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〔記録〕選球眼は曇っていなかった?!──楽天イーグルス・岩村明憲選手、2011年ボールゾーン・スイング率

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オフシーズンに入り、当ブログの目玉企画になりつつある(?)ボールゾーンスイング率。

「マネーボール」原作226ページに出てくるその数字に惹かれつつ、2011年の楽天イーグルスの主要打者のそれを調べている。ここまで、聖澤諒、横川史学、高須洋介、草野大輔、内村賢介、松井稼頭央、ガルシアを調べてきた。興味のある方は最下記の関連記事にリンクがあるので、ぜひどうぞ。

さて、今回は、鳴り物入りで入団、高い期待を集めたにも関わらず、まさかの大不振に苦しんでしまった岩村明憲選手のボールゾーン・スイング率だ。

その前に、いつものとおり、選球眼を確認する表を作成したので、目を通して頂きたい。




四球を選びとる頻度が高く、安打以外の出塁率がチーム2位の好数字

岩村選手は打率こそ.183と大スランプに陥ってしまったが、安打以外の出塁率を診るIsoD(出塁率-打率)ではリーグ平均の0.057を上回る0.075という良値を残している。この数字はチーム内では草野選手の0.091に続く2位の値でもある。

また、四球を獲得する割合、頻度もきわめて高かった。四球1個を獲得するのに何打席必要か?を診るPA/BB(打席÷四球)では、リーグ平均が四球1個に15.32打席必要とするのに対し、岩村選手は11.59打席と良い数字を残しているのだ。この数字はチームトップの値になっていた。

ただ、三振が多かった。何打席で1個の三振をしてしまうか?その頻度を診るPA/K(打席÷三振)では、リーグ平均5.53を下回る4.80の数字になっていた。これについては下記で詳述する。

ということで、野球人生最大に悔しかったであろう結果が出なかったシーズンとなったが、選球眼という点でいえば、スランプ同様に曇っていたのではなく、それなりに見えていたのでは?と言えそうなのだ。ここに来季復活への期待という名のひとすじの光が、ある。


ボール球に手を出す割合は少なかった岩村選手

さて、ボールゾーン・スイング率をみてみよう。


■全体:19.1%
20111223DATA2.jpg


全体では19.1%を記録している。今まで調べてきた選手と比較してみると下記のようになった。


●ボールゾーン・スイング率〔全体〕
・聖澤諒・・・26.4%
・松井稼頭央〔左打席〕・・・25.5%
・ガルシア・・・24.8%
・松井稼頭央〔右打席〕・・・23.9%
・内村賢介〔左打席〕・・・23.1%
・横川史学・・・19.4%
・岩村明憲・・・19.1%
・草野大輔・・・17.2%
・内村賢介〔右打席〕・・・16.6%
・高須洋介・・・16.0%


この中でみると、良い(少ない)部類に入っていることが確認できるのだ。

「高め」「低め」別のボールゾーン・スイング率を下記で確認してみても、どちらか一方が極端に悪いということもない値になっている。(逆に言えば、どちらか一方が極端に良いということもないのではあるが)


●高めボールゾーンのスイング率
・ガルシア・・・42.7%
・聖澤諒・・・30.5%
・横川史学・・・23.8%
・岩村明憲・・・23.8%
・高須洋介・・・19.6%
・内村賢介〔左打席〕・・・19.0%
・松井稼頭央〔左打席〕17.1%
・草野大輔・・・16.6%
・松井稼頭央〔右打席〕13.5%
・内村賢介〔右打席〕・・・4.9%


●低めボールゾーンのスイング率
・松井稼頭央〔右打席〕37.3%
・松井稼頭央〔左打席〕36.2%
・内村賢介〔左打席〕・・・29.7%
・聖澤諒・・・27.1%
・岩村明憲・・・23.8%
・内村賢介〔右打席〕・・・23.5%
・ガルシア・・・21.4%
・草野大輔・・・20.7%
・高須洋介・・・18.0%
・横川史学・・・18.8%


次にボール球に手を出しにいってバットに当たった割合を診るボールゾーン・コンタクト率。こちらでは下記のとおり、どちらかというとあまり良くない数字なのかな?という印象だ。だが、これは岩村選手もガルシア選手や横川選手のようにバットに球を強く当てていこうとする打撃スタイルのためであろうと察することができる。


●ボールゾーン・コンタクト率
・内村賢介〔右打席〕・・・66.7%
・内村賢介〔左打席〕・・・66.0%
・草野大輔・・・64.6%
・高須洋介・・・60.5%
・聖澤諒・・・58.4%
・松井稼頭央〔右打席〕・・・55.2%
・松井稼頭央〔左打席〕・・・53.1%
・岩村明憲・・・47.2%
・ガルシア・・・40.5%
・横川史学・・・32.3%


追い込まれても低めボール球に手を出さない岩村選手

さて、2ストライクと追い込まれてしまってからのボールゾーン・スイング率はどうか?


■2ストライク以降:32.3%
20111223DATA3.jpg


32.3%を記録した。この数字はここまで調べてきた選手野中では、良い(少ない)パーセンテージと言えそうだ。


●2ストライク以降のボールゾーン・スイング率
・聖澤諒・・・46.7%
・松井稼頭央〔左打席〕・・・41.9%
・草野大輔・・・40.4%
・松井稼頭央〔右打席〕・・・39.4%
・内村賢介〔左打席〕・・・39.1%
・ガルシア・・・36.9%
・岩村明憲・・・32.3%
・高須洋介・・・31.4%
・内村賢介〔右打席〕・・・27.3%
・横川史学・・・23.2%


特に注目したいのは、ストライクからボールに落ちていく「低め」ボールゾーンのスイング率だ。一般に投手は追い込むと、ここに落ちる系の球で打者を討ち取りにくるケースが多くなる。そのため、どうしても追い込まれてしまうと、このボールゾーンに変化していく球に手を出さざるを得ないのだが、岩村選手は全体で23.8%だった値が、追いこまれてからも27.1%と、あまり変化は見られなかった。下記のとおり他の選手は全体と2ストライク以降の差異が大きくなっているのが目立つが、岩村選手は乖離幅が小さいのが確認できる。これは特筆すべき点だ。


●2ストライク以降「低め」ボールゾーン・スイング率
松井稼頭央〔右打席〕・・・全体37.3% ⇒ 2S以降53.7%
松井稼頭央〔左打席〕・・・全体36.2% ⇒ 2S以降53.9%
内村賢介〔左打席〕・・・全体29.7% ⇒ 2S以降52.2%
草野大輔・・・全体20.7% ⇒ 2S以降47.9%
聖澤諒・・・全体27.1% ⇒ 2S以降44.4%
高須洋介・・・全体18.0% ⇒ 2S以降34.0%
横川史学・・・全体18.8% ⇒ 2S以降30.4%
ガルシア・・・全体21.4% ⇒ 2S以降29.3%
内村賢介〔右打席〕・・・全体23.5% ⇒ 2S以降27.6%
岩村明憲・・・全体23.8% ⇒ 2S以降27.1%


インコースの見きわめに苦労していた岩村選手

追い込まれてから、相手投手の決め球になるケースが多い、ボールに変化していく「低め」変化球に手を出すことが少ない岩村選手。しかし、だったらなぜ、三振の頻度がリーグ平均より悪いのか?

岩村選手は今季41個の三振を記録した。その41個の三振をどのゾーンで記録したのか?を配球図にしてみたのが、下記表になる。



これをみると、ストライクゾーンでの三振が多い傾向にあるのが確認できる。実際、他選手と比較してみても、多い傾向に入ると言えそうなのだ。


●ストライクゾーンの中で記録した三振の数と、三振に占めるその割合
横川史学・・・22、53.7%
高須洋介・・・20、51.3%
内村賢介・・・27、50.9%
岩村明憲・・・20、48.8%
ガルシア・・・38、48.1%
草野大輔・・・12、35.3%
聖澤諒・・・47、43.1%
松井稼頭央・・・30、31.9%


さらに言うと、インコースで多くの三振を喫してしまっているのが、みてとれる。

インコースで三振の数が6、3をそれぞれ記録している「内角中段」「内角低め」。この数字は全て見逃し三振になっている。付け加えて、ボールゾーンスイング率の全体の配球図、2ストライク以降の配球図のインコースの値を確認してもらいたい。全体では20.4%、2ストライク以降では38.9%と跳ねあがっている。

これらのことから、まずまずの選球眼をみせていたと思われる岩村選手は、その中でも、インコースのみきわめには苦労していたと言えそうだ。来季復活へ向けてのカギの1つが内角への対応にある、と言えそうだ。【終】


●「内角」ボールゾーン・スイング率
岩村明憲・・・全体20.4% ⇒ 2S以降38.9%
松井稼頭央〔左打席〕・・・全体31.4% ⇒ 2S以降37.5%
高須洋介・・・全体4.8% ⇒ 2S以降34.0%
横川史学・・・全体20.0% ⇒ 2S以降33.3%
内村賢介〔左打席〕・・・全体20.0% ⇒ 2S以降28.6%
松井稼頭央〔右打席〕・・・全体16.1% ⇒ 2S以降22.2%
聖澤諒・・・全体14.9% ⇒ 2S以降19.6%
ガルシア・・・全体9.0% ⇒ 2S以降11.5%
草野大輔・・・全体3.8% ⇒ 2S以降10.0%
内村賢介〔右打席〕・・・全体9.5% ⇒2S以降0.0%


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