〔記録〕マリナーズ岩隈久志、緊急登板で3回1失点、サヨナラ勝利への下地を作る全48球。
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クマ、強打線を誇るタイガース相手にMLB3登板目のマウンドへ
5/7(日本時間5/8昼)、本拠地セーフコフィールドでおこなわれたデトロイトタイガース戦に、岩隈がメジャー3登板目のマウンドを踏んだ。
映像はこちらです。
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00994/v00037/v0000000000000001341/
先発ビーバンが右肩痛のため3回を投げ終えたところで降板(打球を腰に受けて降板という報道もあり)、スコアSEA0-1DETと1点を追う4回表のアタマから、二番手として登板した。緊急登板だったようだ。
4回から7回までの3イニング、打者12人に48球を投げ(1人当たり4.00、1イニング当たり16)、被安打3、5奪三振、無四球、1失点、1自責点という内容。
代わりばなの4回、先頭打者、4番フィルダーに左翼フライヒットを許すと、続く5番ヤング、6番アビラを2者連続三振に討ち取る。2死まで辿り着いたが、7番ペラルタに右前安打でつながれ2死3,1塁で、8番ボーシュに適時打となるセンターへのフライヒットを打たれてしまった。捕手モンテロのミットが要求した外角よりも中に入ってきた変化量の小さなスライダーだった。
しかし、その後の2イニングはいずれも三者凡退に抑えるピッチングをみせて、8回アタマから登板した三番手ケリーにつないだ。
試合はスコアSEA0-2DET、2点を追いかける展開で迎えた9回裏、マリナーズが3点をもぎとり逆転サヨナラ勝利を収めた。(2番ライアン、3番イチローが四球で歩くと、4番モンテロの打席時に相手バッテリーエラー、さらにモンテロのセンターフェンス直撃の二塁打が飛び出し同点に。その後、走者を3塁に進ませて、6番DHジェイソンのサヨナラ犠飛が生まれた)
■岩隈久志 登板日別 投手成績

※表中のWTBIPはWHIPの改良版。被安打の代わりに被塁打を用いた指標です。詳しくはコチラを御参照下さい。ちなみに、2.00は悪い評価です。
《全体》被OPS.748、被打率.233、30打数7安打(1ニ、2本)9三振、2四球(1敬遠含む)
《vs右打者》被打率.167、18打数3安打(1ニ、1本)5三振1四球
《vs左打者》被打率.333、12打数4安打(1本)4三振1四球
サヨナラ勝利の下地を作る3回1失点の投球
初登板となった4/20CWS戦でも、2登板目の4/28TOR戦でも、いずれも失点をしてしまっている。先発ローテ入りへのアピールをしていきたい岩隈にとっては、とにかく1登板ゼロで抑えて実績を残したい場面だった。しかし、長打は許さなかったものの、4回に3安打を集められ、2死までこぎつけたところからの2連打で1点を失うかたちになった。気まずさの残る内容だったに違いない。
それでも、緊急登板で3イニングを1失点でまとめ、試合を壊すことなく僅差の状態で終盤に望みを託すことができた、という評価もできるかもしれない。三振も5個奪うことに成功している。合格点といえないかもしれないが、チームのサヨナラ勝利もあいまって、及第点といえそうなピッチングだったのではないだろうか。
■岩隈久志 球種別投球詳細
Splitterはフォーク、Sinkerはシュートと脳内変換して下さい。

今後の課題点
ボーシュに打たれたヒットは甘いコースに入ったスライダーだったが、残りの2本、ペラルタ、ボーシュに浴びた単打はいずれも4シームだった。
3登板を終えて、球種別被打率を確認すると、
《4Seam》.625、8打数5安打、1ニ塁打、2本塁打、1三振、1四球
《その他の球種》.095、21打数2安打、8三振
《球種不明》.000、1打数0安打
※その他、敬遠1個有。
となっており、変化球では打者を圧倒しているものの、速球は散々狙い撃たれている印象を受ける。4Seamは月間最優秀新人を獲得したダルビッシュですら制球に苦しんでいる状況なので、おそらくクマも相当苦労を重ねているのかもしれない。
一方、前にコメントを頂いたように、明らかに通用していないフシもある。綺麗なまっすぐだけでは打者を牛耳ることはできないので、みせ球として使うのか?速球の球威を上げていく取り組みをするのか?あるいは速球を動かしていくのか?なんらかの対応が必要と思われる。
カウント別被打率を確認してみると、
《0、1ストライク》.385、13打数5安打、1ニ塁打、2本塁打、1敬遠
《2ストライク以降》.118、17打数2安打、9三振、1四球
早いカウントの時に痛打を浴びていることが確認できる。
左打者被打率.333、ストレート被打率.625、0~1ストライク被打率.385
この辺りが、次回以降の課題といえそうだ。
■岩隈久志 配球図
各コースの上段は直球(4Seam)、下段は変化球

■メジャー3登板目 岩隈久志 全48球の詳細


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先発ビーバンが右肩痛のため3回を投げ終えたところで降板(打球を腰に受けて降板という報道もあり)、スコアSEA0-1DETと1点を追う4回表のアタマから、二番手として登板した。緊急登板だったようだ。
4回から7回までの3イニング、打者12人に48球を投げ(1人当たり4.00、1イニング当たり16)、被安打3、5奪三振、無四球、1失点、1自責点という内容。
代わりばなの4回、先頭打者、4番フィルダーに左翼フライヒットを許すと、続く5番ヤング、6番アビラを2者連続三振に討ち取る。2死まで辿り着いたが、7番ペラルタに右前安打でつながれ2死3,1塁で、8番ボーシュに適時打となるセンターへのフライヒットを打たれてしまった。捕手モンテロのミットが要求した外角よりも中に入ってきた変化量の小さなスライダーだった。
しかし、その後の2イニングはいずれも三者凡退に抑えるピッチングをみせて、8回アタマから登板した三番手ケリーにつないだ。
試合はスコアSEA0-2DET、2点を追いかける展開で迎えた9回裏、マリナーズが3点をもぎとり逆転サヨナラ勝利を収めた。(2番ライアン、3番イチローが四球で歩くと、4番モンテロの打席時に相手バッテリーエラー、さらにモンテロのセンターフェンス直撃の二塁打が飛び出し同点に。その後、走者を3塁に進ませて、6番DHジェイソンのサヨナラ犠飛が生まれた)
■岩隈久志 登板日別 投手成績

※表中のWTBIPはWHIPの改良版。被安打の代わりに被塁打を用いた指標です。詳しくはコチラを御参照下さい。ちなみに、2.00は悪い評価です。
《全体》被OPS.748、被打率.233、30打数7安打(1ニ、2本)9三振、2四球(1敬遠含む)
《vs右打者》被打率.167、18打数3安打(1ニ、1本)5三振1四球
《vs左打者》被打率.333、12打数4安打(1本)4三振1四球
サヨナラ勝利の下地を作る3回1失点の投球
初登板となった4/20CWS戦でも、2登板目の4/28TOR戦でも、いずれも失点をしてしまっている。先発ローテ入りへのアピールをしていきたい岩隈にとっては、とにかく1登板ゼロで抑えて実績を残したい場面だった。しかし、長打は許さなかったものの、4回に3安打を集められ、2死までこぎつけたところからの2連打で1点を失うかたちになった。気まずさの残る内容だったに違いない。
それでも、緊急登板で3イニングを1失点でまとめ、試合を壊すことなく僅差の状態で終盤に望みを託すことができた、という評価もできるかもしれない。三振も5個奪うことに成功している。合格点といえないかもしれないが、チームのサヨナラ勝利もあいまって、及第点といえそうなピッチングだったのではないだろうか。
■岩隈久志 球種別投球詳細
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ボーシュに打たれたヒットは甘いコースに入ったスライダーだったが、残りの2本、ペラルタ、ボーシュに浴びた単打はいずれも4シームだった。
3登板を終えて、球種別被打率を確認すると、
《4Seam》.625、8打数5安打、1ニ塁打、2本塁打、1三振、1四球
《その他の球種》.095、21打数2安打、8三振
《球種不明》.000、1打数0安打
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一方、前にコメントを頂いたように、明らかに通用していないフシもある。綺麗なまっすぐだけでは打者を牛耳ることはできないので、みせ球として使うのか?速球の球威を上げていく取り組みをするのか?あるいは速球を動かしていくのか?なんらかの対応が必要と思われる。
カウント別被打率を確認してみると、
《0、1ストライク》.385、13打数5安打、1ニ塁打、2本塁打、1敬遠
《2ストライク以降》.118、17打数2安打、9三振、1四球
早いカウントの時に痛打を浴びていることが確認できる。
左打者被打率.333、ストレート被打率.625、0~1ストライク被打率.385
この辺りが、次回以降の課題といえそうだ。
■岩隈久志 配球図
各コースの上段は直球(4Seam)、下段は変化球

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