島俊哉 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 牧田明久 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 銀次 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率

---------------------------------------------------------



読書感想文を書きました>『セイバーメトリクス・マガジン1』『プロ野球ホントの実力』
『マガジン1』は“考える野球好き”にとって今オフ必読の1冊です。コチラで読書感想文を紹介しております
『ホントの実力』はセイバー初心者には嬉しい最適な入門本です。コチラで読書感想文を紹介しております
---------------------------------------------------------
当ブログのfacebookページを作成しました
120人達成!
ブログの更新情報をメインにアップしていく予定です。余裕が出てきたら、ブログでは書かない・Twitterでつぶやかないこのページならではの話題や情報も盛り込んでいければと思います。もしよろしければ「いいね!」お願いします。

---------------------------------------------------------
初めて当ブログにお越し頂いた方、何度か当ブログに閲覧頂いている皆様。もしブログの内容を気に入って頂けましたらRSSリーダーの登録よろしくお願いします
---------------------------------------------------------
ご感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球、楽天と関係のないもの、通りすがりなどハンドルネームがいい加減だと私が判断したものは御遠慮申し上げております
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございました。各種ブログランキングに参加してます。皆様の応援の1票が更新の活力源です。宜しくお願いします。現在ブログ村「楽天イーグルス部門」1位

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン



ブログパーツ
レンタルCGI



このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーサイト

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
11 | 2012/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
75位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
18位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}