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〔試合評〕2011年8月2日(火) ○楽天イーグルス4-1西武。星野楽天、涌井投手相手に今季3連勝! 持ち味発揮の内村&つなぎ役で生き残りをみせる岩村ほか

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最近書いたエントリ記事

〔分析〕楽天イーグルスのあまりにも低すぎる出塁率についての一考。
フルカウント打席割合&打撃成績、四球数ほか。

http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-638.html

〔雑感〕ノーアウト2塁でのバント作戦の是非。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-641.html

月が変わって勝負どころの8月。

星野楽天は今日から8/14まで13連戦という日程が組まれている。

正直、過酷な日程だが、そのうち10試合はホームのKスタでの試合。地の利を味方につけて戦うことができるのはメリットである一方(ここまでKスタ戦績は31試合17勝12敗2分)、聖澤選手の8/1付ブログにあるように、この13連戦中屋内球場での試合は8/11の京セラドームのみ。

夏本場という中でフィールドで実際にプレーする選手達にとってみれば、Kスタでできるのは嬉しい半面、できればドーム球場も...というのは、率直な本音なのかもしれない。(一応こんなデータも・・・Kスタ以外の野外球場戦績25試合10勝13敗2分)。

戦力層が薄い楽天では特に、選手のコンディション管理・維持は重要になってくる。そんな中、後半戦は先発ローテを中5日でまわすという報道もあって、少々、心配だ。

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さて、その13連戦の最初のカードは埼玉西武ライオンズを迎えての3ゲームシリーズ。そのアタマとなったこの試合、相手エース・涌井との投げ合いになるも、新人王争いの有力候補である塩見の最後まで集中力を切らさないナイスピッチングが光った。

塩見は4回表に先頭の栗山に二塁打を打たれて、得点圏で3番・中島に「不運な」適時打を浴びてしまう。討ち取ったか?と思われた平凡な飛球は、打球を追うセカンド・高須、前進してくるセンター・聖澤の間、まさにエアポケットにポテンと落ち、これで1点を先制されてしまう。

しかし、直後の裏に味方打線がガルシアの「好運な」適時打で追い付く。1死2塁で右翼へ打ち上げた浅いフライは、ライト・熊代の経験不足からくる打球判断の誤りか?突っ込んでくれば余裕を持って取れそうな飛球だったが、前でワンバウンド、その間に同点とした(楽1-1西)。さらに6回裏。先頭の内村の粘りの四球出塁を橋頭堡に涌井から3得点。(楽4-1西)

塩見は5回以降は西武打線を散発3安打に封じこめ、7/16オリックス戦に続くプロ2度目の完投勝利で4勝目。

星野楽天はこれで涌井から今季3勝目。
(岩隈今季初完封の4/26皇子山、ルイーズ3打点の活躍をみせた6/25西武ドーム)

これで楽天のチーム成績は82試合37勝41敗4分の借金4、対ライオンズ戦9試合4勝5敗、後半戦成績7試合4勝3敗、3位・ロッテとの差は0.5のまま、となっている。

(下記へ続く)

○楽天イーグルス4-1埼玉西武ライオンズ〔9回戦〕

※西武ライオンズの安打数が4になっているが、これは誤り。正しくは5です。

■ハイライト映像


■両軍のスターティングオーダー
西武・・・1番・栗山(中)、2番・原(ニ)、3番・中島(遊)、4番・中村(三)、5番・坂田(左)、6番・フェルナンデス(指)、7番・浅村(一)、8番・銀仁朗(捕)、9番・熊代(右)、先発・涌井(右投)。

楽天・・・1番・聖澤(中)、2番・内村(ニ)、3番・高須(三)、4番・山崎(指)、5番・草野(一)、6番・松井稼(遊)、7番・中村(左)、8番・嶋(捕)、9番・横川(右)、先発・田中(右投)。

塩見、2度目の完封勝利!

9回、打者32人に対し122球を投げ、被安打5(含2二塁打)、奪三振8、与四球1(中島への敬遠気味)、1失点、1自責点。

試合前から無駄球を投げずにいきたいという報道がされていたが有言実行、前回7/26ソフトバンク戦でのP/PA(1打者当たりの平均球数)は4.66だったが、この試合では3.81と削減に成功、制球も良くボール割合は30.3%、特にストレートの球威は終盤まで落ちなかったのも、この出来につながった。また、前回に続きこの試合もフォークを有効的に使用できていた。

完投できた最大要因の1つは、打者32人中その大半で塩見有利のカウントで勝負できていた点も見逃せない。

結果球のカウント内訳をみてみると(BS表示)
0-0は打者1人、1-0は1人、2-0は1人、3-0は1人、0-1は3人、1-1は3人、2-1は4人、0-2は4人、1-2は9人、2-2は5人。

2ストライクと追い込んでの勝負は打者32人中56%にあたる18人。
ボール先行になったのは打者32人中22%にあたる7人、という内容で、西武vs塩見は初顔合わせという面はあるものの、好投塩見の前に西武打線は容易に追い込まれてしまった、と言える。

さらに、最少失点で止めることができた最大要因は、4番・中村剛也を封じこめた点だ。

この試合、中村には4打席まわってきたが、そのうち3打席は走者有の場面。2回の第1打席はイニング先頭打者だったが、4回の第2打席は1死1塁、6回の第3打席は2死3,2塁、9回の第4打席は無死1塁だった。

この4打席いずれも徹底した厳しい内角攻めをみせ、いずれも中村有利のバッティングをさせなかった。(下記配球図参照)

■塩見vs中村剛也 全4打席19球配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球


1打席目は窮屈なスイングで詰まった当たりのショートへの平凡なゴロ、2打席目も同様な振りで三塁側フェンス際へのファウルフライ、中島が敬遠気味の四球で歩いた直後の3打席目でもショートへの詰まった小飛球、4打席目にしてようやく外野へ飛ばされたが平凡なレフトフライに討ち取った。

一発はもちろん、つながれていたらピンチが拡大していた場面だっただけに、中村との対決を御したのは大きい。

楽天打線、涌井を攻略

1点先制された直後の4回裏の攻撃は1死後から山崎がクリーンヒットを出塁。続く岩村が進塁打を放ち2死2塁としたところで、6番・ガルシアの適時打で同点に追いついた。この当たりは前述のとおり西武外野守備陣の拙さから頂いた1点である要素が大きい訳だけれど(2塁走者は山崎だった)、6回にあげた3得点は自ら奪いにいったものでその価値は大きい。

まずは先頭の内村が10球粘った。5球でフルカウントになるものの、そこから4球をファウルで粘り、10球目外角高めに少し浮いてはずれたシュートをバットを止めて四球を勝ち取った。内村は7回にも2球で0-2と追い込まれるもそこから粘って8球目、3-2から四球を選んでいる。持ち味、発揮である。

内村が出塁。ノーアウト1塁で打席は高須。ここで内村は涌井から素早い牽制を執拗に受ける。打者の高須は最初から送りバントの構えで犠打を試みるが一塁線側に2度のバントファウルなどで1-2と追い込まれてしまう。しかし、4球目。内角低めの球がワンバウンドし、銀仁朗が球を横に少しはじいてしまったその隙を、内村は果敢につく。ディレイドスチールのようなかたちでニ盗を仕掛けると、慌てた銀仁朗の2塁スローイングがセンター方向へ逸れてしまう悪送球となり、内村は一気に3塁へ。1死3塁となって5球目、高須がきっちり涌井の足元を射抜くセンターへゴロヒットを放ち、楽天が勝ち越しに成功する
(楽2-1西)。

さらに攻撃は続く。ノーアウト1塁で4番・山崎。ここで涌井は全てアウトローのボールゾーンにはずれる投球となりストレートで四球を出す。これは逃げ腰、及び腰の投球にみえてしまった。

今季の対戦成績は3打数ノーヒットだが、昨年は16打数5安打1本塁打の打率.313と山崎が涌井を打ちこんでいる。さらに、山崎は楽天に移ってきてからここまで涌井から7本のホームランを放っている。これは楽天で放った投手別の本塁打で最多の記録で、おそらく涌井にとってみればその嫌なイメージも無意識のうちに表出してしまったのかもしれない。

岩村がバントで送ってガルシアが倒れて2アウト3,2塁、この日7番・レフトで先発出場の中村が悪球打ちが発動。見逃せばボールとなった低めの変化球をゴルフのスイングのようなナイスショットで左中間へのタイムリーツーベースで、この日のスコアが完成した。(楽4-1西)

この試合の楽天打線、適時打を打った中村の活躍も印象深いが、やはり、個人的に目がいってしまうのは、先日フルカウントの打撃成績を調べたこともあり、内村と岩村の粘りやつなぎだ。

内村は前述のとおり。岩村も4回裏1死1塁での第2打席、フルカウントからの進塁打は一ニ塁間を抜けようか?という強烈な当たりだった。これはセカンド・原のダイビングキャッチで阻まれてしまったが、内容としては良かったもの。続く6回無死2,1塁ではしっかりバントを決めてくれた。正直、つなぎ役になってしまっている岩村をみるのは寂しいものがあるけれど、それでも現状、岩村は岩村なりに必死にチームに貢献しようとしている。その姿勢が垣間見れたものだった。

涌井、今季楽天戦3戦3敗

いったい、今季の涌井に何が起きているのだろう?
何だか球場外のトラブルめいた報道もされているが、それら雑音が原因なのだろうか?

解説の松本匡史氏は球威の無さを指摘していた。

ここに今季の楽天戦での奪空振り率を掲載する。今日の試合、楽天打線から奪った空振りは僅かに4球。率も3.4%と、らしくない数字になっている。

4/26奪空振り率9.2% (全130球のうち空振りを奪った球数12)
6/25奪空振り率9.2% (全109球のうち空振りを奪った球数10)
8/1奪空振り率3.4% (全119球のうち空振りを奪った球数4)

球威がない、キレやノビがないのは、この僅かなデータからでも十分に伺えそうだ。【終】

■楽天・塩見貴洋の配球図、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
この試合、右打者に投げたストレートは全45球だったが、そのうち56%にあたる25球を内角に集めた。
20110802DATA5.jpg
【球種別の投球成績】
20110802DATA7.jpg

■西武・涌井秀章の配球図、球種割合
【配球図】
20110802DATA6.jpg
【球種別の投球成績】
20110802DATA8.jpg


■両軍の打席結果とカウント推移表
20110802DATA3.jpg
20110802DATA4.jpg
「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
「初球」「結果球」のゾーンの数字は下記のとおりです。

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