〔試合評〕「ファイナルカウントダウン」から始まった劇的な結末──2012年7月17日(火)○楽天イーグルス6-2千葉ロッテ
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「星野楽天2012年。CS出場へ後半戦カギを握る打者、投手は?」
怪我人続出のシーズンとなりましたが、若手の台頭などもあり、7/6現在、35勝33敗3分で3位と望みを持つことができる好位置につけるイーグルス。後半戦を制して2009年以来3年ぶりのプレーオフ進出を強く願っています。そのためには、後半戦、象徴的な好活躍をみせる、キーマンというべき投手、打者の出現は、不可欠だと思います。そこで、あなたが考える「後半戦カギを握る投手、打者」を教えて下さい。
打者:現在111票⇒ http://baseball.blogmura.com/board/vot/voting15_55936_0.html
投手:現在92票⇒ http://baseball.blogmura.com/board/vot/voting15_55937_0.html
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○楽天イーグルス6-2千葉ロッテマリーンズ

■ハイライト映像
先攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・藤田(遊)、3番・銀次(ニ)、4番・枡田(三)、5番・ハーパー(指)、6番・フェルナンデス(一)、7番・牧田(右)、8番・鉄平(左)、9番・岡島(捕)、先発・美馬(右投)
後攻・ロッテのスタメン・・・1番・岡田(中)、2番・根元(遊)、3番・角中(右)、4番・井口(ニ)、5番・福浦(一)、6番・サブロー(左)、7番・ホワイトセル(指)、8番・里崎(捕)、9番・今江(遊)、先発・小野(右投)。
「ファイナルカウントダウン」から始まった劇的な結末
3番・銀次の2号ソロ。2番・根元の7号ソロ。両軍初回に花火を打ち上げて始まった12回戦は、その後、楽天・美馬、ロッテ・小野。両先発による緊迫した投手戦となった。スコア1-1で迎えた8回裏ロッテの攻撃。先頭の今江に中前へ打球を運ばれ、続く岡田に送られて1死2塁のピンチを迎えたところ、先に動いたのは楽天ベンチだった。
今季最多タイの115球で好投していた美馬を諦め。二番手に片山を送り出す。しかし、片山がその後1死3,1塁から角中に勝ち越しのタイムリーを許し、スコアは楽1-2ロ。
9回表だった。
QVCマリンフィールドに「ファイナルカウントダウン」が鳴り響く。
ヨーロッパの代表曲とともにマウンドに上がってきたのは抑えを任されている内。 QVCでの内といえば7/4、7/5の楽天戦に登板、1点差試合の最終回をセーブで締め、楽天を2連敗に追い込んでいた“実績”があった。
あの連敗以降、勝ち負けが続いて連敗をしてこなかったイーグルスだったが、
それもここまでなのか・・・・・・
2連敗へのゲームセットの秒読みが始まろうとしているのか・・・・・・
「ファイナルカウントダウン」を聞きながら、そんなことを考えていたのだが、どうやら、それはロッテ逆転負けを指し示していたようだ。
1死から3番・銀次がチャンスメイクの一打。ショート右を破っていく中前安打で出塁すると、先日上がってきた島内が代走。続く枡田の打席時、内の1塁牽制球が悪送球。ファウルゾーンにテンテンとする間、島内は一気に三塁を陥れ、1死3塁。
犠牲フライで1得点という状況となって、4番に座って5試合目の背番号32が、期待に応える飛球を右翼後方へ飛ばし、イーグルスが土壇場で同点に追いつく犠牲フライに。(楽2-2ロ)
試合はそのまま延長戦へ突入。10回表、イーグルスが4本の安打を集めるなどして一気に4得点、試合を決めた。
マウンドはこの回から益田。疲労でパフォーマンスが落ちている新人右腕に対し、先頭のフェルナンデスが7試合ぶりの安打で切り込んでいく。その後、鉄平が四球、岡島の併殺コースのピッチャーゴロを益田が2塁悪送球、イーグルスは絶好のチャンス、1死満塁を迎えていた。
指揮官の期待に応えてみせた聖澤Burn!
バッターボックスは得点圏打率リーグトップの聖澤。
通常なら胸熱くなる場面だったが、直近の12打席、快音なし。この試合も小野の前に不本意なゴロアウトを3個量産、空振り三振も1個喫していた。
そんな聖澤の背中を強く推したのは、星野仙一監督だったかもしれない。打席に向かう前、闘将自ら聖澤を叱咤激励、「相手は苦しいから甘い球がくるかもしれないぞ」と訓示していたのだ。
指揮官の鼓舞を受けた聖澤は、迷いがスッと消えたのかもしれない。
「チャンスだったので弱気にならずに、自分のスイングが出来る球が来たらいこうと思って。それが結果的に初球にきたので、思い切ってスイングしました」
ここ一番の大仕事に成功した。
絶好のホットゾーン、外角高め(ゾーン打率.448)、抜け気味に入った132キロの半速球。状況は完全に聖澤に有利だった。あとは胸のすくようなスイングをみせるだけだった。痛烈な当たりが1,2塁間を抜け、右前へ抜けていく。3塁の代走・横川を悠々ホームへ迎え入れる決勝タイムリー! (楽3-2ロ)
この後、藤田が犠飛(楽4-2ロ)、途中出場の西村も安打でつなぐと、2死満塁、最終的な仕上げは、この人のバットである。4番・枡田慎太郎、締めの一撃は、真中気味に入ったスライダーを右中間へ運ぶ2点タイムリーで、この回一挙4得点をあげた。(楽6-2ロ)
負けてもおかしくはなかった敵地での厳しい試合を土壇場で追い付き、延長戦を制したイーグルスは、これでロッテとの差を再び2.5に縮めている.
チーム成績は80試合40勝37敗3分の貯金3。順位は3位。2位以下のゲーム差は2位・日本ハムと1.0、4位・西武と2.0、5位・ソフトバンク2.5、6位・オリックスと7.5となっている。なお、各種成績は下記のように推移している。
◎ロッテ戦・・・12試合4勝7敗1分 (QVC2勝4敗)
◎交流戦明けリーグ戦・・・21試合13勝7敗1分
◎7月月間成績・・・13試合7勝6敗
◎直近10試合成績・・・・10試合6勝4敗
◎ビジターゲーム成績・・・41試合21勝19敗1分
◎ナイトゲーム成績・・・51試合26勝24敗1分
◎延長戦・・・8試合4勝1敗3分


時間がないので、最後に、このことだけ書き記して終わりにした。
ゴロさばき機械、ゴロ打ち機械
この試合、両軍ともに内野ゴロが非常に多かった。7回1/3・打者28人と対峙した美馬は9個のアウトをゴロで獲得した。ゴロアウトは獲得アウトの40.9%、対戦打者の32.1%に及んだ。8回・打者28人に投げた小野は美馬を上まわる16個のゴロアウト。獲得アウトの66.7%、対戦打者の57.1%にゴロアウトを打たせていた。
両軍の打者は「ゴロ打ち機械(マシン)」に、両軍の内野守備陣は「ゴロさばき機械(マシン)」となった12回戦だった。
(ちなみに「マネーボール」の第8章のタイトルは「ゴロさばき機械(マシン)」である)
■楽天・美馬学 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Sin=シンカー、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者52球=St19、Sl14、Sh6、Fo4、Cur9
vs左打者63球=St26、Sl2、Sin1、Sh6、Fo14、Cur14

■楽天・美馬学 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球

■千葉ロッテ・小野晋吾 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cut=カット、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者19球=St1、Sl8、Sh6、Cut3、Cur1
vs左打者77球=St1、Sl25、Sh26、Fo1、Cut14、Ch10

■千葉ロッテ・小野晋吾 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球

◎◎◎関連記事◎◎◎
前回のロッテ2連戦
・〔試合評〕開幕戦の借りを返せなかった楽天打線──2012年7月4日(水)●楽天イーグルス2-3千葉ロッテ
・〔試合評〕2年3億円の男がいよいよ始動開始?!──2012年7月5日(木)●楽天イーグルス1-2千葉ロッテ
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■ハイライト映像
先攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・藤田(遊)、3番・銀次(ニ)、4番・枡田(三)、5番・ハーパー(指)、6番・フェルナンデス(一)、7番・牧田(右)、8番・鉄平(左)、9番・岡島(捕)、先発・美馬(右投)
後攻・ロッテのスタメン・・・1番・岡田(中)、2番・根元(遊)、3番・角中(右)、4番・井口(ニ)、5番・福浦(一)、6番・サブロー(左)、7番・ホワイトセル(指)、8番・里崎(捕)、9番・今江(遊)、先発・小野(右投)。
「ファイナルカウントダウン」から始まった劇的な結末
3番・銀次の2号ソロ。2番・根元の7号ソロ。両軍初回に花火を打ち上げて始まった12回戦は、その後、楽天・美馬、ロッテ・小野。両先発による緊迫した投手戦となった。スコア1-1で迎えた8回裏ロッテの攻撃。先頭の今江に中前へ打球を運ばれ、続く岡田に送られて1死2塁のピンチを迎えたところ、先に動いたのは楽天ベンチだった。
今季最多タイの115球で好投していた美馬を諦め。二番手に片山を送り出す。しかし、片山がその後1死3,1塁から角中に勝ち越しのタイムリーを許し、スコアは楽1-2ロ。
9回表だった。
QVCマリンフィールドに「ファイナルカウントダウン」が鳴り響く。
ヨーロッパの代表曲とともにマウンドに上がってきたのは抑えを任されている内。 QVCでの内といえば7/4、7/5の楽天戦に登板、1点差試合の最終回をセーブで締め、楽天を2連敗に追い込んでいた“実績”があった。
あの連敗以降、勝ち負けが続いて連敗をしてこなかったイーグルスだったが、
それもここまでなのか・・・・・・
2連敗へのゲームセットの秒読みが始まろうとしているのか・・・・・・
「ファイナルカウントダウン」を聞きながら、そんなことを考えていたのだが、どうやら、それはロッテ逆転負けを指し示していたようだ。
1死から3番・銀次がチャンスメイクの一打。ショート右を破っていく中前安打で出塁すると、先日上がってきた島内が代走。続く枡田の打席時、内の1塁牽制球が悪送球。ファウルゾーンにテンテンとする間、島内は一気に三塁を陥れ、1死3塁。
犠牲フライで1得点という状況となって、4番に座って5試合目の背番号32が、期待に応える飛球を右翼後方へ飛ばし、イーグルスが土壇場で同点に追いつく犠牲フライに。(楽2-2ロ)
試合はそのまま延長戦へ突入。10回表、イーグルスが4本の安打を集めるなどして一気に4得点、試合を決めた。
マウンドはこの回から益田。疲労でパフォーマンスが落ちている新人右腕に対し、先頭のフェルナンデスが7試合ぶりの安打で切り込んでいく。その後、鉄平が四球、岡島の併殺コースのピッチャーゴロを益田が2塁悪送球、イーグルスは絶好のチャンス、1死満塁を迎えていた。
指揮官の期待に応えてみせた聖澤Burn!
バッターボックスは得点圏打率リーグトップの聖澤。
通常なら胸熱くなる場面だったが、直近の12打席、快音なし。この試合も小野の前に不本意なゴロアウトを3個量産、空振り三振も1個喫していた。
そんな聖澤の背中を強く推したのは、星野仙一監督だったかもしれない。打席に向かう前、闘将自ら聖澤を叱咤激励、「相手は苦しいから甘い球がくるかもしれないぞ」と訓示していたのだ。
指揮官の鼓舞を受けた聖澤は、迷いがスッと消えたのかもしれない。
「チャンスだったので弱気にならずに、自分のスイングが出来る球が来たらいこうと思って。それが結果的に初球にきたので、思い切ってスイングしました」
ここ一番の大仕事に成功した。
絶好のホットゾーン、外角高め(ゾーン打率.448)、抜け気味に入った132キロの半速球。状況は完全に聖澤に有利だった。あとは胸のすくようなスイングをみせるだけだった。痛烈な当たりが1,2塁間を抜け、右前へ抜けていく。3塁の代走・横川を悠々ホームへ迎え入れる決勝タイムリー! (楽3-2ロ)
この後、藤田が犠飛(楽4-2ロ)、途中出場の西村も安打でつなぐと、2死満塁、最終的な仕上げは、この人のバットである。4番・枡田慎太郎、締めの一撃は、真中気味に入ったスライダーを右中間へ運ぶ2点タイムリーで、この回一挙4得点をあげた。(楽6-2ロ)
負けてもおかしくはなかった敵地での厳しい試合を土壇場で追い付き、延長戦を制したイーグルスは、これでロッテとの差を再び2.5に縮めている.
チーム成績は80試合40勝37敗3分の貯金3。順位は3位。2位以下のゲーム差は2位・日本ハムと1.0、4位・西武と2.0、5位・ソフトバンク2.5、6位・オリックスと7.5となっている。なお、各種成績は下記のように推移している。
◎ロッテ戦・・・12試合4勝7敗1分 (QVC2勝4敗)
◎交流戦明けリーグ戦・・・21試合13勝7敗1分
◎7月月間成績・・・13試合7勝6敗
◎直近10試合成績・・・・10試合6勝4敗
◎ビジターゲーム成績・・・41試合21勝19敗1分
◎ナイトゲーム成績・・・51試合26勝24敗1分
◎延長戦・・・8試合4勝1敗3分


時間がないので、最後に、このことだけ書き記して終わりにした。
ゴロさばき機械、ゴロ打ち機械
この試合、両軍ともに内野ゴロが非常に多かった。7回1/3・打者28人と対峙した美馬は9個のアウトをゴロで獲得した。ゴロアウトは獲得アウトの40.9%、対戦打者の32.1%に及んだ。8回・打者28人に投げた小野は美馬を上まわる16個のゴロアウト。獲得アウトの66.7%、対戦打者の57.1%にゴロアウトを打たせていた。
両軍の打者は「ゴロ打ち機械(マシン)」に、両軍の内野守備陣は「ゴロさばき機械(マシン)」となった12回戦だった。
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■楽天・美馬学 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Sin=シンカー、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者52球=St19、Sl14、Sh6、Fo4、Cur9
vs左打者63球=St26、Sl2、Sin1、Sh6、Fo14、Cur14

■楽天・美馬学 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球

■千葉ロッテ・小野晋吾 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cut=カット、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者19球=St1、Sl8、Sh6、Cut3、Cur1
vs左打者77球=St1、Sl25、Sh26、Fo1、Cut14、Ch10

■千葉ロッテ・小野晋吾 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球

◎◎◎関連記事◎◎◎
前回のロッテ2連戦
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・〔試合評〕2年3億円の男がいよいよ始動開始?!──2012年7月5日(木)●楽天イーグルス1-2千葉ロッテ
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