FC2ブログ

〔試合評〕星野楽天、息を吹き返す。遠のいたCSが再び視野に入ってきた土壇場4連勝!──2012年9月9日(日)○楽天イーグルス9-2西武ライオンズ

スポンサーリンク

当ブログのfacebookページを作成しました。ブログの更新情報をメインにアップしていく予定です。余裕が出てきたら、ブログでは書かない・Twitterでつぶやかないこのページならではの話題や情報も盛り込んでいければと思います。もしよろしければ「いいね!」お願いします。





-------------------------------------


○楽天イーグルス-2埼玉西武ライオンズ


■ハイライト映像


先攻・西武のスタメン・・・1番・浅村(ニ)、2番・秋山(中)、3番・中島(遊)、4番・中村(一)、5番・カーター(一)、6番・ヘルマン(三)、7番・大崎(左)、8番・炭谷(捕)、9番・星秀(左)、先発・MICHEAL(右投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・藤田(ニ)、3番・松井稼(遊)、4番・ガルシア(指)、5番・フェルナンデス(一)、6番・銀次(三)、7番・島内(左)、8番・嶋(捕)、9番・牧田(右)、先発・田中(右投)。

ブログ継続運営は皆様の1票です。どうか投票よろしくお願いします。おかげさまで、ブログ村「楽天イーグルス」部門1位です。
にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

遠のいたクライマックスシリーズが再び視野に入った!土壇場の4連勝!

打っては15安打9得点。投げては田中が9回2失点、118球の完投という圧勝となった。

エースは白星を8に伸ばし、チームは今季3度目の同一カード3連勝。前の日本ハム戦と合わせて連勝街道は4となる土壇場の快挙となった。

ロッテが敗れたため勝率で7/31以来の4位浮上をはたしたイーグルスは、週明け、敵地で3位・ソフトバンクと激突する。

一時は虫の息だったイーグルスである。9/4日本ハム戦、終盤の8回に逆転され1-3で落とし、借金は今季最多の8に広がった。3位・ホークスとの差も5.5。この試合のエントリで私は「終戦」と書いたわけだが、、、今、後悔している(苦笑m(_ _)m) 首位ライオンズにくらいついた風雲急を告げる4連勝で、クライマックスシリーズに向けての“希望の光”が見えてきた。

というのも、残り24試合でイーグルスは、ソフトバンクとの直接対決を実に9試合残しているのだ。ゲーム差4.0は決して易しくはない。しかし、この4連勝の勢いを大切にし、最後の反攻の橋頭堡とできれば、道は開けてくるはずである。

火曜日からの直接対決3連戦は、前週どおりなら、ホークスの先発は攝津、山田、大隣の表ローテ。一方、イーグルスは、美馬、釜田、ダックワース?だ。顔ぶれだけをみれば、厳しい戦いが容易に予想できる。しかし、ここはなんとか、九州の地でも気炎を上げてもらいたい!


さて、試合を振り返ってみよう。

このカード、走攻守でチームを支える藤田が、この試合、戦端を切り開いた。

1回裏、1番・聖澤が悔しい空振り三振に倒れた後だった。2番・藤田が切込の代役をしっかり果たしていく。0-1からの2球目、インコース中段の縦のスライダーにタイミング合わず空振り。追い込まれた直後、右翼へ打球を運んだ。結果球は同様の内角低め縦のスライダーだった。今度はしっかりとアジャスト。バットですくう技ありの巧打を披露した。

3番・松井も一気呵成とばかりに続く。右翼線深くへの鋭い二塁打。ローボールヒッターの面目躍如で、低めの落ち切らないチェンジアップをみごとに仕留めた。4番・ガルシアはしっかり球を品定めした。フルカウントから低めの誘い球を見切ってフォアボール。1塁に歩いて、塁上全て埋まる1死満塁のビッグチャンス!

この後、楽天に先制の2点が入る。

5番・フェルナンデスが右翼へ先制犠飛(楽1-0西)。この時、ニ走・松井もタッチアップで三進したのが奏功した。2死3,1塁、銀次がMICHEALの逆球、内角球をひっぱって右前へ。三塁から松井が悠々生還し、前日に続いてイーグルスが初回のチャンス、しっかり点を入れた。(楽2-0西)

2回裏、今度は相手の綻びを突いて2点を奪った。

先頭・嶋が右打ちで一ニ塁間を破っていくと、牧田が送って1死2塁。まずここで1つ目のミスが飛び出した。聖澤が放った当たりはセカンドへ。ゴロアウトかと思われた瞬間、打球処理のニ塁手・浅村の1塁送球がなんと暴投! カメラマン席(?)に飛び込む悪送球となり、ニ走・嶋はホームに生還(楽3-0西)、聖澤はニ塁へ進む。

その後、藤田の進塁打で聖澤は三進、2死3塁で松井の打席時、ここで2つのミスが発生する。1-2からの4球目、決めにいったMICHEALのチェンジアップがワイルドピッチに。聖澤が楽々ホームへ帰ってきた(楽4-0西)。この直前、三塁の聖澤が本塁寄りにかなり大きなリードを取り、MICHEALにプレッシャーを与えていた。足での揺さぶりが、MICHEALの動揺を誘ったと言えるかもしれない。

今日の田中ならこの序盤の4点で十分だったが、楽天打線はその後も手を緩めない。5回には2死満塁、牧田が三番手・岡本篤からセンター返しの2点タイムリー(楽6-0日)

6回には松井の好走塁が活きて2点が入った。1死2,1塁で銀次の当たりはレフト右、左中間寄りの平凡飛球。決して飛距離があったわけではなかったものの、ニ走・松井がタッチアップで三進に成功。外野から三塁へ球が送られる隙に乗じて一走・ガルシアもタッチアップニ進し、2死3,2塁としたことが大きかった。その後、悩める鉄平が“昔日の輝き“を魅せ、走者2人を呼び込むセカンドオーバーのタイムリーを放った(楽8-0日)。

7回には牧田が胸のすくような一発を左翼席へ叩き入れ、楽天の得点は遂に9点となった。

田中は終盤の7回、8回に1死からピンチを招き、それぞれ1点ずつ失ったものの大事なし。ピンチで大崎の痛烈なピッチャー返しを好反応をみせ、1-6-3の併殺で切り抜けたのも大きかった。連続無失点は26イニングで途絶えてしまったものの、最後まで投げ切り、プロ入り以来、相性の悪いライオンズ相手に一矢報いる8勝目となった。

これでチーム成績は、120試合54勝58敗8分の借金4。ゲーム差は1位・西武と7.0、2位・日本ハムと7.0、3位・ソフトバンクも勝利したため4.0は変わらず、5位・ロッテとはゲーム差なし、6位・オリックスとは5.5となっている。なお、各種成績は下記のように推移している。

◎西武戦・・・19試合9勝9敗1分 (Kスタ9試合5勝3敗1分)
◎後半戦成績・・・39試合14勝20敗5分、勝率.412
◎パリーグ内成績・・・96試合44勝44敗8分
◎9月月間成績・・・8試合4勝3敗1分
◎直近10試合成績・・・・10試合5勝4敗1分

◎Kスタ成績・・・59試合30勝24敗5分
◎デーゲーム成績・・・36試合16勝15敗5分
◎先制した試合・・・61試合40勝20敗1分
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・17試合9勝7敗1分、勝率.563

20120909DATA6.jpg
HANREI.jpg

打ちも打ったり!の16安打

フェルナンデス(犠飛は放った)、島内にヒットが出なかったため「先発全員安打」とはならなかったが、楽天打線に鋭い当たりが戻ってきた。

藤田は好調を維持。4回には二番手・松永の外の甘いスライダーをしっかり捉え、中前に運んでみせた(左中ニ)。これで4試合連続のマルチ安打となっている。羽村亜美さんの取材に、好調の要因を対戦相手のデータがしっかり頭に入っていると答えたという藤田だが、傾向がしっかり自身の中で整理されているからだろう、甘い球を逃さないのだ。これから示すデータがそれを証明しているように思う。

■藤田一也 空振り率 コンタクト率 ボール球スイング率 2ストライク打率
※今年は楽天移籍後。昨年の数値は『2012プロ野球オール写真選手名鑑』(日本スポーツ企画出版社)より印象。今年は当ブログ調べ。
◎空振り率・・・《昨年》6.8% ⇒ 《今年》4.3%
◎コンタクト率・・・《昨年》86.7% ⇒《今年》91.5%
◎ボール球スイング率・・・《昨年》32.5% ⇒《今年》26.8%
◎2ストライク打率・・・《昨年》.288 ⇒ 《今年》.250

元々バットコントロールに定評のあるバッターだが、今年は楽天移籍後、さらに数値が良くなっている。滅多に空振りをせず、バットに球を当てる頻度が上昇。ボール球への手出しが減り、2ストライク打率も依然ハイアベレージを残している。守備でも貢献した。2回ヘルマンにニ盗を決められた際、嶋のニ塁送球がセンターへ抜ける悪送球になったが、この時しっかりとカバーに入っていたために、三進を許さなかった。

松井、ガルシア、フェルナンデス、牧田といった面々の槍働きも素晴らしかった。この面々は今季、やってもらわなくては困る存在だった。しかし、ここまで各々の事情で、期待されていたほどの活躍はできていない。物足りないままでシーズン終わってしまうのか?と思われていたこの3連戦、どうやら息を吹き返した。

■4選手の9月月間打率
◎松井・・・.364、33打数12安打
◎ガルシア・・・.321、28打数9安打
◎フェルナンデス・・・.286、28打数8安打
◎牧田・・・.286、14打数4安打

これをきっかけに、残り22試合、彼らが爆発してくれたら・・・楽天のCS進出は、夢から現実になるはずだ。

一方、この3連戦がライオンズ戦であることも忘れてはならない。これで二桁安打試合は今季35試合となったが、そのうち11試合が実に西武戦なのである。西武との試合は打ちあいになり、安打、打点のボーナスステージなのだ。

彼らの活躍がこの文脈の中だけの話だったら、対戦相手が変わる来週は、一転、厳しさが戻ってくるのかもしれない。バットが振れ、快音が出始めた4選手のパフォーマンスが本物か?どうか?は、週明けから始まるホークス3連戦のゆくえにかかってくる、と言えそうだ。

■楽天・田中将大 球種別投球詳細
vs右打者68球=St27、Sl20、Sh10、Fo8、Cur3
vs左打者48球=St17、Sl14、Sh8、Fo6、Cur1、Ch2
20120909DATA8.jpg

150キロ超えは、あまりアテにならない?!

9回、打者35人に116球(1イニング当たり12.89、1人当たり3.31)、被安打8(ニ塁打2含む)、奪三振5、与四球2、失点2、自責点2、対戦被打率.242(33-8)。

全体のストライク率61.2%(116球中71球)、初球ストライク率60.0%(35人中21人)、3球目で2ストライク率65.2%(23人中15人。被安打3のため事実上は52.2%)。

今日の田中は制球力が抜群だった。外角へのコントロールが抜群で見ていて惚れ惚れするシーンが中盤まで続いた。白星から見放されたあの時は、カウントを取りにいく球が高く、甘めだったが、今日は中盤までしっかりコントロールされていた。いつもの田中だったと言えると思う。

さて、田中のピッチングが素晴らしいのは、もう当たり前のことなので、ここで1つ、150キロ超えの球について触れて本エントリを終わりにしたい。

この試合では6球投げた。そのうち1球が4回、残り5球が終盤7回以降だった。4回は秋山の併殺打の結果球が153キロだった。しかし、この当たり、強い当たりのピッチャー返しとなり、田中が好フィールディングをみせて一転、併殺になったものだった。終盤に投げた5球はいずれもピンチになってからのもの。そのうち4球がボールカウントに、1球が2ストライク以降の粘られたファウルとなっていた。

得点圏に走者を背負うとバチッとスイッチが入り、田中の投球が1、2段階上がる。目に見えて判る要素の1つに150キロ超えの速球があると思う。しかし、この150キロ超え、記録上ではあまり直接的な効果が出ていないのだ。

今シーズン、150キロ超えの速球は90球投げている。その内訳を書きだしてみると

◎ストライク率・・・53.3%(90球中48球)
◎打席結果・・・打率.286、出塁率.375、21打数6安打、8三振、2四球、1四球
◎空振り・・・6 (空振り率6.7%)

◎見逃しストライク・・・8
◎ファウル・・・21、ストライク寄与8、2ストライク以降13
◎ボールカウント・・・41

速球全体の被打率が.290、空振り率が5.6%だから、目立った差異は認められない。

もちろん、150キロ超えはその球自身というよりも、他の球種とのコンビネーションでその打席内で威力を発揮するものである。という考えで、田中が150キロ超えを使用したのは58打席である。その結果を確認すると、

被打率.264、53打数14安打、2ニ塁打、21三振、3四球、1死球、1犠打

田中の150キロ超えというと、手も足も出ない剛速球というイメージがあるが、数字からみると、それほどでもない。これも記憶のバイアス作用だろうか?

■楽天・田中将大 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120909DATA7.jpg


■西武・MICHEAL 球種別投球詳細
vs右打者26球=St10、Sl2、Sh4、Cut9、Cur1
vs左打者37球=St14、Sl6、Sh3、Cut7、Cur3、Ch4
20120909DATA10.jpg

3回、打者17人に63球(1イニング当たり21.00、1人当たり3.71)、被安打6(ニ塁打2含む)、奪三振1、与四球2、失点4、自責点2、対戦被打率.462(13-6)。

全体のストライク率63.5%(63球中40球)、初球ストライク率76.5%(17人中13人)、3球目で2ストライク率75.0%(12人中9球)。

■西武・MICHEAL 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120909DATA9.jpg



◎◎◎関連記事◎◎◎
前回の西武3連戦
〔試合評〕ライオンズの三重殺にイーグルスのミス五重奏──2012年8月17日(金)●楽天イーグルス1-4西武ライオンズ
〔試合評〕鉄平を欺いた涌井の強心臓、炭谷のしたたかな配球術──2012年8月18日(土)●楽天イーグルス5-6西武ライオンズ
〔試合評〕西武の激流に呑みこまれたエース・田中将大──2012年8月19日(日)●楽天イーグルス2-6西武ライオンズ

----------------------------------------------------------------------
〔読書感想文を書いてみました〕 赤坂英一『2番打者論』
----------------------------------------------------------------------
今年の4月に上梓された新刊の書評です。2番打者の奥深さ・重要さを伺い知ることができる1冊。
詳細は下記URLを御参照下さい。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-1123.html



---------------------------------------------------------
初めて当ブログにお越し頂いた方、何度か当ブログに閲覧頂いている皆様。もしブログの内容を気に入って頂けましたらRSSリーダーの登録よろしくお願いします
---------------------------------------------------------
ご感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球、楽天と関係のないもの、通りすがりなどハンドルネームがいい加減なものは御遠慮申し上げております
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございました。各種ブログランキングに参加してます。皆様の応援の1票が更新の活力源です。宜しくお願いします。現在ブログ村「楽天イーグルス部門」1位

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン



ブログパーツ
レンタルCGI







このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーサイト



テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
08 | 2012/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
183位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
31位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}