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〔試合評〕2011年9月13日(火)●楽天イーグルス0-1Xオリックス。胃の痛くなるような投手戦の結末は...

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胃の痛くなるようなスコア0-0の投手戦の結末は...

延長10回裏、来日4年目ベネズエラ人の若き助っ人選手の手から生まれた。

前3打席は浅いセンターフライ。変化球にタイミング合わずの空振り三振2個。楽天先発・岩隈の前に良いところがなかったバルディリスだったが、この日は「どうしても打たなければならない事情」があった。

0-2と追い込んでからの3球目、楽天四番手・青山が投げたフォークボールも甘かった。ストライクゾーンの真中に入り、そこから落ち切らない球際をバルディリスは完璧に叩く。神戸の夜空に舞いあがった白球は打った瞬間それとわかるレフトスタンドへのサヨナラホームラン。この日亡くなったという祖母に捧げる「弔砲」となった。

楽天キラーの金子千尋の好投、バルディリスの活躍でオリックスは連敗を3でストップ。楽天は先発・岩隈、二番手・小山がしっかりスコアボードにゼロを並べるものの、打線が再三の得点機に凡退。日本ハム3連戦で掴んだ2連勝の良い流れをこの初戦につなげることができずに、惜敗。試合前までゲーム差なしの1毛差で楽天が3位だったが、入れ替わってオリックスが再度3位浮上、楽天は再び4位転落となった。

これでチーム成績は

・119試合55勝58敗6分の借金3
・対オリックス戦19試合9勝9敗1分、オリックス戦は引分挟んで現在6連敗....(泣
・ビジターゲーム成績59試合25勝31敗3分

・先制されたゲームの成績は62試合15勝44敗3分
・1点差ゲームの成績は37試合21勝16敗
・後半戦成績44試合22勝20敗2分
・9月月間成績11試合5勝5敗1分


となった。

ゲーム差は2位・日本ハムとは10.0、3位・オリックスとは1.0、5位・西武とは3.5、6位・ロッテとは5.0となっている。

(下記へ続く)

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●楽天イーグルス0-1Xオリックスバファローズ〔19回戦〕
20110913DATA5.jpg

■会心!! バルディリスが劇的な13号サヨナラ弾 9月13日 オリックス-楽天


■両軍のスターティングオーダー
楽天・・・1番・松井稼(遊)、2番・内村(ニ)、3番・高須(三)、4番・山崎(指)、5番・横川(右)、6番・ガルシア(一)、7番・中村(左)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・岩隈(右投)。

オリックス・・・1番・坂口(中)、2番・大引(遊)、3番・後藤(ニ)、4番・T-岡田(左)、5番・バルディリス(三)、6番・李スンヨプ(一)、7番・赤田(指)、8番・鈴木(捕)、9番・由田(右)、先発・金子千尋(右投)。


粘投の岩隈と上々の金子、目が離せない投手戦

先発は楽天が岩隈、オリックスが金子千尋。ちょうど1週間前と同じ顔合わせで舞台を仙台から神戸に移して行われた19回戦は、終盤までスコア0-0で進む引き締まった投手戦になった。

岩隈は7回、打者24人に対し108球を投げて、被安打は散発の2本、奪三振9、与四球2、0失点の内容。3ボールまでいった打席が24人中6人あったため1人当たりの球数はP/P4.50と多くなってしまったが、全体の球数に占めるボール割合は3分の2を切る30.6%、見逃しストライク割合は25.0%と多め、3球時点で2ストライクと追い込むことに成功していたのは13打席と、ストライク先行の組み立てができていた。

しかし、実際はちょっと違ってくる。

上記の数字だけをみれば抜群の内容だったという判断になるけれど、やはりこの日も本調子ではなく、完全復調とは言いづらい投球だった。ストレートの平均球速は137.2キロ。140キロを上回ったのは僅か4球だけだった。

打線に6人の左打者を並べてきたオリックス打線に対し、左打者へ球が高めに集まる傾向があり、高めに抜けてきた球、浮いてきた球が多く見受けられ、こちらは肝を冷やすことに。(下記配球図vs左打者参照。高めのゾーン上から二段に約5割の球が記録されている)。

右打者へは外角低めにストレートがなかなか決まらない。いつもの岩隈ならスピンの効いた速球が糸を引くように決まるところだが、この日はお時儀する光景が多く見られた。1回、大引に対しての四球は外角低めへの直球が頭を垂れてしまい、はずれた結果だった。

そのようなヒヤヒヤした状態の岩隈が要所を締めてスコアボードにゼロを並べることができた理由は、立ち上がりばらつきをみせた制球が回を追うごとに修正されていった点、特に明らかなボール球はなくなった、これが大きかった。

さらにオリックス打線がなぜか?甘い球を見逃す、あるいは仕留め切れずに打ち損じたり、ファウルになってしまう場面も多く、助けられたことも幸いした。(例、6回2死3塁の後藤。1-0からの2球目は真中に抜けてきた球だったが見逃してしまい、結局最後は低めのフォークを振って空振り三振。7回2死の李スンヨプ。これも高めの甘い球を打ちにいくもファウルにしてしまい、最後は見逃し三振に)。

また、後半戦ここまで精彩を欠いたウイニングショットのフォークの状態が良かったこともプラスに働いた。ストライクゾーンの良いっところから落差あるフォークがストンと落ちる、いつもの岩隈の決め球が復活。この球で空振りを奪うことができたことが9個の三振につながった。


金子千尋の前に、またしても翻弄されてしまった楽天打線...

終わってみれば初回の内野ゴロ三者凡退が象徴していたかもしれない。

金子千尋は9回、打者33人に117球を投げ、被安打5(長打なし)、奪三振9、与四球1、0失点の内容。1週間前のような圧倒的な投球ではなかったが、それでもそれに準じた高いレベルのピッチングで楽天打線をまたもやあっさり料理してみせた。

楽天打線は金子相手に3度の得点圏チャンスを作る。

1度目は3回表2死2塁。2死から松井稼が安打出塁して盗塁で勝ち取った得点圏も、内村がショート正面の平凡なゴロで凡退。

6回1死3,1塁では山崎がボール先行の状況までもっていくも最後は外のストレートに対し振り遅れの空振り三振。続く草野もひっかけたかたちのファースト正面のゴロ。

先頭打者が出塁して掴んだ1死2塁の7回では嶋がインハイに抜けてきたような球に手を出して空振り三振、続く聖澤はボール先行3-0から打って出るもセカンド正面のゴロ。

終わってみれば、27個のアウトのうち、三振が9個、内野ゴロアウトが12個と金子千尋のやりたい投球をされてしまった。制球力は安定しており、ストライクゾーンすれすれのコースの攻めが今日も冴えていた。解説の村上隆行氏も指摘していたが、ピンチは招くものの得点圏では失投がほとんどなかった、そんなイメージのピッチングをしていた。

楽天打線は何故、金子千尋を打てないのか?

この命題をちょっと探ってみるべく、金子対戦時の楽天打者陣のストライクカウント別の打率を出してみた(試合前データ)。

すると、0ストライク時が.167、1ストライク時が.429、2ストライク時が.059

2ストライクと追い込まれた投手有利の状況では、あきらかに楽天打者側に不利。そのため、早いカウントで積極的に打っていくことが必要だったが、狙い球も絞れず、ファーストストライクの球もコースの厳しい所を突かれており、容易にヒットできる状況ではなかったことは確か。(僅か2球で0-2というカウントが目立つのが印象的)

左右両打者のアウトコースに絶妙に決まっていたし、左打者に対しては外へ逃げていくシュートが非常に効果を発揮、打者からすればかなり遠く感じたはずだが、しっかりストライクゾーンをかすめてストライクを奪っていた。【終】


■楽天イーグルス選手への採点&寸評

サッカー雑誌のそれに準じ、満点は10。普通のプレーを5.5とし、0.5の増減で採点。

~スタメン~

◎松井稼・・・5.0:5打数1安打、1盗塁。3回2死から鋭い当たりでニ遊間を破る中前ヒットはチーム初安打。すかさずニ盗を決め、初の得点圏好機を演出。しかし、先頭打者でまわってきた1回、6回、8回は金子に上手くタイミングをはずされ凡退。試合前まで12打数7安打と唯一金子をカモにしていたため期待したかったところだったが・・・9回は得点圏で快打も野手の正面を突いた...

◎内村・・・5.0:4打数1安打1三振、1盗塁。3回2死2塁の得点圏では芯を外されたショート正面のゴロ。6回1死の3打席目では左翼へのライナーヒットで出塁しニ盗で好機演出。続く高須の左前ヒットではレフトが前進守備を敷いていたため3塁ストップ。守備では1回1死2,1塁の危機でT-岡田のセカンドゴロを無難に処理して併殺。走ってくる1塁走者にそのままタッチして1塁転送して、立ち上がりの岩隈を助ける守備。

◎高須・・・5.0:4打数1安打、1盗塁。前述の6回では得点圏で三遊間をゴロで抜く左前ヒットも、4打席すべて金子の思惑どおりのゴロともいえる。6回1死3,1塁で山崎空振り三振時にニ盗を成功させている。

◎山崎・・・4.5:4打数2三振。先頭打者で2度凡退、得点圏で空振り三振。金子にタイミングが合わず、しっかり抑えられてしまっていた。

◎草野・・・5.5:3打数1安打、1三振、1四球。4打席のうち2度の出塁。四球はフルカウントから。6回の得点圏では内角の厳しい所を立て続けに攻められて追い込まれると、最後はひっかけたようなかたちのファーストゴロ。

◎ガルシア・・・5.0:4打数1安打、1三振。先頭打者でまわった7回は詰まった飛球が左中間浅いゾーン、レフトとセンターの間、エアポケットに落ちるテキサスヒットで出塁。

◎横川・・・4.5:3打数2三振1犠打。1打席目は差し込まれたレフトフライ、5回先頭の2打席目は外外内の3球見逃し三振...7回はバントを決めて得点圏演出。10回先頭打者の4打席目は平野に全くタイミングあわず完全振り遅れの空振り三振。

◎嶋・・・5.5:4打数1安打2三振、1盗塁。バットでは10回表、平野からレフト前ヒットで出塁。続く聖澤三振時にニ盗成功。最後の好機を作る。この緊迫した投手戦を良く支えていたと思うが...

◎聖澤・・・4.0:4打数2三振。全く良いところなし。特に気まずくなってしまったのは7回2死2塁の得点圏。制球安定していた金子がこの試合初めて3-0のカウントになるも、1球待たず、そこから打ってのセカンド正面のゴロ...

~投手~

◎岩隈・・・7.0:まだまだ本調子とはいえない中で7回をゼロに抑えた投球はしっかり評価されるべき。フォークの状態がいつもの時に戻りつつあるのは明るい報せ。7回108球で降板したのは、仕方のないところ。

◎小山・・・6.5:8回アタマから二番手として1回1/3を0失点。ストレート威力有。8回を三者凡退。9回は1死後、大引に上手く流し打たれて出塁を許すと、次の後藤の初球、低めワンバウンドの球で空振りを奪うも、球がこぼれてしまい、その隙に大引の2塁進出を許してしまう。ここで交代。

◎片山・・・6.5:三番手として後藤の2球目から登板、得点圏ピンチの中、後藤、T-岡田をしっかり討ち取る。T-岡田へは外いっぱいのストレートで、T-岡田が悔しがる見逃し三振。

◎青山・・・3.5:0-0で迎えた10回裏、先頭のバルディリスを0-2と追い込むも、3球目のフォークがストライクゾーンの真中に入る失投。そこを完璧に打たれて、サヨナラ敗戦。黒星つく。

~途中出場~

◎西村・・・5.5:9回裏アタマからファーストの守備で途中出場。

◎牧田・・・5.5:9回裏1死2塁、小山から片山の継投時にライト守備で途中出場。

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■オリックス・金子千尋の配球図、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110913DATA3.jpg
【球種別の投球成績】
20110913DATA7.jpg

■楽天・岩隈久志の配球図、球種割合
【配球図】
20110913DATA4.jpg
【球種別の投球成績】
20110913DATA6.jpg

■両軍の打席結果とカウント推移表
20110913DATA2.jpg




「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
「初球」「結果球」のゾーンの数字は下記のとおりです。

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