【記録】楽天 銀次 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率

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楽天イーグルス選手の2012年ゾーン・コース打率。

ペナントレース中に1試合ごとつけてきた記録を用いて、得意なゾーン、苦手なコース、球種打率や空振り率をまとめる作業をおこなっている。

聖澤諒松井稼頭央中島俊哉牧田明久まで終了した。

今回は、今季の楽天を象徴する“アーリーワークの申し子”、背番号33、銀次に迫ってみようと思う。


■対右ゾーン・コース打率
打率.279、269打数75安打、4本塁打、27三振





対右「高め」で好結果

ストライク枠9ゾーンのうち6か所で打率3割を越えてきた。

銀次は「高め」(※上記図、ピンク網掛け箇所)が好きなことがわかってくる。見逃せばボールになっていたであろう「高めボールゾーン」でも14打数7安打の.500という高い率を残した。全体では77打数23安打の.299という好値を記録している。

「高め」では唯一苦しんだようにみえる「ストライクゾーン内角高め」。15打数1安打の打率.067だったが、これは結果が出なかっただけのことと思う。

相手投手は合計29球ここに投げ込んできたが、銀次は高い確率の86.2%、25球でスイングしにいっている。結果に関わらず良い当たりの割合を診るWH率では.500。バットに球が当たってファウルにならずフィールドに飛んだ14打球のうち7個がいずれもひっぱた強い当たりとなった。打てる!という判断から、高い頻度でバットを振りにいったと推測できるのだ。

4本のホームランのうち3本が「右投手の高め」を打ち砕いたものだった。高めの球をしっかり上から叩くことができた証だ。

対右中段=両サイド満遍なく安打量産

「中段」のゾーン(※上記図、緑網掛け箇所)もホットゾーンとなった。全体で85打数26安打の.306。両サイドどちらかで苦しむようなこともなく、上手く対応していた。

球種別では、

◎速球=44打数13安打の.295
◎スライダー=14打数3安打の.214
◎他の変化球=27打数10安打の.370

スライダーは数字が出なかったものの、速球やチェンジアップなどで安打量産となっていた。

対右の「外角低め」に苦しむ。特にチェンジアップ

「低め」に目を転じてみよう。苦手なコースが浮かび上がってくる。数多くの打者も苦しむ「外角低め」(※上記図、水色網掛け箇所)。銀次もご多分に漏れず手を焼いていた。合計53打数10安打の.189。当ブログ調べのWH率でも.156と低値。良い当たりに終わった凡打もほとんどなかったと言える。

もっと細かく見ると「外角低めのチェンジアップ」。これを苦手としていた。球種打率で10打数1安打3三振の.100。対戦投手は35球投げてきたが、そのうち28.6%に当たる10球を空振り。高い頻度で空振りさせられていたのだ。バットコントロールに長ける銀次らしくない結果となった。

次に、ゾーンOPSでホットゾーン、苦手ゾーンを確認してみたい。


■対右ゾーンOPS
20121211DATA5.jpg


OPS診断では、ホットゾーンは「ストライクゾーン真中・外角高め」、苦手は「ストライクゾーン内角高め・外角低め」という結果になった。ただし、繰り返すようだが「内角高め」は結果こそ出なかったものの、強打が多かったことを付記したい。

次に空振り率を確認。


■対右ゾーン空振り率
20121211DATA7.jpg

右投手との対戦では滅多に空振りせず

上記図、各ゾーンの上段がそこに投げ込まれた全球数を、下段が空振り率(空振り数÷球数)を表している。ざっと眺めてみるに、空振り率20%を越えてくるゾーンが1つもないことが確認できる。薄い水色で網掛けした箇所は10%台のゾーンなのだ。空振が少ないという銀次の特徴、バットコントロールの良さが如実に表れているように感じる。

次に球種打率を眺めてみよう。


■対右投手 球種打率 空振り率
20121211DATA3.jpg

得意球=速球、苦手=スライダー

ゾーン打率のエントリで何度も述べてきたが、球種打率で真っ先に確認したのが速球(St+Sh)とスライダーの打率なのだ。相手投手が最も多く投げてくるのが、この2球種だからだ。右投手vs銀次の場合も、速球42.7%、スライダー17.2%、チェンジアップ11.2%・・・となっていた。

速球は.304と上々の数字を残したが、2番目に多いスライダーが.176と散々。トータルで打率3割を残せなかったのは、スライダーが打てなかった、打たされていたことが大きい。

打たされていたと書いたが、どういうことか?と言うと、好成績を残した速球、球種割合に対して打席割合が少なかった。一方、スライダーは逆の結果となっていたのだ。

◎速球=〔球種割合〕55.4%、〔打席割合〕52.0%
◎スライダー=〔球種割合〕26.1%、〔打席割合〕31.9%

一般論を言えば、打者心理として、相手が投げてくる数ある球種の中から、得意球を多く選んで打ちにいきたくなるもの。相手が投げてくる球種割合に対し、打席割合が多くなる傾向が出てきてもおかしくないはずなのだが、銀次の場合、得意球の速球が逆の現象に、苦手のスライダーが増えてしまう傾向になっていた。来季はスライダー打ちを改善させるか、速球をもっと多く選んで打ちにいくか、のどちらかが必要となってきそうだ。


さて、次に対左の諸々を確認していこう。


■対左ゾーン・コース打率
打率.282、163打数46安打、0本塁打、10三振
20121211DATA2.jpg

「高め」で結果は出なかったものの、良い当たりの凡打は多かった

対右と比べてホットゾーンが減っているのが一目瞭然である。

水色網掛けが示すように「ストライクゾーン高め」で苦手か所が2つになってしまったなという印象になる。

しかし、これも結果が出ていなかっただけのこと。ストライクゾーンで結果が思わしくなかった.231の「真中低め」、.214の「外角高め」。この2つを確認すると、WH率は27打球中12打球で.444と高値。そのうち凡打になった2打球はウォーニングゾーン内、フェンスぎりぎりまで飛ばす大飛球となっていた。結果こそ出ていないものの、強い一撃、芯で捉えた当たりは打つことができていたと言えるのだ。

「中段」ゾーンで好結果が出ているのは対右と同様。合計62打数23安打の.371とヒットを量産している。ここでは速球もスライダーも好成績、速球30打数11安打の.367、23打数7安打の.304、いずれも3割に成功した。

左投手が投げるアウトローの球が苦手、特にスライダー

苦手なのは、対右と同じく、やっぱり「外角低め」になってくる。合計45打数8安打の.178と手こずるかたちとなった。

特に「左投手が投げてくる外角低めスライダー」が苦しかった。球種打率は28打数4安打5三振の.143。「外角低め」全体で12球空振りを喫しているのだが、10球がスライダーになっていた。

次に、OPSベースでゾーンの得意、不得意をみてみよう。


■対左ゾーンOPS
20121211DATA6.jpg


OPS診断では、「ストライクゾーン真中・内角高め」の2か所で1割超えとなった。「ストライクゾーン内角中段」でも.923という高値となっている。一方、苦手は.268を記録した「ストライクゾーン真中低め」

次に空振り率を確認しよう。


■対左ゾーン空振り率
20121211DATA8.jpg

コンタクト率は89.5%と上々、バットコントロール能力はチームでもトップクラス

空振り率20%を唯一越えたのが「ストライクゾーン内角低め」。しかし分母の球数が10球と少なく、20%といえども空振り数は僅か2球であるため、一概に苦手と決めつけることはできない。10%台は「外角低めボールゾーン」ただ1つとなった。

銀次は三振が少ないバッターだが、中でも相手の左投手は三振を取れず、苦しんだに違いない。サウスポーとの対戦時、銀次は18.70打席で1個の三振をしていた計算になる。対右は11.04だったのだ。

対右でも体左でも、このことから、銀次は空振りが少ない打者と言えるのだ。言い換えれば、バットを振りにいったときにバットに球が当たるコンタクト率が良いバッターなのだ。楽天の他の選手と比べてみよう。

下記のとおり、チーム内でも4位につけている。

藤田はシーズン途中にセから移籍、新人・岡島も交流戦時に1軍初昇格、この2人に対するデータは相手も持ち合わせておらず、探りや布石の状態での対戦だったことを考えると、少し割引いて考えなければならない。

しかし、銀次の89.5%という数字は、開幕からシーズン通して活躍、初の規定打席に到達した中での数字だから、立派と言える。

バットに球を当てるだけの技術ならプロなら誰でも高い値を残せるだろうが、「多くの場数を踏み、バットに球を当ててヒットにしている」という観点で言えば「チームNo.1バッター」と言うことができるのだ。


■楽天の主な選手 2012年 コンタクト率
(犠打、死球除く、100打席以上)
藤田一也=91.6% (274/299) ※楽天在籍期間のみ
高須洋介=91.2% (300/329)
岡島豪郎=90.6% (232/256)
銀次=89.5% (671/750)
嶋基宏=89.1% (475/533)
島内宏明=88.7% (149/168)
内村賢介=86.6% (187/216) ※楽天在籍期間のみ
中島俊哉=86.2% (162/188)
松井稼頭央=85.7% (682/796)
鉄平=84.9% (496/584)
フェルナンデス=83.2% (656/788)
牧田明久=82.6% (647/783)
聖澤諒=81.0% (898/1108)
枡田慎太郎=76.9% (415/540)
テレーロ=74.8% (178/238)
ガルシア=72.5% (366/505)


最後に、対左の球種打率を振り返ってみよう。


■対左投手 球種打率 空振り率
20121211DATA4.jpg

対左も対右と同じ傾向に。速球で3割、スライダーで2割

対右同様、速球に対しては79打数26安打の.329と上々だが、スライダーが打率.203と低迷した。

対右と比べると対左のとき、スライダーの球種割合は37.3%と増加する。

リーディングヒッターへ向けて、スライダー打ちのマスターを!

10月13日、地元・宮城のテレビ番組「スポルたん」に出演した銀次は、2013年の目標を訊かれて、ボードにこう書きこんだという。

首位打者となる

そのためにも、対戦投手の左右問わず成績が悪かったスライダー打ちの改善を、ぜひ求めたいところなのだ。

◎参照URL>銀次、「来季は首位打者」宣言! (「イーグルぐるぐる☆楽天イーグルス応援家族」より)



以上をまとめてみる。


■まとめ
◎得意球は速球。左右ともに3割超え。一方、苦手はスライダー。左右ともに低迷した。
◎「高め」は銀次が好きなゾーン。結果が出ていないゾーンでも良い当たりの凡打が大変多かった。
◎「内角」にも、投手の左右関係なく、しっかり対応できていた。(対右.257、対左.353)
◎滅多に空振りすることがなく、バットコントロール能力が高い。コンタクト率は89.5%とチーム4位。
◎投手の左右ともに「外角低め」を苦手とする。対右はチェンジアップ、対左はスライダーに手を焼いた。


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