FC2ブログ

【記録】 楽天 鉄平 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率

スポンサーリンク




楽天市場


御訪問有難うございます m(_ _)m
オフですが、現在、定期的に更新できております。
原動力は皆様の1票です。
どうか、ブログ村への投票、よろしくお願いします。
おかげさまで、ブログ村「楽天イーグルス」部門1位。

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村
-------------------------------------


1球ごとにコツコツ記録してきた観戦データ。シーズン終われば144試合分となり、ビッグデータとなる。現在、これをもとに、1軍で活躍した東北楽天主な選手の2012年ゾーン・コース打率をまとめている。

あわせて球種ごとの打率や空振り率、ゾーンOPSやゾーン空振り率も確認している。

ここまで、聖澤諒松井稼頭央中島俊哉牧田明久銀次まで終了した。

今回は、2年連続で打撃不振に悩まされてしまった、2009年のリーディングヒッター、鉄平を取り上げる。



■対右投手 年度別 打撃成績


リーグ平均以下に沈んだ打率、ようやく平均へ

3割打って当たり前の好打者が、統一球になってスランプに悩んでいる。

ただし、完全復活とはいかなかったが、その道は半ばまで着た。そのように信じたいところなのだ。

打率は下記のようにリーグ平均値まで戻してきている。来季こその完全復活へ向けて、ここに光明を見出したい気分なのだ


◎2009年=〔鉄平〕.333、〔リーグ平均〕.267
◎2010年=〔鉄平〕.318、〔リーグ平均〕.270
◎2011年=〔鉄平〕.228、〔リーグ平均〕.251
◎2012年=〔鉄平〕.251、〔リーグ平均〕.252


対右投手打率、前年と変わらず

しかし、投手の左右別で診れば、下記表のとおり、対右投手打率は.246から.244と変化がなかった。依然、右投手に苦しんでいる。

かつての鉄平は右投手に好成績を収めてきた。2006年、2009年、2010年は3割超え。2008年も3割目前の.295を記録した。数多くの長打も右投手から放ってきた。ところが、2011年以降、打率を約1割、OPSでは約3割落としてしまっている。

左打ちの鉄平にとって、右投手対戦成績は重要だ。今季の鉄平は、相手先発が右腕のときのスタメン率が65.9%(88試合中58試合)、左腕のときは41.1%(56試合中23試合)だった。相手が右投手時にスタメンで多く起用されていたのだ。

左打者は右投手を打って当たり前という風潮がある中、右投手対戦成績がこのまま低迷するようだと、立場を危うくしかねない。球界は右投手が多いため、トータルの数字を上げるためにも、右腕対策はマストなのだ。


■対右投手ゾーン・コース打率
打率.244、217打数53安打、1本塁打、29三振


大きく変動をみせるホットゾーン、苦手コース

得意なコース、苦手なコース、昨年から大きく変わったようだ。

下記配球図、水色網掛けをインコース、白地を真中、緑色網掛けアウトコースとすると、昨年と今年の推移はこのようになっている。


〔内角〕
◎2011年=打率.294、51打数15安打、0本塁打、8三振
◎2012年=打率.204、54打数11安打、0本塁打、10三振

〔真中〕
◎2011年=打率.370、46打数17安打、0本塁打、7三振
◎2012年=打率.263、57打数15安打、0本塁打、5三振

〔外角〕
◎2011年=打率.151、86打数13安打、0本塁打、4三振
◎2012年=打率.255、106打数27安打、1本塁打、14三振


このように、昨年は対右投手のとき「真中~内角」にかけて好成績を残し、「外角」の対応に苦しんだ。ところが、今年は「外角」で打率を1割上げてきたものの、前年良かった「真中~内角」で成績を落とすかたちになった。意識がアウトコースに注がれた結果、インコースがおろそかになってしまったのでは?と判断できる。

例年安定した成績を残す好打者は、苦手ゾーンの克服はあっても、ホットゾーンは大きく変わらない。それだけ自分の型があって、それで成功を収めてきているからだ。ところが、鉄平はそうではないことがデータが指し示している。




鉄平の代名詞、芸術級の内角打ちも完全復活ならず

右投手のインコース球を打ちにいって、バットに球が当たって打席結果が出た打球は、46個を数えた。そのうち74.0%に当たる34個がセンターからライト方向を記録。内野では投手、二塁、一塁、外野では中堅、右中間、右翼に飛んでおり、内角球はひっぱりにいくケースが多いと言える。

良い時は往時を偲ばせる腕を上手くたたむ名打撃をみせてくれた。一例を挙げると、8/9Kスタでのオリックス戦(○E7-4Bs)、2回2死3,1塁で寺原の速球を完璧に弾き返し、右前に矢のような先制打を放ってみせる。普通の打者なら差し込まれていてもおかしくはない内角高めの厳しいコースへの148キロだった。しかし、ダメな時は、芯をはずされたイージーゴロに凡退することも多かった。ここでのWH率は.261。なんだか煮え切らない数字となっている。


■対右投手ゾーンOPS
20121212DATA3.jpg

OPSで診る対右ホットゾーン=ストライクゾーン真中・外角高め


OPS診断でのホットゾーンは「ストライクゾーン真中・外角高め」、苦手は「ストライクゾーン内角中段・真中高め・外角低め」の3か所となっている。

次に空振り率を見てみよう。銀次と同様20%を越えてしまう最弱点と言えるゾーンは存在しない。ここに鉄平の非凡さを垣間みる思いをするものの、一方「低めボールゾーン」のほとんどで10%を超えている。詳細をみるとフォーク、チェンジアップ、シンカー、落ちる球種、沈む球種でバットが空を切ることが多かったようだ。


■対右投手ゾーン空振り率
20121212DATA7.jpg

「ただのボール」との対戦も

対右の球種打率を確認してみよう。下記表参照。

右投手は鉄平に速球(St+Sh)を52.2%、スライダーを12.5%投げてきた。

この2球種の成績を、前年から大きく改善できなかった点が、対右打率変化なしの結果につながっている。特に球種割合で5割を占める速球に対して、できれば3割の数字を残していきたいところなのだが。

◎2011年=〔速球〕.267、〔スライダー〕.290
◎2012年=〔速球〕.272、〔スライダー〕.333

チェンジアップやカーブといった緩急攻めの時によく多投される球種に対しても、苦しんでいたことがうかがえる。かつてはチェンジアップに上手くタイミングを合わせてヒットを量産していたのだが、今年は.172。タイミングをはずされ打ち損じたケースが圧倒的に多かった。

なお、表の最下記、球種欄に多田野とある。これは日本ハム・多田野数人が投げる、あの「ただのボール」のこと。
9/5東京ドームでの日本ハム戦(○E10-5F)の第1打席で、追い込まれてから投じれた「ただのボール」を打ちにいくも、平凡なピッチャーゴロに倒れている。(記憶の限りでは多田野が楽天戦で投げた2球目の「ただのボール」だった)


■対右投手球種打率
20121212DATA5.jpg

対左投手打率、改善へ

次に、左投手との対戦データを確認していこう。まずは年度別の打撃成績から。

左打者の役目は、まず第一に右投手をしっかり打つ。これが当たり前のようにできた上で、2番目に左投手からも成績を残していく。大まかに言えば、この2段階と言える。

かつての鉄平は右投手を当たり前のように打つことができていた。その鉄平が、2009年、2011年と.327(打率1位)、.318(同6位)の好成績を残すことができたのは、サウスポーを打ち砕くことができていたからだ。


■対左投手 年度別 打撃成績



ところが、統一球になって2011年は.198と低迷した。前年から1割率を下げてしまった。長打、四球の数も激減。昨年は左投手と119打席対戦してフォアボールは僅かに1つ。悩みを深くした鉄平の姿がありありと浮かんできそうだ。

昨年苦しんだ左投手との対戦だが、今年は打率は.198から.265へ、OPSは.456から.614へ。復活の兆しが出てきた。この改善が全体の打率をリーグ平均付近の.251まで戻す好因になったのだ。


■対左投手ゾーン・コース打率
打率.265、98打数26安打、0本塁打、16三振


左投手のスライダー打ちに成功

ヒット量産しなければならない真中のゾーンで23打数8安打の.346を残すことができた点が大きい。

さらに、言えば、左投手のスライダーに上手く対応できていた。下記で示した球種打率表のとおり、対左のスライダー打率は36打数13安打の.361。昨年はスライダーが打てなかった。40打数5安打で僅か.125に止まっていたのだ。

昨年はストライクゾーン枠内の甘いスライダーでも.143と低迷した。しかし、今年は.306と率も上々。

下記に、左投手スライダー時の配球図を掲載するが、このとおり、その改善が一目瞭然となった。昨年はストライクゾーンに入ってくる打ちごろのスライダーをファウルにしてしまうケースも多く、フィールドに飛んだ場合でも芯をはずされて凡打に倒れていた。しかし、今年はスライダーで鋭い当たりをみせており、アジャストするのに成功したと言える。復活の兆しと信じたい好材料の1つなのだ。

◎関連エントリ>〔記録〕09年パ首位打者の打撃不振をデータから探る(3)──鉄平が対左.198しか打てなかったその理由 (2012.1.19)

■2011年



■2012年


OPSで診る対左ホットゾーン=ストライクゾーン外角中段

ゾーンOPSで診ると、対左のホットゾーンは.933を記録した「ストライクゾーン外角中段」と言えそうだ。下記のゾーン空振り率の図が示すように、ここのゾーンには48球投げ込まれており、49球の「外角低めボールゾーン」に次ぐ2番目に多い球が投げ込まれたコースとなった。相手が多く投げてくるゾーンで好結果を残すことができた点は、朗報だ。


■対左投手ゾーンOPS
20121212DATA4.jpg


ゾーン空振り率に目を転じてみると、対右では1つもなかった20%超えのゾーンが2つでてきた。いずれも「外角低めボールゾーン」である。

上記図、水色で網掛けした2つの「外角低めボールゾーン」。ここで中でも多く空振りしているのがスライダーだ。ストライクゾーンからボールゾーンへと変化をみせる相手左腕の決め球と言える。対左スライダーの空振り率は全体で17.1%だったものの、「外角低めボールゾーン」のスライダー空振り率は34.2%と高すぎ。鉄平が手を焼いていたことが確認できる。


■対左投手ゾーン空振り率
20121212DATA8.jpg


しかし、左投手のスライダーをトータルで考えれば、打率も.361を残しており、昨年と比べれば一定の戦果をあげることができたと判断できそうだ。来季は、見逃せばボールになる誘いの外角低めスライダーをいかに見定めていくのか?が課題と言える。これができれば、統一球以降少なくなってしまったフォアボールの増加も期待できるというもの。2013年の鉄平に期待したい。


■対左投手球種打率
20121212DATA6.jpg


以上をまとめてみる。

■まとめ

〔全体〕
◎打率、改善傾向に・・・昨年はリーグ平均値を.023下まわる.228が、今年は.251。リーグ平均(.252)まで回復
◎速球打率3割を目指せ!・・・対右.272、対左.244。バッティングの基本、速球の打率3割が全体の数字を底上げする。

〔対右投手〕
◎対右で結果が残せないと、出場機会が限られてしまい、より一層苦しくなってしまう。
◎打率、変化なし・・・昨年.244⇒今年.246
◎得意・苦手ゾーンの大変化・・・昨年は内角強・外角弱⇒今年は内角弱・外角強。一定せず。
◎対右の内角打ちが煮え切らず・・・良い時もあるものの、悪い時も多し。WH率も.261と中途半端
◎チェンジアップ、カーブの球種打率1割台⇒緩急攻めに苦労していたフシあり。

〔対左投手〕
◎対左打率の上昇が全体の数字を押し上げた・・・前年.198⇒今年.265
◎ホットゾーン・・・ストライクゾーン外角中段
◎スライダー対応の改善が大きい・・・前年.125⇒今年.361。外角低めで空振り・三振多いも、ストライクゾーン枠内で好結果。
◎来季への課題はストライクからボールになるスライダーの見定め⇒四球増、出塁率増、期待。

【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
【記録】楽天 聖澤諒 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 松井稼頭央 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 中島俊哉 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 牧田明久 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率
【記録】楽天 銀次 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率

---------------------------------------------------------



読書感想文を書きました>『セイバーメトリクス・マガジン1』『プロ野球ホントの実力』
『マガジン1』は“考える野球好き”にとって今オフ必読の1冊です。コチラで読書感想文を紹介しております
『ホントの実力』はセイバー初心者には嬉しい最適な入門本です。コチラで読書感想文を紹介しております
---------------------------------------------------------
当ブログのfacebookページを作成しました
120人達成!
ブログの更新情報をメインにアップしていく予定です。余裕が出てきたら、ブログでは書かない・Twitterでつぶやかないこのページならではの話題や情報も盛り込んでいければと思います。もしよろしければ「いいね!」お願いします。

---------------------------------------------------------
初めて当ブログにお越し頂いた方、何度か当ブログに閲覧頂いている皆様。もしブログの内容を気に入って頂けましたらRSSリーダーの登録よろしくお願いします
---------------------------------------------------------
ご感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球、楽天と関係のないもの、通りすがりなどハンドルネームがいい加減だと私が判断したものは御遠慮申し上げております
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございました。各種ブログランキングに参加してます。皆様の応援の1票が更新の活力源です。宜しくお願いします。現在ブログ村「楽天イーグルス部門」1位

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン



ブログパーツ
レンタルCGI





このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーサイト



テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
11 | 2012/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
178位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
30位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}