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〔試合評〕18時27分。山崎武司、226日ぶりのKスタ凱旋──2012年5月23日(水)○楽天イーグルス4-0中日ドラゴンズ

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○楽天イーグルス4-0中日ドラゴンズ


■ハイライト映像



先攻・中日のスタメン・・・1番・大島(中)、2番・荒木(ニ)、3番・森野(三)、4番・和田(左)、5番・ブランコ(一)、6番・井端(遊)、7番・山崎(指)、8番・谷繁(捕)、9番・藤井(右)、先発・中田賢(右投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(ニ)、3番・高須(三)、4番・フェルナンデス(一)、5番・ガルシア(指)、6番・牧田(右)、7番・テレーロ(左)、8番・嶋(捕)、9番・枡田(遊)、先発・辛島(左投)。


山崎武司、Kスタ凱旋

時計の針は18時27分を指していた。

山崎武司の第1打席は、2回表1死1塁にやってきた。

仙台のファンの温かい拍手が場内を包む。スタンドで「お」「か」「え」「り」「山」「崎」「武」「司」のボードが「7」のボードと共に揺れている。昨年の10/10ロッテ戦、あの打席以来、山崎武司が226日ぶりにKスタのバッターボックスに入っていく。

打席に入る時、ダイアモンドユカイのあの登場曲が流れた。そんな気がしたのは、決してぼくだけではないはずだ。

背番号7は変わっていなかった。

変わった点といえば、ユニフォームがクリムゾンレッドからドラゴンズブルーになり、バッターボックスに入るのが3塁側ではなく1塁側で球審の後ろを通って入ることぐらいだったかもしれない。


20120523DATA7.jpg


初球。辛島の投げたスライダーが外角高めに抜けていく。振っていくも途中で止めたバットに当たった飛球が、フェルナンデスの前方へ。一飛か?と思われた矢先だった。小飛球がホセの前方に着弾、1塁線切れてファウルに。緩慢守備にもみえたホセは不敵な苦笑い。楽天の4番を二人で分け合ってきた両者にしか分かりあえない思いがあったのかもしれないし、実況を担当した加藤じろうアナの言葉を借りれば、7年間過ごした仙台の野球の神様が待っていたのかもしれない。

2球目。嶋はインサイドに構える。辛島の140キロ速球が要求通りの内角高めを厳しく突く。判定はストライクのコール。僅か2球で辛島は追い込み、山崎は追い込まれた。

3球目、外いっぱいの速球。今日の球審・津川の判定は辛く、手が上がらずボール。カウントは1-2。

4球目、嶋のミットは再び内角へ。しかしここは投げ切れず、高めに浮いてしまい、ボール。2-2。

そして──5球目だった。

緩急でタイミングを狂わせようという112キロのカーブだった。外角に入っていったそのカーブを、山崎は泳ぎながらも打ちにいく。バットの先ながらも払うようなバッティング──そう、ぼくらが何度も目にしてきたあの打撃──は、快音残してライナーとなり左前へ。Kスタ凱旋打席はレフト前ヒットとなった。

「泳ぎながらでもこうやって打てるとはね、山崎選手の足の上げ方、ふわりと上げて、ゆったりとボールを見て打ちにいくというね、そういうタイミングの取り方ができるから、打ちにいけるし、この年齢まで打てるんですよね」と解説の駒田徳広氏。

レフト前ヒットを放った山崎のバットが第ニの故郷・仙台のファンに「ただいま」と挨拶している。そんな感慨に襲われた場面だった。

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2打席目は4回2死1塁。この対決は辛島が2度のファウルで追い込んだ後、カウント1-2から、ベース盤上にストライクからボールゾーンに沈んでいく絶妙なチェンジアップを投げ込み、山崎を空振り三振に討ち取っている。山崎にとっては、ファウルになってしまった初球の外角速球、3球目の高めに抜けたスライダーをフィールド内に飛ばせなかったことが、悔やまれるところか。

3打席目は7回の先頭打者として打席に立った。楽天の投手は小山。18.44mで対峙する両者はドラゴンズブルーとクリムゾンレッドに袖を通した数奇な経歴を持つ対戦に。初球、外構えも内角に変化球が流れてボール。2球目だった。外の厳しいコースに投げ込まれた141キロ速球を、打ちにいく。捉えきれずにバットの先に当たった打球は、鈍い音とともにセカンド正面のゴロに。

そして、この試合、最後の打席は9回1死1塁の場面である。楽天の抑え、青山との対決だ。ホームランホームラン山崎!の声援が聞こえる。恐らく中日ファンだろう。しかし、違和感なくそう思えてしまうところに、不思議な感覚を感じた。ここも楽天バッテリーがしっかり内角も使いながら追い込み、最後は147キロの青山渾身のストレートに山崎のバットは空を切った。それにしてもだ。空振り三振しても、絵になるじゃないか。

山崎の凱旋打席は、4打数1安打2三振、となっている。

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枡田、プロ初本塁打が決勝弾に

試合は、先発の辛島が本来の調子ではなかったとしつつも、集中力を切らさない粘りのピッチングをみせ、6回、被安打5、0失点の好投。打線は5回、振り逃げ出塁したテレーロを塁上に置く1死2塁で枡田。1-1からの膝元の変化球を捉え、右翼席へ叩きこむ2ラン! プロ7年目にして初本塁打はこの試合の決勝弾となり、試合終了後、お立ち台へ。「どろんこ三兄弟」の首脳陣アピール合戦で銀次、阿部に遅れを取っていた枡田が、大きな仕事をしてのけてくれた。(楽2-0中)

イヌワシ打線は終盤7回8回にも得点を重ねる。7回は1死3,2塁から今季チーム初となるスクイズを成功させて1得点、8回には得点圏でガルシアにタイムリーが飛び出して1得点。

楽天は辛島の後、小山、ハウザー、青山とつなぐ完封リレーでスコア4-0の快勝を収めている。零封勝利は今季7度目。

これでチームは今季4度目の3連勝。チーム成績は、40試合21勝17敗2分の貯金4で3位。首位・ロッテとのゲーム差は3.0、2位・日本ハムとは2.0、4位・ソフトバンクとは1.0となっている。各種戦績は下記のとおりだ。

◎5月月間成績・・・17試合12勝5敗
◎交流戦成績・・・5試合4勝1敗
◎Kスタ成績・・・16試合8勝7敗1分
◎先制点奪取試合・・・23試合15勝7敗1分

20120523DATA2.jpg
HANREI.jpg

楽天のスクイズ企図履歴

(私の調べでは少なくとも)この試合入れて今季3回。うち2回は不発だった。

◎5/10西武戦(Kスタ)、1点リードの6回1死3塁、聖澤(VSウイ​アムズ)。カウント1-1からの3球目をスクイズ。しかし3塁​切れてファウルに。⇒この後、ショートゴロ。続く高須も凡退で得点入らず。

◎5/11オリックス戦(京セラドーム)、1点リードの5回1死3,2塁、阿部(vs寺原)。カウント1-1からの3球目をスクイズ。真​に入るスライダーを空振り。飛び出していた3塁走者・聖澤が挟​死(正しくは既に3塁に達していた2塁走者・高須がルール上ア​トに)
⇒この後、ファーストへのタイムリー内野安打。

最近、バント失敗が目立っていた内村だったが、今日は重要局面でしっかり仕事を決めてくれた。


■楽天・辛島航 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者86球=St44、Sl14、Cur4、Ch24
vs左打者21球=St10、Sl11
20120523DATA4.jpg

クオリティスタート率100%

6回、打者24人に107球(1人当たり4.46、1イニング当たり17.83)、被安打5(1ニ塁打含む)、奪三振6、与四球1、0失点のクオリティスタート。これで投げた4試合は全てQSをマーク。先発投手として十分すぎる働きをしている。

先発として1軍の舞台に戻ってきた辛島は、あらかた完成された先発投手の像を身に備えて戻ってきた。大崩れする予感を感じさせない安定ぶりが、光る。しかし、今日は本人が振り返るように悪かったという。

「調子は悪かったです。キレがなかったし、低めにコントロールできなかった。1人1人抑えるという気持ちが、いい結果につながっていると思います」

本人の弁のとおり、球が「高め~中段」に集まる傾向が顕著だ(下記配球図参照)。それにストレートの平均球速も過去3登板と比べるとかんばしくなかった。

■辛島航 登板日別 ストレート平均球速
◎5/1西武戦・・・138.4km/h
◎5/8西武戦・・・138.9km/h
◎5/16広島戦・・・137.4km/h
◎5/23中日戦・・・131.4km/h


初登板の5/1西武戦と比較すると、ちょうど7km/h落ちていた。

それにも関わらず、点を取ってもらった直後の6回表1死2,1塁でブランコを速球で空振り三振に取るなど、結果が出せたのは、あのゆったりとした独特のフォームと球持ちの良さと、ほとんどデータがない点などによるものなのかもしれない。

そのような要素はあるにせよ、球種の組み合わせと、ストライクゾーンの外と内をめいっぱい使った嶋の配球などで、うまく打者に狙い球やコースを絞らせることなく、6回までゼロに抑えることができた点は、素晴らしいと思う。【終】


■楽天・辛島航 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120523DATA3.jpg


■中日・中田賢一 球種別投球詳細
vs右打者59球=St32、Sl17、Fo3、Cut2、Cur5
vs左打者48球=St28、Sl16、Fo3、Cur1
20120523DATA6.jpg


■中日・中田賢一 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120523DATA5.jpg



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