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〔試合評〕2011年7月16日(土) 〇楽天イーグルス6-1オリックス。塩見プロ初完投試合に水を刺す、加藤じろうアナのとんだ暴言

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◎〔分析〕楽天・聖澤、草野、高須、嶋、山崎、安打に占める単打、二塁打、三塁打、本塁打割合。2010年と2011年の比較。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-613.html

前夜、川井の今季初白星で勝利を収めて3位・オリックスのゲーム差を1とした星野楽天。

今日は中4日で先発・塩見が9回1失点、プロ初完投という素晴らしいピッチング。
打っては打線が理想的な繋がりをみせてスコア6-1で快勝!
昨日今日といい、新旧左腕が非常に良い仕事をしてくれた。

これで3位・オリックスと楽天の成績はは72試合32勝36敗4分(▲4)と全く同じ数字となり、ついにオリックスと並ぶことに成功、ロッテのナイトゲームの結果いかんでは3位タイの浮上もありえるというところまできた。

明日は楽天の予告先発は帰ってくる背番号30番。もうここまできたら一気に追い抜きたいところだ。スイープの大仕事は永井の手に託されることとなった。

Kスタ成績は30試合16勝12敗2敗(+4)、デーゲーム成績は28試合12勝16敗(▲4)、対オリックス戦8勝3敗(+5)、7月月間成績は8勝5敗1分(+3)、交流戦明け成績は21試合11勝9敗1分(+2)となった。

オールスターを直前にして3位争いが、俄然、風雲急を告げている。

(下記へ続く)

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○楽天イーグルス6-1オリックスバファローズ〔11回戦〕


■ハイライト映像


■両軍のスターティングオーダー
オリックス・・・1番・坂口(中)、2番・田口(指)、3番・後藤(ニ)、4番・カラバイヨ(右)、5番・バルディリス(三)、6番・李スンヨプ(一)、7番・荒金(左)、8番・斉藤(捕)、9番・大引(遊)、先発・近藤。

楽天・・・1番・松井稼(遊)、2番・内村(ニ)、3番・草野(一)、4番・ガルシア(指)、5番・高須(三)、6番・鉄平(右)、7番・横川(左)、8番・嶋(捕)、9番・平石(中)、先発・塩見。

星野監督は今日も打線を変えてきた。昨日、久々に1番起用されバントヒット、盗塁と3回4得点の絶妙アシストをする良い働きをみせた聖澤は今季初の休養日。今季2度目の先発出場となった平石が代わりにセンターを守る。昨日は下位にまわった松井稼が今日は切り込み隊長を務める。松井稼の1番は5/7西武戦以来。

塩見の3勝目はプロ初完投勝利!

今日最大の功労者は先発の塩見だろう。もちろん点を取らなければ勝てないし、先制&中押しと点が入ったため、塩見のピッチングも随分楽になっただろうし、その意味では打線の功績は非常に大きい。

しかし、やっぱり、今日は塩見に尽きる。9回、打者32人に対し105球を投げ、被安打6、被ニ三塁打0、被本塁打1(後藤の狙打)、奪三振10、与四球0、1失点、1自責点という文句無しという内容。

特に秀逸だったのは100球ちょいという省エネピッチングと、瀬戸際カウントを作らなかったことだ。

塩見の1打者当たりに要する球数は試合前データで3.88、それが今日は3.28と大きく改善されていた。なによりも3ボールカウントに1度もさせないという素晴らしいカウント構築をみせてくれた。ボール割合も23.8%と低く、さらに18球のファウルのうち2ストライクから粘られたのは僅か2球。ファウルでストライクを稼げていた。

このような理想的なピッチングができた背景にはストレートが最後まで走っていた点が挙げられる。さらに前日のブルペンから良く落ちていたというフォークの出来もここまでの中で最高レベルだった。

ストレートではゴロアウト5個、フライアウト5個、奪った空振り2球と威力を発揮。
さらにフォークではゴロアウト3個、フライアウト2個、奪った空振り12球とこちらも上々。

ここまでの塩見というと、どうしてもストレートとスライダーによるストライクゾーンの左右を使った組み立てが主だった。そうならざるを得なかったのは落ちる球が有効に機能していなかった理由もあったのだが、今日はフォークの状態がすこぶる良かったため、球種割合はストレート44.8%、フォーク28.6%、スライダー21.9%、カーブ4.8%と、スライダーとフォークが逆転している。これが好結果に繋がった。ストライクゾーンの左右に加え、高低でも打者と勝負できた点が、非常に大きい。

奪三振10個はプロ最多だが、その球種内訳をみるとストレート2個、フォーク8個となっている。特に圧巻だったのは2回から3回にかけて。打者7人と対峙して5個の空振り三振、いずれも面白いように追い込んで、面白いように落差のあるフォークを振らせていた。

エース級の投手に成長するには絶対的な球種が必ず1つは必要である。その意味で今日のピッチングで塩見がフォークになんらかの手応えを掴んでいたとしたら...今後へ向けて期待がもてると言えそうだ。

理想的なかたちでつながったイーグルス打線

楽天打線は制球に安定さを欠くオリックス先発・近藤を前に1回2回とチャンスを作るもののいずれも凡退、しかし3回に遂に捕まえることに成功する。

先頭の松井稼に対して近藤の投球がアウトコースにばらつき投手責任の四球でノーアウト1塁。続く内村はバント失敗があったものの、すかさず松井稼がニ塁を陥れて今季9個目盗塁成功で内村のミスをカバーする。

1死2塁の得点圏で3番・草野が一二塁間を痛烈に破るライト前ゴロヒットを放ち、松井稼が2塁から生還、楽天が機動力を活かした星野監督が目指す理想的な点の獲り方で先制する。(ちなみに松井稼の盗塁が得点に結びついたのは9度目にして初)(楽1-0オ)

本塁クロスプレーの間に一気に進塁した草野を2塁に置いて4番・ガルシア。この三遊間の当たりが、サード・バルディリスの横っ飛びグラブの先を抜けるレフト前ヒットとなり、1アウト3,1塁のチャンスを構築。この後5番・高須が討ち取られたかに見えたショートゴロに倒れるも、6-4-3の併殺崩れの間に3塁走者が2点目のホームを踏むことに成功した。(楽2-0オ)

一方、塩見は4回表に後藤に狙い撃ちのような一発を被弾する。楽2-1オとなり1点差に迫られるも、イーグルス打線は6回に再び、いまだ制球が定まらない苦し紛れのピッチングを展開する近藤を一気に攻め立て、今度はマウンドからひきずりおろすことに成功した。

先頭の高須、鉄平が連打でチャンスを作り前夜に続くノーアウト3,1塁、ここで横川が気迫で内野の頭上を超えてもっていったようなライト前のフライヒットを放ち、これが適時打。楽3-1オとなる。

さらに嶋の送りバント、岩村の四球、松井稼凡退と続き2死満塁で、内村がセンター頭上を超える走者一掃のスリーベースとなり、楽6-1オ。

(余談ですが、ちょうど嶋が送りバントを決める寸前に、契約しているプロバイダの一時的な技術トラブルでインターネットが繋がらくなり、内村のスリーベースをリアルタイムで拝むことができなかった(泣))

終わってみれば、草野の先制タイムリーが決勝点となったので、打の功労者は草野を挙げるファンが多いのかもしれないが、ぼくは次の点で内村を推したい。

試合前データでパリーグのチーム得失点差は

ソフトバンク・・・122点
日本ハム・・・86点
オリックス・・・▲34点
ロッテ・・・18点
楽天・・・▲50点
西武・・・▲3点

で、依然、楽天が最下位を記録。楽天が3位進出をしっかりと確実なものにしていくには、まとまったプラスの得失点差に改善していくことが求められる。そのためには、昨日のスコア4-0や今日のスコア6-1など、点差が離れた勝利はマイナスの得失点差を埋めていくという観点で、非常に価値あるものになってくる。

その意味で、楽天の中で最も長打を期待できそうもない打者の代表格・内村の、センター・坂口の頭上を超えていく走者一掃のスリーベースは値千金の一撃となった。

4得点となった6回裏無死1塁、鉄平の打席内容の件

楽2-1と1点リードの状況である。昨日の聖澤のように、この打席の鉄平も投球前からバントの構えで、初球から送りバントを手堅く決めるのではなく、バスターやセーフティバントを企図したり(いずれもファウル)、一見「煮え切らないパフォーマンス」が続いた。

この場面でも、昨日同様、ご多分に漏れず、解説の鈴木健氏はきっちり送るべきだと厳しい口調で指摘した。

ところが、結果はフルカウントからエンドランで打って出て、ライト前へフライヒットを運びノーアウト1塁から一気にノーアウト3,1塁へと絶好の好機拡大となった。

これをみた加藤じろうアナは「怪我の功名、送りバント失敗だったんですが、ヒットでつなぎます」と実況してみせた。

昨日の聖澤も今日の鉄平も相手にアウトを与えずにヒットでつないでチャンスを広げたことが、得点を生みやすい土壌を作り、その後の大量得点につながっているのは、誰の目から見ても明白だ。

前述の得失点差ではないけれど、仮に鉄平がきっちりバントを決めてこの回1点をもぎとったとする。そして楽天がそのままスコア3-1で勝利したとしよう。しかし、それではこの試合の得失点差は+2にしかならない。実際はスコア6-1となり、鉄平がつないだことで+5の得失点差を生み出した。

新戦力や助っ人が軒並み(あえてかなり厳しい言い方をすれば...本心ではありません)ハズレくじの今季、長打が望めない楽天において、コツコツコツコツ点を取って1点差、2点差で勝利を重ねても、一方で3点差4点差の敗戦が続けば、マイナスの得失点差はどんどんかさんでしまうこととなる。

ここで誤解の無いように丁寧に書くと、僕はきっちり送るバント作戦を否定はしていない。そのような状況も確かに存在する。しかし、どんな状況下でも判で押したようにきっちり送るバント作戦は、芸がないのでは?と思ってしまう。高校野球ならまだしも、野球界の頂点に君臨するプロ野球、もっと想像力を刺激させてくれるパフォーマンスをみたいところなのだ。

時と場合により、積極的にアウトをやらずに塁を進めて好機を拡大させる作戦は、楽天のような長打が望めないチームにこそ、必要なのだ。

あの場面、鉄平はそれを必死に打席の中で模索し、試行錯誤し、達成してみせた。

確かに鉄平の調子はいまだ本調子とはいえないが、バットに球を当てる技術やバントヒットの巧さには定評がある。その鉄平のプレーは、もちろんベンチも認めるものだったはずだ。(あの場面はサインだった可能性が高いからだ)

バスターを試みても打球はファウル...セーフティーバントをしにいってもまたまたファウル...

確かに、こういう視点で見ると、怪我の功名、結果オーライ、と映るのだろう。しかし、鉄平の目標がノーアウトでつなぐことにあったと理解できれば、バスターやセーフティバントのファウルは、その目標達成への過程にすぎなかったことが理解できる。つまり、それらは加藤じろうアナが言う「失敗」ではなく、「積み重ねの結果」がライト前ヒットだったのだ。

ここで再度、丁寧に書くと、確かにあの場面は手堅く送りバントでも良かったかもしれない。それは否定しない。と同様に、ノーアウトでつなぐことを目指した鉄平のプレーも決して否定されるべきものではないはずだ。

加藤じろうアナがのたまわった「怪我の功名、送りバント失敗だったんですが、ヒットでつなぎます」は、あえてこう言おう、とんだ見当違いの発言だった、と。

あ、最後に...今日の試合見逃した方はぜひ上記のハイライト映像、観て下さい。草野選手のヒーローインタビューが、あ・ま・り・に・も、面白すぎて、抱腹絶倒モノです!【終】

■楽天・塩見貴洋の配球図、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110716DATA9.jpg
【球種別の投球成績】
20110716DATA11.jpg

■オリックス・近藤一樹の配球図、球種割合
【配球図】
20110716DATA10.jpg
【球種別の投球成績】
20110716DATA12.jpg

■両軍の打席結果とカウント推移表
20110716DATA7.jpg
20110716DATA8.jpg
「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
「初球」「結果球」のゾーンの数字は下記のとおりです。

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