〔記録〕楽天イーグルス・聖澤諒選手の2011年ボールゾーン・スイング率
スポンサーリンク
ここまで聖澤選手の2011年成績を下記のように色々と調べてきた。
・聖澤vs本多、盗塁企図の頻度・割合を調べてみた!
・ゾーン・コース打率、球種打率
・通算盗塁履歴
・投手別対戦成績、最も印象に残った打撃ベスト10
今回はボールゾーン・スイング率になる。
その前に下記表を見ていきたい。

統一球/新ストライクゾーン等の影響で各打者が成績を落とす中、聖澤選手は昨年とほぼ同様の打撃成績を残すことに成功した。打率は.290から.288となりパリーグ9位、出塁率は.335から.338となってパリーグ12位となった。
四球数は前年32、今年31。四球1個を獲得するのに何打席必要か?を診るPA/BB(打席÷四球)では18.03と同値、死球が増えたため、出塁率、IsoDでは昨年を若干ながらも上回る内容になった。
しかし、三振数は前年の96個(多いほうからパリーグ13位)から、今年は109個と増加(同7位)してしまった。
そのため、選球眼の良し悪しを診るBB/Kでも下記のように悪化してしまった。
2010年・・・.333 (リーグ平均.435)
2011年・・・.284 (リーグ平均.361)
このことを踏まえた上で、ボールゾーン・スイング率をみてみたい。
なお、このエントリは、SMRベースボールLabさんの5/20エントリ「楽天・聖澤選手の四球数」にインスパイアを受けたものなので、そちらも御参照下さい。
■楽天・聖澤諒選手の2011年ボールゾーン・スイング率

2010年・・・全体24.48%、2ストライク以降45.75%
2011年・・・全体26.36%、2ストライク以降46.76%
このとおり、全体で約2%、2S以降でも約1%上昇していた。
しかし、5/20時点では全体29.69%、2S以降63.24%と「かなり悪化」していたため、それ以降、よくここまで戻してきたな、そういう見方もできる。
一方、ボールゾーン・コンタクト率はその数値を下げてしまった。
2010年・・・65.25%
2011年・・・58.43%
5/20時点ではその巧みなバットコントロールの良さで70.18%を記録していたが、以降下げてしまって前年を下回る数字に落ち着いた。
・ボールゾーンの球に手を出す割合が微増・・・24.48%→26.36%
・ボールゾーンの球にバットに球が当たる確率が低下・・・65.25%→58.43%
この2点が三振増に繋がる直接的な原因になっていた。
上記表は、どのゾーンのボール球に手を出したか?を診るものである。各コースの一番上がそのコースのボールゾーン・スイング率、真中がそこに投げ込まれた球数、一番下が(打席結果に関わらず)手を出しにいった数=スイング数になる。
これをみると、最も手を出してしまっているのが真中高めBゾーンで54.2%を記録。その次が真中低めBゾーンで39.3%となっている。
高めBゾーンと低めBゾーンのボール球に多く手を出してしまっている、と言えそうだ。
コース別にみると、外角Bゾーンでは20%台を記録する所が多いものの、インサイドのコースでは10%となっており、外角と比較して内角のボール球に手を出す割合はまだ少ないと言える。
さらに、真中高めボールゾーンのストライクカウントごとのスイング率も下記で調べてみた。
0ストライク時で最も多く手を出してしまったのが真中高めBゾーンの31.6%。他は多くても10%台どまりなので、ここで手を出す頻度は突出している。
その傾向は1ストライク、2ストライク時も同様でいずれも真中高めBゾーンが最多を示している。
真中高めボールゾーンのストライクカウントごとのスイング率
0S・・・31.6%
1S・・・50.0%
2S・・・82.4%
低めBゾーンの割合も多いのは理解できるところなのだが、それ以上に高めの率が目立つのは、意外な結果だった。高めは聖澤選手が好きなゾーンのため、ついつい釣り球等に手を出してしまっていると言えそうだ。
ここの球のみきわめだけでも改善できれば、だいぶ変わってくるのでは?と感じる。【終】
■ストライクカウントごとのボールゾーンスイング率



◎◎◎関連記事◎◎◎
・〔記録〕楽天イーグルス・高須洋介選手の2011年ボールゾーン・スイング率
--------------------------------------
只今アンケート絶賛募集中!
--------------------------------------
「2011年の楽天イーグルス、あなたが選ぶベストゲームは?」
下記のブログ村アンケートフォームURLで受付中!(11/30まで)
http://baseball.blogmura.com/board/vot/voting15_52478_0.html
「山崎武司選手のホームランで、最も印象に残った一振りは?」
400号達成記念&退団惜別企画:下記URLのコメント欄でお待ちしております(無期限延長中)
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-675.html
---------------------------------------------------------
初めて当ブログにお越し頂いた方、何度か当ブログに閲覧頂いている皆様。もしブログの内容を気に入って頂けましたらRSSリーダーの登録よろしくお願いします
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございます。(o'ー'o)ノ各種ブログランキングに参加中。更新の励みになりますのでクリックお願いします。ブログ村は長らく「楽天イーグルス部門」1位。
PCの場合SHIFTキーを押しながらマウスで次から次へクリックして頂けるとスピーディーです

にほんブログ村



SEO対策:楽天イーグルスSEO対策:東北楽天ゴールデンイーグルス



ここまで聖澤選手の2011年成績を下記のように色々と調べてきた。
・聖澤vs本多、盗塁企図の頻度・割合を調べてみた!
・ゾーン・コース打率、球種打率
・通算盗塁履歴
・投手別対戦成績、最も印象に残った打撃ベスト10
今回はボールゾーン・スイング率になる。
その前に下記表を見ていきたい。

統一球/新ストライクゾーン等の影響で各打者が成績を落とす中、聖澤選手は昨年とほぼ同様の打撃成績を残すことに成功した。打率は.290から.288となりパリーグ9位、出塁率は.335から.338となってパリーグ12位となった。
四球数は前年32、今年31。四球1個を獲得するのに何打席必要か?を診るPA/BB(打席÷四球)では18.03と同値、死球が増えたため、出塁率、IsoDでは昨年を若干ながらも上回る内容になった。
しかし、三振数は前年の96個(多いほうからパリーグ13位)から、今年は109個と増加(同7位)してしまった。
そのため、選球眼の良し悪しを診るBB/Kでも下記のように悪化してしまった。
2010年・・・.333 (リーグ平均.435)
2011年・・・.284 (リーグ平均.361)
このことを踏まえた上で、ボールゾーン・スイング率をみてみたい。
なお、このエントリは、SMRベースボールLabさんの5/20エントリ「楽天・聖澤選手の四球数」にインスパイアを受けたものなので、そちらも御参照下さい。
■楽天・聖澤諒選手の2011年ボールゾーン・スイング率

2010年・・・全体24.48%、2ストライク以降45.75%
2011年・・・全体26.36%、2ストライク以降46.76%
このとおり、全体で約2%、2S以降でも約1%上昇していた。
しかし、5/20時点では全体29.69%、2S以降63.24%と「かなり悪化」していたため、それ以降、よくここまで戻してきたな、そういう見方もできる。
一方、ボールゾーン・コンタクト率はその数値を下げてしまった。
2010年・・・65.25%
2011年・・・58.43%
5/20時点ではその巧みなバットコントロールの良さで70.18%を記録していたが、以降下げてしまって前年を下回る数字に落ち着いた。
・ボールゾーンの球に手を出す割合が微増・・・24.48%→26.36%
・ボールゾーンの球にバットに球が当たる確率が低下・・・65.25%→58.43%
この2点が三振増に繋がる直接的な原因になっていた。
上記表は、どのゾーンのボール球に手を出したか?を診るものである。各コースの一番上がそのコースのボールゾーン・スイング率、真中がそこに投げ込まれた球数、一番下が(打席結果に関わらず)手を出しにいった数=スイング数になる。
これをみると、最も手を出してしまっているのが真中高めBゾーンで54.2%を記録。その次が真中低めBゾーンで39.3%となっている。
高めBゾーンと低めBゾーンのボール球に多く手を出してしまっている、と言えそうだ。
コース別にみると、外角Bゾーンでは20%台を記録する所が多いものの、インサイドのコースでは10%となっており、外角と比較して内角のボール球に手を出す割合はまだ少ないと言える。
さらに、真中高めボールゾーンのストライクカウントごとのスイング率も下記で調べてみた。
0ストライク時で最も多く手を出してしまったのが真中高めBゾーンの31.6%。他は多くても10%台どまりなので、ここで手を出す頻度は突出している。
その傾向は1ストライク、2ストライク時も同様でいずれも真中高めBゾーンが最多を示している。
真中高めボールゾーンのストライクカウントごとのスイング率
0S・・・31.6%
1S・・・50.0%
2S・・・82.4%
低めBゾーンの割合も多いのは理解できるところなのだが、それ以上に高めの率が目立つのは、意外な結果だった。高めは聖澤選手が好きなゾーンのため、ついつい釣り球等に手を出してしまっていると言えそうだ。
ここの球のみきわめだけでも改善できれば、だいぶ変わってくるのでは?と感じる。【終】
■ストライクカウントごとのボールゾーンスイング率



◎◎◎関連記事◎◎◎
・〔記録〕楽天イーグルス・高須洋介選手の2011年ボールゾーン・スイング率
--------------------------------------
只今アンケート絶賛募集中!
--------------------------------------
「2011年の楽天イーグルス、あなたが選ぶベストゲームは?」
下記のブログ村アンケートフォームURLで受付中!(11/30まで)
http://baseball.blogmura.com/board/vot/voting15_52478_0.html
「山崎武司選手のホームランで、最も印象に残った一振りは?」
400号達成記念&退団惜別企画:下記URLのコメント欄でお待ちしております(無期限延長中)
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-675.html
---------------------------------------------------------
初めて当ブログにお越し頂いた方、何度か当ブログに閲覧頂いている皆様。もしブログの内容を気に入って頂けましたらRSSリーダーの登録よろしくお願いします
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございます。(o'ー'o)ノ各種ブログランキングに参加中。更新の励みになりますのでクリックお願いします。ブログ村は長らく「楽天イーグルス部門」1位。
PCの場合SHIFTキーを押しながらマウスで次から次へクリックして頂けるとスピーディーです

にほんブログ村



SEO対策:楽天イーグルスSEO対策:東北楽天ゴールデンイーグルス


スポンサーサイト