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【記録】楽天 中島俊哉 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率

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先月29日、120万アップの推定年俸1620万で契約を済ませた中島俊哉。
後半戦に調子を落としたが、前半戦は左キラーとして活躍、3年ぶりに存在感を発揮するシーズンになった。

その中島のゾーン・コース打率を確認してみたい。

今季、中島は108打席に立ったが、96打席が対左投手だった。
そのため、対左投手のみを確認する。


■対左投手ゾーン・コース打率
打率.276、87打数24安打、14三振、0本塁打


vs左投手ストライクゾーン打率は3割超え

左ピッチャーが投げてくるストライクゾーン球の打率は3割を超えた。(上記表の右下参照)

私は、主力選手、レギュラー選手ならストライクゾーン打率は3割を越えて当たり前、と考えている。3割のアベレージを残せたのは、主な選手の中で中島を入れて4人だけだった。

■主な選手の対左投手打率、およびストライクゾーン打率
◎聖澤諒=.247、〔S内〕.283 (173打数49安打、2本、19三振)
◎銀次=.282、〔S内〕.295 (129打数38安打、0本、4三振)
◎牧田明久=.184、〔S内〕.191 (115打数22安打、3本、11三振)
◎フェルナンデス=.196、〔S内〕.197 (117打数23安打、2本、12三振)
◎松井稼頭央=.281、〔S内〕.340 (103打数35安打、2本、2三振)
◎嶋基宏=.324、〔S内〕.364 (88打数32安打、0本、11三振)
◎鉄平=.265、〔S内〕.306 (72打数22安打、0本、6三振)
◎枡田慎太郎=.237、〔S内〕.250 (72打数18安打、1本、17三振)
◎ガルシア=.209、〔S内〕.229 (70打数16安打、4本、7三振)
◎高須洋介=.190、〔S内〕.197 (66打数13安打、0本、4三振)
◎中島俊哉=.276、〔S内〕.328 (64打数21安打、0本、8三振)


この4人の中で対左投手打率3割を越えたのは嶋ただ1人だけ。打率は「ストライクゾーン打率+ボールゾーン打率」の合計であるので、松井、鉄平、中島はボール球に手を出すケースも多く、トータルしたときに率が下がってしまったのだ。中島の対左投手ボール球スイング率は当ブログ調べで29.4%を記録(犠打除く)。これは高すぎる。

ボール球に手をだすケースが多かったため、対左は3割にヒット3本足りない.276で終わった中島だが、ストライクゾーンの球はしっかり打てていた左キラーで生きていく中島の「強み」なのだ。

ストライクゾーンの中を確認してみると、高め2つのゾーンを除き、外角でも内角でもほぼまんべんなくヒットを打てていた。





ストライクゾーンの中で打てていなかった高め2つのゾーン、上記配球図の水色網掛けの部分、ここの詳細をみてみると、速球でも変化球でも結果が出ていないことが確認できた。

◎速球(26球)=9打数1安打0三振、WH率.222
26球のうち17回バットを振りにいき、1回空振り、5回ストライク寄与ファウル、2回2ストライク以降ファウル、9回でバットに球が当たり結果が出る(9打数1安打)。

◎変化球(16球)=6打数0安打4三振、WH率.500
16球のうち12回バットを振りにいくも、4回で空振り(いずれもスライダーで三振)、4回でストライク寄与ファウル、2回で2ストライク以降ファウル、2回でバットに球が当たり結果が出る(2打数0安打)。

このとおり、ファウルを打たされストライクを稼がれることも多く、打球が90度内に飛んでも、WH率の低さが示すように、良い当たりもなく凡打に終わっていた、と言うことになる。

高めは“打ちごろの球”に見えてしまうため、ついつい手が出てしまいがちになるゾーンだが、今季の中島は身体に近い高めではヒットを打てていたものの、離れてしまうと凡打に終わるケースが多かった。

苦手なゾーン=ストライクゾーンの外角高め・真中高め

と言えそうだ。

次に球種打率をチェックしてみよう。


■対左投手 球種打率 空振り率
20121205DATA2.jpg

スライダー打率3割
主な球種で“お手上げ”の数字を作らなかった点が「強み」


対戦した左投手が投げてきた球種割合は
速球(St+Sh)25.2%、スライダー37.6%、チェンジアップ25.7%
という内訳になっていた。この3球種で88.5%を占める。

今季の中島はこの3球種にまずますの率を残すことに成功している。
速球は.271、スライダーは.316、チェンジアップは.267。
1割台~2割台前半の率がなかった点が、対左.276というまずまずの率を残すことができた要因だ。逆に、速球の打率が3割を越えていたら、.276も3割近くになっていたはずだ。

スライダーで3割超えしているが、もっと細かくみると、高めスライダーは8打数ノーヒット5三振と、からっきしだったここで言う高めは上から1行2行目まで)。一方、中段から低めスライダーに対して11打数6安打の打率5割超えのハイアベレージを記録。トータルで3割をマークしたということになっている。


■対左投手 月間打率



上記は対左投手月間打撃成績表になる。

ご覧のとおり、8月から調子を落としていったことが数字上でも確認できる。

前回の犬鷲通信簿2012エントリの時にも振れたが、5月6月7月の好調月と4月8月9月の不調月、何が違ったか?と言えば、打席に占める2ストライク以降の打席結果の割合に明らかな差異があった。

◎好調月=38.6% (57打席のうち2ストライク以降22打席)
◎不調月=59.0% (39打席のうち2ストライク以降23打席)

追い込まれてしまうと、どんなに優れたバッターでもアベレージは極端に下がり、3流打者になってしまうもの。

この差異をふまえて、不調月は追い込まれる前に打っていくことができなかったと判断し、前回は「積極性」が足らなかったと書いた。

底を突いた身体のキレ。タイミングはずされ「確実性」に欠いた後半戦

しかし、さらに突っ込んで調べてみると、どうやら間違いだったようだ。

好調月と不調月の0ストライク、1ストライクからのスイング率を調べてみると、

◎好調月=〔スイング率〕34.6% (151-53)
◎不調月=〔スイング率〕49.5% (95-47)

このように、不調月のほうが、バットを振りにいく頻度は高かったのだ。「積極性」という言葉でいえば不調月こそ積極的なバッティングだった。(裏を返せば、球の見きわめがおろそかになり、やみくもにバットを振っていたも言えるのだが)

では、今一度何が違ったか?考えてみるに、ストライクカウントが0、1の時にバットを振りにいったものの、空振りやファウルを打たされ、ストライクカウントを稼がれてしまうケースが、不調時のほうが多かったことが判明した。

◎好調月=スイングしにいった53球のうち、空振り・ファウルが19回、35.8%
◎不調月=スイングしにいった47球のうち、空振り・ファウルが32回、68.1%

不調月は、打ちにいくものの68.1%で空振りや差し込まれるなどしてファウルを喫し、ストライクを稼がれ、結果、追い込まれていったと判断できる。不調月の2ストライク以降の勝負が多かったのは、こういう理由があったからなのだ。

また、下記のとおり、0ストライク1ストライク時の打率も1割近い差が出た。一言で言えば、「積極性」ではなく、当たり前のことになってしまうが「確実性」に欠いたのだ。

◎好調月=.394 (33打数13安打)
◎不調月=.286 (14打数4安打)

「衰えと言ったら終わりなので、もう1回体を鍛え直して、ボールが飛ばなくなったというのもあるとは思うのですけど、もう1度キレる体を作っていけたらと思います」

結局、契約更改時に中島がそう自己判断したように、後半戦は前半戦はあった身体のキレが底を突き、疲労も重なり、さらに統一球の影響で、始動が遅れたり、タイミングをはずされたりして、バッティングの調子を落としたということなのだろう。

レギュラーで出ている選手じゃないのに疲労からパフォーマンスが落ちてしまうものなのか?と言われそうだけど、出場機会が限定される中での「また違った調整方法の難しさ」はあるはずだ。コンディションやモチベーションを鮮度の良い状態で保っていくことは簡単なことではないだろうし、控え選手でもアーリーワークは徹底的に続けていたはずだ。(おそらく夏場のこれで体力消耗に拍車をかけたはず)

とはいえ、前半戦の好成績には手応えを感じたはず。来季も必ずその力が必要となるときはくるので、オフの身体づくり、しっかりおこなってもらいたいと思う。


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