〔雑感〕山崎武司から松井稼頭央へ。背番号7について思うこと。
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先日、スポーツ紙各紙が、楽天イーグルスの大幅な背番号変更について報じている。報道をまとめると、来季から、松井稼頭央が32番から7番に、牧田明久が63番から5番になることが既に決定し、若手の銀次、枡田慎太郎の背番号も、67番から33番へ、68番から32番への変更が検討されているという。
最下記に日刊スポーツの記事を引用しておく。
ちなみに、牧田の新背番号5は、斉藤秀光、バレント、セギノールがつけてきた番号だ。
この報道で最も気になってしまうのが、球団創設以来、山崎武司がつけてきた背番号7の行方だ。
この件に関して、ファンの間でも賛否両論があるようだ。
楽天野球団が山崎武司を退団に追い込んだことに対しては激しい抵抗感を抱いた僕だったが、この件に関しては意外なことに(?)冷静に受け入れる自分がいる。
もちろん、イーグルスの歴史で背番号「7」は山崎武司だったのだから、寂しい思いは依然消し去ることはできない。7を永久欠番にすべきという主張を唱える一部ファンの心情も良く理解できるし、理の通った意見だと思う。一方で、松井がつけてくれるのなら...と、自分でも驚くほどに、すんなり認めている自分もいるのだ。
というのも...
山崎武司の(楽天での)ラストゲームとなった「10.10」にその理由があるのだ。
松井は1番・遊撃で先発出場。4打数3安打3打点、今季12度目の猛打賞をマークするほどの好活躍だった。この試合、イーグルスは12本のヒットを打ち、6点をとったが、最多安打、最多打点も松井だった。
1回裏の先頭打者打席では、先発ペンの高めに浮いた149キロ速球を鋭く打ち返すピッチャー返し。痛烈な打球がペンのグラブを弾く強襲の内野安打で出塁した。
すると、2回裏、1点先制してさらに好機拡大、1死満塁でまわってきた第2打席でも特徴を全面に出すバッティングを披露。低めに角度の良くついた147キロ直球を、ローボールヒッターの真骨頂でしっかり弾き返し、一二塁間を破る右前への2点タイムリー、貴重な追加点をチームにもたらした。
さらに、6回裏2死2塁での第4打席では、ダメ押しの追加点をあげる働きをみせた。ペンが投じたインハイの初球ストレートをしっかり腕をたたんで軸回転でバチン! 打球は右翼線を襲うタイムリーツーベースの活躍だった。
思わず、この活躍に、解説の金石昭人氏が「山崎選手へのメッセージのように感じますよね。来季のイーグルスは俺に任せとけみたいなね」としんみりコメントするほど、「何か」を語る「らしさ」が出た猛打賞をみせてくれた。
岩村明憲と鳴り物入りで楽天入りした松井だが、初年度の今季は、確かに「物足りない」数字に終わってしまったかもしれない。
例えば、OPSで言えば、聖澤の.685を下回るリーグ20位となる.681、出塁率に至っては3割を切るリーグ25位のまさかの.294という低さだった。
それでも、34本を打った二塁打はパリーグ最多本数を記録、8月は打率.333を記録して日本球界復帰後初となる月間MVPを受賞するなど、数々の記録を打ち立ててきた名選手ならではの「片鱗」や「輝き」を随所にみせてくれたのも、これまた事実なのだ。
日本野球への感覚を取り戻した来季は、さらにやってくれるのでは?! 自分の中で早くも来季の松井稼頭央への期待が高まっている。
そういう訳で「松井稼頭央、背番号7へ」の報道は、自分でも驚くほど静かに受け止めることとなった。【終】
---引用開始---
楽天背番号シャッフル稼頭央「7」牧田「5」 [日刊スポーツ 2011年11月18日8時53分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111118-864989.html
球団創設8年目を迎える楽天が、初めてとなる大幅な背番号シャッフルを行う。星野仙一監督(64)が「背番号20+ 件は大事。選手にとって代名詞だし、特徴、実績でふさわしい番号をキチッと見直すべきだ」と提唱。「32」→「7」に変更する松井稼頭央内野手(36)を筆頭に、個性に見合った番号を背負い、リスタートする。
男は背中で語る。星野監督はシーズン中から「重たい番号をずうっと付けていたり、ポジションにそぐわない番号だったり。違和感があるんだよな。チームが立ち上がって時間がなかっただろうし、その名残かな」とふに落ちないでいた。創設メンバーに若い番号を与えそのまま定着していたが、巻き返しを期す来季は選手も大きく様変わりすることが確実。シャッフルの好機と判断した。長く「7」を背負っていた山崎が退団。松井稼に変更を打診すると、二つ返事でOKだった。ブレーク候補筆頭の牧田は入団以来の「63」→「5」へとチェンジ。選手の希望も聞き入れながら鋭意調整中だ。
楽天には魅力ある空き番が多い。「2、3、6」の1ケタ番号。ノムさん以降は空位の「19」。エース岩隈の「21」。松井稼の「32」にぞろ目の「33、44、99」…。適材適所を見極め、自分色に染め上げていく。【宮下敬至】
---引用終了---
◎◎◎最近記事◎◎◎
・〔記録〕2011年パリーグ主な中堅手のレンジファクターと楽天・聖澤諒選手の主なファインプレー
・〔記録〕統一球の影響でOPSはどのように変遷したか?──2008年~2011年、年度別のOPSヒストグラム
・〔記録〕統一球の影響で長打率はどのように変遷したか?──2008年~2011年、年度別の長打率ヒストグラム
・〔記録〕統一球の影響で打率はどのように変遷したか?──2008年~2011年、年度別の打率ヒストグラム
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先日、スポーツ紙各紙が、楽天イーグルスの大幅な背番号変更について報じている。報道をまとめると、来季から、松井稼頭央が32番から7番に、牧田明久が63番から5番になることが既に決定し、若手の銀次、枡田慎太郎の背番号も、67番から33番へ、68番から32番への変更が検討されているという。
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ちなみに、牧田の新背番号5は、斉藤秀光、バレント、セギノールがつけてきた番号だ。
この報道で最も気になってしまうのが、球団創設以来、山崎武司がつけてきた背番号7の行方だ。
この件に関して、ファンの間でも賛否両論があるようだ。
楽天野球団が山崎武司を退団に追い込んだことに対しては激しい抵抗感を抱いた僕だったが、この件に関しては意外なことに(?)冷静に受け入れる自分がいる。
もちろん、イーグルスの歴史で背番号「7」は山崎武司だったのだから、寂しい思いは依然消し去ることはできない。7を永久欠番にすべきという主張を唱える一部ファンの心情も良く理解できるし、理の通った意見だと思う。一方で、松井がつけてくれるのなら...と、自分でも驚くほどに、すんなり認めている自分もいるのだ。
というのも...
山崎武司の(楽天での)ラストゲームとなった「10.10」にその理由があるのだ。
松井は1番・遊撃で先発出場。4打数3安打3打点、今季12度目の猛打賞をマークするほどの好活躍だった。この試合、イーグルスは12本のヒットを打ち、6点をとったが、最多安打、最多打点も松井だった。
1回裏の先頭打者打席では、先発ペンの高めに浮いた149キロ速球を鋭く打ち返すピッチャー返し。痛烈な打球がペンのグラブを弾く強襲の内野安打で出塁した。
すると、2回裏、1点先制してさらに好機拡大、1死満塁でまわってきた第2打席でも特徴を全面に出すバッティングを披露。低めに角度の良くついた147キロ直球を、ローボールヒッターの真骨頂でしっかり弾き返し、一二塁間を破る右前への2点タイムリー、貴重な追加点をチームにもたらした。
さらに、6回裏2死2塁での第4打席では、ダメ押しの追加点をあげる働きをみせた。ペンが投じたインハイの初球ストレートをしっかり腕をたたんで軸回転でバチン! 打球は右翼線を襲うタイムリーツーベースの活躍だった。
思わず、この活躍に、解説の金石昭人氏が「山崎選手へのメッセージのように感じますよね。来季のイーグルスは俺に任せとけみたいなね」としんみりコメントするほど、「何か」を語る「らしさ」が出た猛打賞をみせてくれた。
岩村明憲と鳴り物入りで楽天入りした松井だが、初年度の今季は、確かに「物足りない」数字に終わってしまったかもしれない。
例えば、OPSで言えば、聖澤の.685を下回るリーグ20位となる.681、出塁率に至っては3割を切るリーグ25位のまさかの.294という低さだった。
それでも、34本を打った二塁打はパリーグ最多本数を記録、8月は打率.333を記録して日本球界復帰後初となる月間MVPを受賞するなど、数々の記録を打ち立ててきた名選手ならではの「片鱗」や「輝き」を随所にみせてくれたのも、これまた事実なのだ。
日本野球への感覚を取り戻した来季は、さらにやってくれるのでは?! 自分の中で早くも来季の松井稼頭央への期待が高まっている。
そういう訳で「松井稼頭央、背番号7へ」の報道は、自分でも驚くほど静かに受け止めることとなった。【終】
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楽天背番号シャッフル稼頭央「7」牧田「5」 [日刊スポーツ 2011年11月18日8時53分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111118-864989.html
球団創設8年目を迎える楽天が、初めてとなる大幅な背番号シャッフルを行う。星野仙一監督(64)が「背番号20+ 件は大事。選手にとって代名詞だし、特徴、実績でふさわしい番号をキチッと見直すべきだ」と提唱。「32」→「7」に変更する松井稼頭央内野手(36)を筆頭に、個性に見合った番号を背負い、リスタートする。
男は背中で語る。星野監督はシーズン中から「重たい番号をずうっと付けていたり、ポジションにそぐわない番号だったり。違和感があるんだよな。チームが立ち上がって時間がなかっただろうし、その名残かな」とふに落ちないでいた。創設メンバーに若い番号を与えそのまま定着していたが、巻き返しを期す来季は選手も大きく様変わりすることが確実。シャッフルの好機と判断した。長く「7」を背負っていた山崎が退団。松井稼に変更を打診すると、二つ返事でOKだった。ブレーク候補筆頭の牧田は入団以来の「63」→「5」へとチェンジ。選手の希望も聞き入れながら鋭意調整中だ。
楽天には魅力ある空き番が多い。「2、3、6」の1ケタ番号。ノムさん以降は空位の「19」。エース岩隈の「21」。松井稼の「32」にぞろ目の「33、44、99」…。適材適所を見極め、自分色に染め上げていく。【宮下敬至】
---引用終了---
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