〔雑感〕カウント推移が与四球に与える影響──楽天イーグルス投手の与四球率、四球に至るまでのカウント推移
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日本時間の本日おこなわれたロサンゼルスエンゼルスとの1戦、ダルビッシュが先発登板するも6四球と乱調、5回7失点と炎上する信じられない事件が発生した。
Twitterでそのことを知った時は、しばし絶句。
岩隈も制球には苦労しセットポジションで投げたり、ワインドアップにしてみたり試行錯誤を繰り返しているが、ダルはそれ以上なのだな・・・ということを再々度、確認した。
9イニング当たりに出す四球の数を診る与四球率では、下記のようになっている。
◎ダルビッシュ・・・《NPB》2.36、《MLB》4.95
◎岩隈久志・・・《NPB》2.00、《MLB》4.25
両者の四球を調べていて、面白いことがわかった。
言ってしまえば、当たり前なことなのかもしれないのだが、両者とも、初球がボールになる時、3球目でカウントがボール先行(2-1または3-0)になった時、四球を多く出していたのだ。
ダルビッシュの与四球は70個だが、その77.1%に当たる54個が初球ボールになっていた。92.9%に当たる65個が3球目でボール先行カウントになっていた。
岩隈の与四球はここまで28個。その75.0%となる21個が初球ボールに、78.6%の22個が3球目でボール先行カウントになっている。
つまりだ。初球にストライクを取ることができるか?、3球目で追い込むことができるか?否か?は、安打、凡打、三振の分かれ道になるだけでなく、フォアボールにも大きな影響を及ぼしている、ということになる。
ボールが先行するのだから、当たり前と言われれば、そうなのだけれど(汗&苦笑)。
そこで、楽天イーグルスはどのようになっているのだろう?と思い、調べてみました。
■楽天イーグルス投手の与四球率、四球のカウント推移
※2012年8/2現在
※3球目のストライク先行は0-2、1-2、つまり2ストライクと追い込んだ状態。

今季ここまでの楽天のチーム与四球率は2.50。リーグ平均2.72より少なく、ロッテの2.30に続くパリーグ2位の好数字を残している。ちなみに昨年はリーグ平均2.33に対し楽天2.33、パリーグ4位。昨年の数字と比べると悪化しているものの、リーグ平均を基準に据えて考えると、今年のほうが四球を出していないと言えそうだ。気になるのはヒメネスの数字。3.14は昨年の4.12から9イニング当たり約1個分四球を減らしている計算になる。
さて、与四球率が本エントリの主題ではないので本題に入る。
楽天はここまで215個の四球を出しているが、そのうち75.3%に当たる162個が初球ボールになっている。82.3%に当たる177個が3球目でボール先行カウントになっていた。
この傾向は上でみたダルビッシュ、岩隈の傾向と変わらない。
中には釜田のように、19個の四球のうち初球ストライクになっていたのが9個、ボールが10個とほぼ同数の投手もいるが、トータルでみれば、初球ボールになったときその後フォアボールにつながるケースが多いということは言える。
初球で打席結果が出たものを除く対戦打席は2836。初球がボールになった打席は1319で、そこから162個の四球が誕生した。率は12.3%。初球がストライクになった打席は1517。その3.5%に当たる53打席が四球になった。やはり、最初の僅か1球とはいえ、ボールになってしまうとフォアボールになる確率は上昇するのだ。
キーとなるのは初球、3球目だ。
当たり前と言えば、当たり前の話でした。
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〔読書感想文を書いてみました〕 赤坂英一『2番打者論』
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今年の4月に上梓された新刊の書評です。2番打者の奥深さ・重要さを伺い知ることができる1冊。
詳細は下記URLを御参照下さい。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-1123.html
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岩隈も制球には苦労しセットポジションで投げたり、ワインドアップにしてみたり試行錯誤を繰り返しているが、ダルはそれ以上なのだな・・・ということを再々度、確認した。
9イニング当たりに出す四球の数を診る与四球率では、下記のようになっている。
◎ダルビッシュ・・・《NPB》2.36、《MLB》4.95
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言ってしまえば、当たり前なことなのかもしれないのだが、両者とも、初球がボールになる時、3球目でカウントがボール先行(2-1または3-0)になった時、四球を多く出していたのだ。
ダルビッシュの与四球は70個だが、その77.1%に当たる54個が初球ボールになっていた。92.9%に当たる65個が3球目でボール先行カウントになっていた。
岩隈の与四球はここまで28個。その75.0%となる21個が初球ボールに、78.6%の22個が3球目でボール先行カウントになっている。
つまりだ。初球にストライクを取ることができるか?、3球目で追い込むことができるか?否か?は、安打、凡打、三振の分かれ道になるだけでなく、フォアボールにも大きな影響を及ぼしている、ということになる。
ボールが先行するのだから、当たり前と言われれば、そうなのだけれど(汗&苦笑)。
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■楽天イーグルス投手の与四球率、四球のカウント推移
※2012年8/2現在
※3球目のストライク先行は0-2、1-2、つまり2ストライクと追い込んだ状態。

今季ここまでの楽天のチーム与四球率は2.50。リーグ平均2.72より少なく、ロッテの2.30に続くパリーグ2位の好数字を残している。ちなみに昨年はリーグ平均2.33に対し楽天2.33、パリーグ4位。昨年の数字と比べると悪化しているものの、リーグ平均を基準に据えて考えると、今年のほうが四球を出していないと言えそうだ。気になるのはヒメネスの数字。3.14は昨年の4.12から9イニング当たり約1個分四球を減らしている計算になる。
さて、与四球率が本エントリの主題ではないので本題に入る。
楽天はここまで215個の四球を出しているが、そのうち75.3%に当たる162個が初球ボールになっている。82.3%に当たる177個が3球目でボール先行カウントになっていた。
この傾向は上でみたダルビッシュ、岩隈の傾向と変わらない。
中には釜田のように、19個の四球のうち初球ストライクになっていたのが9個、ボールが10個とほぼ同数の投手もいるが、トータルでみれば、初球ボールになったときその後フォアボールにつながるケースが多いということは言える。
初球で打席結果が出たものを除く対戦打席は2836。初球がボールになった打席は1319で、そこから162個の四球が誕生した。率は12.3%。初球がストライクになった打席は1517。その3.5%に当たる53打席が四球になった。やはり、最初の僅か1球とはいえ、ボールになってしまうとフォアボールになる確率は上昇するのだ。
キーとなるのは初球、3球目だ。
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テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ