〔試合評〕2011年8月18日(木) ●楽天イーグルス1-6西武。山崎武司400号&菊池雄星プロ初完投勝利、ヒメネスの「らしい」ピッチング...
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「楽天・山崎武司選手のホームランで、最も印象に残った一振りは?」
山崎武司選手の通算400号本塁打の大記録を祝してアンケートを募集しております。是非みなさんの思い出の1本をお聞かせ下さい。下記URLのコメント欄で受付中です。楽天での189本の本塁打明細表も掲載。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-675.html
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山崎武司選手、史上17人目の通算400号本塁打、達成!
ようやく来た! ファンがシーズン始まる前から待ち望んできたその瞬間がやってきた!
8/11オリックス戦で西投手から一発を放ち、プロ通算400号に王手をかけていた山崎選手は、5試合足踏みを続けていたが、ようやく29打席目にして、記録達成の瞬間がやってきた。
この試合、西武の菊池雄星投手のテンポの良い快投の前にゼロ行進を続けていたイーグルス。
あとアウト2つでプロ初完封勝利を献上しようか?という追い詰められた9回表1アウトだった。
主砲のバットが執念の唸りをあげ、火を噴いた。
カウント0-1からの2球目、外角に入ってきたカットボールを完璧に捉えた一振りはレフトスタンドに着弾。プロ2年目の人気投手にこの世界の厳しさを教えることとなった一発は、通算400号の記念弾になった。
山崎選手の1号は1991年5/9大洋戦で田辺学投手から。楽天での1号は2005年4/23ロッテ戦で清水直行投手から。
楽天で189本、中日~オリックスで211本を打ってきた。
楽天で記録した189本の本塁打の明細、対戦投手別や球場別の本数などは下記URLにまとめてみました。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-675.html
アンケートも募集していますので、よろしくお願いします。
なお、試合は前述のとおり、菊池投手の前にイーグルスの打線はヒット6本と沈黙。山崎選手の400号で完封は阻止したが、9回1失点のプロ初完投勝利を献上して敗れ去った。
これで楽天のチーム成績は97試合41勝51敗5分の借金は▲10、ビジターゲーム成績は48試合17勝29敗3分(▲12)、対ライオンズ戦は14試合6勝7敗1分、後半戦成績22試合8勝13敗1分(▲5)、8月月間成績16試合5勝10敗1分(▲5)、3位・ロッテとのゲーム差は3.0、4位・オリックスとの差は2.5、6位・西武との差は2.0となっている。(下記へ続く)
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●楽天イーグルス1-6埼玉西武ライオンズ〔14回戦〕

■ハイライト映像
■両軍のスターティングオーダー
楽天・・・1番・松井稼(遊)、2番・内村(ニ)、3番・高須(三)、4番・山崎(指)、5番・ガルシア(一)、6番・中島(左)、7番・嶋(捕)、8番・牧田(右)、9番・聖澤(中)、先発・ヒメネス(右投)。
西武・・・1番・栗山(中)、2番・原(ニ)、3番・中島(遊)、4番・中村(三)、5番・フェルナンデス(一)、6番・秋山(右)、7番・マルハーン(指)、8番・星孝(捕)、9番・浅村(左)、先発・菊池(左投)
菊池投手が左腕ということで楽天は9人中8人右打者を並べてきたが、攻略することかなわず...
それにしても、ヒメネスだ...
最後の最後で首を長くして待っていたその瞬間がやってきたから、なんだか負けた心地がしない(苦笑)。実に清々しいという妙な気分なのだ。それにしても、山崎武司選手のメモリアルアーチを中継映像越しとはいえ目撃できたのは好運だった。内藤大助が表立った活躍をせず、魁皇が引退した今、なおさら山崎選手には1年でも1試合でも1打席でもプロの第一線で活躍してもらいたい!と願っている。いつまでできるかは神のみぞ知るなのかもしれないが、とりあえずは来シーズンもその勇姿を見ることはできそうだ。
さて、この日、マウンドにあがったのは前回8/12ロッテ戦でようやく来日初勝利をあげたヒメネスだった。ヒメネス本人は上体が突っ込まないように踏みだし幅を少し狭くしたら球に角度がついてそれが好投につながったと自己分析し、森山コーチは得意のツーシーム(シュートのこと?)が良く、以前はストライクゾーンの四隅を狙いすぎていたが、前回は真中に集めてそれがほどよくゾーンに散らばっていたと評価していた。しかし...前回試合評でも指摘したとおり、決してコントロールが安定していた訳ではなく不安を残す初勝利だった。
案の定、その不安は的中する。
制球に苦しむヒメネスは立ち上がりの1回裏、まさに自滅というかたちでいきなり4失点を許してしまったのだ。
1番・栗山、4番・中村、5番・フェルナンデスに3四球を与えて2死満塁、秋山には一二塁間深いゾーンに鋭い当たりを飛ばされ、あわや抜けるか?と思われたものの、セカンド・内村がダイビングキャッチで抑えすかさず1塁送球するも間一髪でセーフ、8/13ロッテ戦以来5試合連続の初回先制点を献上してしまう(楽0-1西)。なおも、2死満塁で打席は西武の新外国人マルハーン。2-2と追い込んでからの5球目、決して甘くはないアウトローのスライダーを投げるも、マルハーンにしっかり踏みこまれて左中間を完全に破る走者一掃のタイムリーツーベースを浴びてしまった(楽0-4西)
特に眉をひそめてしまうのは0-2と追い込んでから出してしまった先頭の栗山への四球とフルカウントからのフェルナンデスの四球である。これはもったいなかった。4番・中村への四球は打たれまいとクサイところを攻め、歩かせることも視野に入れた配球だったので、これは作戦の1つだから止む無しのように感じるが、結果として抑えきれなかった点は痛い。
ヒメネスは相手打者のバットをクルリを空振りさせる絶対的な変化球を持っていない。そのため、打たせて取るピッチングになるのだけれど、打たせて取るには基本ストライクゾーンで勝負しなければならないのに、ここまでのヒメネスは非常にボール割合が多いのだ。
■ヒメネスの登板日別の主な成績、奪空振り率、P/PA、ボール割合

今日の試合も106球のうちボール球は43.4%にあたる46球にものぼった。与四球は5、与死球は1、いかにコントロールに苦しんでいたか?確認できると思う。
下記にヒメネスの先発マウンドの登板日別成績を掲載してみたけど、この表の右側のボール割合の欄に目を移してもらいたい。投げた球数のうちボールになった割合が40%を超えているのが、8試合中じつに5試合もあるのだ。もしこれがヒメネスのありのままの姿だとすると、残りシーズン、ヒメネスが投げる試合で勝利を祈ることはできても計算することはできなくなってしまう。
韓国球界ではどのくらいの与四球率、ボール割合だったのだろう?
当然、獲得するにはその点を楽天のフロントは調べているはずだ。それでも獲得したということは韓国球界では制球は安定していたのだろうか?、佐藤コーチが四死球数の削減をテーマに掲げている中、こんなにコントロールの悪い投手を連れてくるとは、甚だ理解に苦しむところ、なのだ。
菊池雄星投手、プロ初完投勝利
9回、34人に112球を投げて(P/PA3.29)、被安打6、被二塁打1、被本塁打1(山崎400号)、奪三振1、与四球1、与死球1、失点1、自責点1のプロ初完投勝利。
ヒメネスが6回を投げて先頭打者の出塁を許したのが4イニングに比べ、菊池は9回のうち初回と3回の2イニングのみと、好投できた原因の1つにイニング先頭打者をしっかり抑えていた点も挙げられる。
この試合最大の危機は1回表に訪れた。1番・松井稼の投手右へのゴロを自身の1塁悪送球もあり、いきなりノーアウト2塁のピンチを招いてしまう。内村に送られて3塁まで走者を進められてしまうも、高須の強い投手ゴロを落ち付いてさばいて2アウトにすると、ガルシアには外のボール球を打たせてサードゴロに討ち取り難を切り抜けた。3回にも先頭打者の出塁を許すが、続く内村をセカンド正面の併殺ゴロに討ち取りピンチの芽を摘んでいる。
序盤は制球に不安定さが見られたものの中盤に入るにつれて安定感が増した。全体のボール割合は32.1%という少なさ。テンポも良く、右打者の内角に活きの良い球をどんどん投げ込み、主導権を楽天側に渡すことはなかった。
楽天側からすれば、2回中島のフェンスぎりぎりの左飛、5回牧田のライナー性の右飛、6回内村の捉えた良い当たりも野手正面を突く左飛などなど、幾つか良い当たりはあったものの、西武守備陣にしっかりと守られてしまった。
その象徴が、8回表2死2塁で内村がライト前にヒットを放つものの、2塁走者・西村が本塁クロスプレーで完全タッチアウトになってしまったシーンと言える。
この場面は見もので、一二塁間を抜けていく打球にファースト・浅村が横っ飛びするもかなわず、セカンド・原もダイビングするも及ばず、そうして抜けていった打球を前進守備のライト・秋山が一気に本塁ダイレクト好返球という、西武守備陣の執念がみられるシーンだった。(菊池に完封させてやりたいという気持ちがナイン共通の認識としてあったのだろう)
菊池投手の躍動感溢れるピッチングが良かったといえばそれまでだが、それにしても粘りの無いイーグルス打線もどうか?と思う。【終】
■西武・菊池雄星の配球図、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球

【球種別の投球成績】

■楽天・ヒメネスの配球図、球種割合
【配球図】

【球種別の投球成績】

■両軍の打席結果とカウント推移表


「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
「初球」「結果球」のゾーンの数字は下記のとおりです。

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主砲のバットが執念の唸りをあげ、火を噴いた。
カウント0-1からの2球目、外角に入ってきたカットボールを完璧に捉えた一振りはレフトスタンドに着弾。プロ2年目の人気投手にこの世界の厳しさを教えることとなった一発は、通算400号の記念弾になった。
山崎選手の1号は1991年5/9大洋戦で田辺学投手から。楽天での1号は2005年4/23ロッテ戦で清水直行投手から。
楽天で189本、中日~オリックスで211本を打ってきた。
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■両軍のスターティングオーダー
楽天・・・1番・松井稼(遊)、2番・内村(ニ)、3番・高須(三)、4番・山崎(指)、5番・ガルシア(一)、6番・中島(左)、7番・嶋(捕)、8番・牧田(右)、9番・聖澤(中)、先発・ヒメネス(右投)。
西武・・・1番・栗山(中)、2番・原(ニ)、3番・中島(遊)、4番・中村(三)、5番・フェルナンデス(一)、6番・秋山(右)、7番・マルハーン(指)、8番・星孝(捕)、9番・浅村(左)、先発・菊池(左投)
菊池投手が左腕ということで楽天は9人中8人右打者を並べてきたが、攻略することかなわず...
それにしても、ヒメネスだ...
最後の最後で首を長くして待っていたその瞬間がやってきたから、なんだか負けた心地がしない(苦笑)。実に清々しいという妙な気分なのだ。それにしても、山崎武司選手のメモリアルアーチを中継映像越しとはいえ目撃できたのは好運だった。内藤大助が表立った活躍をせず、魁皇が引退した今、なおさら山崎選手には1年でも1試合でも1打席でもプロの第一線で活躍してもらいたい!と願っている。いつまでできるかは神のみぞ知るなのかもしれないが、とりあえずは来シーズンもその勇姿を見ることはできそうだ。
さて、この日、マウンドにあがったのは前回8/12ロッテ戦でようやく来日初勝利をあげたヒメネスだった。ヒメネス本人は上体が突っ込まないように踏みだし幅を少し狭くしたら球に角度がついてそれが好投につながったと自己分析し、森山コーチは得意のツーシーム(シュートのこと?)が良く、以前はストライクゾーンの四隅を狙いすぎていたが、前回は真中に集めてそれがほどよくゾーンに散らばっていたと評価していた。しかし...前回試合評でも指摘したとおり、決してコントロールが安定していた訳ではなく不安を残す初勝利だった。
案の定、その不安は的中する。
制球に苦しむヒメネスは立ち上がりの1回裏、まさに自滅というかたちでいきなり4失点を許してしまったのだ。
1番・栗山、4番・中村、5番・フェルナンデスに3四球を与えて2死満塁、秋山には一二塁間深いゾーンに鋭い当たりを飛ばされ、あわや抜けるか?と思われたものの、セカンド・内村がダイビングキャッチで抑えすかさず1塁送球するも間一髪でセーフ、8/13ロッテ戦以来5試合連続の初回先制点を献上してしまう(楽0-1西)。なおも、2死満塁で打席は西武の新外国人マルハーン。2-2と追い込んでからの5球目、決して甘くはないアウトローのスライダーを投げるも、マルハーンにしっかり踏みこまれて左中間を完全に破る走者一掃のタイムリーツーベースを浴びてしまった(楽0-4西)
特に眉をひそめてしまうのは0-2と追い込んでから出してしまった先頭の栗山への四球とフルカウントからのフェルナンデスの四球である。これはもったいなかった。4番・中村への四球は打たれまいとクサイところを攻め、歩かせることも視野に入れた配球だったので、これは作戦の1つだから止む無しのように感じるが、結果として抑えきれなかった点は痛い。
ヒメネスは相手打者のバットをクルリを空振りさせる絶対的な変化球を持っていない。そのため、打たせて取るピッチングになるのだけれど、打たせて取るには基本ストライクゾーンで勝負しなければならないのに、ここまでのヒメネスは非常にボール割合が多いのだ。
■ヒメネスの登板日別の主な成績、奪空振り率、P/PA、ボール割合

今日の試合も106球のうちボール球は43.4%にあたる46球にものぼった。与四球は5、与死球は1、いかにコントロールに苦しんでいたか?確認できると思う。
下記にヒメネスの先発マウンドの登板日別成績を掲載してみたけど、この表の右側のボール割合の欄に目を移してもらいたい。投げた球数のうちボールになった割合が40%を超えているのが、8試合中じつに5試合もあるのだ。もしこれがヒメネスのありのままの姿だとすると、残りシーズン、ヒメネスが投げる試合で勝利を祈ることはできても計算することはできなくなってしまう。
韓国球界ではどのくらいの与四球率、ボール割合だったのだろう?
当然、獲得するにはその点を楽天のフロントは調べているはずだ。それでも獲得したということは韓国球界では制球は安定していたのだろうか?、佐藤コーチが四死球数の削減をテーマに掲げている中、こんなにコントロールの悪い投手を連れてくるとは、甚だ理解に苦しむところ、なのだ。
菊池雄星投手、プロ初完投勝利
9回、34人に112球を投げて(P/PA3.29)、被安打6、被二塁打1、被本塁打1(山崎400号)、奪三振1、与四球1、与死球1、失点1、自責点1のプロ初完投勝利。
ヒメネスが6回を投げて先頭打者の出塁を許したのが4イニングに比べ、菊池は9回のうち初回と3回の2イニングのみと、好投できた原因の1つにイニング先頭打者をしっかり抑えていた点も挙げられる。
この試合最大の危機は1回表に訪れた。1番・松井稼の投手右へのゴロを自身の1塁悪送球もあり、いきなりノーアウト2塁のピンチを招いてしまう。内村に送られて3塁まで走者を進められてしまうも、高須の強い投手ゴロを落ち付いてさばいて2アウトにすると、ガルシアには外のボール球を打たせてサードゴロに討ち取り難を切り抜けた。3回にも先頭打者の出塁を許すが、続く内村をセカンド正面の併殺ゴロに討ち取りピンチの芽を摘んでいる。
序盤は制球に不安定さが見られたものの中盤に入るにつれて安定感が増した。全体のボール割合は32.1%という少なさ。テンポも良く、右打者の内角に活きの良い球をどんどん投げ込み、主導権を楽天側に渡すことはなかった。
楽天側からすれば、2回中島のフェンスぎりぎりの左飛、5回牧田のライナー性の右飛、6回内村の捉えた良い当たりも野手正面を突く左飛などなど、幾つか良い当たりはあったものの、西武守備陣にしっかりと守られてしまった。
その象徴が、8回表2死2塁で内村がライト前にヒットを放つものの、2塁走者・西村が本塁クロスプレーで完全タッチアウトになってしまったシーンと言える。
この場面は見もので、一二塁間を抜けていく打球にファースト・浅村が横っ飛びするもかなわず、セカンド・原もダイビングするも及ばず、そうして抜けていった打球を前進守備のライト・秋山が一気に本塁ダイレクト好返球という、西武守備陣の執念がみられるシーンだった。(菊池に完封させてやりたいという気持ちがナイン共通の認識としてあったのだろう)
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■西武・菊池雄星の配球図、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球

【球種別の投球成績】

■楽天・ヒメネスの配球図、球種割合
【配球図】

【球種別の投球成績】

■両軍の打席結果とカウント推移表


「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
「初球」「結果球」のゾーンの数字は下記のとおりです。

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